人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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視点:


【人】 鉱滓地区 チェビイ

ねえ、ねえ、―――僕とおはなし、しないかい。


[ 暗がりの中で、僕は ” ノア ”のいる部屋を拳で叩いた。 曲げて骨ばったそこが、こんこんと扉と頭をぶつけ合う。

   おはなし。

          おはなし。

    ひみつのおはなし。

   僕は亀だから。

   かの海の底、人魚の園。
  何処かにあるという竜宮城でも、
        ―――所詮「使者」にしかなれない、亀だから。

      ぶく。ぶく。

   泡沫が水面に昇って、ぱちんと弾けたあの感覚を、 こころの奥に、閉じ込めた。 ]*

(0) 2015/07/12(Sun) 02時頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

[

   そしてもう一つ、落とすのだ。

   意図して作られた” 僕 ”の声が、
   機械に呑まれて淡々として、不気味なノイズが態とらしく、さっき話したばかりの、” モスキート ” にのみ聞こえるように、幻聴じみて、 紡ぐのだ 。

   ―――海に焦がれる、彼が。
   その体躯をしならせて、 潮水に肌を撫でさせ泳ぐのを想い描きながら。 ]


      きみの、すきに。
      いきたいとは、おもわないか。


[    微睡みの奥、かなたの夢を。   ]*

(1) 2015/07/12(Sun) 02時頃

[私の得た情報は、獣たちに共有されるべきだろうか。
しばし悩んで、結局答えは出せない。
確かに月見は暖炉の中に消えたけれど、そしてそれは、獣たちには知らされていない“どこか”への通路なのだろうけれど、必ずしもその行き先が、外の世界とは限らないのだ。
考えなしにその情報を伝えて、例えばジリヤが、例えば“誰かと出て行く”ことを呟いた鮫が、暴走した挙句捕獲され、殺されてしまったりしたら。
私はそんなことに、責任を持てない。
自分が無表情で、無感動でよかったと思うのは、こんな時だ。
私は、とても隠し事をするのに向いている]


[ひとまず、保留にして、口をつぐむことにした私は、まだ気づいていなかった。

いつも自分が通う第二図書館に、この施設の地図があるということを**]


―― 一間 ――

[ 独り感想じみて投げていれば、返答がなくとも構わなかった問いに。聡明な梟の声が届けば、これまた無意味かもしれないが、ぐる、とそちらを向く。]

   …――あたまは、多い方がいいから?

[ 大人しくここで過ごすことも、抗うことへも。誰かに口出しなんてするつもりもなく。また自ら“うみ”をのぞむからと、力添えを貰うだとかそういった事も毛頭、期待して投げたつもりもない。
 単に同じ目的を持つ者がいるなら、1人で動くよりは、と。疑問を口にしたのみだった。

 ――ふ、と流れでゆるく、梟へと意識を向けかける。無感情な奥、彼女が口を噤んでいることには気付かないまま。]




  一緒にでてみる?

[  ――そらへ、と語る先ほどに噓は見えなかった。
 ただ、といつかどこかで聞いた”愚か”の響きを思い返しながら。勿論、容易なんて考えもなく、その先の保証すらできず。種族的な問題も自身あれば、本気で誘い込むつもりもなかった。断られたにしろ、そうか、と頷いたのみだろう。

 ――もし梟との会話が続いたなら、そういえば、と。”かあさま”の響きを思い返しつつ。以前誰かを呼んでいたか、と。聞き慣れない「なまえ」に首を傾げては、軽く投げながら。]
 


  ――おはようございます。

[我々は「今日も今日を守」っていくのだろうか
 ――それとも?

 そんな事を考えながら
 マイクに向けて朝の挨拶をごく小さく呟いた後。

 こくん、と煎茶を飲み干した。]**



ええ、ええ。 …おはようございます。
朝ですねえ……。

[ かちりと鳴った機械のそば、男は眠た気に挨拶を返した。

今日も今日とて大扉の前、犬と戯れつつ 。――ああ、久々に上に出るのも良いかもしれないと、思う。 ]

―――変わらない、朝だ。

[ マイクの奥、向こう側。 食事を共にした輩が何を思っているのか知らずに。 管理人の上、総監の昨日の声などとうに忘れた。

―――どうせ、今日も今日は、変わらないのだろう。

諦念じみて、また怠惰に思考を侍らせる。 ]


 おはよう。今日も頑張っていきましょう。

[いつも通りの管理人たちの朝の挨拶。
アキラとヴェスパタインの声に、頬を緩ませた]

 あら、今朝はお寝坊さんがいるのかしら。

[未だ聞こえぬノアの声に、
嫌味のひとつでも言ってやって。
今日も変わらぬ1日が始まる]


[耳を澄ませば聞こえてくるは同僚の声。
 彼は眠たげな声に引きずられるよう一つ目を擦った後、
 繰り返される「朝」の単語にゆるく、首を傾げる。]

  アーロン君は……大扉の前かい?

