人狼議事


148 バケモノ共の酒池肉林 -HappyHalloween!!-

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[手綱の上に腰を落とすご主人様を薄ぼんやりと見る。

ドナルドくんとも違う温かくもきつい締めつけに、手綱は更にボッキング。
コブの数を4個に増やし、まさに暴発寸前といった状態だ]

 あっ、あーーーっ! あーーーーーーーっ!!

[前も後ろもずっこんばっこん。もう何も考えられない。
このままテクノブレイクしたって、俺は後悔しないだろう。

愛欲の奴隷。性のケダモノ。暴走淫獣となった俺は、
必死でご主人様を揺さぶりながらそんなことをぼんやりと考えていた*]


[成程この駄馬、思っていた以上の性欲だ。
 これなら、存分に精を絞り上げることができると、ちいちの腕に抱かれた首がほくそ笑む。
 だが、啼き声があまりに下品且つ騒々しい。]

 ───煩い。

 啼くのなら、もっと優雅に啼いて見せろ。
 それにその貌、見苦しい。

[後ろに腕を伸ばし、駄馬の太腿を平手で強かに撲ってやる。]

 ……チー君。
 すまない、あまり汚らしいモノばかり見ていると、気が散ってしまいそうだ。

[ちらりと、深紅に染まった瞳をちいちへと向け、そちら側を向かせて欲しいと乞う。
 冷たい血と酒の香を、もっと深く味わいたいと、唇の隙間から赤い舌先を覗かせながら**]


[するりと彼の頭を腕に抱え込む。
シルクハットを外した髪に指を触れ、滑り落ちるのはその瞼。
望みの通り、朱よりも深く染まった眼に眉尻下げた自身の姿を映しこむようにしてから、唇をあわせた。
傷を舐られるようなら好きにさせ。]

 躾ぇ終わったら風呂にでも入るかァ。

 く、く
 ――馬は、気持ちィかい?

[冗談めかした口調。
太腿を打つ音と鳴き声が聞こえたあたりで、ルーカスの耳を一度そっと塞ぐ。]

 次ァ、俺が下でしよォか、

[すぐさま耳を開放する。息を吐くような声は、相手に判られなければそのまま流すつもりの一言を零した。

何事も無かったような面をしながら、にやにやり。]


 月光のもとで見るキミも、艶めかしくて佳かったけれど、シャンデリアの下で見るキミの姿も、なかなかに捨てがたい。

 ……ふ……

[熱い瞼に触れてくる指が心地良い。
 吸い上げるほどに口内に充ちる血の味に、瞳は蕩けそうに揺れた。]

 風呂……?
 チー君が、洗ってくれるのかな?

[クスッと、ふざけたような願いのような囁きを落とし]

 あぁ、玩具としては……優秀、かな?
 しかしやはり、玩具は玩具だ。

 ───ん?

[冗談めかした声に、ククッと低い笑いを零す。
 一瞬、中断させられた音に、何かあったろうかと瞬くが、そこに、微かな声は確かに届いた。
 証拠に、血と唾液に湿らされた赤い唇は、弧を描く。]


 キミさえ、いいのなら。

[ならば、そろそろ駄馬の始末もつけてしまおうと。
 己から見えぬ位置にある胴体は、ギチギチに腫れ上がった無様な逸物を咥え込んだまま、より激しく腰を揺らし、追い立てる。]

 ……ッ、ふふ……

[低い笑いに、唇が歪む。
 そして、ちいちに噛み付くような口吻を求め……]

 ん、……ンッ……!

