207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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血は絞ったけど、グレッグ特製の毒だ。 解毒剤があったとしても、あいつしか場所知らないだろうな。
後は体力勝負だと思うが。
[取り乱す船長の姿>>1は、違う意味で鬼気迫るものだった。 取り敢えず動かしたくはないが、と医務室へのベッドへ 運ぼうとする。
視界にホレーショーが見えれば、一瞬だけ目を閉じた。]
あんたも、手を貸せ。
[人を押さえろだの、船長にサーベルを向けたジェレミーが 言う事を聞くとも思えないが、ギリ―を運ぶのに手がいると。]
(6) 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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……あんたは……。
[船長を神の様に信望していた男の姿はそこに無かった>>3 立ち去る男のサーベルは、次があれば容赦無く こちらに向くだろう。
こんな姿を見せたと知られれば、他の連中からの 恐怖も薄れてそれこそ秩序は消えるだろう。]
(9) 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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ギリ―、お前は死ぬな。
[自分の肩に刺さったナイフの事は黙ったまま。
もうこの船の秩序は壊れるだろう。
その時、船長の傍にいる事が出来るのは、きっと。]
お前しかいないだろう。
[意識を手放した男の耳を撫でた。
毒の治療もしない自分は……きっと。]
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……助かる。
[まさかジェレミーが手伝ってくれるとは思わず>>12、 一瞬目を丸くしたが、素直にギリ―を共に医務室のベッドへ運び、 改めてギリ―の傷を洗い続ける。 左肩に刺さったナイフの毒に浸食されていると判っていても、 この時ばかりは人ならざる体力に感謝した。
それが、いつまでも持たないと判ってはいたが。]
セシル。そこの綺麗な布取ってくれ。
[ギリ―に声を掛けるセシルに気付けば、血止めでは無く 血を吸わせる為に指示を出す。]
(17) 2014/12/13(Sat) 01時半頃
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[自分のやるべき事をやったとばかりに医務室を去る ジェレミー>>22に掛ける声は無い。
ただセシルとの会話や、船長に掛ける声を静かに聞きながら、 用意された布>>18で淡々と治療を続ける。
左腕に感じた違和感に、僅かに眉を寄せた**]
(26) 2014/12/13(Sat) 02時頃
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……はあ。
[グレッグのことを殺してしまったと、溜息を吐く。
ホレーショーはきっと私のことを憎んでいるだろう。
だが、しかしこれでミナカが助かるなら。
……物静かな豹からの聲が聞こえないことには、まだ気づかない。]
ヴェラ、そちらの方はどうなった。
返事をしろ。
[先ほど煩い声がどうのと言っていたのを
最後に聲が聞こえない。
確かにヴェラのこちらを刺す冷たい瞳には
いつ裏切られるとも知れない恐怖を覚えてはいた。
だが仮にも同族だ。
いつか彼のことを仲間と言える日が来るのではないかと、
思っていた……]
[ギリ―の治療をしながら船長の聲を思い出す。
そしてギリ―の行動も船内の惨状も。
どれも浅はかな自分の行動が原因だ。
切り捨てる事をしない船長やギリ―、そして単に慣れ合いを嫌い
我関せずなのかも知れないが、だんまりを続けてくれたヴェラ。
彼らに報いなければと、ただおろおろする心を叱咤する。]
ギリ―。死ぬなよ。
[その米神を軽く撫で、溜息を吐いた船長に頭を下げた。]
申し訳ありませんでした。
[あなたにそんな顔をさせた事。]
あんたもギリ―も。護るから。
[どんな形であれ、全力で。
左肩がずくりと痛んだが、笑みだけは変えずに。]
ヴェラも……って……返事が……。
[彼は護る事も護らせる事もしないだろうと、判っていたが。
それでも少しでも歩み寄れたら。
そう思っていた相手が、船長の聲に答えない事に首を傾げた。]
[大丈夫だと思いながらも、胸騒ぎは止まらなかった。]
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− 医務室 − [ギリ―の治療をしながら、背中で船長とセシルの会話を聞く。 絶望の道化の下にある人間らしい一面。
もっと早くこれを皆が知っていたら、恐怖と絶望は何か 違っていただろうか。
