人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


[色素の薄い髪や肌が、赤に彩られる姿を想像する。

 あの手のひらの傷のような。

 困ったと笑う、その目を、舐めて。
 秀麗な箱を作る指先を、かじって。

 その身に脈打つ心臓に手を触れたら。

 ああ、それは、きっと――]

 ――っ

 …………

[フィリップの、思考は届いていたけれど。
 衝動に塗りつぶされそうで、かみ締めた血の味ですら、まだ落ち着けなかった]


【人】 本屋 ベネット

―2F 居間ペチカ奥 炊事場―
な、大したこと、ないだろう?

[血が滲むわけでもなかったので、
見せても問題ないだろうとフランシスは判断してのことだった。
ドナルドの内に在る赤色の感覚を揺さぶるとは、思わなくて。]

……ん?

[ボタンをひとつ、止めながら
ドナルドの様子に首を傾げた程度だったが――からかってない、といわれると反応に窮した]

っ、…ば、莫迦謂うものじゃ、ない。
大体……だれが、そんなこと、するのさ

[「誰に」が抜けた言葉にまたうろたえた。
見つめる眼、先に逸らしたのはフランシスの方だった。
自身の手の甲を頬に当て、熱くなっているのを隠すようだ。]

(7) 2014/11/17(Mon) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

(――あれ、どうした、 んだ?おれは)

[自身、何かがおかしいと戸惑いながら、
野菜を切って、ドナルドに手伝いを頼みながらポトフを仕上げていく。

考えごとをしながらだったせいか、
例の問題鳥が引き起こす事態について把握するのは、遅れた。]

……。

[>>536 盗み見られていることにも気付かず、
されどフランシスも入れ違うようにドナルドの方を気にする。

野菜を扱うのは大きな手だ。
もう、何年も、一緒に居るのに。
夢現の中で聞いた、低く抑えた声は、聞いたこともないような、響きで]

(8) 2014/11/17(Mon) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[ふるふると首を横に振って、煮えるポトフの味見をする。]

どう かな。

[ドナルドに味見を勧め、尋ねる。
干し肉の塩味や野菜の滋味も加わって、
悪くない味のはずである。
匂いにつられて近付いてきた人が居るなら、そちらにも。
手伝ってくれたホレーショーには優先的に具を盛ろうと、そう思いながら――]

――ラルフ、遅いな。……ちょっと、見てくる。

(9) 2014/11/17(Mon) 11時頃

【人】 本屋 ベネット

[器によそいながら、何か用事があるというなら
ラルフに料理を持っていこうとドナルドと話していたが]

ディーン?

[――様子を、ソファの方に声もかける。
ニコラがどうにか近付くなら>>1 彼に関してディーンの歯切れが非常に悪かったことを思い出し、]

プリシラ君、ディーンはくっつかれるのが得意じゃないんだ、
離れてあげてくれない、かな

[助け船を出したつもりだったが
余計なお世話かもしれない――と、フランシスは思いながら、トレイルもまたその場に居たことに気づいてやや気まずそうな顔を、した。]

(10) 2014/11/17(Mon) 11時半頃

【人】 本屋 ベネット

―居間→3F―
[ドナルドも一緒に3階に来るか、と
尋ねて、彼の意向を汲みながら
居間を出て3Fに続く階段を上る。

その、途中で。]

……、――っ?

[>>6
3F、廊下の十字路で、フィリップ少年と――彼に顔を寄せているノックスの姿を見て、硬直する。近かった、口づけているようにも、見えたからだ]

何、して――

(11) 2014/11/17(Mon) 11時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 11時半頃




 ――まだ、……大丈夫……


[ぎりぎりのところで踏みとどまっている。

 すぐ外の廊下で、起こっていることに気づけなくて。

 ただ、大丈夫と、くりかえしている]


 ーーーーラルフ…………

[直接の衝動とは違う それ
 感じるのは  何度目か?
 今までよりも 強い それに息を飲む
 同時にーーーどこか悲しい が
 そこに頓着する 状況になくて]


 フランシスがいたから
 居場所ーーー教えてしまった


 心配かけさせたく なかったら ごめんーーー




 ――――――――フィリップ……


[呼びかけられる声に、ようやく返せるだけの落ち着きが、
 わずかに戻る]



 …………いい、よ。
 心配、してくれたんでしょ……

 ありがとう……


【人】 本屋 ベネット

[>>17 鳥の少年――フィリップに名前を呼ばれ、
はっとしたように、頷く。ラルフ、と名前が聞こえたからだ。]

え、――ぁ、ありがとう

[微かな笑みが浮かぶのに、
最初に見た時との印象の落差が在る。
2人の間に漂う空気はただことではなく感じられ――]

ノックス、どうしたんだ。
何があったか、知らない、けど。
やめろよ――大人げ、ない……

[大人が襲いかかることは――ないとは、謂い切れない。眉を寄せた、フランシスにしては珍しい厳しい顔で謂う。微かに匂うは血の気配で、口の中に残るドナルドの血の味を思い出させる。唇を、引き結び]

(18) 2014/11/17(Mon) 14時頃

(――違うよな?

襲いかかったわけでは、ないと思いたい。
同行者を、大切そうに甘やかしていた彼なのに。

あの二人がこの状態を見たら
きっと、良くない状況に、なる。)

[――ノックスを、少しの間、じっと、咎めるように見た。フランシスは、彼の中にあるよこしまな思いを、まだ知らないのだ。]


【人】 本屋 ベネット

―3F 個室前―
[それ以上ノックスが詰め寄る様子がなければ
胸騒ぎが命ずる儘に早足で2人のそばを通り抜け、
フィリップに指し示された部屋に向かう。]

ラルフ?入るよ

[>>12耐えているとは知らないで、
扉に手をかけ、中に足を踏み入れる]

(19) 2014/11/17(Mon) 14時頃

【人】 本屋 ベネット

ポトフ、持って来たんだけど―――
……ラルフ?どうしたの。

[隠された右手はともかく、
かみしめた唇の傷跡は、
フランシスからも隠しようもなく見て取れる。
机の上に器を置いて、歩み寄って]

何か、あった?

[ゆっくり、静かに尋ねる。
――相談に乗ってやってくれ、と。
ドナルドにも謂われたのだ。]

(22) 2014/11/17(Mon) 14時半頃

【人】 本屋 ベネット

―3F個室―

……――衝動?!

[フランシスは はく、と息を飲む。
足早に近づくと眼を逸らしたまま合わさないラルフの両肩を掴んだ]

誰に?……少し、なのか?
本当に、今は、大丈夫……?

[緑の双眸は揺れて、酷く心配そうに眉根を寄せる。
微かな血の匂い、――されど彼には、舐め取ろうと口をつけるような衝動が浮かばないことを違和としてフランシスは認識できないままだ。]

―――、おれは、誰かを、好きになること、
ダメだ、なんて、謂うつもり、ない。
ない、けど、……

でも……今は、どうか、今だけは、
……耐えて……

(27) 2014/11/17(Mon) 15時頃

ベネットは、謂いながら、だんだんと、項垂れた。

2014/11/17(Mon) 15時頃


【人】 本屋 ベネット

―3F個室―
……。うん、……――

[俯けた顔を、フランシスはそっと上げる。
ラルフの歪んだ、無理をしたような笑みに、
心配性の虫は収まらぬままだった。]

…… どうしようもなくなったら 
痛み、以外に……欲の、すり替え、っていう
方法も ある。前に、説明、したこと、あるよな。
 ―― 一時凌ぎ、だけど

[告げるとき、眼を逸らして、謂いにくそうにした。
自分に合う「衝動を飼いならす方法」を見つければ
普通の生活の中で解消できるようになる。
――それは歌であったり、文章の書きつけであったり、細工であったり

けれど、まだ、それを見つけられていないうちは、本能により近い部分を満たすことで、少しの間だけは気を逸らすことが、できる]

(36) 2014/11/17(Mon) 15時半頃

【人】 本屋 ベネット

―3F個室―
……、どう、いたしまして。

[>>29 ラルフの礼に、
フランシスはなんとか微笑みを作った。
おいしい、と謂ってもらえれば
よかった、 と――そう、他愛のない話をして。

ラルフが疲れたように眠るまで見守った後、
フランシスは椅子に座ったまま、両手で俯いた顔を覆い、きつく眼を閉じた]

……どうして、“今”なんだ……

[絞り出した声は、酷く苦しげだった。
ラルフは結局、誰に衝動を覚えたのかをフランシスに教えなかった。謂えば、自分や、それにドナルドもきっとなんとかしようと動くと思ってのことだろう。
(特に、おれは、心配性だから)]

(40) 2014/11/17(Mon) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

―3F個室―
[フランシスは考えを巡らせる。
――ひとつ、心当たりがあるとすればノックスだった。
聞いてみなければ、ならないか。
違っていたら、大変な失礼となるだろうが
せめて、刺激しないでほしいと、大切な同行者を、衝動から守るために]


…… 、はやく、雪、
      ……止んで……


[そうすれば、逃げ出せるのに。
ラルフをひとりにするわけにはいかないと、部屋から離れられないで。
椅子に座ったまま、自分の服きつく掴む。
>>32 気を使って居間に残ったドナルドは、今どうしているか。こうなってくると、不安が不安を呼ぶ、悪循環が生まれる。]

(42) 2014/11/17(Mon) 16時頃

【人】 本屋 ベネット

―3F個室と回想―
[――空になったポトフの皿を見、
返しに行かなくては、と思いながらも今は動けない。
味見くらいしかしていないことも忘れている。

調理の折、>>30 細めた隻眼。「誰だろな」、と
逸らされた言葉に「なんだよ、それ」と
そんな風に、返した。
フランシスはドナルドが戒めの言葉を頭の中で繰り返していたのを知らない。

>>32 味見の時、ドナルドの反応に一瞬間が空いた理由は、分からなかったが。
ドナルドに濡れた唇に目が向いてしまったこと。思い出して首を横に振る。]

(45) 2014/11/17(Mon) 17時頃

【人】 本屋 ベネット

[眼を伏せたまま、歌を小さく口ずさむ。
安らかな眠りを思い、それから、無意識に、混ざるのは**]

(46) 2014/11/17(Mon) 17時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 17時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 17時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 20時頃


[名前が帰ってきたこと
 すぐに フランシスが向かってくれたこと
 ……そのことに ラルフが嫌がっていないこと

 それらを 察して安堵の息を吐く]


 ーーーーー良かった

[その心と同時に ちり と
 横たわるのは怒り

 ーーーノックスへの]


[フランシスが来たときには、
 安堵と、心配かけることへの不安と、
 衝動をおさえる気持ちとでぐちゃぐちゃだった。

 それでも話している間にそれは落ちついて]


 ……ありがとう、フィリップ


[そっと、かすかに伝える感謝]


[ノックスに向けられた視線。
 居間でも、廊下でも、変わらない。

 フィリップが追及した事の、何処までをラルフは保護者に知らせたのだろう。

 抑えられた衝動は、何処に消える?]