[深く重ね合わせるのと同時に、水色のリボンを解く。
 注ぎ込まれた汚らわしい白は、妖精にすれば御馳走も同じ。
 目一杯搾り取ってから、解放してやろう。]


[絞り滓には、もう興味はない。
 あの魔法使いの事だから、もしかしたら、もう14発くらいは耐えるのではと思ったが、あの下品な啼き声を聞きながらなど、こちらが耐えられそうになかった。]

 ……ルシフェルの勇猛な咆哮とは大違いだ……。

[ゴースト達に身体を拭かせ、服を纏いながら、去年のことを思い出してぽつりと呟く。
 あの逞しい絶倫狼男との夜は、じつに素晴らしいものだった。
 まともに起き上がることが出来ぬほど行為に耽ったのなど、かれこれ13年ぶりくらいだったのではなかろうか。]


―去年・ルーカスと―

  パルックのやつはスタミナが足りなくてなぁ……
  
[パートナーのピクシーはほんの4発でダウンしてしまった。
まったくケツ筋をいくら鍛えてもあの低落とは……]

  儂の超合金に耐えられるのは、君も含めほんのひと握りだよ

[ルーカスの尻に爪立てながら、激しく腸壁を打ち付ける。
普段紳士然としている彼を四つん這いにさせて、
まさに獣らしく後ろから突くのは視覚的にも燃えるものがある。]




  フンッ、フンッ、


[肉の叩き合う音と、腸液とカウパーと既に4回ほど放出した精液の泡立つ音。
これだけ穿っても彼の尻穴は変わらず心地良い圧迫を与えてくれる
いやはや、実にすばらしい名器だ。
繋がったまま、ふと窓の外を見る。高々とあがった満月―――]


      アオォォォォオオ―――――ン!!!!


[あ、見ちゃった。
男の姿は毛むくじゃらの黒き獣となりはてて…
奥深くまで押し込んだ雄は、ヒトガタの時のそれ以上に肥大し…]

  わぅわぉんっ がぅルルルっ

[獣の猛った雄は、肉壺をさらに蹂躙し始めた―――**]


 ― 厨房にて ―

[引き抜かれた熱、ゆっくりと床に降ろされた。
少し立ち上がろうとして脚が震え、べたんと床のタイルに腰を落とす。]

 ・・・・・。

[乾いた笑い、喉がぴりぴりするのは開きっぱなしだったから。

それにしても、何か。
何かあったような。
モザイクつきビデオの事を考えて、ああ、と手を打った。]

 ミーナさん、ちょっと。

[じ、と死神の紫を見上げる。]



   ん…、
   
[舌を、彼の陰茎へ。
体内を穿つあれよりは力を失っていたけれど、それに啼かされた証か
自らの体液に、彼の白濁。
一掬い、嚥下。]

          ちゅ、
               ぷは、
          
[全体を掬い取った後に、最後は鈴口を口に含み、軽く啜る。
口の中に広がる精の苦味に、口元が笑う。]

    ごちそう、さま?

[一言の後に、ごくんと飲み込んだ。*]


―厨房にて


無理に立たなくていいぞ

[苦笑ともつかない笑みを浮かべるサミュエルをよそに、
投げ出したワイシャツを手にし、釦を止めてゆく
風呂に行くのなら背広や外套を着る事はない。
スラックスとシャツだけ羽織ればよいと

尻穴の中に残る精の事を思えば、むず痒いが
それも向こうで処理してしまおうと
幸いなことに、大浴場までそう距離は無かった]


ん?

[名前を呼ばれ、振り返る。
下衣は未だ纏わず、そのまま]




……おい?

[膝立ちの状態から、躊躇なく寄せられた青年の顔。
舌が勢いを下げた雄を辿れば、びくりと腰が震えた
綺麗に舐めまわす仕草に、余すところなくしゃぶる様
その献身な様子を目下におけば、再び熱が中心に集まり…]


  ――……っ、


[青年がひと仕事終える頃には、再び形成している其処]




           ……風呂で後処理するつもりだったんだがな


[はぁ、と溜息をついて。
青年を床に引き倒すと、両足を開かせた]

折角掃除してくれた所悪いが、
お前の方もどうにかしてやらないと……

[そう告げるや、赤みの残る秘孔に昂ぶる雄を充てがう。
ゆっくりと受け入らせ、緩慢な動きで肉壁を辿る]


