22 共犯者
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>>316 [喋るなと言ったわけじゃないと言われて、ソレはそうだと手を打った。 もう一度、今度は逆にチャックを引いて、ぷはっ、と息をする]
んー…テッドくん、こんな言葉があるらしいよ? 「明日やろうはバカヤロウ」。 …後回しにしてできるなら、今から少しずつはじめてもいいんじゃない? あとでやるって言ってるテッドくん、果たして本当に「あとで」できるのかな?
[相手を好きになれば別かな?と変わらず笑みを浮かべた。 ご飯をどうするか問われれば、こくりと頷いて]
私も食べる。 いこ!
[テッドの手を引き、ご飯へまっしぐら]
(1) 2010/07/28(Wed) 23時頃
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ヒ…ヒヒッ。ハハハッ。
なんだろうな。今夜は…ひどく血が騒ぐ…。
…最近どうも腹が減るんだよな。
月のせいなのかねえ。
[そう呟くと一人の部屋で窓を開け、空を見上げた。]
今日はまだ月は満ちていない。
半分の、不完全な月だ。
[ 星の瞬く空を見上げる。
そこには上弦の、既に傾いて地に向かう月。]
しかし、人間側の祭の全容は随分変わってしまったんだな。
やりにくい。
[ 舌打ちに似た囁き。それは音声を伴わないが、確かにニュアンスを伝えていた。]
生贄がきちんと用意されていない。
まあこれは今に始まったことではないが……。
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>>3 >>4 ん? へってるよ?
[なんで、と首をかしげつつ、その理由に思い当たれば]
ふふ…。 …だって、恋で一杯になるのは胸だもん。恋じゃお腹は膨れないよ? 恋愛は恋愛、ご飯はご飯。 それに、私は今一応お相手もいないしね。 胸もお腹もぺこぺこだよ。
[言って、楽しそうに料理を皿に盛る。魚、にく、野菜…バランスよく取って行く。 途中で双子の片割れの姿に気がつけば、ニコリと笑って]
オスカーもお疲れさま。お魚食べる?
[などと、彼の分も取り分けただろうか。 そんな風にして、前夜の晩餐は過ぎてゆくのだった]
(14) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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双生児 ホリーは、テッドやオスカーの皿にさらりと野菜を大盛りにしたかも知れない。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
[祭の準備を間近で見ていたヘクターは、既知の事であった。]
……。
そろそろ警告すべきかね。
[しばらく無言で何か考え込んでいたが、ぼそりと呟く。]
やれやれ…文明や科学様の力ってかァ?
ケッ。おめでたいね。
[皮肉めいた嘲笑を共に広場を上から睨みつける。]
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
双生児 ホリーは、感動する片割れ>>22に、どういたしましてと笑みを浮かべた。 {4}
2010/07/28(Wed) 23時半頃
[ くつくつと愉悦に満ちた嗤い声が聞こえる。
その艶めいた響き。]
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時頃
――ガキはたっぷり食って、大きくなってもらわねえとなァ。
くくっ。
[「捕食者」の眼で立ち去るトニーの後ろ姿を追っていた。]
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
あーあ…いいねえ……。
[くくく、と同じように哂う声。この心地好い感覚の共有は本能的なモノだろう。]**
―祭前夜の夜―
[ 駆けて行くイアンの背に、叩きつけるように声無き哄笑が上がり、真黒の森に響き渡る。
それを聞く者は、驚きに打たれ羽ばたく夜の鳥と――
――もうひとりだけ。]
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−朝−
〜♪
[いつも通り、鼻歌など歌いつつ村のまわりをぐるりと散歩。 ホリーの日課だった。 まだ村の中はうっすらと朝靄に包まれている。 と、不意に、視界の端に何かを捉えた]
…? 何だろ…?
[見慣れないものに首をかしげ、一歩、二歩と近づいていく。 そして…]
あぁ…。
[「ソレ」がなんなのか。なんだったのか、きづいた。 しかし、気付いた上でなお、取り乱す様子もなく、ソレの足下まで近づき、しゃがみ込む]
(79) 2010/07/29(Thu) 11時頃
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…そっかぁ…赤に染まっちゃったんだ…。 やっぱり、村長さんが嘘つきだったから…怒ってるのかな?
