人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


[抗う方が、楽。そのジリヤの言葉は、すとんと私の胸に落ちてきた]

……ああ、そうなのね。

[私は、知識を求めている。第二図書室で本を読むことを求めている。
それが私の優先順位の第一であるように、ジリヤは抗うことを求めているのだろう]

ジリヤには、諦めないでいてほしいと思うわ。

[その姿を愚かだと思いながら、それでも。
折れてしまうジリヤは、見たくないと思った]


ここから出られたら……?

[誰かから投げかけられた質問に、考える。
聞き慣れない声だった。私はここに10年いるのに、聞き慣れない声だった。
けれど私は、ついさっきまで独房の存在も、知らなかったのだ。
知らない誰かがいたとしても、多分不思議なことではないのだ]

……わからないわ。私は外の世界を覚えていないから。
でも……そうね。思い切り空を飛んでみたいとは、思うわ。

[大きすぎる私の翼で。本物を知らない、夜の、空を]


【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ 回想・秘密棟 庭 ]


……あーあ。 逃げられちゃった。


[ 僕は至極残念じみて、声をこぼした。

土が抉られ、また抉られた土が周囲へ跳ぶのを見ながら。
>>67遠ざかる背中に、―――背中に、また、ぼくはひとりになる。

寸分、重なった「獣」と「獣」のてのひら。
どれ位の間、僕以外の誰かに触れなかっただろう。 僕はまだ温もりの残るそこを、今度は柔く握りしめた。

     拒絶。容認。そして、―――拒絶。

繰り返されたことだ。いつだって、その渦中に僕は居る。
――ああ、こうだから早く、『排他』が無くなったら良いのに。
そう思っても、どうせ実験はまだまだ、まだまだ。続くんだろう。 ]

(75) 2015/07/10(Fri) 22時頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ 故郷のにおい、おと。もう全てが遠い。 今はただ、何の色とも分からない、>>66僕に背中を向けてしまった彼が僅かに吐いた息が、音が、耳に残る。

鮮やかな腕を抱き込んだ姿は、まるで人形を抱き締める、人間の幼子みたいだった。 …そんなことを思いつつ。]


―――…そう。まるで、「奪われそうな何かを守る」、みたいな。


[ 僕はてのひらを開いて、やがて元の位置へ戻した。
そのまま、抉られた土穴を尻目に僕も背を向ける。 彼との距離が、遠くなる。……その距離が、そう。 外の世界まで広がらなければ、いい。それで良いんだ。僕の立場は 。

だって、さみしいのは、僕だけじゃない 。
彼の瞳が、震える唇が、ひどく心を抉る。 ]


僕はいつまで、此処に居るんだろう?


[ ほたりと長く見ない、雨が落ちた気がした。 ]*

(76) 2015/07/10(Fri) 22時頃

鉱滓地区 チェビイは、メモを貼った。

2015/07/10(Fri) 22時頃


【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ 現在・第一棟廊下→ ]


[ ちかちかと電球が頼りなく光る、渡り廊下を通って、僕はひたりひたりと足音を鳴らし歩いた。
道中振り返ると、少しばかり、土の跡が付いていたけど。 …まあ、いいか。

そのまま真っ直ぐ進んで、お腹のなるのを他所に、プールの方へ。
――ああ、でも。腹拵えするのも良い気がする。…けど、どうせ動くなら後の方が、いいかなあ。 なんて思ったりして。

………良く作り上げられているこの施設は、便利で、不便だ。

きっと何千年もこの中で生きていけるだろう。 たとえ上で戦争が起きても、ウチュウジンが侵略しに来ても。
だって 何百年、既に僕はここで過ごしたのだから。]

(83) 2015/07/10(Fri) 22時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ BGMも何もない廊下には僕の不気味にさえ思う足音だけが響いた。ひたり、ひたり。 真夜中だれかが見たらホラーじみて、怖がられたかな 。

僕はそのまま突き当たりを右に曲がった。 ……プールの入り口に入れば、既に誰か先客が居たかもしれない。

そしてプール行く途中、長髪を揺らめかす影を見付けることさえ。もしかしたら。 ]


