103 善と悪の果実
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[ばらばらになった言葉は、どんな色だったんだろう。 ノイズが混じって、呼吸がうまく出来なくて。
どうして、作り物の眸から 雫が 落ちてくるんだろう――…**]
(26) anbito 2012/09/30(Sun) 04時半頃
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/* やあ、KUZU様…。
[烏がニタリとしたよ。]
/* 畜生、烏め…! あっち行け!
[隅で震えている。]
/*
畜生、温室育ちの餓鬼が。 俺を笑うな!
[怯えた目が、少女の澄んだ目を見ていた。]
/*
笑う?
…――いいえ、不思議なだけよ
[それまで周囲にはいなかった、不可思議な存在。
何をそんなに怯えるのかと、好奇にきらめく瞳はまっすぐに向かう]
[何故、死者の姿が見えるのかなど。
呪詛の声を聞きすぎて、
もはや疑問にも思わなくなってしまっていた]
[―――――――…歌が]
[嗚呼、歌が聞こえる]
[心の臓を掴まれそうな、儚く美しく恐ろしい旋律が]
畜生どもが………
[惨劇の舞台に、憎悪と怯えをぐちゃぐちゃに掻き混ぜたような
声が、雑音のように、歌声に―――…重なる。
揺らめく影は何処からか。
左胸から絶えず血を流す亡霊が、霞んでは、消え
林檎を中心とした二つの影を見ている。]
――――――――…ぼくは、だれ?
[父は浮浪者、母は貴族]
[父は名も知らぬ国の、母は由緒正しき血統の]
[その身は女にしては大きく、男にしては華奢であり]
[善を知り、悪を覚え、他者を翻弄する蛇となった]
[本質は望まれるままに。
生きる為に唯、その性質を入れ替えて来たにすぎぬ。
"答え"は何処にもない。何も、ありはしない]
[学者は奥歯をかみしめる。
いつでもその命を終わらせることができるように。
毒を其処に仕込んでいた]
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――遠い記憶【被験体・0678】――
[埋め込まれた撥条は、ギリギリと狂った音を立てていた。
人の体に、人とは違うものを交える。 それも行き過ぎた――延命措置の為などでなく――新たに命を生み出すような行為。 成功すれば神にさえ成し得る、研究。
神が、それを許すはずが無かった。]
(52) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃
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【被験体・0678】
身長 --- 148cm 体重 --- 34kg 血液型 --- A(RH+)
仔細 --- 子供用内臓機導入後、身体的特徴の変化。 白い肌は浅黒くなり、髪は脱色。 年齢に不相応な学習能力の高さを見せる。 尚、内臓機は安定して動いている模様。 反面、身体的成長は著しく低下。 身長体重、共に何の変化もなし。
(53) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃
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[艶やかな黒髪は色褪せ、荒れた鉄錆の色になった。 白かった肌は廃油交じりの浅黒いものに変わった。 眸の色は作られた、黒。 濡れた烏の色のようだと、少年は思った。
体の成長が止まったことは、誰よりも少年自身が理解していた。 関節はギチギチと成長しようと鳴り響くのに 痛みと歯車の軋むような音だけで、それ以上身長が伸びることも 体重が増えることも無かった。
一年もしない間に、少年は色々な知識を手に入れた。 そして創られた人間たちが保管された、この“楽園”から逃げ出す事を決める。 多様な薬品があるこの研究施設を壊すことは、簡単だった。 大規模な爆破は、少年の手によるものである。 生き残ったものは居ないともされる粉塵の中。 生きることに固執した少年は、ただ一人、生き残っていた――…]
(54) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃
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―差し出された手―
[眸の調子が可笑しい。 作り物の眸から、ぱたぱたと何かが零れ落ちている。 肺も可笑しくなったらしい。 呼吸がうまく出来なくて、僕は小刻みに殺した息を吸い上げる。 その姿はまるで、子供が嗚咽をかみ殺しているような。]
っ…、……
[刹那。 痛んだ髪に落とされる手のひらは、生きていた時に僕の頭を撫でたもの。 頭をゆっくりと上げる。]
(55) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃
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………――――
[どうしてこの人は、こうして僕を“何度も”撫でるんだろう。 この邸に来て、二度目。 彼が覚えているかは知らないけれど、あの日にも、きっと。
掛けられる言葉は無い。 それは不安でたまらなくて。 子供に戻ってしまったんだろうか。 僕は23歳の、子供の形だけを持つ大人の筈なのに。
この人が、手を握るから。 この人が、頭を撫でるから。
僕は──、何が、欲しかったんだろう?]