[今日もあの同僚は「朝が来た」と思いながら
 扉の前にいるのだろうか。
 昨日の言葉を思い出しながら
 小さく笑った。]

  地面に潜っても朝はやはり朝だからねえ……。


[諦めたような言葉を吐けば、
 アマルテアの声が響く。]

  そうだねえ。頑張ろうか……。
  メティス先生はご無理なさらず。

[いつも真面目だからとつけたして]

  ……。
  寝場所が悪くって風邪でも引いたかな。
 
[嫌味に、ぽつりと続け、よっと立ち上がった**]



……ええ、大扉の前に。

[ ―――昨日の出来事から、幾許か。 針鼠の彼女と別れたのち、暖炉を潜り抜けたその先。 身構える大扉の横、尋ねられたことに答えながら、くうんと鳴いた犬を撫ぜる 。 ]

本物の畜生ならば、情も掛けずに済んだものの ……。

[ ――完全なる人と、不完全な獣人。
互いを結び付けるのは、大きく異なって、また同じの――「 人 」の一部なのだろうと、 ちいさく、ちいさく囁く 。

そうして女医の揶揄いの声にそういえばと思考を巡らし、飄々として―――即座に「 ひと 」に銃口を向けることのできた同僚の姿を思った 。]


[あたま、という回答は私に不穏な印象を与えた。
頭数が多い方が、脱走の成功率が上がる。……囮に、できるから。
そんな印象はきっと被害妄想で、私は自分が思った以上にナーバスになっていることを悟る。
隠し事のせいだろう]

行かないわ。
……少なくとも、今は、まだ。

[だから、続いた誘いの言葉にも、私は乗らなかった。
私は、外に出たい。外の世界に行ってみたい。
その気持ちは本物だけれど、だからこそ、軽はずみな行動は避けなければならない。
私は、抗うために抗っているジリヤとは、違う。
私が行動を起こす時、その行動は手段であって、目的ではない。
だから、計画は周到に練られなければならないのだ]


[そんなことを考えていたのに]

私が、誰かを呼んでいた?
いいえ、知らないわ。

[人との接触は少ない方がいいと考えている私が、誰かの名前を呼ぶなんて、考えられない。
問いの意味がわからず、私の声には微かに不審が混じる]

何のことを言っているのかしら。


[…………

 『本物の畜生ならば、情も掛けずに済んだものの ……。』

 その小さな小さな囁きに、軽く首を傾げて、彼は歩く。]

  情、か。
  それが友情か同情か恋情かはさておき
  向き合い長らく暮らしていれば情も沸くだろうさ。
  君も彼らも「人」だもの。

[人ならば人情には逆らえぬ。]

  ……君は困惑でもしているのかね。アーロン君。

[穏やかに問いかけて、小型マイクから口を離し]



[ 殆ど予想していた梟のこたえには、ただ1つ頷くにおさめた。ひり、とその声の間に硬い色を覗けば、それも当然だろう。とのみ、奥、彼女の“心”の状態には意識も向けられないまま。

 “すくなくとも、――”と、慎重に足した梟に、
 いつかは。とそらをとびうたう2羽の姿を思いめぐらせる。
 いつかは。彼女だけでない、他の「同胞」たちも、“手段”をとるときがくるかもしれない。


 ――うみに標を立てるように。失敗するにしろ、成功するにしろ。何かしら“そと”へのそれを残していけるだろうか。
 ……ただ。それが必要かも、”いい”結果を結ぶかも分からず。ましてそんな余裕があるかすら知れなかった。*]




    ……、気のせい?