【人】 本屋 ベネット

―少し前、個室で>>53

……だよな
……あの、……本当に、どうしようもないなら、謂って

[ また、酷く言い淀んで、
目を合わせず、小さな声で呟くのは ]

……くち、で。
してあげることくらいは、できる、から

[ ―― 過保護にも程が有ると、思われるだろうか。
そうは思いながら、フランシスには、
これしか案がなかった。
――ドナルドと、ラルフの、大切な同行者のためなら。]

ただの、処理……だから、な?

[ 肉体関係ではない。そういうのは、ちゃんと衝動を飼いならした頃、好きなひとと、するべき。そういうところは、フランシスは酷く古風で頑なだ。 ]

(68) 2014/11/17(Mon) 20時半頃

 …………何も できてないし

[落ち着いたのは ラルフ自身の
 そして フランシスの] 


【人】 本屋 ベネット

[ ――軽蔑されても、いい。
どうか、彼らが苦しみに沈みませんように、と。

紫水晶のアミュレットを祈りの形の手に
握りしめて、眼を、閉じる――― ]

(69) 2014/11/17(Mon) 20時半頃

【人】 本屋 ベネット

[祈る自分の中の想いの変化には
酷く鈍感な、ままで。 ]

(70) 2014/11/17(Mon) 20時半頃




 ……フィリップが声をかけてくれたから。
 だから、飲み込まれないで、すんだんだよ……


[衝動とは、違う欲で発散する。
 それを行って後悔はしないだろと思っていたけれど。


 その相手が、フランシスになるのなら――]

 …………それは、できない……


[できない。
 大切な保護者だ。

 そういう目でみたことも、ない。
 いまも、そういうことができそうも、ない。

 ――フランシスにしてもらったら、きっと普段どおりでは、いられない]




 ーーーありがとう…………

 


 ーーーーー??


 どうしたのーーー…………?

[ふるっと頭をふるって
 怒りの残滓を其の後の感情を振り払う]



 ……衝動の、発散方法……
  やっぱり、肉欲、が……――まだ抑えられる方法らしいけど。

 フランシス相手には、できない、なって……


[はじめては好きな人ととか、そんな純情ではないつもりで。
 食べなくてすむなら、それはそれでと割り切れるつもりだったけれど。

 フィリップがいったように、後悔するかもしれないと、思った]


【人】 本屋 ベネット

― 眠る前のこと>>73

――そ、  う。

……ごめんな、へんなこと、謂って……

[ラルフに、そう謂われてしまえば
無理強いもできぬと――フランシスは、恥じ入るように目を伏せ、両手を握り締めたのであった。]

(77) 2014/11/17(Mon) 21時頃

 ーーー…………
 なんとなく 会話の流れは わかった


 主だった手段 なんだね

 保護者…………うん 保護者は
 ホレーショー
 ……萎える 萎えて収まるならいいのかな……

[と 真面目に 思案しかけたところで
 ふと 思考が ーーーー止まる]





 ーーー俺とだったら?


ベネットは、ラルフが覗き込んだとき、眉間に皺を寄せながら、浅い眠りのふちを漂っている。

2014/11/17(Mon) 21時頃



 うん、衝動は、そっちになら、まだすりかえて誤魔化せるって。


 ……萎えておさまるのなら、ありかな……

[同じように思案しかけて。


 ――聞こえた問いに、少し、間が開く]




 フィリップと……だったら、いけるかも……


 ーー………うん 俺もラルフだったら
 ん いや 違うな なんだろ ラルフなら いい



 …………不思議だね
 ほんのちょっと前は
 むしろ他の方法を 探して
 鳩尾に 一発 なんて考えていたのにね


【人】 本屋 ベネット

―3F>>83
……、 ん、――、  ん

[ぎゅ、と一際強く眉を寄せ、
ゆっくり、眼を開く。眠りは浅く、幾度か瞬いてから]

ラル フ、
   あぁ、…おき、たんだ……だい、じょうぶ?

[フランシスは、ラルフが子供の頃そうしたように髪に触れて、
撫で下ろす。]

……ごめん、……おきてるつもりだったんだけど な…
……下に、行くのかい?

[苦笑して、椅子から立ち上がる。
小さく、アミュレットの金具が擦れる澄んだ音がした。]

(87) 2014/11/17(Mon) 21時頃


 うん……俺も、フィリップなら、いいよ。


 ――――そうだね。
 痛みを感じないで一瞬でとか。

 そんなことを思ってたけど。
 でも……発散できるのなら、気持ちいいほうが、いいよね。


[自分で使った言い回し
 ラルフから 同じようにかえると 照れる]


 一瞬だけっていっても 痛くさせるより
 気持ち良くなってもらう方が
 ………… 躊躇も ないよね


【人】 本屋 ベネット

―3F 個室>>88

……そっか。

[綺麗な琥珀色が細められるのを見、
フランシスは漸く一旦は安心したように溜息を吐いた。]

――面目ない、気をつけます。

[あえて冗談めかすため――軽い調子の敬語を使う。
ポケットに片手をつっこんて居るのをちらと見たが、何も謂わず]

ん、そうだね。……行こうか

[ひとりにしては、危ないだろうと――個室を出て、2Fへと向かう]

(91) 2014/11/17(Mon) 21時半頃


 ――ほんとうに、
 こうして、話ができるのが、フィリップでよかった……

[ほっとしたように、つぶやく]


 うん、痛みを与えるより。
 気持ちよくなってもらうほうが、まだ、ね。


[つぶやきに滲む それが暖かい]

 …………俺も こうしてると
 先祖返りも 悪くないなって


 少し 恥ずかしい けどね…………
 ラルフも……恥ずかしい?



 うん……先祖がえりも、悪くない、ね。


[問われたことに、少し、間が開く。
 気恥ずかしさは、にじんで]

 ……そりゃ、ね。
 恥ずかしくないわけ、ないし。

 ――でも、フィリップだから、
 恥ずかしくても伝わるし、気にしてたら、やってけないかな、って……


【人】 本屋 ベネット

―3F 個室>>88

……そっか。

[綺麗な琥珀色が細められるのを見、
フランシスは漸く一旦は安心したように溜息を吐いた。]

――面目ない、気をつけます。

[あえて冗談めかすため――軽い調子の、敬語を使って。
2Fへ階段へ足を進めるとき、
金色の髪の毛が見えた>>102
ディーンの同行者。幼馴染の様子があまりにもあまりだったので、流石に気になっていた]

シメオン君、おはよう?

(103) 2014/11/17(Mon) 22時頃

[しょうがないもの が 良いことに
 その感覚も 心暖かく
 温泉より 暖かい気さえする]

 


 あ…………そっか 伝わる……

[気恥ずかしさは実際感じる
 感じるからこそ また連鎖して]

 あ ほら でも こう 良いとこも
 探しやすい…………かな


【人】 本屋 ベネット

[>>95 ラルフの小さなありがとう に、
いいんだよ、と そう、フランシスは返した。

同行者の言葉を、信じることも
きっと大切だと、
心配の蟲に言い聞かせて。]

(105) 2014/11/17(Mon) 22時頃

[ほわりと、心が温かくなる。

 それが安堵をもたらして]


 うん、伝わる……


[なにもかも、全部、ではないけれど。
 それでも伝わるからこそ]

 そうだね。
 いまのところ……伝わっても、問題ない、し。

 それに――言葉にならなくても、わかる、から。


【人】 本屋 ベネット

―3F廊下―

……シメオン君?……どうしたんだい?

[様子がおかしい、とフランシスは感じ
もしもに備えてラルフより前に出て、
警戒しつつシメオンの様子を窺いつつ尋ねた。

“僕になにかあったら、シメオンのことは頼む”

だなんて、ろくでもない、不吉なことを
ディーンが謂ったものだから――とんだ、おせっかいを。]

体調、……ひょっとして、よくない?

(111) 2014/11/17(Mon) 22時頃

 …………うん 問題ない
 それどころか……心地いい


[わかる の言葉に 言語化出来ない
 嬉しさが滲む 心だけは
 暖かな春を思わせて]


 …………こう言うの はじめて


【人】 本屋 ベネット

―3F→2F居間へ―
体調がよくないのは…… だいじょうぶじゃない、って謂うんだよ

[フランシスは困ったような顔を、する。
(こんなときなのに、ディーンは此処に、居ないのか)
仕方のないやつ、と小言を謂おうと決め込んで]

……

[ちらとラルフの琥珀色の眸を見てから、
問題なさそうであるならば、ひとつ頷く。
額に手を触れないのは、線引きの一つ、だが]

いいよ、一緒に行こう。ポトフを作ったんだ。
身体の中からあったまるから、一緒に食べよう。
……ふらついてない?