抜くのに合わせて、

       ………力め、

[そうして中の体液をひり出せと。
ゆったりとした水音が、ぐぷぐぷと厨房内に響く。

やれやれ。
また、これが終わったらひと仕事させねばいけなくなった*]


 だからそォいう、  ふ、

 いや、ありがとォねぇ。

[寄せかけた眉を下げ、相も変らぬ口を鉄の香りで塞ぐ。
指の腹で白い頬をなぞった。薄く赤みが差した肌の色に、瞳の紅がよく映える。
本気かどうか曖昧な表情からの問いかけには、軽く肩を竦めて裏の無い、にこり。同意を示した。]

 湯船に合うのは、やっぱ冷酒かねェ。

[喉に痺れるウォッカを飲み干し、給仕に目配せを。

秀麗な唇が玩具と連呼する度、色々な感情綯い交ぜの妙な笑いを浮かばせた。]


[紅を引いたが如く色付くそれが微笑む。]

 ――アァ、聞こえちまったァ。

[淫を孕んだ声音を落とし、指を解いて聴覚を解放する。
視界を閉ざす直前まで、白い肢体と叫び惑う馬のあられもない光景を映したまま、首をぎゅぅ、と抱いて鉄色の唇を貪った。

舌の上に冷たい赤。ルーカスの精を思わせる味を唾液と共に彼に送る。
先程シーシャにされたそれを真似て、口端軽く牙を立てた。]


[事が終わったのを認めてからルーカスの呼吸を塞ぐのを止めると、うんざりしたような呟き声が。]

 勇猛ォー?

 …、ってェ、言っても可笑しかないかぁ。
 たまにうるっさいがァね。

[うーん、首を捻っていれば昔々、件の狼男から受けた仕打ちが蘇る。

初物のワインなんかを理由に寝所へ招かれて散々っぱら組み敷かれ、その上朝には人手が足りないからと縄張り争いに駆り出された事。
若かりし時節だったので経験豊富なルシフェルからは教わった事も多かったが、未だに冗談きついと言いたくなる様な話だ。

後々逆手に騙して押し倒し、切れ痔にしてやったけれど。]


 ― 厨房にて ―

[口淫で教わった事を反復して2度、3度。
青年が嚥下すれば、すっかり愛でられていたのと同じ風。]

 処理?   ……、わ、

[引き倒されて、言う事をきかない足が広げられる。
抵抗しようにも、抵抗しきれず。]

      う゛、
       っん、… あ、
      
[治まったはずの熱気
炭はむしろ火種があれば燻った。

そんな緩い、]




    はぁ ……――  は、ぃ


[むしろ力を籠めるのは
抜いてくれるなと言う懇願でもあった。

     嗚、熱がぬかれてしまう 

寂寥は、この始末が終わってから埋めて頂こう。
喉の奥を突かれる悦は、きっと少しの慰めにはなるだろう。
舌舐めずり。*]


さて……ちゃっちゃと済ませるか


[サミュエルを少し離れた浴槽側へ向かわせた後、
洗い椅子から降りて膝をつく。
女でも無いので、使った場所は当然後ろであり
椅子に座ったまま掻き出すなんて器用な事ができるわけない

膝立ちのまま手を後ろへと対わせ、
双球の隙間に指を押し入らせて…]

はっ ……ぁ、 ァ

[遠くで湯水の跳ねる音や話し声が聞こえる
――間近では自分のナカから精液が床に垂れる音
洗い場に誰も来る気配が無い事に心底安堵した ]


[肉の窄まりを何度か指を行き来させ、
黄緑と朱の混じった白をある程度掻き出し、
それから指がぬるつく感触を覚え、ひっそりと息を吐いた]


……………ぁ、


[にちゅり、これは、腸液だ。
指に絡む分泌液を意識しながら、床の精を見る
嗚、良からぬ悦を憶えて、前が……、]