[ “知らない”とキッパリ言われてしまえば、自らの聴覚にすら首を傾げる。確かに、(最近のあれそれは別として)施設で窺う梟の傍に、あまり人影も獣影も見つけたことはなかった。それでも、たしかに聞こえた言葉は。

 あれは――、と思い返すうちに。もし彼女が意識を逸らしたり、また会話を閉じることがあれば、それまでに留めただろう。]


   “ かあさま ”。

[ ――やがてぽとり、と。その「なまえ」の意味すら知らなければ、不完全な音程で落としたそれは、届いたのだったか。
 よんでいる、と自分は思ったけれど、もしかしたらなまえですらないのかもしれない、と巡らせながら。もし彼女が声に含めた不審を一層濃くするようなら、それ以上を切り上げる事も考えつつ。]


 だーれが寝坊だってハナシ


[寝起きで不機嫌な声のままマイクを取れば、そう呟いて
尤も、そんな会話をしたのは一体どれくらい前の事だっただろう。反応が遅い事から完全に寝坊であるし、聞いていたかも怪しい]


 この施設に畜生なんか居ないぞ、と
 居るのは……


[ふと、自分の過去を思い出す。けれど、それを管理人全員に言う気にもなれず]


 …いや、なんでもないぞ、と
 気にしないでくれ


[言葉を飲み込んで。それから詮索を拒否するようにマイクを切る**]


[私の質問に、返ってきたのは長い沈黙だった。
勘違いか何かだったのだろうか。というか、そうとしか思えない。だって私は、誰かを呼んだ記憶などないのだから。
そこで、話は終わったのだと、そう思った時に、不意にその言葉は落とされた]

[“かあさま”]

[それは、初めて聞く言葉のはずで、私には縁のない言葉のはずで、それなのにどうして私は、こんなに衝撃を受けたのだろう。
どくりと、心臓が脈打ったのだろう。
私のどこかが、警鐘を鳴らす。言ってはいけない。いや、その言葉で“呼んではいけない”
それなのに、私の唇は。口数の決して多くないはずの私の唇は、その言葉を鸚鵡返した]

………………かあさ、ま。

[初めて口にする言葉のはずなのに、妙にしっくりとその言葉は私に馴染んで。
そして私の唇は、聞いていない言葉まで勝手に綴る]

とう、さま。

[何だそれは。そんなもの、私は知らない。
知らない、はずだ]


― 寸刻 ―

  ………どうしたの?
  両親が、恋しくなった?

[ 僕にとっては 特に珍しくもないふたつの単語
 博識なはずの梟が 譫言のように呟いたのを聞いて
 僕はまさか「知らない」なんて想像だにせず
 軽率に、ことばを投げる。

 そういえば僕も両親の顔は知らないな、って
 そばに居てくれたのは ”兄さん” で

 兄さん。 にいさん。

 記憶の靄はまだ晴れずに 背中だけがほうやり浮かぶ。
 赤い鸚哥が 僕の傍で 『 ガア 』と啼いた。]



[ 鸚鵡返しに落とされた“なまえ”の響きに、音程にふ、と意識を持ち上げる。先ほどのじわりと警戒を帯びたそれとも。平生の聡明なくうきとも、どこか異なるいろだった。

  黒い瞳の奥底で、警鐘が鳴らされているとも知らず。同じ声音から溢れたそれにやはり、聞き間違いではなかった、と思いながら。
 容量を超えた水があふれるよう、つづいたあらたな“なまえ”を、自らも口内で転がす。とうさま。*

 だれかの名前だろうか。
 もし彼女が少しでも、己の踏み込みじみた言葉を避けるようであれば。と、面体の下口を噤み。


 ――それでも、彼女が未だ耳に自分の声を届かせたなら。本に触れ、“おおく”をしる梟へ純粋に尋ねるように。

   “ かあさま ”“ とうさま ”

と、微かに低い己の声に反芻しては、

   ――それは誰のこと? と、初めてしる“なまえ”に、首を傾げただろう。ここのだれかだろうか、それとも、と。レンズ越しの目を細めながら。]
 


[フィリップの声に、はっと私は我に返る。
そう、それは、両親を意味する言葉で。それくらいは、私も知っていて。
そして、私には縁のない言葉のはずだった。
だって、私はそんな対象を知らない。そんな風に呼ぶ相手を知らない。知らない、はずだ。
“父”でも“お父さん”でも“お父様”でもなく、“とうさま”
甘えたようなその呼び方。意図せず唇から零れた言葉に頭の中は嵐のようだ]