[そんなことを小さくひとりごち、くすくす笑った。 しばらくそうして「ソレ」を眺めていたので、もしかしたら誰かに目撃されたかも知れない。 しかし、ソレで目撃者に何をどのように問われても、いつも通りの調子で「さぁ?」「来たときにはこうだったから」等と答えただろう**]
(80) 2010/07/29(Thu) 11時頃
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双生児 ホリーは、店番 ソフィアの指輪をそっと触りながら、顔のあった辺りを眺めている**
2010/07/29(Thu) 11時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 11時頃
双生児 ホリーは、「もしかしたら自分がやったと思われるかな?」とも考えたが、気にせずその場にじっとしている
2010/07/29(Thu) 11時頃
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あ、オスカー。
[背後から片割れに声をかけられれば、いつも通りおはよう、と笑みを向けた。 いつも通りの姿が、この場にはひどく不釣り合いで、周囲の目には異様に写るだろうか。 しかし本人はそんなことを気にした様子もなく、せいぜい、時折鬱陶しそうに蠅を払うくらいだ]
ソフィアさん、白くなる前に赤くなっちゃったねー。 あ、でも部分的には白いか。
[ぽっかりと空洞になった部分に対になって並ぶ白い柱を見て、呟く。 オスカー以外の気配に気がつけば立ち上がって振り向き]
おはよう、ピッパさん。
[にこり、と、やはり笑みを浮かべ、挨拶をした。いつもどおりに。 そして、朝靄がいつの間にか晴れていることにきづけば]
あ、もうそろそろ朝ご飯の時間かな?
[傍らにいたオスカーに問いかけた]
(93) 2010/07/29(Thu) 12時半頃
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>>96 あ、イアンさん。おは…。
[後からやってきたイアンが大声をあげれば、驚いたように目をつぶり、耳を塞いだ]
…もう、どうしたのイアンさん…いきなり大声だして。 ビックリするじゃない。
[目の前の光景には驚かず、大声を出したくらいでビックリするじゃない、と眉をしかめる。 何とも滑稽な話かもしれない]
…ピッパさん本当に大丈夫? なんか顔色悪いよ?
(100) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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双生児 ホリーは、双生児 オスカーに促されれば、その通りに移動しただろう
2010/07/29(Thu) 13時頃
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>>101 [彼の言葉を聞いて、ようやく、あぁそうかと合点が行ったようだった]
…でもまぁそういっても、いつかはみんな還るわけだし。 確かに、私も最初の頃はその時のこと考えたら怖かったけどさ。 でも、ちょっと考えたら…ねぇ?
[いつか死を迎えるのは当然のことでしょ、と言いたげに首を傾げる]
あーぁ、それにしても…。 やっぱり村長さんが嘘ついたから怒ってるのかなー。 今日は誰になるんだろ。
[空を仰いでひとりごちる。 思い出されるのは幼い頃に聞かされた恐ろしい祭りの話。 そして、先日偶然聞いてしまった、今は亡き村長の独り言]
(106) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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>>102 うん、食べる!
[弟の問いに笑顔で答えた]
オスカーは食べないの? こんな時なのに?
[普通の人は真逆に考えるであろうことを、心底不思議そうに問いかけ]
食べておいた方がいいと思うよー? あと何回食べられるかわからないんだから。
[心残りないように、ね? と笑みを浮かべた。 そしてピッパの言葉には]
そっか…大変だね?