[手を差し伸べて――それがとられようと、とられまいと、そのまま居間の方へ、降りていく]

(118) 2014/11/17(Mon) 22時半頃



 うん。
 そう、だね。

 ――なんか、安心する。


[保護者といるのとも違う。
 そんな安心感。

 嬉しさが、嬉しさを呼ぶ気がした]


 俺も。

 フィリップがいてくれて、よかった……


 ……春の森 木々の隙間 木漏れ日がさ
 ちょうど ラルフみたいで


[少し前 一瞬だけ 冬を思い出す
 冷たい風が吹き込んだ そんな気もしたけれど
 いまは そんなことがあったことを
 忘れるように 重なる思考が暖かい]



 ーー俺もだよ

 いなかったらーーーを 考えたくない


【人】 本屋 ベネット

―2F居間へ―

…… ――そう?

[保護者として、最初に気に掛けるのは
今一緒に居るラルフの方ではあるが
シメオンも、まだ守られるべき少年だという認識で、
手を、そっと握り返す>>123 緩やかに、眼を細める。
ディーンは、こんな風に手は握れなかっただろう、だって、彼は、触れられるのを怖がっていた。――その、真の意味を、知らぬまま]

どういたしまして。
足、階段、気をつけて。

[足を怪我しているのだと、聞いていたから、そっと声をかける。
あまり近づくのはよくないけれど――今だけ、とゆっくり階段を下りて居間への扉を開く。

ふわりと暖かい空気が、流れた]

(127) 2014/11/17(Mon) 22時半頃

ベネットは、ニコラスの背で、ディーンは最初見えなかったようだ。

2014/11/17(Mon) 22時半頃


【人】 本屋 ベネット

―2F居間―
……何? どうしたのさ……?

[ただならぬ雰囲気に、フランシスは誰にともなく呟く。
ラルフがノックスを最初に探していることには気づけない。]

……あれ、ドナルド、何処に……

[当然のように、最初に探すのは隻眼の同行者。
炊事場だろうか、と思い至り、]

シメオン君、あたたかいところに居て。
ラルフ、おれ、ポトフをよそってくる。

[ぽん、と背を軽く叩いてから炊事場の方へ向かうつもり]

(129) 2014/11/17(Mon) 23時頃

ベネットは、ドナルド、と名前を呼んで。

2014/11/17(Mon) 23時頃



 ……俺、そんな、綺麗じゃないよ。
 てれる。

[照れる。
 そんな、褒められ方したことがないから、そわそわ落ち着かない]

 うん。
 ――、おなじ、だね……


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/17(Mon) 23時頃


 そうかな? でも そんな風に 暖かい

[照れてるらしき気配に 
 自然と微笑んだ気配が滲んで]



 同じ 嬉しいなぁ…………
 …………雪 止んで欲しくなくなっちゃう



 暖かいのは、フィリップもだと思うけど……

 ……フィリップのは、小春日和みたい、だと思う。


[普段は冷たくても、きちんと暖かいところがある。
 冬の、小春日和のあたたかさ。

 微笑む気配に、ほわり、とまたひとつ、温かさを感じた]


 うん……雪がやめば、また別々、だし。

 ――――それは、悲しい、ね


 ーーー…………言われたことない

[きょと と驚く気配
 側にラルフがいたらまじまじと 見てしまうだろう
 暖かく くすぐったい 寝わらに寝返り打って]


 ーーせっかく 会えたのに……ね
 悲しい  し きっと 寂しい だと思う


【人】 本屋 ベネット

―2F炊事場>>132

うん、……ちょっと、長居、したけど

[ごめんね、と苦笑すると
そ、と フランシスは声を潜め、彼の邪な思い、自身の変化に気づかぬままドナルドに顔を寄せる。]

―― ラルフの 話、聞いたよ……

[此処で話すのは憚られるか、それだけ謂って。]

うん、おれも、食べる。すっかり忘れてた。
シメオン君ともさっきそこで一緒になって―――

……シメオン君?

[>>131――振り向いたとき、金色の姿は、なかった。]

(142) 2014/11/17(Mon) 23時半頃

[邪魔をする男。

 ‘保護者’ではなくなった男。

 ノックスの声にも顔をあげない。

 シメオンが立ち去っても、見ようとしない。

 こうして果実の樹にしがみ付き、乞うている。

 誰に? ―――ニコラに。]



 ――俺は、そう思うよ。

[驚く気配に、微笑む気配がかえる。

 胸の中、暖かいから。
 視界のなか、みえたことに、まだ、耐えられる]

 うん。
 さびしい。


 フィリップの、声、聞こえなくなったら。
 寂しいし、悲しいね……


 ーーーありがとう…………

[ラルフが何を見たのか 耐えているのか
 寝藁でうとうとと 心の温かさに包まれ
 ゆっくりしていたから知らなくて]



 …………一人が 当たり前だったのにね
 何も聞こえないのも…………

 きっと とても辛い……耐えられる かな?
 きっと とても会いたくなる 会えないのに


[力が入っているせいで、肩の骨が服の上からでも見て取れた。

 腰に下げたナイフに手が伸びそうになった。
 背骨を抜いて、肉と肋骨を削ぎ落として。
 ベッドの脚にするのはどうか。
 3階にある安物のベッドも、少しはマシになるだろう。髪は束ねて飾りにして――…]

 ……

[黒く昏く、冷えていくのは瞳と……]


[気づかれなくて悲しいのも、見ていて辛いのも。

 いまはまだ、暖かさのおかげで、それほどつらくはない]


 ……うん。
 なにも聞こえなくて、……それが当たり前だった。


 耐えられるかな、耐えられないかもしれない。
 だって、こんなにあたたかいのに。

 それがなくなる、とか、つらいよ……


 凍えてしまうね……きっと凍えてしまう
 身体が寒いのは……慣れてるつもり……なんだけど

 

 …………ラルフと 一緒にいたい……ーー
 許して もらえないかな ……5人で旅する とかさ?

[ラルフの同行者と自分の せんもないこと思う] 


(早く、その毒のような熱を遠ざけてくれ)

[プリシラから――、否、俺たちから。]


 ……今までは知らなかったから……
 凍えてることにすら気づいてなかったのかもしれない……



 ――――俺も、フィリップと一緒にいたいよ。
 5人で、旅をできたらいいね……

 でも、ゆるして、くれるかな……

[心配性な、保護者。 
 それを思えば、難しいかもしれないと、思う]

 旅をしたい理由をいったら……反対に、引き離されそうだ……


【人】 本屋 ベネット

―2F 炊事場―
[>>147 隻眼を瞑ると縁取る睫が見える。
見過ぎないように、眼を伏せた]

衝動を少し、感じた、って
……、今は、まだ 大丈夫、みたいだから。
気をつけない と……

それで   あの、……

[そ、と囁く声は、苦味を帯びている。
それから、ちらと隻眼を、見る。
――薄く唇を開いて、そう、ラルフに謂ったのと同じコトを、もしものときは、鎮めるから、ということを、謂わないと。なのに、上手く声が出ない]

……、ん、もらう。ありがとう。
……おかしいな、シメオン、さっきまで、其処に居たのに……

[シメオンが去ってしまった理由は、ソファのほうを見ると、知れた。フランシスはぎくりとして炊事場に引っ込んでしまう。]

(156) 2014/11/18(Tue) 00時頃



ディーン、  どうして

 


(ああ、だめだノックス)

(“あれ”はもう―――)


 あゝ…………
 知ってしまったら 気づいてしまったら
 ーーーー…………戻れない




 駄目 かな…………
 …………?
 どうして…………?
 ただ 一緒にいたい だけだよ??


【人】 本屋 ベネット

―2F 炊事場の端から―
どうして……

[――声が震える。]

ディーン!? 何してるっ !!

[一度は引っ込んだものの、
>>139 強い口調で、思わず叱責した。
されど、彼は、見ない。聞かない。
シメオンは、こんな彼を見たのか。
それは、それはあまりにも、――酷だ。

頭に血が昇って、ラルフがシメオンを追いかけて外に出たのも、気づけずに。]

(161) 2014/11/18(Tue) 00時頃

 うん……

 知らなかったころに、戻れない。



 フランシス、心配性だから……

 俺が先祖がえりだって伝えたりしたら、きっと、……


 フィリップと。
 仲良くなったから一緒に旅したいって、そう、いって。
 許してくれる、かな……


[守ると、言ったのに。



 僕は、愛しい子を―――…]


 …………心配性……
 

 けど 優しそうな人だから
 一緒じゃないと 辛いって……
 説得出来ない かな?

 だって……仲がいいだけ……なのに


[と そこまで考えた時だった
 ちょうど 実際に ラルフとしっかり目があったのは



 とん と心臓が 一つ脈を打つ
 彼は その脈動に 目をまたたかせる]


【人】 本屋 ベネット

―2F居間/炊事場近く―

[>>162 気をつける、と謂ってくれることは一時でも気が休まる。
不安に満ちた心に、常と違う色が僅か、さして。
どうした、と尋ねられて眸を揺らし、答えあぐね、
後で、と先延ばしにした。

――ディーンを叱咤したとき
其処にラルフの姿がないことに気づく。
今は、それは幸いだとフランシスは思う。
衝動を覚えたラルフに、こんな大人の姿は見せられない。

>>170ディーンがびくりと背を震わせるのを見て、首を横に振る。]

しっかり、してくれよ……
どうしてしまったん だ

[酷く悲しそうな、苦しそうな、声を、投げて。]

(176) 2014/11/18(Tue) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

[そのまま、顔を背け>>165
炊事場の奥、押し込めるようにしてドナルドの胸板を押す。
体重を欠けて、見えないように、奥へ。]

……ダメだ、ドナルド、
見ないで、
見たらダメだ、……

[大人の、あんな姿を見せて、良い影響があろうはずもない。
幼馴染の変貌―フランシスにはそう見えた―に、奥歯を噛み締め、泣きそうなのを堪えるような表情で]

……頼むから……

(177) 2014/11/18(Tue) 00時半頃


 うん、優しいよ。
 優しいけど……決めたことには頑固だから……


 説得、できたらいいな。
 辛い理由を、聞かれるかもしれないけど……

 はなれたく、ないし……

[フィリップと視線が合った。

 ほっとしたような、安心感を感じて。
 それは、三階で、目が合ったときにも感じたもの、だった]