そんなことは……ないわ。
私には、そんな人……いた記憶が、ないもの。

[そんな返事をしながら。どこかから、訴えかける声がする。本当に? 本当に? 本当に?
胸の奥がぎゅっとするような感覚に襲われながら、私は表面的には平静を装い、無邪気な質問に返事をする]

母親と、父親。両親のことよ。
私たちを、この世界に、送り出した人のことよ。


 ―― 一間前 ――

[ だれ、と投げる寸刻前だっただろうか。
 うたう彼の声 に“りょうしん”、と心中に落とし込みながら。綴りは知っていたかもしれなかったが、馴れない耳にきく発音に鈍く、頭を傾けた。

 ――だれのことをはなしているんだろう。鳥の2人がしるのだから、“ここ”のだれかだろうか。と勝手な憶測を巡らせる。


 もし彼女の意識がそちらへ向くのを確認したなら、最後の問いはただ腹の奥に沈めつつ。

 2羽の会話から、そのだれかをしることはできるだろうか、と。声をかけられでもしなければ、以降は黙って、ただ耳をたてていたことだろう。*]


【人】 鉱滓地区 チェビイ

        ――――ッ……


[  こほり 。

      僕の口から、見えない気泡が溢れた気がした。

    ―――出せるなら。 出して良いなら。 僕は、

        でも。だってきっと、ダメなんだ。
        背いたことをしたら、僕はきっと


          ―――振り返った途端に、首を切られてしまうから。 ]

(62) 2015/07/12(Sun) 20時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ


   ……モスキート。


[ 僕は彼の名前を呼んだ。まるでごめんねと意味を含めたような、ものだった。

彼の夢。 微睡みの奥、かなたの夢。
大海原に、身を浮かばせて。
真直ぐに体躯をしならせる彼を見られたなら ――― ぶつん、 僕の記憶の映像が途切れた。

僅か僕の瞳の奥、深い、まるで年月を経て錆びたような色に――赤みが一貫差したとも知らずに。

手袋の着られる前、触れたら傷付く肌のそこには、視線を落とすだけに留める。 だって彼に触れたら、また彼が興奮する紅が落ちてしまうかも、しれないから。 僕は管理人なんだ。管理人でなければならないんだ。 鶴が滑って、僕も滑った。 後ろの正面、 ―――みてはいけない。

……されどはたして、>>24彼の言葉は冗談だったのだろうか。
僕の心が軋む。 知っているよ。冗談じゃない。 彼の声は、本心だ。切望だ 。 作られたプールではもう、満足できない。きっと、きっとそうなんだ。……少なくとも僕は、そう思う。 ]


(63) 2015/07/12(Sun) 20時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ


        そと。    ……いきたいよ


[ 蚊の無くような声だった。 それでいて、蛙の潰されたように無様な音だった。 潰れた声が、彼に届いたかは知らない。

うみ。 ではない、みずうみ。 僕の居た、―――ふるさと。
でも、うみに近い森だった。 鬱蒼とした緑を抜けると、浜辺に出る。
うみがめがたまごを産んでいる。 うみねこが空を泳いでいる。


        そんな世界はある日―――弾けて消えた。 ]*


      『 ぼくも、”    ” 』


[ 言葉は機械を空の筒として通った。 しゅこ、と空気の洩れ掠れた音が溶ける 。 ]

(64) 2015/07/12(Sun) 20時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ プール → ]

[ 霧がかかって、朦朧とした思考は>>25彼の声で晴れた。
僕から離れながらくつわをはめ直す彼に、また近付くほどバカではない。僕はぼうやり先の名残が残ったまま彼の仕草を見つめた。
こん、と叩かれた吸収口。俄かに軽い音に、替え時だろうかと思いつつ。 ]

  うん、君と。でも僕と居ると、…あんまり、ほら。
  視線もあるから。ダメなら平気だよ。

[ 濁した言葉の奥、浮かぶのは僕自身の「立場」。
管理人の上の上、あくまでも施設を統率する側なのだ。本当だって、ここに居てはいけない。 すぐに戻らなきゃ、ならない。――けれど、 ]

  僕らはきっと、「 さみしい 」んだね。…モスキート。

[ ―――まぼろしを求めて飢えた渇きが、孤独が。 僕らを長い間、襲っている。

僕はそっと彼に手を差し出した。 誰かを傷付けないように、手袋の嵌められた手を求めて、そっと伸ばした。直された足先の横に僕のそれを並べて、 着替えることも出来たら、過程を通りつつ。