[心配そうに彼女を見つめた]
(107) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 13時半頃
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[オスカーの言葉に、あれ?と首を傾げるも、すぐに、あぁ、と頷き]
そうか、お祖母ちゃんにあの話を聞いた時、オスカーはいなかったんだっけ。
[思い出される昔の記憶。そういえば、あの場にオスカーはいなかったような…。 いたのかもしれないが、恐怖ばかり覚えていて、他のことがおぼろげだった]
昔おばあちゃんがお祭りについて話してくれたの。 私が知ってるのは、それと村長さんの独り言だけ…。 きっと村長さんも、神様を蔑ろにしようとしたから、バチが当たったんだよ。
[断片的に聞こえた村長の言葉。 その時は何とも思わなかったが、村長が死んだとき直感的にそう思った。 あの時村長は、祭りを終わりにする…そんなような内容のことをいっていた気がする。 そしてそれは、昔聞いた祖母の話と照らし合わせると、「神様との約束」を破る行為だと、ホリーは思ったのだ。 もっとも、約束の詳細を知っているわけではない。ホリーが知っているのは、「お祭りをします」と、神様と約束をした、ということだけ]
(111) 2010/07/29(Thu) 15時頃
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双生児 ホリーは、オスカーが戻るなら、一緒に家に戻った**
2010/07/29(Thu) 15時頃
[ 閉められた扉の前に、冷ややかな瞳の獣がひとり。]
―祭前夜の夜 / 襲撃現場―
[イアンが立ち去るまで、木陰でじっと気配を殺しながら辺りの様子を見張る。
やがてイアンが完全に見えなくなるのを確認すると、楽しそうに動かなくなったソフィアへ近づく。]
…へぇ、ソフィアにしたのか…。
こりゃ意外だな。
アンタなら別の獲物を狙うかと思ってたぜ。
[黒衣を纏った姿で現れると同胞に話しかける。]
―祭前夜の夜 / 襲撃現場―
[ 目を細め、現れた同胞を見遣る。]
別に、誰でもさしたる違いはないだろう。
[ 気怠るげな声音。
顔に垂れ掛かった長い髪を、首を振り、面倒臭そうに振り払った。]
腹が減ると言っていたな。
喰いかけで良ければ喰うがいい。
まだ肉は残っている。
[ 足元に屈み込み、草叢からソフィアの首を取り上げる。
愛らしかった美貌は恐怖と苦痛に引き歪んで見る影もない。
彼はその頬に飛び散った血をぞろりと舐め上げた。]
[ソフィアの側に膝まづくと、スカートに溜まった彼女のまだ温かい血液を両手ですくい上げ、ゆっくりと祝詞を上げる。言語こそ聞き慣れないものだったが、意味は神像への祈りと同一であった。]
『――どうか、常に我らと共にあれ』
敬愛と畏怖……我らと共に…。
[そして両手に満たされた乙女の血を一気に飲み干す。]
[ 同胞の挙動を何の感情も窺えない眼で見下ろしている。]
「狼」は序列を重んじる。アンタが上、俺は下だ。
それくらいわかってらあ。
ソフィアを選ぶのも、アンタが先に喰らうのも、当然の事だ。
[血を飲み終えると、しゃがんだままそう答える。
そして、一瞬歓喜で身を震わせたと思うとソフィアに喰らい付く。]
そうだ、そろそろアンタの真名を教えてくれよ。
そんで…俺にもアンタから真名をつけて…くれねえか?
仕事があれば言いつけな。俺はアンタに従うぜ。
[口元を拭ってそう言った。]
真名……ね。
[ その呟きに冷笑と――一抹の寂寞が篭っているようにも感じられる。]
前にも言ったが好きに呼べばいい。
お前も気に入った名があればそれを名乗れ。
俺には命名の権利を行使する気はない。
[ 鋭利な刃物の如き笑み、ソフィアの首を片手に掲げたまま、若い同胞を眺めやる。]
[日の光で照らされた、極彩色の肢体を見て、昨夜の「久々の恍惚」を思い出していた。
その一方で、村人の「忘却」の罪に苛立ちもしている。]
ヘッ、そうだな。
まぁいつも通り呼ばせて貰うわな。
[粗方喰い終わるとふぅ、と一息つき冷たく笑う彼を見上げる。]
あーあ…まだ足りねえなあ。
儀式…コレが始まりの合図か。
てめえらが何を忘れているか、思い出させてやらねえとな。
[ソフィアの頭部を苦々しく見た後、視線を上げる。]
そういえばあのよそ者だが、どうするよ。
騒がれると面倒だぜ?
悪い奴じゃねえみたいだけどよ。
それに奴の滞在先と言い、奴を呼んだ理由と言い…。
リンドクヴィスト…。気に入らねえ状況だな。
[「食事」を終えると立ちあがり、乱れた外套を再び纏うと、長髪の同胞にそう問うた。]
泉の神には乙女の首(こうべ)を。
聖なる樹には地の果実を。
泉に供物を捧げ終えたら、一度村に戻る。
月が沈んだら、それを聖樹に納めに行こう。
お前が手伝うと言うならその時に。
[ 同胞と大地に転がった屍骸に背を向け、森の奥に向かって悠然と歩き出した。*]
今は放っておけ。
そのうちに、な。
[ その対象が新聞記者であるのか、リンドクヴィスト家のことであるのか。
定かにはせぬまま、声は消えた。*]
…ああ。そうだな。
彼女の魂と肉体も、我らの祝福された場所へ。
[鋭く氷を思わせるその声に少し圧倒されたか、それ以上は何も言わず、森全体が闇に包まれる時を待つ事にした。]
[ヴァンルナール家の代々の家長は、古くから人狼を熱心に崇拝していたようだ。
(人狼と「契約」を交わしたのも、遡れば彼らの祖先に当たるのかもしれない。)
ヘクターは当然実子ではなく、「実子として」家に迎えられているに過ぎない。
対外的には、ヘクターの「祖父」が家長だが、実質的に実権を握っているのはヘクター自身であった。
――尤も、それについて知っているのは、ヴァンルナール家でもごく限られた者のみである。
ヘクターは彼らを「キツネ」と呼び、彼の命令は、対外的に「祖父が出したもの」として実行されていた。]
「約定」はやはり忘れ去られている、か。
[ 平静な声音。]
……それもそうか。
[ 小さく鼻を鳴らす。]
お前の言った通りだ。
彼らは忘れてしまった。
[ 遠巻きにソフィアの死体を眺めながら騒ぐ人間たちを凝視し、同胞に語りかけた。]
ああ、そうだな…。
[苦々しい思いで吐き捨てる。
――我らを思い出す者はおらぬか?思い出しても畏れから口に出さぬだけか?]
