62 あの、夏の日
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[身体が揺れているのは、何となく分かった。
だが、声は――]
――ああ…
[気付いていただろうか…?]
[暗がりの中、男は自室でホリーに近寄りながらも]
…メアリー、そっちは大丈夫か?
寮が停電になったな…どうやら、嵐と雷の所為みたいだ。
…っと言っても、分かっているだろうが…
怪我は、していないか?
[自分が倒れた所為で、今どこにいるか分からない共感相手に呟いてみる]
大丈夫ですよ!
やっぱり全部電気が落ちてるみたいですね。
[響いてきた声音に、ほっと胸をなでおろす。
具合が悪そうに寮に引上げて行ってからしばらく見ていないだけなのに、随分時間がたったような気がして]
ええ、無事です。
談話室で座っていたので何事もありませんでした。ユリシーズ先輩も近くにいます。
先輩は、大丈夫ですか?
一人になってたりしませんか?
[闇の中、この声が光になればいいなと]
[響いてきた明るい声に、ああ、いつもの彼女の声だ。と安心する]
そうか、大丈夫なら良いんだ。
電気落ち…もう何分か経っている筈だから、きっとブレーカーも上がらなかったんだろうな。
[数分の間で、間取りを理解している3年か寮母がブレーカーを上げている筈だから。
そう男は、10年前の記憶を思い出して――]
――いや、上がらなかったんだ。
暫くはこのままだったな。ああ、そうだ、忘れてたよ。
[当時の記憶に、苦笑する]
俺の方は大丈夫だ。
まだ暗いままだが…今はホリーと一緒に居る。
さっきまでヤニクも居たんだが、あいつは停電に慣れてる。
多分そっちに向かったんじゃないか?
[こちらの現状を報告し、メアリーの方を聞けば…]
…ユリシーズ、か。
[飲み会の時まで、ずっとワルだと思っていた相手。
花火の時は10年前と同じ様に接したが、言葉の端々からは、既にこの頃から予兆はあった様だった]
…まさか、アレがオカマになるとはなあ。
ユリシーズ、女みたいな悲鳴を上げてなかったか?
[ありえそうだ、と尋ねてみる]
ふふ、そういえばそうでしたね。
夜で真っ暗な中、雷で廊下が白く照らされて……
[フラッシュバックする思い出は、どうでもいいような一場面。]
あぁ、ホリーと一緒でしたか。よかった。
彼女も姿が見えなかったから……
[大人しい同級生を思い、大きく息を吐く。]
ヤニク先輩はまだいらっしゃってないですね。
大丈夫かな……
[停電に慣れている、という不思議な言葉に少々首を傾げたが、お風呂担当はそんなこともできるのかと少々うらやましくなったりで]
あはは、本当そうですよね。
ユリシー先輩、全然そうは見えないですけど。
[目の前に蝋燭の明かりで照らされた彼をじっと観察しつつ、思ったことを素直に伝える。]
悲鳴、は特に無かったですけど。
みんなでいたほうがいい、みたいな提案をされたのにはびっくりしました。
……怖いの、かな?
……ふふ。
ユリシー先輩、可愛い。
[彼の名誉のためにも伝えるつもりはなかったのだけれど
つい楽しくて、うっかりディーンにまで声を届けてしまった**]
ホリーの事が心配だったか?
[ホリーの安全に安堵するメアリーの声を聞き、談話室は安全だと確信する。
だがヤニクがまだ来ていない、と聞けば]
…そうか。どこかで転んでいなければ良いのだがな。
[少し思案し]
では、俺もそちらに向かおう。
地中でヤニクも探すさ。
[そう言って、メアリーを安心させようとした]
[ユリシーズの話を聞き、内心で小さく笑う]
外面を強く見せようとする者ほど、内面に弱い要素を抱えているものだ。
[それが定番だろう?と、声が響く]
きっと、この停電で本心が出かかっているんだろう。
そんな提案は、この頃のユリシーズの外見とは似合わんからな。
[そんな中、メアリーの呟きが聞こえてくれば]
…………可愛い?
あの時の外面での、ユリシーズが?
[暗がりの中、男は顔を顰めた。
…女子の感覚は、未だ理解出来んとばかりに**]
ええ、同級生も私だけですし
こんな中だともっと心細いでしょうから……
よろしくお願いしますね。
[花火大会の終わり、駆けていったホリーの姿を思い出しながらディーンに声を返した。伝わらないのはわかっていても、小さく頭を下げる。]
……あ、ヤニク先輩いらっしゃいましたよ!
よかったぁ。
[談話室に現れたヤニクに気がつくと明るく言い]
足元、気をつけてくださいね。
何かあったら呼んでください。
[すぐに駆けつけるつもりで声を伝えた。]
ふふ、そうですね。
実は怖がっている、とか、そういうところが可愛いんですよ。
[不思議そうに帰ってきたディーンの声に、くすくすと笑い声をあげる。しかしそれもすぐに切り上げて慌てたように]
あっ、でも秘密ですからね!
怒られちゃいます。
[ディーンならば黙っていてくれるだろうとわかっていても、最後に悪戯っぽく笑って]
-談話室に入る前-
そうか…そうだったな。
ここに残っている一年はメアリーと、ホリーだけだったな。
…では、勝手にホリーを現実に戻す訳にもいかんな。
[丁寧な礼が返って来た事に、男は自然と頬が緩む。
ヤニクが無事到着している事を聞けば]
そうか…道中見つからなかったが、ちゃんと辿りつけてたか。
[ほ、と胸を撫で下ろし]
ははっ!まさかメアリーに心配される日が来るとはなあ!