「 知りたいこと、何でもいいんだよ。」
           ……僕はやっぱり、中途半端な亀だなあ。 ]**

(65) 2015/07/12(Sun) 20時半頃

【1:52】/【仕事】働きたくないそんな貴方に【やめたい】part52

52 名前:パズルの暗号は774さん:2XXX/9/A(月) 時間:XX:XX
     ID:njsLYrai

ケツ拭いた紙で鼻かんだ奴が今まで最高に優勝な死にたさだけど、罪背負って生きるのって超死にそう
特定怖いから隠して言えば取引先の都合の良い事したら自社に影響ある感じ

>>=XX
(・∀・)カエレ!!半年ROMってろ


【1:53】/【仕事】働きたくないそんな貴方に【やめたい】part52

53 名前:パズルの暗号は774さん:2XXX/9/A(月) 時間:XX:XX
     ID:njsLYrai

嫌味な同僚が押しかけてきた、居留守きめこみt


【人】 鉱滓地区 チェビイ


[ 今日・第三棟 ]

[ ぐるぐるとした螺旋階段は、まるで同じところを幾度も通る迷路のようで、また頭がおかしくなりそうだった。
僕は知っている。 この地下に降りてきた日のことを。
僕は覚えている。 この地下から這い上がれなくなった日のことを。
柵のように鶴との誓いが、契りが、僕を蝕んで―――止まらないんだ。 ]

            ――――ああ、

[ 上司の元へ行く為に。長い階段を登る途中、開けた景色。 地平線から降り注ぐ陽の光。 遠くに反射する、「 うみ 」の鏡。
頬を擽る汐風と、 身に沁みる暖かな陽射しは、まるで僕のうちうちを浄化するかのように。 じんわり、じわり 。 ]


        もう、こんな時間だ。


[     そしてその感覚も、地下の白亜に崩される。

 鶴と話して程なく戻った僕の体には、未だ「 そと 」の香がしがみ付いていただろうけれど 。 ]*

(89) 2015/07/12(Sun) 22時頃

鉱滓地区 チェビイは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 22時頃


    うみじゃ、ないから。


【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ →食堂 ]

[   >>155繋がり、また離された手が。

何年も” マトモ ”に、――逃げることさえせずに、僕と触れ合ってくれた人は、居なかったから。

       何故だかとても、 ” 僕 ”は、 さみしかった。

『 ねえ。モスキート。 君は僕が、怖くないのかい。』――と。
       聞くことが出来たなら、どんなに良かったか!

ほんの先日、まだ記憶も塗り替えられない頃に。
造り物の花に囲まれて、鮮やかな肌に触れ ――― その目になにを映したのか? ” 僕 ”から離れた背中 。そして、


        記憶の奥。
       頁を捲って、捲って、捲って
       捲る度に見た、「 無くされた光 」と、「 体温 」が。

      ( 僕をより、臆病にする ) ]

(201) 2015/07/13(Mon) 22時頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

 
     ……僕は。


[ 食堂。チューブを受け取った彼のあと、間も無く僕も硬めの――ドッグフードにも似た、シリアルを受け取った。 機械をベルトごと外して、がりがりと奥歯で噛み砕くと、何とも言えない味が舌に染みる。
何年も何年も何年も繰り返しいる僕が、せめての楽しみと特注で作らせたこの味も ――― もう、何も感じないまでに。

僕はごくんと砕かれたものを飲み下して、問われたことを脳内で反芻した。
僕が見たいもの? 景色のことだろうか。 なんだっけな。見たいもの、 は、 ]


(202) 2015/07/13(Mon) 22時頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ



       ……そら。が、綺麗だった。

       きみの色のように、黒くて――でも、優しいんだ。 どこか遠くから、輝くかけらがぱらぱらと降ってくる。 雨みたいに。
       僕の頭上を流れて、 水面に落ちてきた月に、―――

       ” うみ ”で唄う、鳥の声も。 僕は、


[      ―――ああ、僕は何を言っているんだろう。

彼の瞳、先に覗けた彼の髪。 しんかいのそら。真黒な宙 。紅く染まる空 。 早い頃、黒が退くそら 。僕はそこが好きだった 。 森が、葉っぱがそよそよと囁く。 ” 造りものじゃない ” 花が、僕に話し掛ける 。