そんな事をぼんやり思いながら、浅く速かったギリ―の呼吸が 少しずつ落ち着きを取り戻していく様子に深く息を吐いた。]
このまま数日持てば、多分大丈夫だろう。
[身体の何処に障害が出て来るか判らない。 グレッグが使う毒に、毒消しがあればと、昨日治療した ギリ―の耳の傷に触れて気付く。]
(55) 2014/12/13(Sat) 13時頃
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[左手の感覚が無くなっている。]
(56) 2014/12/13(Sat) 13時頃
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[思わず左手を握り締め、開いてはみて、感触を確かめるが 動きはするが反応は鈍い。
そこで漸く自分もナイフを受けていた事を思い出した。
今毒消しがあったとしても、間に合わないだろう。 だがもしまだ毒が残っているなら、 毒消しもあった方が良いに違いない。]
(57) 2014/12/13(Sat) 13時頃
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セシル。すまないが、グレッグの部屋一緒に漁ってくれるか? 毒消し、もしくは毒か何か探して欲しい。 悲劇に酔った馬鹿に見つかって、全員の料理や 酒に毒を入れられたらたまらん。
[料理長がそんな事を口にしていた事も、その料理長が 息絶え、獣もまた息絶えた事を知る事も無い。 最後の料理が毒入りはゴメンだと。 セシルに頼んだのは1人でグレッグの部屋に入るには 躊躇いがあった事と、アリバイもあった。 セシルだけに頼まなかったのは、グレッグが昨夜の事を 何かに残していないかと不安を持ったから。
もっとも、既に彼の残した瓶はホレーショーの手に渡っていたが。]
(58) 2014/12/13(Sat) 13時半頃
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ギリ―、目醒めたか? 気分は? 手は痺れたりしてないか?
[セシルの呼び掛けに応える様に、 意識を浮上させたギリ―>>44の様子に 慌てて彼を覗き込み反応を見る。
どうやら大丈夫のようだと、死に損なったと口にする ギリ―に苦笑し、優しく声を掛けた船長に噴き出しそうになった。]
(59) 2014/12/13(Sat) 13時半頃
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あんた本当に父親の様だ……。
[黒指輪の呪いかどうかは判らないが、
ヒトで無くなった今が絶望でも恐怖でも無い、全く違う姿になった。
元々それを隠して耐えていただけなのかも知れないが]
大丈夫。あんたのギリ―は生きる。
[ポン、と初めてその肩を叩いた。]
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船長の言う通りだ。少し休んでろ。 何か飲むものと食うもの持って来てやる。
[毒消しはその後だ、と先に第二甲板へ向かい……。 惨状を知った**]
(60) 2014/12/13(Sat) 13時半頃
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……ニコラスと、ヴェラが……殺された。
[第二甲板で知った事実を、紅い聲は絶句しながらも告げる**]
父親か……。
[肩に置かれた感触に、30年以上前もそうやって父との触れ合いがあったと思い起こす。
少年の名はシャルル・ド・ポンメルシー。
文学をこよなく愛し武芸に長けた内気なそばかすが目立つ愛らしい少年であった。
戯れに芝居などやってみた時には「まるで何かに取り憑かれたかのようだ」と評される別人のような演技を見せることが取り柄であった。
裕福な貴族の家に生まれ優しい母と父に囲まれ少年は幸福であった。……両親が流行病に倒れるその日までは。
両親が死んだ後少年の家は彼の叔父に乗っ取られた。
少年の命は暗闇の内に密かに葬られようとした。
命からがら逃げ延びた少年が辿り着いたのは
一隻の船であった。絶望の髑髏を掲げた。]
[少年はその絶望に自分がそぐうように自らの顔を白粉で塗りたくった。道化を演じている間は自分は恐怖を覚えないでいられるだろうと分かっていたから。
少年の望みは復讐と家の復興。
力と財を得ることが必要だった。
血反吐を吐くような努力をして強くなった。
手っ取り早く権力を得る為に恐怖によって海賊たちを支配していった。
でも、そんなものは長年を生きる間にどうでもよくなっていった。最初から私の欲しかったものは力でも富でもなく復讐でもなく。
安心のできる居場所と家族だったんだ。]
ニコラスとヴェラが……そうか。
[ミナカからの聲に私は顔を歪めた。
私は纏う闇に願いを込めて生きてきた。
生きていればこの先に何かが待っているのではないかと。
その末に起きたこの人狼騒動。
それが私に齎すのは絶望か、希望か。
ただ、瞼の裏に焼き付いた紅い月に祈った。
どうか……と。]