[それは予感では無く、確信だった。
ニコラの掌に炎を見たとき、
それは長らく冷えたままの氷を溶かす火だと確信をした。
だからこそベネットに――信頼できる友人に、
一番大事なものを託したのだ。

炎に触れた氷は溶け、元の形を失う。
大人であったディーンは、もう何処にもいない。]

 ――…………すまない。

[悲痛な声に返す囁きは小さく、口の中で消えた。**]


 掟……形だけ じゃないのは確かだもんね……
 

 ……一緒にいないと 凍えてしまいそうって
 それは 彼を心配にさせてしまう……かな


[ラルフの感じる安心感に落ち着く
 それと同時に 声に 視線に
 とん と 脈動が揺れる
 …………暖かい 肉体的にも
 ラルフが来る前より 寒さに強くなった気もした]


[ノックスへの『好き』と、腕の中への『好き』と。

 別のものだと、分かっている。


 こんな日が来るなら。
 ノックスと甘えた声で呼んでくれるうちに――



 食べてしまえば良かった。

 拍子の外れたオルゴールを入れて。
 掌に収めて。愛していると囁いて。

 返事のないことに、涙して。]


[ ディーンの呟きは、届かない。
ただ熱に浮かされたような眸と、
ニコラだけを見ていた横顔が、記憶に残る。]

(――どうして)

[ただ其ればかりが、頭の中で反響した]


 あんまり、信じてなかったけど。

 形だけじゃなかったから、ね……


 離れたくないとかいったら……衝動と勘違いされる、かも?
 それとは、違うのにね。

 ――心配させない理由、考えないと……

[真剣に、考える。
 フィリップも望んでくれることに、嬉しさがにじむ。
 心の温かさで、寒さを感じなくなっている]


[ばーにぃと、小さく呼ぶ声は遠くの彼に。


 手を離して良かったのか。
 これで良かったのか。

 縋るような視線を投げ、すぐに隠した。
 プリシラを抱いているから。


 彼には彼の、大切な子が――…]


 …………こんなに穏やか なのにね
 衝動とは 真逆の


[そう 口にしながら 少し脈が早い
 その理由がつかめない けれど
 ラルフが嬉しそうで
 ーーーー…………それだけで嬉しい]

 穏やかに 過ごせてるって
 実証できたら 理由になる、かな


[バーニィ、とすがる様な声に気がつけない。

大人になったノックスの背中の向こうで、まだ小さな子どものままの彼が泣いていたのに。**]


 …………うん、穏やかで、とても暖かい。
 衝動とは、違うから……

 一緒にいると、穏やかでいられるっていえば……いいのかな。

[フィリップの、鼓動は伝わらないけれど。
 嬉しい、が伝わって。

 微笑む気配が、深くなる]

 そうかも、しれない。
 二人でいても――なにも問題ないって、わかってもらえたら。

 一緒にいられるかも……


【人】 本屋 ベネット

―2F 炊事場―
[ドナルドのバリトンは、あやすような響き。
これでは、どちらが保護者か分からない――と、
フランシスは、唇を噛むと共に、遠い記憶に何処か、重なって。
否――重ねているだけでは、なく]

…… 見てない か? 
――それなら、 ……いい

[(もしも、お前が……あんな、ふうに、なったら、おれは)

吐息混じりの声が震える。額を胸元に押し当てて、
感じるのはドナルドのにおい、だろうか。
酷く苦しいのは、理由が絡まりあってであり、整理できぬまま。
――背に腕が回るのに、どきんと耳の奥心音が鳴る。]

ぁ、……ご、めん。とり、みだした

(196) 2014/11/18(Tue) 01時頃

 …………ね 心配することなんて
 ないのだから…………

[暖かな とても大事な とてもとても大事な]


 …………実証しよう この 雪が晴れるまで
 何にも 問題がないって
 むしろ 心地いいんだって


[ただ鼓動が少し早いだけ
 それが 何かなんて考えたことはなく
 よりひどくなるとも 思えなくて]


 うん。
 心配することなんて、ないよね。


 そっか。
 ちゃんと証明して、わかってもらえれば。
 同行者として問題ないってわかれば。

 きっと、一緒にいられるね。

[ノックスのことはあえて考えない。
 心に漣が立つけれど。

 考えると、怖いから。
 いまは、フィリップとの温かさだけを思う]


 そうしたら 満月でも 新月でも
 どんなに寒い冬でも


 ラルフと ずっと ずっと一緒に

[子供染みた発想 けれど
 彼にとって 真剣
 こんな暖かさは初めてだったから
 ……絶対に 守らないといけないものだと
 強く強く思う
 己とのことを考えてくれるラルフと]


 ――寒い夜でも、フィリップと一緒だったら。
 暖かい、ね。


[届く思いに、ほわり、また暖かくなる。

 けれど、ノックスが傍にいて、少し落ち着かない。
 そわり、と瞳が揺れて]

 …………

[傍にいたいけど、離れたいような。
 そんな矛盾を抱えている]


【人】 本屋 ベネット

―2F 炊事場―
……、―― 焦げたら、大変、だし ね

[>>201 冗談めかした声に、
小さく笑みを、浮かべて視線を上げる]

――  おれ?

[フランシスは緑の眼を、瞬かせる。
一瞬、息が止まったかと思ったのは、何故だ。
満月のときに感じる、背中を逆撫でするような、感覚が]

……ごめ、 ……いや、えっと……――ありがとう、
……すっかり、大人みたいなこと、謂って。
……いけない、な 大人なんだから、しっかりしないといけない のに

[自戒の言葉を呟く。鼻先がよるのを感じて少し首を竦めた]

……湯、使ってないから、――その

(212) 2014/11/18(Tue) 01時半頃

 うん…………暖炉がなくても
 きっと凍えないね


[同意する思いかえして
 

 ただ ノックスが現れてから
 ラルフが落ち着かない ざわり
 彼も 胸の奥 焦燥]


 ラルフ…………一緒にいたい

[場を離れたラルフにそう思う]


 うん。
 二人でなら、きっと凍えることも、ないね。


[落ち着かない胸の奥。
 それがさらに強くなる前に、と離れようとして。


 フィリップの声に、視線を向けた]

 ――……一緒に、いてくれると嬉しい。


[声をかけられて、すこし、気持ちが落ち着く。
 それでも、無理に誘うことはせず]


 一階は……防寒着なしでは寒いから



 二人で居たら 凍えない

[ラルフの胸騒ぎは伝わっていて
 それに いてくれたら嬉しいと
 言われたら………………]


 一緒に行こう…………

[そうと笑わずには いられない]




 たしかに……寒い、ね。

 でも、フィリップとなら、大丈夫……

[笑みを返して、二人、並んで歩く。
 一緒にきてくれるのが、嬉しくて。

 ざわめくものがまたひとつ、落ち着いた]




 良かったーーーーー

[隣り合う距離 腕が触れ合いそうな
 鼓動はざわめくけれど
 それ以上に 一緒に歩けることが嬉しくて

 ラルフが落ち着いてくれるのも嬉しくて
 隣を歩くラルフに 心だけじゃなく
 実際に淡く微笑んだ]



 うん……ありがとう。

 フィリップには、助けられてる……

[ほっとしたように、嬉しそうに笑みを返す。
 隣にいるから、フィリップの微笑みも見えて。

 それが、よりいっそう嬉しい]


[隣にいても、言葉を口にしてしゃべるのは、少ない。

 思うことが、伝わるから。
 伝わることが、嬉しいから。


 それでも、傍にいて、笑みが見られると。
 より嬉しいのだと、実感した]


 ――雪が終わっても、一緒にいられるよう。
 保護者を説得しないと……


[暖かい。
 お湯と、気持ちと、両方を感じながら。
 
 ノックスと会うことでざわめいていたものが、静かに落ち着いていく**]


[ラルフの思いに ふっと目を細めて
 その思いがどれだけ嬉しいか
 その言葉が どれだけ誇らしいか]

[三階で見た くるしげな表情は
 いまは 欠片も覗いていなくて

 彼はそれがとても嬉しかった*]


【人】 本屋 ベネット

―2F 炊事場―
……なら、いいか。しばらくは、味を変えながら、
……食べられる、はずだから

[視界に入る隻眼の色、銀の耳飾、カーネリアンの赤。
髪の毛の色も相俟って、よく似合う、とフランシスは思った。赤。
口の中には、もう残っていない味なのに――思い出す。見つめられている。なぜか、落ち着かない]

……、――ぁ、あ。それは、……おれも、……嬉しい、な。
ドナルドに、ラルフに、……ちゃんと、
衝動を、飼いならせるようになって もらって 大人に、なって

[それは願い。そのためなら、なんだって。
(でも、 ふたりで 少し違う 気がするのは、何故―――)
髪に鼻先が埋まる。くすぐったくて、吐息を零し]

……な、

[――目元が熱く、なった。恥ずかしいのだか、よろこぶべきなのか、なんだ、それは、どういう意味だ、と 動揺が表情に現れて]

(236) 2014/11/18(Tue) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

[大切な同行者に、あの状況を見せたくなくて――
収まったなら離れればよかったのに、離れがたくて、そのまま。
――ディーンはどうしてしまった か。]

ぁ、ああ、……勿論、そのつもり、だよ……?

[大人になれば、手を離れてしまうだろうと考えていた。
けれど、ドナルドが望むなら―― 一緒に居られる。
躊躇い混じる声は不安のせいだろうかと、撫でようと指先が頬に触れた。
首元、体温を感じられるところ。
――妙な、衝動が湧いてきそうなことに戸惑う]

っ、……!