……かさつく、なあ。


[ ……衣服の下を指先で撫ぜると皮膚がめくれた。
はらはらと皮が落ちるのを放って、滲む赤をゴシゴシと拭い広げる。すると鈍い痛みが、内部に広がった。

…ああ、だめだ。施設には鮫が、居るんだった。 僕は慌てて( と言っても、そんなに素早く動けてないけど。)水で流して、ハンカチで縛った。――これで何とか、彼の嗅覚を誤魔化せるだろうか。

…亀のクリームとか、無いのかなって。 あまり普及されない「ぼくたち」の道具を恋しく思う。

―――そうして、それから。
何も無ければ、僕はのろのろとプールに体を浮かべてみただろう。 その差中、人影を見たなら、様子を見てその場から去ろうとすることだって 。]**

(84) 2015/07/10(Fri) 22時半頃

チェビイは、マユミの影をどこかに見た気がした。

2015/07/10(Fri) 22時半頃


…………かあさま。

[夢見る私が零した寝言。
きっと目を覚ませば、忘れてしまう]


― 寸刻 ―

[ ――― ”ぼくら”の声が聞こえる。

 ヒトという生き物に諦めを抱く梟に
 僕よりも強く激しく外と自由を希う針鼠

 呼吸器で覆われた鮫の声を聞いた時は
 普段聞くより幾許か 鮮明に聞こえて
 彼の難儀な重装備ぶりを思い出す。

 ……それまでは、よかったのだけれど。

 ”彼”の声に 僕は押し黙る。 

 ( だって そいつは )

 どうしても 脳裏にちらつかされた「鍵」が過って
 ジリヤに「鍵」の話なぞをしたらと考えたら
 ふるりとひとつ 背筋が震えた。 ]



  ……そとを飛ぶきみは
    きっととても綺麗だと おもう。

    見たいな そんな日が来たのなら。


[ 暖かな月夜も 冷たい雨の夜も 
 僕はどちらも知っているけれど
 きっと彼女が飛ぶ空は 星に包まれている。

 繰り返すことも
 喉を詰まらす事もなく出た想いの言葉は、
 誰に聞かせるでもなく、零れた。*]
 


[本物の空は、青いのだという。
本物の夜空は、月が光り、星が瞬くのだという。
空から雨という水の雫が降ることもあるのだという。
どれも私は知らない。知らないけれど]

……ありがとう。

[フィリップが翼を羨んでいることは知っている
色を持たない私が、夜を飛んでも、きっと闇に溶けてしまうだけだと思うのに、フィリップはきっと綺麗だと言ってくれる
モノクロの私より、フィリップの方がよほど綺麗だと思うのに]

そんな日が来たら、いいと思うわ。

[来るとは思っていない。けれど、来たらいいと思う。
外の世界に出て、私が夜の空を飛ぶ日。
そんな日が来たら、フィリップに見せてあげよう。
そう、それに……]


私の翼は大きいから。
一人くらいなら、連れて飛べるかもしれないわね。

[空に憧れているフィリップを連れて、飛ぶことだって、できるのかもしれない。
もしも、そんな日が来るのなら]


[ 夜は梟が思うほど暗くはない。
 月があって星があって
 人里が放つひかりは 空の雲が反射して
 山に雪があれば空まで青白く照らすんだ。

 その中じゃあ、僕の持つ色は意味を持たず
 空を切り取って飛ぶ 彼女の闇は
 どれだけ映えるだろうと 思う。]

   そうだね、そんな日が来たらいい。

[ 誰にも見つからず 兄と2人見上げた夜空を浮かべて
 僕はそこに彼女の影を重ねあわせる。

 夜空を渡す、白鳥の十字の上へ重なるように
 彼女の翼が 伸びた気がして。]

   きみが居てくれたら  …僕も鳥になれるね。

[ そらへ、と 憧れを乗せた瑠璃の目が 細く笑った。*]


【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ プール ]

[       ―――ぞわりと、 粟肌が立った。

まるで敵意を向けられているような、 「悪い」視線が僕に絡んでいるような。
    この感覚は、 何百年もの間に、何度だって。
僕は鈍い。亀だから仕方が無いと、馬鹿にされることもある。
―――この鈍さが、命取りになることだって。 ]

        モ、スキー ト 、

[  壁際、ひやりとして、陰りのあるそこに凭れようとしたところで、>>131落とされた影。背後から聞こえた音。
振り返ったときにはまた遅く、 ―――どんな嗅覚してるんだよ、とさえ、思ってしまった。

被せられた面体。 きらりと輝くレンズの奥、目を細めてわずかに見えた「色」。
星の流れる、綺麗な空。 深い、宙のいろ。……とは、全く違う。獰猛な、いろ。 ―――その焦点が僕のものと重なり合うのは、あっただろうか?