村の年寄り共もどれだけ使えるやら。
[ヘクターを補佐する立場にある「キツネ」も、人口が増え、近代化へと向かう村に対し絶対的な力までは持っておらず、祭の形骸化を食い止めるには限界があったようだ。]
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 00時半頃
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―回想― >>169 そう。 多分、だけどね?
私も詳しくは知らないの。 私が知ってるのは、昔の村の人が神様と約束をしてお祭が始まったことと、お祭の夜に…。
[お祭の夜に…なんだっけ? そこだけ記憶に靄がかかる。 確かに祖母に聞いたはずなのだ。しかし、思い出せない。 そこがかつて、祭りの要であったはずなのに…。 自分はソレを聞かされて、怖くて怖くて、何日も眠れなくて、家に閉じこもっていたはずなのだ。 …外が怖かった…何故…? 特に夜が怖かった………何故…?]
えーっと…。
(260) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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[一瞬。ほんの一瞬、笑顔がゆがむ。 あの話を聞いて以来、抜け落ちてしまった…いや、無意識に押さえ込んできた怒りや、悲しみ、焦り、そして恐怖…。 記憶の靄の奥を覗こうとして、それらが水面に小波をたてる。 一際波が大きくなり、靄のむこうに手が届きそうになって…]
(―――チガウ シ ジャナイ カエル ダケ …)
[…カチリ……。 再び、無意識がそれらに鍵をかけた]
(261) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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―引き続き回想― >>169 >>170
[ゆらり…一瞬ホリーの体が揺れ、うつむく。 しかし、特にそれ以上変わった様子はなく、顔を上げたときには、またいつもの笑顔が張り付いていた。 …そう、ホリーもまた、ソフィアの死に対してショックを受けていたのだ。 ただ、本人もソレに気づいていないだけ…。 その大きなショックが、10年以上も封じ込めてきた、人間らしい色んな感情や、恐ろしい記憶の鍵を緩めさせた。 だが、寸でのところで、自身を守るために無意識が働いたのだ。 もし、今それらが一気に解き放たれれば、今からでも泣き叫んで気絶しても、不思議ではなかっただろう。 しかし、そんな様子も見せず、困ったような笑顔をオスカーに向ける]
ごめん、なんでだったか忘れちゃった。 でも、とにかくお祭はしなくちゃいけない、っていうのが約束だったの。 それを村の長である村長さんが破ろうとしたから、村長さんは罰を受けた。 そして、それでも怒りが収まらなかった神様が、ソフィアを還らせちゃったんじゃないかな? …あれ、神様じゃなかったっけ…?
[…神様が…? いや、神様ではなかったような気がする…神様が直接ではなく…祖母は…]
(265) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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…ミツカイサマが…。 …そう、ミツカイサマだったかな。そんな風に言ってた気がする。
[ソレが共通の呼び名だったかは定かではないが、少なくともホリーの祖母はそう言っていた]
(266) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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―引き続き回想― >>170 [食のすすまないオスカーをよそに、普段どおりに食事を取る。 オスカーに声をかけられれば、ナプキンで口の周りを拭いてから]
…変なオスカー。 別にどうもしてないよ?