[フランシスは震え甘くも聞こえる音で息を飲んだ。
すぐ近くで聞こえる、艶のあるバリトンの、
悩ましげな声。甘く感じる体臭。
ぞくりと、背筋に走るのは――]

(251) 2014/11/18(Tue) 07時半頃

【人】 本屋 ベネット

… っ、な、んて声 出すの さ……

[うろたえが全面に出た声は、内緒話のように息混じり。
肩に額を擦り付けるような動きになる。目元の赤みが増す。
邪なことを、連想しそうだ。

(大人のように、支えようとしてくれているのか)
(きっと、そう(だって、そうでなければ――)]

ち がう。……気になる、というか
その、いいにおい、だと、思うよ……?

[混乱のまま、思ったことを謂うがどう伝わるかは分からない。]

―――……  そう、だな
ラルフも、呼んで、きて
……休めばきっと 不安や、衝動も。

[収まる。――そう、フランシスは思いたくて、口の中で呟く。
(けれど、いま 胸が ざわつくのは 何でだ)]

(252) 2014/11/18(Tue) 07時半頃

【人】 本屋 ベネット

[フランシスは、我知らず上がった息を熱っぽく吐いた。
落ち着くものも、落ち着かない。]

も、大丈夫、だから……。
ありがとう、……ドナルド。

[これはいけない、とそっと身体を離し
居間の様子を改めて窺う。
ラルフの姿は見当たらず、一人行かせてどれくらい経ったかと気にかかる。ディーンとニコラは、どうしたか。他の少年らが居ないところで、改めて説得は出来ないか、とも考える。醜態を―切実な彼の祈りを―晒したとはいえ、彼は幼馴染、なのだから]

……ラルフも探して、温泉に、はいる?

[先にラルフがフィリップと共に温泉に行っているとは知らずそう尋ねた。]

(253) 2014/11/18(Tue) 07時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 07時半頃


ベネットは、祈るようにアミュレットをそっと握り締めた**

2014/11/18(Tue) 07時半頃


 説得……俺もしないと
 こっちは……大丈夫だと 思うんだけど


[保護者を思い浮かべ 放任主義の
 彼が反対することは ピンとこなくて
 お風呂上がったら ルーツも回収しなきゃ
 と 居間に行くことに 意識を寄せて]

[そうじゃないと]


[湯に入る時 垣間見えたラルフの身体
 トレイルよりは 極 普通に男性的な
 なのに 心臓の鼓動は 既に早鐘のようで

 駄目だ 衝動じゃない 別のものでなくちゃ
 ーーーーそうじゃなきゃ ラルフから 離されてしまう]


[それでも ラルフから 視線は外さなかった
 笑ってくれることが嬉しくて
 嬉しいと思ってくれることが嬉しくて
 暖かいと思ってくれることが嬉しくて


 のぼせてしまいそうなほど 暖かい]


 ホレーショーと少し話したけど。
 いい人だよね……

 彼なら、たしかに許してくれそう……


[一緒にいなくても、心配した様子のなかったホレーショーを思い返し。
 過保護なフランシスを思い返す]


[伝わるのは嬉しさ。
 でもそのなかに、何かが混じっている気も、した。

 それでも傍から離れることはなくて、視線があえば笑みを返す]


[暖かい。
 心も、体も温かくて、ほっとしたように笑みを浮かべていた。


 フィリップの様子が、少し違っていることに気づけばゆるりと首をかしげ。
 心配そうな視線を向ける]

 フィリップ。


 …………大丈夫?

[口ではっしたのと、同じもの。
 傍によって、顔を覗き込む。

 のぼせて、赤くなっているのなら、お湯に使っているのは危ないと思うから。
 近づいて、たしかめた]


【人】 本屋 ベネット

―炊事場のこと―
……ドナルド
これは、……ラルフにも、謂ったこと、なんだけれど
――……その、

[炊事場を出る前、フランシスは、迷った末に
やはり伝えておこうと切り出した。
しかし、顔は見られない。仮定のことなのに正体不明の痛みを感じながら、小さな声で。]

今は、そうじゃ、ない、みたいだけど
もし、……もしも、
……衝動が、どうしようも、無くなったら、謂ってほしい

[(嫌かもしれない、だってドナルドは昔、少女と恋に落ちていた)]

欲の、代替えが、できるように
――くちで、なら、して あげられる。

[処理だから、どうか、気にしないでほしいと――眼を合わせられないまま、俯きがちに恥じ入る**]

(264) 2014/11/18(Tue) 10時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 10時頃




 ……

[ノックスの声。
 落ち着いていたものが、ざわりと騒ぐ]


[トレイルも一緒にいたことに、フィリップに案じる視線を向ける。

 彼が衝動に負けたことを覚えている]



 ――離れたほうがいい、かな……




[保護者をいい人 言われると また別の嬉しさ]


 …………フランシス 説得 協力してくれないかな

[その嬉しさが優って
 少し 鼓動が落ち着いて
 かえる笑みに 自然 表情も心も崩れる]



 [案じるのは心から だからこちらも
 こくり と案じるに返した

 近づく もっと近づいて欲しい
 その 欲求に誘われるまま
 先ほど不安げだった
 その頭を撫でるため と 自分に言い訳をして]


【人】 本屋 ベネット

―2F―
……つい、子供扱いが出ることは
あるかもしれないけど
一人前になったら、…しないよ

[>>270ドナルドとラルフが一人前になったら、
ちゃんとお祝いをして、プレゼントも渡そう、と
そんなことを考えていた保護者だ。
相反する思いを全て汲めているとは謂えないが
理解はしようとそう、思っている。

指先に寄せられる頬に、
手のひら全体を、添わせた。

名前を呼ぶ声はバリトン。
心地よい。]

(288) 2014/11/18(Tue) 13時半頃

【人】 本屋 ベネット

いやじゃ、ないけど。
……――自覚、しなさい。頼むから……

[>>271不覚にも、ぞくりとしたものを感じてしまったのもあり、
小言のような口調になった。無自覚のままでいられるのも
心配だという思考で、拗ねた様な表情になる。
宥めるように背をなでられれば
心地よさと戸惑いの狭間のような表情。

かつてこんな風に守ろうとしてくれた
大人がいたことを、思い出す。]

(289) 2014/11/18(Tue) 13時半頃

[ゆっくりつかっていた 嫌悪で
 こちらもざわり 別の感情 ざわめく

 片手を湯の中滑らせた

 ラルフは近い その手にそっと伸ばして
 ゆるく指先を握る]

 ーーーうん 時期見計らって

[でた方が と頷きかえす]


【人】 本屋 ベネット

ラルフには、自分はまだ大丈夫だって、
謂われたんだけど……ね

[苦笑して、眼を伏せた。>>273 フランシスの提案したやり方は他者を支配しているという感覚を得られやすいのだと聞いた。自分で自分を慰めるよりは――きっと、欲を逸らしやすい筈だが、――それ以前の、問題か。]

……、え、ぁ?
……それ は、どう いう……

[予想していなかった答えに顔を上げ、
緑色が見開かれた後瞬き、彷徨う。
もっと、とは――その先も?

――長老がかつて謂った「保護者としての距離」が酷く危うくなっている、気がする。]

(291) 2014/11/18(Tue) 13時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 13時半頃



 …………協力してくれたら、いいね……


[うまくいけばいいというように、願い。

 フィリップが触れてくる手。
 それに瞳を細めて、くすぐったそうに笑う。

 近い距離に気づくことなく]


[ざわついた心も、
 握られた手の感覚に少し落ち着く]

 ……うん。
 そう、だね……

[同じようにうなずきを返した]


【人】 本屋 ベネット

―2F―
[もっと欲しくなる、――その先は?]

……で も…
他の誰かに させるだなんて、ぃ―――

(――待った、おれは、何を謂って)

[慌てて口元を押さえ、眼をそらした。

(ラルフに謂ったのは、守るために。
(ドナルドは――?守るためは、勿論だ。でも)

ダメだ、考えるな、考えてはいけない――と首を横に振る。
ポトフの皿の方に、手を伸ばして。]

(295) 2014/11/18(Tue) 14時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 14時頃


 大人同士 また説得力 違うよね

[頷きを返しながら 笑顔を見た
 その笑顔 見惚れて笑う
 自分の手が ラルフに触れて その笑顔が嬉しくて

 湧き上がるものがある けれど
 静かな中 それに 従ってはいけない と
 だから 近い距離 もっとという
 自分の欲求は これ以上叶えない]


[今 ラルフの手 握っているのは 自分
 ラルフの心が落ち着くのを感じ
 彼の中の ささくれも 落ち着いて
 握った手指 指先を絡め…………指先が
 ラルフの指 そこに傷があることを伝える]


 避けられること 避けなきゃ

[その傷 そっと指先で撫でる] 



 うん。
 それなら大丈夫かもしれないし。

[フィリップの笑みに、同じように笑みを浮かべる。

 触れられたところも暖かくて。
 けれど、それ以上近寄ることはしないまま]



[傷にふれる指先に、小さく手が震える。
 痛みは、心なのか、傷なのか、よくわからなくて。

 それでも、伝わるものに、気持ちは落ち着いていく]

 ……衝動を覚える前に、離れたい……


[痛い。

 ざわつく心が痛い。
 その腕に抱かれているのが、うらやましいと感じて。

 見ないことで、誤魔化そうとして。


 増えた、血の匂いに、くらりとめまいがしそうになる]


 ――フィリップ。

[すがるように名を呼んだ。

 彼はトレイル相手に衝動を覚えていたから。
 いま、彼が衝動にまけたら――

 そう思うと、怖くも、あった]


【人】 本屋 ベネット

―2F―
……ちゃんと、大人扱いするよ。
ピアノ、続けるのかな…?

[未来の話は、不安の裏返しでもある。
どうか続け、揃えたアミュレットの加護よ在れ、とフランシスは願う。]

……破壊力の、自覚。
背筋が、ぞくっと……する、から。

[眸を覗きこまれ、戸惑ったような表情のまま
逸らして、また戻した。

自分にはない声質。
寝ぼけた耳に滑り込んできた低く抑えた声といい
一足飛びに“大人”を感じさせられた心地だった。]

(312) 2014/11/18(Tue) 15時頃

【人】 本屋 ベネット

……過保護、…そう、だよな

[反省の表情を浮かべた。]

あぁ、それは、信じてる、つもりだけど。
……ドナルド、こういう心配、って、
負担に 感じるか……?