背中の付け根から飛び出る尾に触れる指先は、何のため?――なあんて、そんなの、 ]

(146) 2015/07/11(Sat) 02時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

      僕を、食べる気?


[ レンズ越し。 僕は唇を開いて、彼に声を投げた。
届くかどうかすら不安な声を。―――ヒトの言葉を。 ]**

(147) 2015/07/11(Sat) 02時半頃

[返ってきた同意の言葉に、私は来るとは思わない未来を思う。
そんな日が来るとは思っていない。けれど、願う自由だけは私にも許されているはずだ。
願うことは、人間にだって止められないはずだ]

……フィリップは、鳥だわ。

[私が居なくても、と言外に滲ませて。
私は、私たちはこういう生き物なのだと思っている。だから、フィリップが自分のことを欠けた生き物だと感じることは……それは、悲しいことだと思った。
百科事典によると、飛べない鳥もいるらしい。
フィリップは鸚哥だけれど、夜明け頃、第二図書室から自室に戻る時に聞こえるフィリップの歌声は、金糸雀のようだとも思うのに]

フィリップは、鳥だわ。

[だから私はもう一度、そう言った]


[ 僕を鳥だと 祈るように願うように響く声
 いつもの彼女には珍しい 力が篭められていて

 朝靄の図書室で 彼女の羽を羨ましがりながら
 その翼が本来拡がるべきだった
 外の世界の夜空の話をしたときにも おなじように
 彼女は、僕も同じ鳥だと 言ってくれた。

 あの時伸ばした手は 彼女の羽に届いただろうか。

 瑠璃の目に憧憬ばかりを乗せてしまうのは
 彼女には少し迷惑だったかもしれないけれど]

   僕も夜空に行けたら、唄うよ。
   ………鳥だからね。

[ それでもやっぱり彼女が居なければ夜空は行けないから
 小さな声には ちょっとの苦笑が混ざった。]



―――頭を撫でれば、落ち着くんですかねえ……


―― 一間 ――

[ ひとが羽や鱗を生やせばいい、という針鼠には小さく息を漏らし笑った。獣人に獣を足すのも可能なのだろうか、それこそ“    ”みたいだ。

 ――体はともかく、その実験体の心は今度はどこにいくんだろう。獣かひとか。新たに宿った獣だろうか。
 心、と梟の告ぐそれに1つ、首を傾げた。まざりものの体に宿るのは、果たしてどんな心なんだろう。

 同じになれるわけがない、という2人の声に淡く頷く。どうしてもわかりあえないのなら、いっそ領分を分けてしまえばいいのに。]

 ああ、…あそこ。ありがとう。

[ 返る返事に秘密棟、と面体下を歪めつつ、礼を告げる。“イカレ”と称される女医の姿を見たいわけではなかったが、獣を人にするなんて考えには興味があった。*]



[ 2羽の“とり”の声をききながら。
 ひたりと水に浮くよう、“よぞら”に映るその姿を描く。
 夜のそらを縫う彼女の姿は。彼がうたう姿は。きっととても、冴え冴えとはえるのだろう。

 合間、漏れ聞こえた微かな声色には、首を傾げ微かに、かあさま、と反芻する。“かあさま”って、なんだろう。*

 ――やがてぐるりと頭を回し、声の正体を探りながら。
 これなら、ひとに見つからずこっそり相談事もできるんじゃないだろうか。――例えばそう、「自由」を得るための。

 実際反抗を図っている針鼠の彼女へと、(離れてる以上意味があるのか知れないが)視線を向けつつ。]


  ……誰かと出て行こうとか、思わなかった?


[ 首を傾げては、小柄な体を思い返す。針があるとはいえ、少女めいた体躯では限度があるだろうにと。
 ――そういえば、同じくらいの“猫”の少女もいた気がするけれど。ここでの声は聞こえているのだろうか、とぼんやり思い巡らせながら。]


【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ プール ]


         ……悪い子だなあ。


[ 僕は言った。 理性なんて覗けない、いやもしかしたら寸分、残っているかもしれないけれど――>>166本能に呑まれたくろを見据えながら、目を細めた。

      『 食べたら、だめだよ 』――と。


遠い昔。施設で育って、また幼少の頃から知る彼に、今日とて変わらぬ姿で伝えたならば、その欲を止めることもできただろうか?