[この状況でグレッグの匂いのするものを持っているとなると、解毒剤か毒そのものだろう。
この船大工が毒という手段を好むような性格だった覚えはないから、解毒剤か……。]
ミナカタは、ホレーショーが遺言を副船長に渡した事は知らないまま。
2014/12/13(Sat) 19時半頃
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− 第二甲板 − [下も惨状だが、こちらも違わず血の匂いに溢れていた。 よく考えれば、自分もグレッグの血を乱雑に拭いただけだから、 顔や腕は血糊が残ったまま。 誰の血の匂いかも判らない。]
ニコラスが殺された? ヴェラが人狼?でこっちも殺された。
[話を総合するとそうらしい。 副船長を見付けて、確認を取ろうとしたが、 傍にホレーショーの姿を見かけて足を止める。
こちらを見る目>>96がいつもと変わらない。 それが逆に、不気味だった。]
(114) 2014/12/13(Sat) 19時半頃
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ギリ―に、飲みものと食いもの貰いに来たんだが。
[ホレーショーが立ち去った後、まともに この場を掌握出来ていそうな副船長に声を掛けた。
きっと下の事も既に知っているだろう。 自分からは何も言わなかった。]
どこもかしこも、掃除が大変そうだ。
[ニコラスとヴェラだろう死体を見つめて渇いた笑いを漏らす。 どちらも……死んでも良いとは思わなかった。 薬を握った手に応えた昨日のニコラスを思い、息を吐く。 結局これの全ての引き金は自分だ。 悼む資格も柄も無いと、望むモノを探す為にそこを離れる。]
(117) 2014/12/13(Sat) 19時半頃
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[血に染まっていないものを見つけるのが大変だった。 結局水と、少しのパンを手にしてギリ―の元へと戻る。
静かに寝ていれば>>100、枕元にそれらを置いて。 中途半端に固まった右手をそっと擦った後、 セシルが待つグレッグの部屋へと向かった。]
(118) 2014/12/13(Sat) 20時頃
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ヴェラ……あんた程の奴が何でこんな事に?
[生き残るとすれば、きっとヴェラだろうとある種確信を持っていた。
情や仲間に心揺さぶられず、孤高に生きて来た彼の経験値と
強さを考えれば当然の様に思えた。
だが目の前のヴェラはその身を変えている。
何が彼をそこまで昂らせたのか判らないまま。]
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セシル、待たせた。
[アル中のニコラスが全て飲み干す勢いで口にしていた為、 まともな酒は少なかったが、その中でもまだ残っていた ワインボトルを手に、セシルに声を掛けた>>115]
……ニコラスが死んだ。 と言うよりヴェラに殺された。 ヴェラが人狼でニコラスをがぶり。 ヴェラも副船長達に殺された。
[まだ知らないだろうと、今見て来た事を淡々と告げる。]
(120) 2014/12/13(Sat) 20時頃
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……そうか、ヴェラはセシルが拾ったんだったな。
[驚きの声>>121に僅かに目を伏せる。 そう言えばグレッグも、ニコラスも。 ホレーショーや副船長が拾ったんだったか。]
ヴェラは……人の姿をしてなかった。
(122) 2014/12/13(Sat) 20時頃
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明日から美味い飯は食えそうにないな。
[それは料理長の不在を意味するのか、違う意味なのか。 どのみち、テーブルを囲んで馬鹿みたいに 酒を煽る日々は無いだろう。]
お前も気を付けろよ。 船先案内人がくたばったら、生き残っても迷子もいいとこだ。
(125) 2014/12/13(Sat) 20時半頃
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[こうなった以上、ヴェラに全てを擦り付けて
大人しく身を潜めていれば人狼騒動は過ぎたかもしれない。
だが口にしなかったのは、彼の孤高の強さと美しさを
穢す様な気がしたから。
そして始まった死の連鎖は人狼騒動が終わったとしても
続く様な気がしたから。]
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あー、そうだな。 ヴェラは人間とか人狼とかそう言う括りじゃなくて。 「ヴェラ」って生き物って感じだものな。
[セシルの言葉にそれ以上は口にしなかった。 そして視線に促されるままグレッグの部屋の扉を叩くと。 中から猫の鳴き声が返ってきた>>41]
キティ?