かつん、――と。 いつの間にか彼の黒に手を伸ばしていた指先が、レンズに弾かれた 。……レンズ? いやもしかしたら、彼にはたき落とされることもあったかもしれない。

僕は手を戻して、ぼうと篭った脳みその熱を振り切るように、首を振った 。 ―――もう、 ” 見 ”れないと諦めた、 ……とおい、記憶だった。僕の昔の、―――記憶 。 ]


(206) 2015/07/13(Mon) 22時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ



        きみにも、 …… きみ、に ……ッ


[ 落としかけた言葉を必死に飲み込む。 飲み込んで、蓋をするようにその上からご飯を押し込んだ 。

        『 きみにも、 』僕は何を言おうとして、
      立場を忘れたわけでも、ないだろうに。

               ――――『 見せたい 』なんて。]


(207) 2015/07/13(Mon) 22時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

    モスキートは、やっぱり。 ……” うみ ” が見たいのかい。


[ ちり、 と。

   僕の服のポケットの中。 施設にある限りの” 扉 ”の鍵が連なった鍵束が、音を鳴らした。

そうして程なく、彼と別れることがあったなら。 離れる彼の傍、僕は食堂に居座って、こてりと短い間――眠りこけたのだったか。

     記憶の底、 焦がれる景色に誘われたように 。 ]**


(209) 2015/07/13(Mon) 22時半頃

鉱滓地区 チェビイは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 22時半頃


鉱滓地区 チェビイは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 22時半頃


【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ >>89 後 ]


        ―――……シロ? クロも、


[ 「 そと 」の香りを身に付けて、僕はこてりと首を傾げた。
いつも僕に駆け寄って――片や僕を唸りつける二匹の姿が、 見えない。 二匹が消えてしまったかのように>>162鎖だけが残されてる。
警備員は、気付かなかったのだろうか?
きょろりと辺りを見渡すと、警備員の視線の先に、管理人のうちの一人が――今はもう、” ちがう ” のだけど――>>194監視室に向かっていた。

僕はその姿をいつもと同じ、錆びた瞳で見つめた。
彼が振り返ることがあったなら、 何か言葉を交えることもあったのだけど。 ]


    ……おかしいなあ。


[ 僕はまた辺りを見渡した。 犬の姿も、香も。何もない。そして” 食べる ”人もこの階では思い当たらなければ、まるで神隠しに子どもがあってしまったように――癖になった諦念と共に、ため息が出た 。 ]**

(214) 2015/07/13(Mon) 22時半頃

鉱滓地区 チェビイは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 23時頃


【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ 第三棟 ・ 大扉前 ]

[    ” なにか ” ……ね。

僕はまだ、陽射しに当てられたまま揺蕩う脳みそで考えた。
僕に声を掛けた彼は、――ああ、そうだ、 ]


   ひとはいつでも、” 外 ” に出られるのに、

      ―――どうして僕は、出られないんだろう?

        …ねえ、どうしてだと思う?


[     僕はもしかしたら、陽射しに頭でもやられてしまったのかもしれない。
    塔に上って、また地下に戻って。僕こそ鎖に繋がれたように、幾度も。
      ただの「管理人」なら、好きなときにお使いに出て、好きなときに戻れるのに。 ……でもきっとこれは、八つ当たりなのだろうけれど、も。

   何故だか無性に「 ひと 」の彼が羨ましくなって、でも声色は淡々として、彼にハテナを投げ付けた 。]**

(221) 2015/07/13(Mon) 23時半頃

鉱滓地区 チェビイは、メモを貼った。

2015/07/13(Mon) 23時半頃


【人】 鉱滓地区 チェビイ


[     ―――たしかに、困るよなあ。

僕はなんだか可笑しくなった。
『 そうだ、僕はなんで唐突に、彼にこんなことを聞いているのだろう? 』なんて。 突然わらいたくなったけど、でも、僕は笑えなかった。
機械の下、歪んだくちびるが、ひくひくと痙攣するのを機械越しに触れなぐさめる。

――それも束の間、>>224続けて聞こえたおとが、僕の意識を捉えた。 ]


    人ならざる、………そんなの、


[ この国は、 この国のシンボルの塔には、 ――すでに” 鶴 ” が居るのに。   「 ひと 」が「 けもの 」に、 見守られているというのに。
        いや、見守られるというよりは、……探しびとを、探している。 のだったかな。

      ――また、「 探しびと 」に「 成れる 」だれかを探しているとも、言えるけど 。

僕は彼の真似して、機械をこんと叩いた。 彼のものと違って、なにもかわらない。 彼が、もし。 他の子達ももし、僕と同じ獣人に管理されていたら、……どうしていたのだろうか?
落ちた僕の視界に、白亜の床が、目に入った。 ]*