      『 ここは海じゃないから、 』
      『 ヒトで居たいなら、食べてはだめだよ。 』


雑音に染まって、ぼやけた脳裏に浮かぶ過去の窓が、……きばをのぞかせた彼を、映す。 ―――妄想じみて、…いやもしかしたら、妄想かもしれない。 だって僕は、むかしむかしなんて。 ]

(188) 2015/07/11(Sat) 20時頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ


      ここは海じゃあ、ないから。

[ まるで無垢に、純粋に問われた声に、僕は恐怖なんて抱かない。 だって「仕方が無い」んだもの。 彼の本能は、食欲は。

                  ―――僕が冬に、長いねむりに就くように。


乾きやすい僕の尻尾に手が触れかかるのを、横にずれて避けた。へたに千切られたりしたら、たまらない。 鮫に喰われる亀は海亀だけで十分だ。 亀は亀でも、僕は海亀じゃあない。

ぱさりと落とされたフードのした、ヒトのように、またその瞳と同じくろい髪には―――宙に似た感覚を思い起こさせながら。 ふるり、首を揺らした。 また、彼の「おねがい」にも、鼻を鳴らして背いた 。]


      君の黒は、深海のそらだなあ。


[ ―――言いながら、僕は彼に手を伸ばした。

彼の持つそらに手を掠めさせながら、おねがいしてまで欲に従うその姿と、間抜けにも手間取る姿に腹が擽られる感覚を持ち。
ぱこんとそのマスクが外れた矢先、覗けたきばには感嘆さえ思いながら――― ]

(189) 2015/07/11(Sat) 20時頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ ―――やがて、僕はその鼻先を、摘み引っ張った。 ]


食べられたら、死んじゃうだろ? 僕、しにたくないから。


[ そのまま前へ引っ張り倒して、逆に壁へと押し付ける。

―――ただ彼がひどく抵抗を起こせば、押し付けることは愚か、鼻先に触れることさえ難しかっただろうけれど。


        記憶に貼り付いた、いつかの景色が。
        僕の生存欲を掻き立てる 。 ]

(190) 2015/07/11(Sat) 20時頃

鉱滓地区 チェビイは、メモを貼った。

2015/07/11(Sat) 20時頃


[私の知らない、あるいは覚えていない、外の世界の夜空の話を聞いた時、私は知識を求めて本を読む時と同じくらい、もしかしたらそれ以上に、未知なるものに対して知識欲が満たされる充足感と、憧憬を覚えていたかもしれない。
伸ばされた手には、瞬き一つ分の驚きを示したけれど、フィリップの翼への憧れは知っていたから、そっと翼を広げてみせた。鳥籠で生きていくには大きすぎる私の翼を。
伸ばされるフィリップの腕の蒼碧や、真紅の爪を私は綺麗だと思うから。だからきっと、それはおあいこなのだ]

楽しみだわ。

[きっと、そんな日が来ることは、ないのだろうけれど。
それでも、そう返した私の声音には……そう、“幸せ”の色が、きっと微かに混じっている。そんなもの、私は知らないはずだったのだけれど。
私の翼は、一人で飛ぶにはきっと少し大きいから。
外の世界の夜空は、一人で飛ぶにはきっと広いのだと思うから。
飛べないフィリップの声には苦笑が混じるけれど、それを言うなら私は歌えない。だからきっと、それもおあいこなのだ。

――――……きっと。きっと。きっと。
そんな日は来ないのだろうと思う未来に、私はたくさんの「きっと」を重ねていく]



[         梟と鸚哥がそらを飛ぶ。 星の欠片の流れるそらで。

      その場にいれば、僕は首を擡げて彼らを見つめるのだろう。
      きらきら照らす、ひかりの舞台で、 彼らが踊るさまを見届けるのだろう。
      手元に揺蕩う水中では、 鮫が呼ばれて来るのだろうか?
      水に堕ちた月に肌を重ねて、深海のくろに夜空のくろが混ざり合うことも、あるのだろうか。

      僕は陸続きの岩場で、 空を眺めて、そのまま夜が明けるまで。―――]