[この船にいる猫は一匹しかいない。 ホレーショーが中にいるのかと、一瞬緊張したが 手を止めるわけにもいかずに一気に扉を押した。]
(126) 2014/12/13(Sat) 20時半頃
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ミナカタは、セシルのニコラスのスープの話に、黙って頷いた。
2014/12/13(Sat) 20時半頃
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悪いが俺も誰も何も知らねえよ。 ……寂しいって思うんなら、今のうちに聞きたい奴がいれば 聞いとけよ。
[この船でさみしい、等と口にすれば弱味を見せたに等しい。 この状況でそれを口に出来る彼は、案外強いのだろうかと そう思いながらも、自分も彼の事は知らない事を思い出す。 精々、悪夢を連れて来るオルガン弾きと言う位。]
拾いモンって言えばキイチもか。
[そう言えば自分も拾いものをしていたと、 魚捌きの上手い男を思い出した。]
(129) 2014/12/13(Sat) 21時頃
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− 回想 − [海のど真ん中で木切れに乗っかっていた男を見つけた時、 今と同じ様に海は凪いでいた。 樽やら布やら色々浮かんでいて、船が沈んだ様にも見えた。 その中で何か使えるもの、と小舟で浚っていた所に 生き物を見つけた。それがキイチ>>1:235 見た事のない衣服に、髪や肌の色。 言葉が通じるかどうかも怪しかったが。]
この海のど真ん中で生きてるんだ。 不吉だろうが死神だろうが、悪魔だろうが、 逆にこの船に相応しいだろうが。
[その生命力を気に入って、助けてみる事にした。 船長に問われれば。]
役に立たなかったらバラして海に捨てれば魚の餌位にはなる。
[結局キイチは魚の餌以上に役立つ者として、 この船に居続けている。]
(130) 2014/12/13(Sat) 21時頃
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生魚とかカルパッチョ位だと思ってたけど。 案外美味いな。
[キイチが捌いた魚を初めて食べた時の感想は悪くなかったはず。 もう一度、食べたい、ふと血に慣れた舌がそう感じた*]
(131) 2014/12/13(Sat) 21時頃
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− グレッグの部屋 − [過去に思いを馳せていた意識が、 キティの鳴き声に引き戻される。 上でこちらを見ていたホレーショーの事を思うと 何が起きるかと緊張していたが。]
……グレッグ……。
[そこには主人の意向なのか、良きライバルと認識していたのか、 グレッグの傍から離れないキティの姿があった。 そして今は静かに目を閉じられたグレッグ。]
……チビガキ。お前酒飲めるんだっけ?
[散々ホレーショーと酒盛りをしている事も、戦闘の後も 酒を飲んでいる事を知っている上でいつもの様にからかって。]
(132) 2014/12/13(Sat) 21時半頃
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てめぇ、俺にウイスキー寄越さなかっただろう。
[だから、これだけだ。とコップに少しだけワインを注いで 枕元に置いた。 恨み事等言えない、言える筈もない。 彼が見たのは全て事実で、彼の言葉は……。]
(134) 2014/12/13(Sat) 21時半頃
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……正解だ。この馬鹿。
[もう転がる様に、人か自分達、どちらかが潰えるまで
殺し合うしかない。
その最初となった事に、少しだけ悔しさを混ぜて悪態を吐く。]
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[キティが威嚇するように唸っているのは、獣と判っているからか。 それとも何か別のものを感じているのか判らないが、適当に 手を振って近寄らせず]
セシル。ワイン、あんま残って無いが、これ飲め。
[風が凪いでいるとは言え、甲板は冷える。 舵取りがいなくなって、一番苦労しているのはセシルの筈で。 アル中の様になっては困るが、身体を暖めるには酒だろうと、 持って行けとテーブルに置いた。]
グレッグ、悪いがちょっと家探しさせてもらうぞ。
[物言わぬグレッグに断りを入れて、 がさごそと家探しを開始した]
(135) 2014/12/13(Sat) 21時半頃
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……つまみ食いしないとは、エラい猫だ。
[部屋を漁る間、グレッグとキティを見るとキティはいつまでも 起きないグレッグに顔を寄せて、時折前脚で押したりしていた。 そんな事をしても目覚めないのに。 グレッグの傍には食べるつもりだったのか パンが置かれていて>>28、それに手を付けないキティに 猫と言うより犬だなと呟いた。]
しかし、それらしいのは無いなぁ。
[最初から解毒される事を恐れて、処分してしまったのか。 引き出しを漁っても、服をひっくり返しても、 それらしいものどころか何か詰まった瓶1つ見つからない。]