溜めすぎ、だろ …

[久方ぶりに後ろでの快楽を思い出してしまった身体は、
前を事務的に扱くだけで満足できそうにもなくて……]


[髪の毛を数本引き抜き、電動の張り型を手の中へと。
青年の其れのサイズに似したものを出してしまったのは
無意識なのか、確信犯なのか。自分でも定かではない]

は…、

[掻き出してこぼれた精液を指で掬い、張り型に塗りたくる。
鼻腔寄せれば温かみこそ失われているが、雄の香りがした。
思わず唇を舌で湿らす。臭いでもあれの顔を過ぎらせるなどと]




………ア゛ぁ、ぁ……っ、は、……ッ、

[堪らず尾孔へと先端を押し込み、ゆっくりと飲み込ませてゆく]


っ…、ふぁ、 あ。
  ――さ、……ッ…、ん、んぅう……

[名前を呼んでしまうと、これが自慰だと強く意識してしまいそうで
悔しいので下唇を強く噛んで、吐きかけた名前をころしてしまう]

っぁ、 ……ン゛、んぅ……、

[無機質な物体。規則的な電動の動きだというのに、
欲に孕んだあれが、みだらに腰を揺らしているのを
思わず彷彿としてしまって―― ]

ぁ、あ…… 、さ、ム、
もっと、……っく、お、くまで……、っぁ

[結局、艶を籠めて名前を呼んでしまう。
振動に唸る張り型を彼のものを咥えているように
強く、強く締め付けながら、胎動で奥へと誘う]


―――――っ、ゥ………っ、!!

[肉腫に届いてしまっては、もう何かを抑えておられず。
肉壁の窄まりと共についた膝頭が滑った

ぺたりと臀部を床につけば、更に痼へとカタチは食い込み、]

あ、っ、グ………、ひ、ぅ

[ひくひくと襞を震わせ、悦欲の呻きを響かせ喉を鳴らした。
竿の先、どくりと欲を迸らせ――… ]


―昨年の宴―

来い

[時遡ること丁度一年前。
ドナルドを招いたのは、ソファの上だった。
低いテーブルに酒のグラスを置いて手招く

その時の彼は浴場の床で伸びているのと同じような風体で。
獣の姿のまま男の膝の上に転がりこんできた]

なるほど、ルシフェルが孫のように可愛がるのも解るな

[ふさりとした豊かな尻尾が頬をくすぐる。
愛らしいといえば、確かに存分に愛くるしい姿と振る舞い。
しかし酒も入ったせいか、この狐の子へ向く視線は、
愛玩動物に癒しを求めるそれとは、また別のものだった]


[中身の入ったグラスに指を突っ込み、酒で指を潤す。

熱すら感じるほどに度数の高いロンリコのロック。
ライムの香りが飲み口を爽やかにしてくれるが、
酒に酔い疲れた狐にとっては、もはや毒でしか無いだろう]

ふふ……

[狐の狭苦しい尾孔に指を突き入れ、ぐるぐると中で掻き回す。
急襲に暴れるようであれば抑え付け、ソファに繋ぎ留める。
濃いラム酒を口に含み、狐の小ぶりな臀部に、孔に。顔を埋めた
鼻先が尻尾の付け根にぶつかるが気にも止めず、
穴の中へ舌を押し込みつつ、酒を流し込んでは反応を楽しむ。
革張りのソファを引っ掻く爪の音が聞こえたが、
男の皮膚さえ犠牲とならなければどうでも良いこと]


[それなりに柔らかさを与えた所で、スラックスのチャックを下ろし、
ボクサー型下着の奥から、熱を孕んだ肉の竿を取り出す]


――坊や、まだ酔い足りないだろう?


