139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】
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――夜――
[かつてアラハバキは、まつろわぬ民と共にあった。
しかし、民が追いやられるたびに、己の名も他の神の名に刷り変わっていった。
そうして静かに荒神は忘れられていき、彼自身もまた自らの正体を忘れていったのだった。
辛うじて残った神力と信仰によって高天原に身を置きながら、細々と与えられる人々の祈りにまた感謝しながら、彼らの安寧を願う日々を送っていた。
そのなかで見えてきた、大切にしたいと思えるもの。
守りたいと思えるもの。]
[何故、血が流れたのかは知らない。
どれだけの量だったのかも分からない。
ただただ、]
傷つけたのか 彼女を
[焦がれた相手の血が流れたこと、憎くて憎くて仕方なかった。]
『古き神を祓え』
『穢れだ お前らも穢れなのだ』
[醜さを増す音を纏って、黒衣は一歩一歩近寄る。]
[何かの術に失敗したのか、意識を失った月光の神。
彼の体の傍らに立ち、左手で空をまさぐる。
右手には、鉄の鋏。
きらりと輝く、繭糸を]
……。
[じょぎり。
黙したまま、切り落とした。]
君にも
恋しいと思う相手が
憎いと思う相手が
いるのだろうか?
―聞こえているのだろう?
[おもむろに袂から花を取り出す。
竜胆。]
えやみぐさ か……
[可憐に開いた花を
ぐしゃり
握りつぶした。]
ええ、ええ、聴こえておりますわ
[聞こえた問いかけには、そう返事をして。
少し、考えると、昨夜のことを思い出し眉を寄せる]
……その前に。言い忘れたことがありました。
何事かを成さねばならぬ、己を律して立たねばならぬ
常にそうではどんな神とてきっと疲れてしまいましょう
何もできなくても良いのです、志乃をご覧くださいな
力も身体も弱いけれど、どうにか毎日生きておりますわ
憎いのならば聴きましょう
つらいのならば呼んでくださいまし
どこにあっても此の先ずっと、わたしはあなたを忘れはしません
お兄さまといい、あなたといい、
志乃の周りには放っておくと独りで勝手に思い詰める方ばかり。
これでは心配で夜も眠れませんわ、少しは頼って下さいな
[祟り神による責め苦も、抱えた傷も、
そんなに軽いものでないことくらい分かるけれど。
それでも冗談目化した口調で言えば、息を吐き]
焦がれるような恋は未だ知らないけれど――
……きっとこれが、志乃なりの愛なのでしょう
[己は案外人間味の薄い神なのやもしれぬ、と苦笑した**]
[記憶がないのだろうか? 声は、確かにこの方なのに。
おかしなことを問う祟り神本人と、それを知る己と。
なんと白々しい会話だ――我ながら、そう思う]
(それでも、責め苦を忘れていられる時があるなら)
[少し嬉しゅうございます、と、笑みには温かなものも込めて]*
/*
あ、了解です。任されたー!
多分これから表ウト・朧・置壱揃っていろいろアレなことになりそうですが、面倒だったら適当に切り上げて下さいね…!
――夜のこと――
[聞こえてくる、涼やかな琴の音。
周囲の羽音のせいで不協和音にも聞こえるが、そこにはまだ清さを感じられた]
……ありがとう。
[ 怨恨たちに目的などない。
つらいつらい、お前も堕ちろと呪うばかりだ。
けれど彼女が己を覚えていてくれるのなら、かろうじての自我を持っていられる。
最終的には、神を堕とす行為につながろうとも。]
[男にはわからなかった。
何故、優しくしてくれているのか。
うれしかった。
同時に、辛くもなった。
汚れなくてもよいはずの若い神が、男に巻き込まれて怨恨の只中にさまよいこんだ姿。
そんなことは望んでいなかったのに。
古い神を祓い、若い神に未来を託す。
男は― は、それを望んでいたのに。
祟り神に憑かれたことで、ただの憎しみに駆られてしまいそうになる自分が憎い。]
君が、共にいてくれるというのなら。
私は、君を
祓うべきなのだろうね。
[何もできなくても良いと許してくれる心を、清いと思う。
頼ってほしいと相手を思う愛が、美しいと思う。
囚われてほしくない。
自由になってほしい。]
/*
やあ恥ずかしがりの祟り神だよ。
間に合えばでいいんだけど
「襲撃描写は墓下と地上に合わせる。」
と皆に告げてくれないか。
――そして、新たな夜に――
[黒衣を引きずり、右手に鉄の鋏。
足取りは重い。
荒れ狂う音の中、琴の音を探し、進む。]
/*
ありがとう。
[聴こえた、声。
内心の葛藤など知らず、笑うように]
ありがとう、と。仰って下さいましたね。
志乃はその言葉だけで救われたのですよ。
あなたのことを、わたしは何も存じません。
ただ、手を取っただけ。声を聴いただけ。
それでも、愛おしいと思いますれば。
わたしはわたしの望むまま、愛しただけ。
この高天原への未練といえば、
ただひとりの兄を道連れにする申し訳なさくらいのもの
――……お好きに、なさいませ
[近付く足音に、*囁いた*]
[左手で、琴の糸をたぐりよせ。
右手の鋏で
*―縁を切る音*]
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