[ほら、と、手を差し出し、握っては開いて見せたりする。 …どうかしてしまったとすれば、ソレは10数年も前の話だろう。 祖母に話を聞いた少し後から、ホリーは人間らしい感情の一部を封じ込めてしまったのだから。 もしホリーに人並みの感情が残っていれば、ああも平然とはしていられなかっただろう]
あはは、大げさだよ。 そんなに取り乱すほどのことでもなかったじゃない。
[言って、ごくりと水を一口のみ、食事を続けた]
―了―
(270) 2010/07/30(Fri) 01時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 01時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 02時頃
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−井戸の近く−
アレ、みんな集まってどうしたの?
[その場に集まった面々に微笑を浮かべつつ、軽い足取りで近づく。 いつも通りの調子なのだが、今は返ってソレが不気味に映っただろうか]
なになに? 相談事?
[そして話がソフィアの事件のことだと知れば、あー、と呟いて]
ミツカイサマ、今夜も来るのかなー。 神様の怒りを鎮めるのに、あと何人くらい生け贄が必要なんだろう?
[神様の怒りを鎮めるための生け贄。 これは祖母に聞いた言葉ではない。 ただ、ホリーの中では、今回の事件は『祭りを止めようとしたことに怒った神様を鎮めるための行為』という解釈がされている。 それ故、そう言う言葉になったのだろう。 だが、事実は想像とは違うかもしれないし、その可能性の方が高いだろう。 もし真実を知るものが聞けば、内心首をかしげたかもしれない]
(290) 2010/07/30(Fri) 10時半頃
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>>293 …? …あ! ヴェスパタインさん!
[彼の視線には、微笑を浮かべたまま首を傾げ、その場を立ち去ろうとすれば呼び止めようと声をかける。 もし立ち止まったのなら、彼の元まで走り寄り、声をかけただろう]
ヴェスパタインさんも気をつけてね? ミツカイサマや神様を怒らせないように、お家でじっとしてた方がいいよ? もしかしたら、時間がたてば神様の怒りも静まるかもしれないし。 ね?
[いって、にこりと笑った]
(294) 2010/07/30(Fri) 12時半頃
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−ソフィア発見現場−
[あのあとしばらく井戸で話して、日も傾きかけてきた。 ぶらぶらとあるいていたら、気付いたらここに足が向いていたのだ。 ソレが横たわっていた部分には赤黒いシミが跡を残している。 ホリーはソコに朝そうしたように座り込み、黒にそっとふれる]
…。 …。 …。
[ふれたまま、どこか焦点の定まっていない瞳でなにかを呟いていた]
(297) 2010/07/30(Fri) 13時頃
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……っ。 ………すぅ……は…ぁ…。
[ホリーはスッと立ち上がりゆっくり深呼吸をする。 それからそっと胸に手を当て、赤黒いシミを、その焦点の定まっていない目で見つめた]
…っ。
[と、突然、そのシミの上に身体を投げ出し、ソレがあった場所に仰向けに寝そべった。 そして二度三度…しばらく浅い呼吸を繰り返し、やがてもう一度深呼吸をして、ゆっくりと目を閉じた]
(300) 2010/07/30(Fri) 13時半頃
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双生児 ホリーは、やがてそのまま眠りにつき、目が覚めたときにはここに来た事すら忘れているだろう。
2010/07/30(Fri) 13時半頃
双生児 ホリーは、誰かに声をかけられるまでは眠っていたかもしれない**
2010/07/30(Fri) 13時半頃
[何故忘れる・・・何故・・・
こんなにも人の子は愚かだったのか?
我等が慈しみ護ってきた者らよ
幾度の潮の満ち引きと共に、汝のその英知はいずこかへ消えてしまったのか]
[ 同胞の憤りがじわりと伝わってくる。
「声」は殆どの場合において、音声による言語以上にその感情を能弁に伝える。
彼は伝わる怒りの感情を、舌の上で転がすようにじっくりと吟味した。]
[聖なる樹、聖なる泉に捧げられし供物は、
再び人へと巡るだろう。
その肉体は人として大地に還そう。]
双生児 ホリーは、暗くなり始めた事件現場で寝息を立てている
2010/07/30(Fri) 22時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 22時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/30(Fri) 23時半頃
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―回想 少し前 事件現場―
ん…。
[うっすらと目を開ける。 風がそよいでいて気持ちが良い。 陽に光に緑が透けている。 どうやら、まだ昼を少し過ぎたころらしい]
(あれ…私、どこで…)
[ここはどこで、何故自分がここで寝ているのか。 ふと気にはなったものの、押し寄せる睡魔には勝てず、そのまま再び意識を手放した]
(342) 2010/07/30(Fri) 23時半頃
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