…手を貸してほしい時があったら、言うさ。
[ただ、憎まれ役以外でだが――そこまでは、言わず]
-談話室-
[メアリーが微笑ましく言っていた、ユリシーズの可愛い所を見てみる。
だが…]
……やっぱり俺には分からん。
[女子なら可愛いと思えるのだが、どうも同性である男子にそんな感情は沸かないらしい。
多分メアリーの、女子の視点ならユリシーズが可愛く見えるのだろうと、男は一人合点し]
あ、ああ…黙ってるさ。
と言うか、俺がそんな事を言ったら、皆に病院送りにされてしまう。
[きっと精神内科に連れて行かれるだろう。
一度慌てた後、悪戯っぽく笑う声に溜息をつき…]
……メアリーの方が、何百倍も可愛いだろうに。
[意図せず、本音が零れた]
[ヤニクの怒号を、無言で見つめていた]
…ヤニクは、どんどん現実の方を思い出していってる様だな。
[ケイトもそうだった。
あの花火中、酔って潰れた男の意識だけの中、ケイトに違和を感じて]
……この頃のヤニクは、もっと言葉が下手だったのにな。
[違う。何かに呼ばれていたケイトも――
――こんな流暢に喋るヤニクも、ちがう]
ほら、よく言うヤンキーと子犬……
あれ?いや違うかな……
[うーん、と少し唸って事例を探すも
結局は見つけられずに]
でもギャップがいいんですよ。
ヨーラ先輩とヘビ花火。
ヤニク先輩とリキティー。
ほら、なんだか可愛いじゃないですか!
[今まで見てきた夢を思い出し、声に出して笑う。
黙っているとの言葉にほっとしたのもつかの間]
[努めて冷静に装いながら、ディーンに同意する。ヤニクの様子からは、その理由に気がついた気配はないのが救いか。]
……やっぱり、止められないのかな。
逃げ続けちゃ、だめなのかな……
[帰りたくない、まだ帰れない。
そう、強く強く思う。]
ヤンキーと仔犬…?
…それは、捨て犬を拾うヤンキーの図か?
そしてヨーランダやヤニクも、可愛い…と。
…まあ、ヨーランダももう少しシャキッとしてくれたら良いんだが。
いや、寧ろヨーランダはアレが持ち味だったか…
[楽しそうに例を上げていくメアリーの声を聞きながら、暗い空間の壁に背を預け。
…だが、メアリーが変な声を出したのには]
うおっ!?
お、おいどうした!?
[まさか自分の本音が原因だとは思わず、男は狼狽えた]
そうそう、それです!
ユリシー先輩にも子犬が絶対似合いますよ。
[言葉足らずを保管してくれた声に
想像でとんでもないことを言いながら]
そうですよ!ヨーラ先輩の持ち味ですよー。
素敵じゃないですか。
[自然と浮かべるのは笑顔。
皆が、大好きなのだ。]
[さっきとはうって変わって、沈んだメアリーの同意と言葉が返ってくる]
……
[それは、逃避の言葉。
迷いながらも、強い願望を含んでいて]
…なら
[いっその事]
俺達だけで、逃げ切ってやろうじゃないか?
[そんな事は出来ないと、現実の脳は理解しているけれど。
でも、そんな馬鹿げた事を夢見ても良いじゃないか]
い、いいいいいえ!
大丈夫です、本当、なんでもないですから!
[彼が狼狽するのが伝わって、焦って返事をする。
可愛い、と聞こえたのは気のせいだろうかとすら思うけれど]
ディーン先輩、天然なのかな……
[小さく小さく、零して]
…………
[メアリーのユリシーズ+仔犬=絶対似合うの計算式に]
……ぶっ!!
[思わず吹き出してしまった]
いやいやいや…オカマのユリシーズなら似合いそうだがな!!
[ひとしきり笑い。表情に出さない様にするので精一杯だった。
ヨーランダを素敵、と言い切る彼女を見る。
表面上は――少し、微笑んでいて]
…そうか。
ならば…できるだけ、皆に此処に残ってもらうのも――
[違和があっても、良いのかな…なんて思い始める]
ん?
[慌てる彼女の方を見るが]
…誰ふが天然だって?
俺は思った事を、正直に言ったまでだ。
[心外だ。と言わんばかりに、仏頂面]
[逃げ切れるのなら、逃げ切りたい。
彼の声に胸が少しだけ苦しくなり]
……そうですね。
逃げ切っちゃいましょう?
[そう言い合えるのが、嬉しい。
できるだけと聞けば、少し間が空いた。皆と一緒にいられるこの夢が好きで、ずっと、ずっとここにいたい。そう思ってはいるけれど――]
それも楽しいかも………しれませんね。
[言葉が詰まったことに、自分自身で驚いた。]
(我侭だな、私は)
あ、いや、その!
ええと、それは、その……
[ちらとディーンの居るほうへ振り返れば、見事な仏頂面。顔の前で両手を合わせて小さく会釈する。]
正直に言われると、えっと
ますます、その……
[合わせた両手で顔を隠した。恥ずかしい。]
[彼女なら、きっと同意してくれると思っていた。
そう思ってしまった自分に、男は苦笑する]
もし逃げ切れたら、現実の俺達はどうなるかな?
[空想は、妄想に変わる]
…いや、今は考えては駄目か。
[せめて今を楽しもうとしていた男。
その男は、彼女が一旦言葉を留まらせた事に気が付き]
……?
どうした…?
[その心情は、未だ理解しておらず]
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