[余計気を使わせていないか――と、そう心配してのこと。
バリトンに混ざる苦味は調律師の聴力が捉え、――視線が合う。]

―――、…っ!

[自分で提案しておいたことだが
続きを紡がれると頬に血も昇ろうもの。
想像した。大きな、――あの手に触れられること。]

ご、めん。…………

[もう、何に対して、謝っているのだか、分からない]

(313) 2014/11/18(Tue) 15時頃

【人】 本屋 ベネット

[他の誰かに――と、そう謂った時に過ったそれは危うい感情。言葉と共に表には出さないよう飲み込んだ。]

……わ、かった。なら、いい。
……そうだよな、年頃だもんな…始末くらい、する、よな……

[>>304 ぶつぶつ、呟く。
こんなのだから、過保護だと謂われるのだ。
器をかすめ取られ、代わりに乗せられる暖かなポトフ。
2回、瞬いて>>307]

ドナルド、……そっちで、いいのに。

[暖かい方を食べてればよいのに、と
取り換えようとしても叶わず、結局そのまま口に運んだ。
滋味のある味、内側から温まって行った。
扉の方に、不安げな視線を向ける。]

うん。……戻って、来ないな……

(314) 2014/11/18(Tue) 15時頃

ベネットは、ラルフが衝動を覚えていないか、酷く、不安で。

2014/11/18(Tue) 15時頃


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 15時頃


【人】 本屋 ベネット

―2F居間―

[フランシスは器を机の上に置く。
温泉での流血沙汰は、>>315居間にまでは届かない。]

3階に行ったのかな……

[廊下の方を見てこようかと、
扉に近付いて行ったのは、さてどのタイミングであったか―――]

(317) 2014/11/18(Tue) 15時半頃

 ――フィリップ、
 いま、――衝動に負けたら

 君が、……殺されてしまう……


[それはいやだと思う。

 衝動を抑えきれないところを見るのも、いやだと思う]


【人】 本屋 ベネット

―2F―

そう。……ドナルドの音色、好きだから
弾き続けてくれると 嬉しい。

[フランシスは、夢想する。
此処にもピアノがあればよかったのに、――否、耳がいいあの少年がいるから、難しいか。

ドナルドが低く咽喉を鳴らす音、耳を擽り
どきりして、視線を向ける。]

……な、なに。

[大人をからかう笑いかと、
きっ、とドナルドを見るが頬が赤いままでは、締まらない。]

(329) 2014/11/18(Tue) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

うん、……それなら、よかった。
お節介のあまり……謂いたいこと、謂えてなかったらどうしようか、ってさ。

[ノックスに謂われたことを、
フランシスは胸に刻んでいた。]

……――、気にかけてないときなんて、ないよ。

[淡い笑みで、答える。
名前を呼ぶ声。――緑は揺れて、逸らされた。
問いかけがなくて、恐らくは、助かった。]

いや、……ドナルドは悪く、ない。……

[眼帯の近くをそっと撫でる。
旅の間は触れるか触れないかを保ってきたのに――上手く、ストップがかけられなくなっている。]

(330) 2014/11/18(Tue) 17時半頃

【人】 本屋 ベネット

[今も夢に見る――血塗れの少年。
過去の記憶と重なる悪夢。悔恨は深く根付いている。

>>325 ドナルドに尋ねられた際には]


ちょっと……保護者としての
自分の在り方を省みてる……

[フランシスは両手で顔を覆ったまま答えた。
(いや、仮に気づいていたとしていって何かできていたわけでは)
一人反省会だった。]

(331) 2014/11/18(Tue) 18時頃

【人】 本屋 ベネット

[ドナルドは一度炊事場に引っ込んだようだ。>>325
一度炊事場の方をちらと見てから
フランシスは手の甲を自分の頬に当て、
残る熱さに溜息をつく。

(……落ち着け、大丈夫、だいじょうぶ。)

胸の中で繰り返した後、
辿りついた扉をそっと押しあけて、
フランシスは誰かいないか当たりを見回した**]

(332) 2014/11/18(Tue) 18時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 18時頃



 ――……

[温泉に残してきた二人を思う。
 じくり、痛むものを感じて。

 瞳を伏せた。

 衝動は、まだ――]



 ……そう、だ。

 フィリップと、いっしょに、旅するなら。
 ドナルドにも言わないと……


 ドナルドも賛成してくれたら、フランシスも、説得できるかも。


[仲のよい二人を思う。
 フランシスはどちらにも保護者として接していると思っているけれど。
 ドナルドはフランシスのことをよく理解していると思うから。
 そんなことを考えて。

 ノックスたちから、意識をそらす]



 ーーーーー…………っ
 ラ…………ルフっ?

 ぁ…………っ

[引き戻した 思い 痛い 何かが痛くて
 先ほど触れた傷が あれは誰の?
 痛みを感じるなら彼の? 彼とは?

 痛むことが悲しくて そして 痛みは
 理性を生む]

 …………ラルフ……っ

[縋るラルフを抱きしめるように
 ラルフに縋りつくかのように
 心はラルフを求めて]




 …………う……ん

 お……れは……ラルフと   生きたい

[ふらと 崩れ落ちそうな脚
 それでも 温泉から逃げた 衝動から逃げた
 目の前は暗い だから ラルフの思いを導にして]



  食べたい  食べたくない
  食べたくない  食べたい
  駄目だ  ここを  一緒に
  駄目だ  離れて  ここから



 フィリップ……

[伝わる。
 その、衝動に。


 手を伸ばして、治めることができるかと]


[痛い 痛む きしりと 
 暖かな 陽射し 思わせる
 あそこに帰りたい そう 一緒に旅を]


[だから 一番
    衝動を 向けてはいけない人]



 ラル…………ふ……

[その温度は ラルフのもの
 一番衝動を 向けては いけない 存在]



 ――

 フィリップ、……


[食いつかれても、怖さはない。
 ただ、フィリップが落ち着くように、呼びかけ続ける]



 俺ーーーーなんてこと を


[薄い硝子が砕けるような そんな音が響く
 衝動を抑えた 望みが絶たれる 音]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 21時半頃


[痛い、熱い。

 食われる感覚に、ぞくり、とする。

 それもまた、一種の衝動をあおって。

 気づいたフィリップに笑みを向けた]



 ……いいよ。
 俺が、傍にいたせい、だから。



 違う ラルフのせいじゃない 違う
 ………………

[ほと ほとと
 滴が目からこぼれる]


 一緒にいられなくなる

[どうして こんな獣と 大事なラルフを 
 一緒に旅をさせてくれようか?]



 ーーー一緒にいられない

[どうして 今後 ラルフに一切衝動を向けないなんて
 己を信じられようか?]


【人】 本屋 ベネット

―2F廊下―
[ 喉が、少し、乾く気がしながら――]

――……ラルフ?
いないのか?

[ 廊下には、人影はなく。
透明感のある声で、やや控え目にラルフを呼ぶ。 ]

(351) 2014/11/18(Tue) 21時半頃



 ……一緒にいられないのは、悲しい、よ。


[涙止まらぬ様子に、悲しげな色がかえる]

 ――フィリップ。




 けどーーーーけど



 一緒にいたら いつか 食べてしまう
 いつか 終わってしまう
 いやだ 俺 ラルフ 食べたくない……っ


 でも 食べたいって 思ってる



 ――――フィリップ。


[食べられたら、フィリップの一部になる。
 けれど、声は聞こえないし。

 温かさも、感じられるか、どうかわからなくて]


 ……たべなくても、いっしょにいたいのに、ね。


 



 
 …………一緒にいたい ラルフと
 痛いよ いたいけど…………



 一緒に…………そばに 




[それだけで  ーーーーいいのに]


 


 ――うん。
 いっしょに……それだけでいいのに。


[衝動の、抑えることのできない強さ。
 それは、どうしようもないもので。

 フィリップを、ただ案じている。

 それと同時に――

 同じものを感じてしまったら。
 きっと、抑えることなどできないと、思う]


 ……それだけが できない

[獣であることも悪くないと思った
 それが すぐに転じられる

 一緒にいられない ラルフを傷つけた
 それでも 大丈夫と 言ってくれる
 ラルフといられない


 きっと いつか抑えが効かなくなる
 同調した感覚 何に?]


【人】 本屋 ベネット

―2F―
……さむ

[冷えた空気に、フランシスは己を抱く。
(ドナルドの腕の中は、あたたかかったのに)
眩暈がするようだ。――それどころでは、無いのに。

>>344
ドナルドが、被保護者の有り様を考えているとは知らないで。]

……ちょっと、廊下の方、
見てくるから。

[ ドナルドに声を掛け、足を 踏み出す。
足音が聞こえた気がして、顔を向けた>>367

(370) 2014/11/18(Tue) 22時半頃



 ――……悲しい。


[傷つけられてもいいと、思えた。

 食われるのも、悪くないと、一瞬。


 それは、危険で。
 たったひとり、フィリップを残したくなくて。


 けれど、傍にもいられない、それが]

 かなしい、ね……


 うん…………

[ラルフは


 逃げなかった 怯えなかった 避けなかった

 牙を 受け入れてくれた


 それは危険で
 ラルフには笑って欲しい
 傷つけたくない 痛いと思わせたくない]



 ーーーーーーうん

[どうしようもない 感情だけがつもる
 同じように思ってくれる けれど悲しい]


[どうしようもない。
 悲しさだけが、つのる。


 あんなに、暖かかったのに]

 …………衝動を、抑えるすべを覚えたら。


 そしたら……


[覚えるまで、
 それまで、衝動に負けずに。

 そうしたら、きっと。
 そんな、夢を思う]


 ーーーー………………

[そんな未来があるのだろうか?
 そんなすべを身につけられるのだろうか?

 向けてはいけない 衝動を
 向けて傷つけてしまうような 己に

 深く 深く 光のない 海の底に
 沈んでいく感覚
 冷たさで手足の感覚は痺れ 

 ラルフの言葉 信じたい
 けれど 自分が信じられない]


 …………寒い…………

[温もりが欲しい]








[例え それが血の温もり でも]



 ――……フィリップ


[案じるけれど、遠い。

 止めることも、できない。


 いつか、フィリップと同じようになるのが、わかる。
 きっと、それはきっと、遠くない先の話で。

 だからこそ、フィリップを案じている]


 ーーーーーー………………寒い


[深く 光の届かない海に 沈んだ
 彼の意識は 名を呼ばれると
 ぽつり と 地上に届く前に
 水に溶けてしまう泡のような
 小さな 意識を 零す]



 ……いま、ホレーショーに伝えたから。

 だから……

 フィリップ、……


[衝動を堪えるの、無理をさせるのと同じだから。

 無理しないでとも言えず。

 ただただ、案じる気持ちだけを向けて]


【人】 本屋 ベネット

―2F―
[ 反対側の階段にシメオンがいることには、
気付けないで。ラルフが居たことにほっと息を吐く ]

ああ、ラルフ、よかった。

――ホレーショ?
中に、座ってるかと、思うけど。

[ ――自覚の薄かった、傾く感情の影響もある。
血の匂いを捉えて――呼び止めた。
彼は、すでにホレーショーに、声をかけていた。]

……待って、ラルフ。
その、手の下、見せてくれ

(386) 2014/11/18(Tue) 23時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/18(Tue) 23時頃





 ーーーーー………………うん

[ぽつ と また 淡い意識が 一つ
 水面 暖かい陽射しが あるのを知っている
 けれど 手に 脚に 解けない 鎖
 沈み切った 重い体 もう 浮上するために
 足掻く力もなく ただ 届くもだけ
 辛うじて 窒息死をまぬがれ]



 ――――


[かろうじて、届く。
 その伝わる思いに、ただただ、案じている]

 ……すべて、終わったら。

 きっと、……


[衝動をおさえることができたら。

 できなくても――大事な人たちが残っているのなら。

 きっと、やり直せる、はずで]


[終わったらーーー全て終わったら
 最期はーーーーー嗚呼]



 食べたく…………ない……

[全て終わったら…………きっと
 食べないでいい きっと もう 誰も食べない
 だれも 傷つけない ただ きっと寒いだけ]


 うん……


 ……――フィリップ。
 さむい、ね。


【人】 本屋 ベネット

……ッ――!

[ ホレーショーと何事か話していた、後。
振り向いたラルフの肩口に
滲む赤が見えてフランシスは厳しい表情でラルフの腕を掴む。
傷を隠す腕を、ずらそうとして。――傷口を見 ]

――噛み痕……!!

[ フランシスは息を飲むが、
直ちに迷いなく自身の服の袖を咥え、引き裂いた。
簡易包帯にする為だ。荷物を取りに行く時間も惜しいという気持ちからの行動だ。
其れを用いて腕を縛り、止血する。

血の匂いが濃い。
奥歯を、噛みしめる。 ]

ドナルド、水、水がほしい
傷口を洗わないと、
荷物に、入ってた、はず――

(396) 2014/11/18(Tue) 23時半頃

 寒いーーーーやだ 食べたくない
 いやだ…………いやだ…………



[けれど 水面は遠くて もう遠くて
 届かない ただ 嘆きだけが
 ぽつり こぼれるままに]


【人】 本屋 ベネット

[ 言葉は断片的で、それだけ焦って居た。
誰に、とか、何故、とか、聞くより前に
ラルフの傷の、手当てを―― と、逸る]

……座って。血は足りてる?

[尋ねながら、噛みちぎられているわけではないと知る。
躊躇いのようなものが其処に見えた気がして余計にやるせない。
腹が満たされて居て、幸いであった。
治療に集中できる、はず。本能を引っ掻く、血の匂い。]

(401) 2014/11/18(Tue) 23時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 00時頃


[伝わる嘆きに、
 胸が痛い]

 ……フィリップ。


[ただ、名前を呼んで。

 衝動にのまれたのがひどくならないようにと、願う]


【人】 本屋 ベネット

ありがとう。
――っん!

[ ドナルドに感謝を告げて、
余った布地を水にひたして傷口を洗うために
牙で布地に空いた穴に細い指を引っ掛け、爪も支えに力を込め、
裂いた。肉が覗き、痛々しい傷は――しかし、人喰いに酷く毒だ]

――だいじょうぶじゃない。

[叱咤するような声は、しかし、震えている。
傷を洗い、乾燥させないこと。
傷の絶えない一族の知恵。
特に若いころ自傷で耐えて居たフランシスには馴染み深い。]

……くすり、取ってこないと

(411) 2014/11/19(Wed) 00時頃

【人】 本屋 ベネット


……ドナルド、――
……、わかった。

[ 気遣わしげな、
それでいて酷く不安そうな表情が過るのは一瞬。 ]

……しばらく、離れてて。
なにかあったら、すぐ、呼ぶんだよ。

(414) 2014/11/19(Wed) 00時頃

【人】 本屋 ベネット

[ ホレーショーに声をかける余裕もなく、
人差し指の背を噛み締める。 ]

(416) 2014/11/19(Wed) 00時頃

[口元 微か シメオンの 血の味]


 いやだ…………助けて…………やだ
 やだよ……やだ

[ただ それは 案じる 微かな それを
 悲しませるに過ぎない けれど
 抑えきれず 浮上出来ない意識は
 耐えきれず ただ ただ ほつれる]


[伝わる思いが、痛い。
 悲しい]

 フィリップ。

 ――……いま、ホレーショーがそっち、いくから。

 だから、大丈夫……


[ただ、大丈夫だと信じたくて。

 言葉を重ねた]


ベネットは、ドナルドへの影響を気にしながら、手当てを続けた。

2014/11/19(Wed) 00時頃


 ………………うそ 怖い
 いない やだ…………助けて
 怖い 怖いよ…………


[子供のように 泣きじゃくる
 悲しませる 困らせる
 それらに気を配る 余裕はなくて]

 ーーーーーーっ



 ……フィリップ


 ―――……きっと、助けてくれる、から。

[そう願う。

 なにもできない無力さが、痛い]


【人】 本屋 ベネット

―2F居間―

……――だめ、だったら、
ほんとに、謂うんだよ……?

[>>418 くぐもるドナルドの声に、
フランシスはそう、謂って。
薬を取りに行かなければならない、でもラルフを一人には出来ない。ドナルドを残すのには血に酔う不安がありすぎる。]

…確か、此処に…

[傷口を乾かさないようにすると傷跡が残りにくい。
先人たちの知恵だ。炊事場の方、油紙で傷を覆って、
切り傷などに塗る軟膏を緩衝とすれば、いいはず]

(428) 2014/11/19(Wed) 00時半頃

【人】 本屋 ベネット

……確かに、噛み千切られているようなことは
なかった、けど

[傷を覆う布を擦りながら、最後にきつく縛る。
ドナルドとラルフの会話を聞けば――ホレーショーが向かったこともあり、あたりはつく。]

(でも、ラルフは謂わなかった。
 庇おうとしている)
(傷も、躊躇っているみたいな痕跡がある)
(――ころしたく、なかった、からだ)

[思えば思うほどやるせない。
一体何が切欠になってしまったのか。]

……気をつけて、ドナルド
お願いだから、……むりは、しないでくれ

[外に行かせるのも不安だが、血のにおいが充満する此処に留めおくのも、酷だが]

(430) 2014/11/19(Wed) 00時半頃

[口の中 甘い香り 蕩けるような
 薄い肉付きの その ちぎった 若々しい 味わい]


 あ   あああ やぁ…………!!

[それは 人の味
 知っている味 衝動に負けるままに

 軋む 心が音を立てて軋む

 海の底 足りない 窒息するままに 悲鳴が上がる]


【人】 本屋 ベネット

[傷のあとを擦り、そこで漸く息を吐く。
あのときのように、取り乱さなかっただけ成長しているであろうか。]

ほんとうだよ、
気をつけろって、謂ったじゃ ないか……

……っ、

[首を横に振り、項垂れる。]

(432) 2014/11/19(Wed) 00時半頃



 ―――っ

[伝わるものに、息をのむ。
 ああ、痛い。

 壊れる。

 こわれて、しまう]


 ……フィリップ。
 


【人】 本屋 ベネット

―2F居間―
……  フィリップくん、……かい?

[ラルフが部屋に居ることを教えてくれた、鳥の飼い主。
あの時の微笑みを見るに――ラルフを気に掛けてくれているのだろうか、とフランシスは思う。ホレーショーは、彼を止めてくれただろうか――]

トレ、イル ……?

