人狼議事


191 忘却の箱

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ヤニク! 今日がお前の命日だ!


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2014/09/11(Thu) 20時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

-中庭で-

[駆け寄る男の目の前で、青年は見る見るうちに花に覆われ、包まれ、楽器に絡みつく花々の中で、しかし微かに笑っていて]


―――わかった、おやすみ。


[つぶやいた言葉に>>4:113に掠れた声でそう返す。
花の塊の中にぽつんとアコーディオンが残されていた。]

(35) 2014/09/11(Thu) 22時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

-昼前、診察室-

[半ば狂気めいてペンを滑らせる。1文字でも多く、彼らがここにいたことを残したくて。

その狂気を引き留めるように小さなノックが響く。>>2]

クリス―――どうしたんだい?

[微笑み診察室へ招き入れると、いつもと違い、彼女はふわりと微笑った。
はにかむように、躊躇いながらもゆっくりと言葉を紡ぐ。
それはいつもの天真爛漫な彼女とは少し、違っていて。]

(37) 2014/09/11(Thu) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

―――薬を……?

[それは、小さな決意。>>4]

いいのかい…?そうしたら、君は―――

[思わず聞き返す。

太陽のように笑っていた彼女のほほえみは、今はまるで昨日の夜の月明かりのようで。

ゆっくりと、ゆっくりと、言葉を続ける彼女の横顔はどこか安らかで。]

(38) 2014/09/11(Thu) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

―――そうか。

[必死に笑顔を創ろうとして、それは半ば泣き顔のようになっていたかもしれない。]

クリスは、決めたんだね。

[途切れた言葉の隙間をつなぐように、ポットからコーヒーを注ぎ…彼女にも勧める。
その白くくゆる湯気は彼女の金色の絹糸のような髪の毛に触れて消えた。]

(39) 2014/09/11(Thu) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

昨日から――みんな次々に咲いてしまって。
サミュエル、マーチェ。ペラジー、セシル。ヤニク。

……クリスもそうなったら、僕は少し寂しいかもしれないな。

[心が疲れていたのだろうか。男はらしくもない言葉を言ってしまった、と少しだけ後悔した。

彼の仕事は、患者たちが安らかに「咲く」のを見守ることなのに。]

(40) 2014/09/11(Thu) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[彼女の口から、小さく謝罪の言葉が出る。>>6]

――謝らなくて、いいんだよ。

[去ろうとする彼女に、気の利いた言葉を掛けようとして、口から出た言葉は自分の感傷をさらにはっきり浮かび上がらせるだけで。

出ていく彼女の背を見送るしか、できず。


老医師の言葉が耳の奥で何度もなる。]


だめだな―――


[独り言ち、コーヒーを飲み下した。
いつもよりも、苦く感じた。]

(41) 2014/09/11(Thu) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

-診察室-

[金色の髪の少女が去ってからどれほどたったか。
またドアが開く。]

―――シーシャ。

[泣き腫らし、感情を喪失したような、泣き疲れた子供のような顔で彼は「それ」を差し出す。

砂色の、花弁。たくさんの。]


ズリ、エル。

[おうむ返しにつぶやき、その顔を見る。絶望した、その瞳の奥の深い悲しみに。]

(43) 2014/09/11(Thu) 23時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[受け取った花をそっと診察室のベッドへ並べる。
一つ一つ、丁寧に。それは、まるで弔いの儀式だ。

そうしてすべてベッドに並べ、その花を見つめながらそっと泣き疲れた青年の頭をなでる。]


―――ありがとう。

[自分が看取れなかった悔しさよりも、この苦しみを彼に背負わせてしまうことが、つらかった。

彼がそこを立ち去るまで、男はずっと彼とズリエルを見つめ続けていた。]**

(44) 2014/09/11(Thu) 23時半頃

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