(240) 2015/07/14(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

    ―――― 幾千の 「 屍 」を 見ても。

        僕はここから、出られなかった。


[ 錆色は、 彼を捕まえた 。癖付いてボサボサの彼の髪さえ気にならないまま、 彼のいろを 真直ぐに。

    『 出たい。』

        『 出たかった。』

               『 ――いまでさえ 』。

湧き上がる気泡は羨望を映しては、 そのまま、 水中で弾ける。]*

(242) 2015/07/14(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ


      だしてよ ―――って 言ったら
      君は、出してくれるのかい?


[ 遠く無い記憶。未だ生々しく貼り付いた「 彼 」の瞳が、声が、仕草の全てが、突き刺さる。
      「 僕には、できなかった 」
音にはならずに、文字だけでなぞられた声は彼に聞こえてしまっただろうか? 外に漏れた、――吐息さえ 。

そう、きっと、僕はずるいんだ。
出せないことを知っていて、彼に ” うみ ”を教えてしまった。彼の本来の” いばしょ ”を。―――ここから出してあげられない( 出したくない、なんて )、 彼の泳ぐ姿を僕は、見られないから、だから。

                でもどうしても、 よろこんでほしかったから 。 ]


(243) 2015/07/14(Tue) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

[ ? ]


[ ―――――管理人と話して、それから。

僕はどうしたのだろうか 。個室へ戻って、また何処かへ行こうとすることもあったかもしれない、けれど。 ]


           モスキート、


[ 下へ繋がる暖炉の梯子。登って来た彼の、口元に「 かせ 」が無いのを見た。 僕は、思考の端でやっぱりと思った。

       やっぱり、「 おさえ 」られなかった。

ごめんね。 機械の裏、僕の唇が文字をなぞった。警備員は彼を見て、警戒でもしているのか。 そっと集まる警備の人混みと、>>259また増えたひとに、僕は瞬きを数度、ゆるく繰り返した。 ]


(261) 2015/07/14(Tue) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

       ―――― 「 ふるさと 」に、 僕の住んでいた、 小屋があるんだ。 ………

           ……モスキート


[ もしかしたら、くつわの外した彼に気づかれたのち、噛み付かれることもあったかもしれないけれど。
僕はひとつ、ふたつ。 彼に寄った。 長い廊下、どこまで彼に近付けたかなんて、定かじゃない。

       「 すきに、いきるといい 」

           ―――生きて欲しいと、 願ったことがあるんだ。 きみに。

>>260かちり―――と。どこからともなく鳴った扉は、徐々に外の光を照らし始めただろうか 。
警備員の糾弾は、聞こえない。もしかしたらひと気さえ無くなっていたかもしれない。 ……ただ潮風が、鼻孔を擽った 。 ]

(263) 2015/07/14(Tue) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

[       ―――僕も彼と ” い ” けたなら、 どんなに良かっただろう ? ]*

(264) 2015/07/14(Tue) 01時半頃


         ――……さみしい、 ……

  


[さみしい、と声が聞こえた
少し前までなら、理解できなかっただろう。私は、何よりも孤独を愛していたのだから。
からからに乾いた心では、自分がさみしいことにも気づけない。
さみしいというその声の主は、きっと願いがあるのだと思う。
満たされない何かがなければ、さみしく思うことは、ないのだから]

どうか、したの。

[返事をしてから、気づく。
この声の主は「鍵」を持っているという獣ではなかったか]



      ―――……、


[ あれ? いま僕は、なにと言ったのだろう?
同じものにしか聞こえない声が届いて、僕は眉を顰めた。
「 さみしい 」―――僕はもう一度そう言った。
しくりと、胸中蟠るなにかが頷いた気がする。

   「 さみしい 」 『 どうして? 』

         ―――どうしてだろう 。クエスチョン。 アンサー。 ……それは、 ]




          どこかへ、 行ってしまうから


[    『 誰が 』と、『 なにが 』と。
     僕は続く言葉を並べることは、できなかった。
            ただひたすら、 ”   ” 。 ]



    ―――君も何処かへ、行ってしまうの?


[   「 いきたいの、 」 なあんて。 僕は平生と同じ錆色を灯して、声を奥に投げ込んだ。 ]*


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