        ―――――。

[ はた、と僕は目を瞬かせた。 いま僕は何を考えていたのだろう?
こてりと首を傾げると、やはり口元の機械がかちりと鳴った。

ぼうやりとした思考の奥。 隙間を通り抜けて届いた声は、―――「獣人」の脱走計画さえ、覗けるかもしれないもの。 ]

        ………。

[ 締め付けられる胸は、なんだろう? 僕はぎゅうと胸元に手を当てたまま、 引き続き耳を欹てた。 ]**


[ジリヤへと投げかけられた質問に、小さく息を飲んだ。
抗い続けるジリヤですら、ここから出られるとは思っていないというのに、その質問は、まるで]

誰かと一緒なら、出ていけると、思っているの。

[私のその呟きは、質問だったのか、それともただの独り言だったのか。
私自身にも、その境界は酷く曖昧で、だから返事が来ることは、期待していない。
声の主に、漏らした寝言を聞かれてしまっていることも、知らない]


["猫"である私にも、当然獣たちの言葉は届いていた。

けれど、人間への感情も、外への思いも、何もかもの価値観が、私とは異なっている者たちに。

それらの事で、何を言う事があろうか]


【人】 鉱滓地区 チェビイ


[ ぱちりと、浮かんだ ” 理性 ”に、僕はほぅと息を吐いた。
獣同士の力比べも、 また若い頃より衰えた人としての力比べも、彼に到底勝てないから。
だから、壁に押し付けた、彼が。 …その唇から漏れる、苦悶の色。歪む人の顔。―――「 抑制 」と「 躾 」の狭間で、その限界を測って、――きっと、長くは続かないだろうと思った。 ]


      …わるいこだなあ。モスキート。


[ 叩かれる腕に、僕はいつもと変わらない顔で、声で、返した。
逸らされかける瞳は、頬をぺちんと叩いて咎め。諦念の色を滲ませたのには、こてりと首を傾げた。
僕の濡れ髪から、雫が零れる。ぱたぱたと落ちる。音。

「処罰。ほしい?」

からかいに染まって投げたそれに、彼はどう返しただろう。
秘密棟に閉じ込める。 実験される。 痛みに悩まされて、また出てくる。 ―――そして、 ]

(249) 2015/07/12(Sun) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ



      あのね。モスキート。
      君に好きに生きて、食べてもらうこと。僕は願うよ。

      でも、僕は…僕”も”、いちどでしんでしまうから。


[ 一度で死んでしまうから。 そしたら、鶴に怒られてしまう。恨まれてしまう。
 一度で死んでしまうから。 そうなったら、今みたいに、処罰を軽くできないから。


      ―――死んでしまったら、 夢は泡沫に、弾けてしまうから。 ]


(251) 2015/07/12(Sun) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

      ……君はどうしたら、” ここ ”で、誰かを食べないでいてくれる?

[                ――無期限に。

……そんなこと、言えなかった。僕は続けようとした声を唇に閉じて隠した。
僕の血濡れた腕を食べたら、君は止まるの? 僕を全部食べたら、君は止まるの? 海には到底及ばない、プールに放して、何もかも自由にさせたら 、君は。


          ――止まらない、だろ。

            「 本能 」は。

       ………人間だって、そうじゃないか。


虚しさが胸をせり上がる。無期懲役的に閉じ込められて、そのまま。 寿命で散った命も、殺傷分も、実験ミスも、いろんな死に様を見た。

では、長く生きてしんでしまうのと、 そとに生きてしんでしまうのでは、どちらが良いのだろう? ( ほしぞらも、 見えないまま、僕もいずれ )。 ]

(253) 2015/07/12(Sun) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

      ねえ、モスキート。お腹が空いたなら、ご飯たべようよ。


[ 僕はこてりと首を傾げた。
濡れてずり落ちる機械を直しながら、床へ落ちた彼のくつわを拾い上げて、また彼の背からも手を離した。
他に何か用事があるなら、とプールを尻目に見ながら、彼にくつわを手渡して。 ]

      君の知りたいお話をひとつ、してあげるから。

[            ―――ああ、だから彼は余計、外を焦がれてしまうのかなあ。なんて。

       でも、僕はそれ以外に、正しく欲を止める方法を知らなかった。 ]**

(255) 2015/07/12(Sun) 01時半頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:チェビイ 解除する

処刑者 (3人)

チェビイ
3回 (5d) 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.125 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび