228 【誰歓人狼騒動】滄海のカタストロフィ
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[船内放送が流れる]
皆様、シルヴィア号へようこそ。
ガイドのサイモンです。
これから1週間よろしくお願いします。
気候は良好、明朝ピリヤニ島へ到着の予定です。
ディナーは18時よりビュッフェ形式でご案内しております。
お客様同士、ご歓談をお楽しみ下さい。
それでは、良い航海を!
[ぽー!と軽やかな汽笛を鳴らし、船が陸を離れる。航海の始まり、始まり**]
(#0) 2015/06/21(Sun) 01時頃
本日のコミットアンカーはグロリア[[who]]にお願いします。
(#1) 2015/06/21(Sun) 01時半頃
──────♪
[女が歌っているのは人狼族に伝わる“霧を呼ぶ歌”だ。
一定の人数、一定の場所で狩をするために、部外者を遮断するための霧を呼ぶ歌。
通信技術の発達した現代ではなかなか場を整えるのも難しいが、今回はツアーに申し込むだけだからお手軽だった。]
──くふ。
素敵ね、今回は“おいしそう”なオトコがたくさん。
どうやって、食べて上げようかしら?
[メロディに乗るのはそんな言葉。
──新聞に載っていたあの村を滅ぼしたのはグロリアだ。
正確にはグロリアとぐうぜんその場に居合わせた仲間達、だが。
生き残ったのは彼女一人だったから、そう表現しても、おかしくはないだろう。]
[ナラーヤの村を滅ぼした時、女は嗤っていた。
美味しい美味しい人間をたくさん食べて
もう食べるものがなくなったから、おうちに帰って眠った。]
人間に比べたら、
ただの家畜や野菜なんて美味しくないわ。
ね。新しいお仲間さん?
[脳裏に響く歌は聞いたことがある。
霧を呼ぶうた。
私たちが、獲物を閉じ込めるために、うたううた。]
[違うな―――あれはナターリアの村か。
よく似ている名前の村だ。
だからおそらくお仲間さんとは初対面。]
[歌っていると、血のイメージをした囁き声が聞こえる。
同族にしか聞こえない、人狼の交わすささやき。
若い雌の声だ。
声に憶えはないから、初めての相手だろう。]
──あら、貴女も“狩りに”来たの?
ふふ、おいしそうな子がたくさんいたわ。
やっぱり人間の肉が一番美味しいものね。
[くふ、と喉の奥で笑って、同族にしか聞こえない声で囁く。]
どこにいるの?
よかったらお話ししましょう。
そう、狩りに。
人間の食べ物は体に合わなくて。
そろそろ食事の頃合かしらって。思ってね。
[女性――いや、雌の人狼。
いくらか気が許せそうな気もする。]
ラウンジで暫くゆっくりして――
そこに訪れる餌を、品定めしようかなぁって。
[声は無邪気なもの。お会いできたら嬉しい、と付け加え、人間としてのイリスへと意識を戻す。]
―ダイニングルーム―
[場が温まった頃、サイモンもダイニングルームに現れた。客たちの間を周り、困りごとはないかと、楽しんでいるかと聞いて回る。オプショナルツアーの宣伝も抜け目なく。]
……あれ。
[窓を見ると、外の景色が白くかすんでいる。]
この海域に霧なんてでない、はずなのに。
まさ、か。
[突然駆け出したサイモンが勢いよく甲板側のドアを開けると、そこから室内へ霧が流れ込んでくる。
次第に彼の顎は震え、かちかちと歯のなる音がする。]
同じだ。あの時と、同じ――!
(#2) 2015/06/22(Mon) 00時頃
人狼が出たのか。
[絶望の声は霧に溶けていった。]
(#3) 2015/06/22(Mon) 00時頃
船を――港に返さなくては。
[少しして我にかえり、サイモンはドアを閉め、そばにいた客には取り繕うように笑みを浮かべた。]
霧が出たようですが、ご心配なさらず。
僕は針路を確認してきます。
[そう言い残し、サイモンは操舵室へ戻っていった。]
(#4) 2015/06/22(Mon) 00時頃
[食事を摂っていると、ツアコンの男がテーブルの間を回っているのが見える。]
(ふふ、お仕事ご苦労様)
[オプショナルツアーのフライヤーを一枚もらい、後で申し込むわね、なんてそんな会話を交わす。
しかし、しばらくして偶然外が見えた男が慌てだす。
突然駆けだして甲板側のドアを開ければ、昼間に呼んでおいた霧がぬるりと生き物のように流れ込んでくる。
震える唇からこぼれた恐怖の音は獣の耳に心地よく響いた。]
──ふふ、かーわいい。
今日のディナーはあの男にしようかしらん。
[細めた目の奥がきらりと紅く光って、仲間にしか聞こえない声が紡がれる。
取り繕うような笑みを浮かべる男に、明日などない*
[ダイニングで視線を巡らせる。
―――とくり。
小さなときめきすら抱く、その甘い瞳]
……ああ、貴女が
[お仲間。
唇で小さく象っては、笑みに歪める。
なんて綺麗な人。なんて綺麗な獣。]
[獣の耳は仲間の声を捕らえている。
声の場所から相手の席に当たりをつけて、その向こうの料理を探すような仕草で視線を動かす。]
(あら、あんなところにいたのね。)
[ちょうどデザートの置いてある場所の道中に彼女が席を取っているのを確認すると、ゆるりと立ち上がりその席へと向かう。]
──それとも、貴女は“偏食家”なのかしら?
[声を掛けたその裏声で、人しか食べない狼なのか、と問う]
[獣は、人を食べて満足すると、少し眠る。
そして目覚めの空腹感で、また人を襲う。
こうして人の姿をして、人であることを偽って。]
そー。偏食家。
[へにゃっと彼女だけに向ける崩した笑み]
ひとを食べちゃうと、もぅ、人間の食べ物なんてゴミみたいで食べれないのよね。そろそろお腹は、空いたんだけど。
[必要に駆られれば人間の食べ物――家畜や野菜も食べるだろうが、それでは満たされないこの飢餓感。ああ、たべたい。]
ねえ、あのサイモンさんってひと。おいしそうね。
ふふ、そうなの。
私は雑食だから、割合何でも食べてしまうのだけれど。
──それじゃあ、しばらくは大ご馳走ね。
[喜色を浮かべた娘に、青灰色の瞳の奥、ちらりと食欲の炎を灯して囁き返す。]
サイモンは──そうね、健康そうだし。
デザートにいただいちゃいましょうか。
[その声はまるで悪戯を企画する子供のように無邪気なもの。
紅い唇を三日月の形に緩めて、女は囁く。]
──私、肝と目玉が好きなのよね。
―船内放送―
お客様へおしらせします。
ただいま濃霧が発生しております。
シルヴィア号は安全のため、一時的に停船いたします。
安全の確認が取れ次第再出発いたします。
皆様方におかれましては引き続き、
お食事、ご歓談などをお楽しみください。
[サイモンは努めて平素な声で放送を流した。きっと異常気象なんだ。そう自分に言い聞かせながら**]
(#5) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
[くすりくすり。歪んだ笑みは彼女だけのもの。]
そうなの、雑食でもやっぱり――ひとは、格別でしょう?
[ね。ごちそう。と嬉しそうに目を細める。考えるだけでも、涎が出そうなくらい。そんなはしたない真似はさすがに控えるけれど]
私にとっては主食ね、だから――
お肉、たくさん食べさせて?
[肝と目玉という囁きに、少しマニアックね。と意を得たように嗤う。脂肪と筋肉が適度な分量であろうサイモンの身体を思い浮かべる]
脚、腕、お腹。 あとはそうだなぁ……
でも全部食べちゃうと、誰が死んだかわからないわよね。
これからの旅のオープニングを、サイモンさんの血で鮮やかに飾れたらいいわ。
[少しほかの人を脅そうと、そういう意味を込めて]
──そうね、けれど、頭さえ残しておけば人はだいたい個人の認識をしてくれるものよ。
だから半分で我慢しましょう。
貴女はたくさん食べるといいわ、私は──ほら、あの新聞に載っていた村でたらふく食べてきたところだから。
[娘の意趣には言外で同意。
甘い血の味を思い出したのかくふりと喉の奥で音を立て、女は目を細める。]
ふふ、深夜が楽しみ、ね。
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