[高慢な歌声、今は声のない少年。
複雑そうな表情で、――眼を伏せた。]

……血が、切欠、か……
――箍、ゆるく、なってる のかな……
同族同士の血が、干渉しあっているのかも……

[――普通よりも箍が外れやすい者が、此処に居るのだ。
先祖がえりのように。]

(443) 2014/11/19(Wed) 01時頃

 ぁあ’’   や あぁああ ぅくっ

[吐き出してしまいたい
 なのに 美味しいと感じる味覚]



 ひぁっ あ…………やだっ
 助けて………………や ぁ

[悍ましい 浅ましい 狂ってる
 ぎしぎしと 締め上がって行く
 一分の 欠片も 残さぬよう
 心を締め上げる]

 あーー…………あっ

[痛みに 微か ただ握り締めるも
 ほつれて行くのを 止める手立てがなく]


【人】 本屋 ベネット


……、

[ぐ、と唇を噛む。
ラルフを傷つけたこと、フランシスは――とても、許せず。]

(444) 2014/11/19(Wed) 01時頃

[痛くて、苦しくて。
 辛い、それが伝わってくる。


 でも、どこかで。



   血を、味わってみたいと思う]

  ……フィリップ。
   ――

[ただ呼びかけることしかできない。

 きっと、いま、いけば。
 血の匂いに酔ってしまうだけになる]


【人】 本屋 ベネット

―2F居間>>446
……――ラルフ

[個室でのことを、思い出す。
もしもの、過程。現実に近い、それ。
肝が冷えて、震える、けれど。]

……――そう、なって しまったら
止める――…… 止めるから

[膝に額をつけるラルフは、
いつか、「家族からは浮いている」と謂われていると
聞いたときの小さな子供の頃のようで。

とん、とんと。あやすように背を撫でる。
指の怪我に眼を留めた。指を噛み締めたのだろうか。――保護者の悪い癖がうつってしまったのかもしれない。]

(455) 2014/11/19(Wed) 01時頃

[視覚情報は シメオンの腹わたを伝える
 その頃には 心は次第に沈黙していく

 悲鳴をあげる体力も
 失った心が ころりと 転がる]








 ーーーたすけて………………らるふ……

[彼の思う心を知らぬまま ぽつりと]


[助けを求められて、はっと顔をあげる。

 伝わる、はらわたの、その感覚。
 自らの血の匂いが、腹を割いたものであるかのような錯覚


 くらり、めまいがする]



 ……うん……


  ――――いま、いくよ……

[いったところで助けになるかわからない、けれど。
 それでも――]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 01時半頃


【人】 本屋 ベネット

―2F 居間―

…… そんな……
――、……おれは、これでも、大人だよ
きっと、なんとか、止めてみせる、から

[謂いながら、明確な方策があるわけではない。
力があるわけでも、なくて。他の大人に助けを求めては、――ラルフが殺されてしまうかもしれない。ドナルドも、逃がさなければ、と思うのだが]

……、ラル フ。――……

[フランシスは困ったように眉を下げる。
自分を食べれば、ラルフは後悔し、きっと、嘆くだろう――自惚れでは、ないと思いたい。そんな思いはさせたくないのに。どうすればいいのか。]

……何、……どうした、んだ?

(472) 2014/11/19(Wed) 01時半頃

[下についたときにはきっとすべてが終わった後。

 ただ、血に染まったフィリップを見て、呼びかける]


 フィリップ――


[助けは、間に合わなかっただろうか**]


[結局 誰も来なかった
 シメオンを食べる間 誰も]




 ーーーーーーーー…………っ

[声を押し殺すように 心が泣いた]


 ………………ラルフ



[血ぬれのまま 呟く その心は 静かだった]


【人】 本屋 ベネット

―2F居間→廊下>>475

……やってみなくちゃ、分からないじゃないか……

[フランシスは、食い下がる。諦めたくなかった。
フランシスは何処までも
ドナルドと、ラルフの味方でいるつもりだ。
例え箍が外れやすい、――血に酔った“同族”に、なってしまっていたとしても――]

……ラルフ?……ラルフ、待って!!

[ふらり、と眩暈がフランシスを襲い、
するりとラルフはすり抜けて居間から廊下に続く扉へ向かってしまう]

ラルフ!

(483) 2014/11/19(Wed) 02時頃

【人】 本屋 ベネット

―2F 廊下―

ラル、……っ、

[階段の方に駆けて行って、
1階から漂う血のにおいにぎょっとして足を止めた。]

……な、……なんだ ……、こ  れ

[本能を撫ぜ上げる見えない手に、ぞくりと身を震わせた。
緑の眼の奥、ちらつく緋色を、振り払うように首を振る。
ドナルド?まさか。違う。違うと思いたい。

震える足を、重い足を、引きずる先―――]

(497) 2014/11/19(Wed) 02時半頃

【人】 本屋 ベネット

[先にラルフに仔細告げられて行ったホレーショーは、>>490
蒼い顔で倒れたフィリップを見つけることだろう。
そうして――血みどろの、腹を開かれた死体を見て、
何を感じたことだろうか。
フィリップについては――藁を敷いた寝床に避難をさせるが最善か。


――ギャア、と啼いたのは赤色鮮やかな鳥。
急いだフランシスが開けたままの居間から、
飛び出し、せわしなく羽ばたいた。

――ギャア、ギャア、ギャア。

それは森が騒ぐのに似ている。]

(500) 2014/11/19(Wed) 02時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 02時半頃


【人】 本屋 ベネット

―2Fと1Fの間/階段―

[鳥の声にぎくりとしたが、
今はそれに、脅えている場合ではない。
フランシスは身を低くし、
血のにおいに酔いそうになるのを堪えて、短く、息を吐いた。]

(502) 2014/11/19(Wed) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

[鳥は踊る、鳥は踊る。
ノックスとトレイルの周りを回って、
温泉の方に行くと、桶の中の湯でばしゃばしゃと遊び始める。
気ままに、お構いなしに。]

(504) 2014/11/19(Wed) 03時頃

【人】 本屋 ベネット

―貯蔵庫側の2Fと1Fの間/階段―

[――階段、フランシスが下の様子を窺えば
散る金と、腹を食い荒らされた結果の赤 が 見えた。
声は、ノックスのものか。>>505]

――― 、……!!

[それが、誰か理解して緑色の眼を大きく見開く。

シメオンだ。――シメオンだった。
「僕にもしものことがあったら、シメオンを頼む」
なんて――何一つ、話さないまま、身勝手で、一方的で
それでも、幼馴染の願いだと、フランシスは思っていた。

――でも。何より大切なのは、ドナルドと、ラルフで。
――ああ。 ふたりでなくて よかったと 思う 人でなし。]

(508) 2014/11/19(Wed) 03時半頃

【人】 本屋 ベネット

[けれど、これは、あまりに悲しいじゃないかと
思いはする。保護者が 居るのに。

――ディーン。どうして。


小さく唇がそう動いて、
首を横に振り、俯き項垂れる。
彼がもはや喰われて物言わぬ者と化していることを知らない。]

(509) 2014/11/19(Wed) 03時半頃

(………良かったね。)

[と。耳の良いトレイルは、耳を塞いでいたから。


 唇は音を形取る。**]


【人】 本屋 ベネット

―貯蔵庫側の2Fと1Fの間/階段―

……、  ――

[>>516 ノックスと、眼が合った、気がした。
彼の成すくちびるの形に、大きく眼を見開いて――ー
自身で気づいているのかどうか、
フランシスは、泣きそうにも見える顔を、している。

ややあって、
ケガのせいもありへたり込んでいたラルフを見つけた。
ほっとして、反面状況が悪化し続けていることも痛いほど感じる。
温泉で血を洗うように、と指示する。
血の匂いを消しておきたかったのだ。]

(517) 2014/11/19(Wed) 03時半頃


――、っ……!

[痛いところを、突かれたような、表情を浮かべる。**]


【人】 本屋 ベネット

―3F部屋―

[ラルフの傷と、汚れた服も温泉で洗った。
硫黄の香りと、石鹸の力で血のにおいは大分薄れている筈だった。
フィリップのことは保護者に任せて、と
そう言い聞かせて、上に昇ってきた。]

……ドナルド、いる……?

[1Fで見つけられなかったゆえ、
3Fの個室でドナルドの姿を見たときには
心底ほっとしたような表情を浮かべ、肩に凭れかかる、少しの甘え。

たどり着くまでに時間はあった。
ドナルドは、少しは落ち着いていただろうか。]

(519) 2014/11/19(Wed) 04時頃

【人】 本屋 ベネット

……ラルフは、寝ておくんだよ。
少しは、落ち着くはずだから。

[謂って、少し、行ってくる、と断って
一度部屋を後にした。
本能を擽るようなものを、
少しでも、減らしておくために。
せめて、自分にできることを。

階段を下り、血のにおいにくらくらとしながら、されど「やらねば」という使命感で無理やり人喰いの欲望をねじ伏せる。]


……――ごめんな……


[金の髪、殺された少年には、きっともう――届かない侘び。
ディーンを探そうという心の余裕はなく、
黒く変色し始めた血を、洗い流して、死体を、せめて何処かに隠しておきたくて。]

(520) 2014/11/19(Wed) 04時頃

【人】 本屋 ベネット

[血に濡れながら、
温泉の桶に湯を汲んで、床の血を、
外へと洗い流す努力。鳥が遊ぶ。
湯で血を流した後 ひどく軽くなってしまった少年の遺体を
奥の藁の山の影に引きずって運ぶ。鳥が騒ぐ。]

やめろ、  って 
おまえと、あそんでる、暇は、ないん、だ……

[鳥を払いながら、作業を終えた頃には
酷い疲労感が溜まっていた。
理性を総動員しての、作業だ。
くらくら、する。]

(521) 2014/11/19(Wed) 04時頃

【人】 本屋 ベネット

[最後は、自分に付着した血を洗い流す。
袖も引きちぎってしまったから、
この服はもう使い物にならないだろう。]

は、……、参った、な……

[咽喉が渇く。血の匂いにあてられた――とぼんやり思う。
歌、だけではきっと間に合わない。“処理”して、しまわないと――]

ぁ、ふ……、  ん、――  ッ…… 

[温泉の湯船の外、縁に片腕をかけ、凭れかかるようにして下肢に、触れる。細く甘い声、酷く気恥ずかしくて滅多にすることは、ないのだが。]

ひ、ぅ

[今は  ――ひとつ、白濁、吐き出すまで。]

(522) 2014/11/19(Wed) 04時頃

【人】 本屋 ベネット

―3F部屋―

[すっかり温泉で洗い流した後、
戻ったときには――>>522何処か焦点がぼんやりとした、
少し頬を上気させた状態であった。]

……湯あたりだよ

[よく考えれば、おかしいと分かる嘘をつく。
ラルフの様子だとか、
ドナルドの状態はどうだとか確かめていたが、
疲労が蓄積していたのか、

――いつの間にか眠ってしまっていた**]

(523) 2014/11/19(Wed) 04時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 04時半頃


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