(56) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃
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[差し出された手に、恐る恐る手を伸ばした。 暖かな右手を、その手に指に絡める。 彼が目を閉じるなら、僕が目を開けて手を引こう。
暗闇の向こう側。 光があるかなんて知れないけれど。 真っ黒な眸は、きっとこの為に与えられたものなんだ。
楽園に背を向けて、僕らはきっと扉をくぐった―――……**]
(57) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃
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――遠い未来の想像:あたたかなてのひら――
おかあさーーーん!!
[少年は走っていた。 秋に染まる草原の中を。 黒い眸に、浅黒い肌、秋色の髪を風に揺らして。
土に汚れてよれよれになったシャツ。 きっと、こんなに汚してっておかあさんに怒られる。 でもそんな時、守ってくれる大きな手がある事を少年は知っていた。]
おとうさーーーん!!
[走る。 飛びつくようにジャンプすれば、きっと抱きとめてくれる温もりがあるだろう。 擦り寄って顔を上げれば、頭に添えられる手。 それはどこか懐かしい。]
(58) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃
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[少年の右足には輝く銀のプレート。 そこに刻まれた文字は―――――………**]
(59) anbito 2012/10/01(Mon) 03時半頃
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―扉をくぐる前―
……………。
[怯えた姿はどこにあるだろうか。 鈍い銀の運命に結ばれた相手を、烏は探す。 見えずとも、声は届くだろう。 大人びた音が唇を動かした。]
ジョセフ殿。 “僕”はいつでも、貴方を見ていますよ。
[僕という暗闇は憎悪、悪夢、嫉妬、色々な姿となって。 怯える彼をただ只管に見守っているだろう。
…――例え怯えからとしても、闇を退ける力があったのなら。
いや、これは僕が口にしたって無意味なものだ。 だから笑って見せた。 嘲うのでなく、年相応の、それで。]
(60) anbito 2012/10/01(Mon) 04時半頃
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いずれまた逢いましょう、愛しい人。
銀の運命は断ち切れなど…しないのですから。
[子供らしさの無い言葉を別れの挨拶にして。
綺麗な歌声の重なる中、僕は楽園を飛び去った**]
靴磨き トニーは、メモを貼った。
anbito 2012/10/01(Mon) 04時半頃
/*
……大好きだよ?
可愛い、可愛い、ポーチュラカ。
[ちゅう]
/*
にゃ、にゃあああ!!!(*ノノ)
私のほうが
ずっと、ずーっと
兄様のこと好きですわ!!
(ぎゅう)
/*
こうして、ぼくの赤ボッチ率が果てしなく上がっていくんだ。
[すねた**]
ジョセフどのは、やはりすてきだなぁ、ほくほく。
まだ一店舗めだからまじめにお仕事にもどるよ!
/*
ふふ、素直な子は好きですよ。
[ポーチュラカ様、なでなでなで]
…烏様には、ジェフ様がいるではありませんか!
赤には引き込むことが、できませんでしたけれども!
もう少し、お話しする時間が取れればなぁ、と。
烏様に対しては、本当にもだもだなのです。
守る って…
[伸ばした手は、赤い手は黒蝶の翅へと伸ばされ
羽ばたこうとするそれを、逃しはしない、と握り締めた]
――扉をくぐる前に――
[烏の背を追い掛ける目に、殺意と怯えが消え去ることはない。
輪廻の環に囚われるまで。
何度でも何度でも、この運命を抱くのだろう。
扉の向こう側に消える背に、羨望を抱くことは出来ず。
―――女を、子供を手に掛けて。
今はまだ沈んでゆくばかりの輪廻だ。]
その目。 刳り貫いてしまえば、良かった。
[震える口唇が、小さく呟いた。]
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