セシル。見つかったか? 俺不発なんだけど。
[自分の探し方が悪いのかと、セシルに期待を掛け]
(142) 2014/12/13(Sat) 22時頃
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[今はまだ左腕は動いているが、やはり感覚が無いせいか 力の加減が出来なくなってきていた。
解毒剤が見つかったとして、ギリ―は何とかなるかも知れないが、 放置し過ぎた毒が何処まで抜けきるか問題だった。 足か頭に回れば終わりだろう。 ギリ―の為にも、自分の為にも、焦りながら屋探しは続く。 船長の部屋の扉が蹴開けられたのも、 決闘が階下で行われようとしている事も、まだ知らない]
(147) 2014/12/13(Sat) 22時頃
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……何を求めて? それこそ生きてる連中に片っ端から聞いた方が早い。
俺は単純に陸に居場所がなくなっただけだ。
[セシルの興味が自分にあるかどうかは判らないが、 それ位なら答えられると、簡潔に口にした。 それ以上を求められれば、大雑把に話す位。]
(149) 2014/12/13(Sat) 22時頃
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……俺達にも理由があるなら。人狼達も何か求めてるんだろうな。
[ヒトと同じ望みだとしても、人と同じく生きられない。 一瞬解毒剤を探す手を止めたが、すぐに再開させる。]
(152) 2014/12/13(Sat) 22時頃
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あっという間だったから。痛みは無かったと思う。
[酒を飲み干し、グレッグを見つめるセシルに続けて 何の足しにもならない言葉を紡ぐ。 ただの自己満足の言葉に、左肩が疼いた。]
やっぱりそうだよな。 だとすると、先に誰か持って行ったか、グレッグが 誰かに渡したかって感じか?
[毒に付いてはやはり毒消しは存在するで一致して>>151 推理する誰かは、1人しかいない。]
ホレーショーに聞いて……教えてくれるかな。
[発見されればそれでよし、見つからなければ聞くしかないのだが、 果たして彼は今どこにいるのか、そして知っているのか 教えてくれるのかと色々悩ましいと声を上げた。]
(153) 2014/12/13(Sat) 22時頃
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獅子を、殺す。
[無意識か。聲は覚悟の言葉を落とす。]
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……居場所?
[陸の代わりにこの船は居場所になったかと聞かれ>>156 軽く唸ってしまった。]
追い出されてないから居座ったままだけど。 汚く生き抜くなら他の船にも乗るかも知れないが。 まだ出て行く気はないな。 船長に借りはあるし。
[借りと言葉を変えてはみたが、居場所である事を否定はしない。 出来れば人狼騒動も誤魔化して、このまま船で生き続けたいと 思っていた位だ。]
(163) 2014/12/13(Sat) 22時半頃
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……船長…ギリ―……。俺は、あんた達の傍を居場所にしたい。
[セシルに口にした事は事実だ。
だが今は、この船よりも居場所と思う場所があると。]
船長!?
[不意に聞こえた思い詰めた聲に、思わず姿を求めてしまった。]
あんたなら無事だと…信じてる。
[姿が無いのは当たり前だと、我に返り。
祈りだけを彼に返す。]
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人狼も、居場所を求めてるんじゃねえの? 当たり前だな。 人喰いの化け物なんて、殺すか殺されるかだ。
[人狼が求めるものは判らない。 だがどちらかが死ぬしか無いのは確かだと呟いて]
(165) 2014/12/13(Sat) 22時半頃
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グレッグがそこまでドジっ子だとは思えないが、 ホレーショーには毒薬とか出来たら自慢してそうだし。 あいつが一番知ってそうだ。
[セシルの同意>>166に頷くと、早速探しに行こうと漁った場所を 元通りまではいかなくとも、片付けて部屋の扉を静かに閉じた**]
(169) 2014/12/13(Sat) 23時頃
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じゃあな……グレッグ。
[扉と共に彼から目を離さなかった瞼を閉じる**]
居場所、帰って良イ場所
ミナカ カシラ、帰る
おれ、待つ
[医務室で大人しく板目を見つめていた時だったか。
聞こえた聲に、少しの間を挟んだ後に応えた。
「待つ」と言ったからには、待つ。
だから獅子を殺るとの聲を受け止め、
ただ信じる念を胸に抱いた。*]
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