[返事を待たずと獣の肉襞に怒張を宛行い、一気に突き入れた。
酒で爛れた腸壁の唸りとひどい狭さに愉悦を相へと浮かばせ。
狐の耳元ではぁ、と弾む息も欲を含んだもの]

満足するまで付き合ってもらうぞ

[ぴん、と張った長い耳を容赦なく強めに噛み、腰を動かす。
獣が高く啼く声も興を冷ますものとはならず、
いっそう男を煽り立てるBGMでしかなくて]


[果てる寸前、長耳の軟骨から血が溢れるほどに噛み抜いた。
子供のそれのように狭い穴を彼の破血と白濁で汚しながら]

いい具合だ……、これは愛でたくもなる

[賛辞を後ろから投げかけて尚、押し込んだ雄は勢いを再び保ち。
幾度となく続いた律動が止んだのは、2発ほど注いだ後。

して、狐の耳には男の噛み跡が今も健在かどうか知る所ではない**]


   − 去年の宴 −

[去年は食事よりも酒に挑戦しようと頑張って失敗した年だった。
ルシフェルに憧れていた事もあり、あれ位呑めないとと
頑張った結果。
風呂で伸びていると同じ様に、変化する集中力も切れて
狐姿のままホールを跳ね回っていた]

こんっ?

[呼ばれた声にぴこっと、耳が反応して死神の
膝の上にひょいと飛び乗った。
ルシフェルに毛繕いよろしく、存分に撫でられていたので
自分もご機嫌で、彼も撫でてくれるに違いないと
尻尾と鼻先を死神の胸元や頬に擦り寄せていたのだ]


みぃな? どうした?

[テーブルの上に広がった酒から、彼も上機嫌な様だった。
パーティーは楽しいに限る。
そう思っていたから警戒は薄かった。
短く漏れた楽しげな笑みを自分も楽しそうに見つめ。
直に酒に触れる指に、泥酔したか?とさえ思っていたが]

ひっっ! 痛っっ、な、にっっ。

[いきなり感じた激痛。
狐姿は人間より幾分か小さい程度で、交わるには
問題無いだろうが、前触れが無さ過ぎた]


ば、ばかっ、抜けっ、熱、痛っっ。

[粘膜を焼く炎は、それを火掻き棒が腸内で掻き回す事で
更に熱を撒き散らかす。
こうなってもおかしくないパーティーだから負の感情等は
生まれもしないが、
心と体の準備が出来ていなかった分、
色々立て直すのに時間が掛かった。
立て直したいのに、死神の激しい指の動きに意識が
奪われ暴れそうになる。
尤も酒の入った身体と、体勢から容易く抑え付けられて
ナカの好き勝手な蹂躙を助長させる事になった]


熱ぃから、酒、やめてくれっ、ゃ、ああっっ。

[酒が更に注がれて、思い切り背を反らせながらソファに
線を引いた。
ナカが爛れる様に熱く溶け落ちていく感覚。
粘膜からの酒は吸収が早く、自分でも何をして欲しいのか
判らなくなっていた。
酒と舌で後ろを蹂躙されている間、
尻尾は死神を離したいのか離したくないのか。
絡んでは叩き、叩いては絡んでを繰り返す]

いやぁ、も、いらなぁい…やめ…。
うあ、あああっっ、んっっぁ、くぅ、あ、ぁっっ!

[これで終わるわけは無い事位理解している。
それでも死神にはいやいやと首を振った。
これ以上熱はいらない。
焼け死んでしまいそうだと口にする前に熱せられた
楔が深く打ち付けられて、漏れた声は悲鳴と嬌声の間]


あ、つぃ…ぅ、ぬぃて…そん、な、擦るなぁ

[酔った死神が満足するまでとか、冗談じゃない。
悪態を吐きたくても酒で爛れた熱の襞を、
灼熱の棒で奥まで掻き回され、
擦られれば全てあられもない声に変わる]

やぁぁっ、ひ、ぁっん、ぁ、ぁあっ。

[カリカリとソファの皮が剥がれていく。
同時に元々酒で殆ど残っていなかった理性も剥がれて]

ぅあ、んっっ。
ぁ、ぁ、ぁぁ。
やだぁ、この、発情馬鹿っっ。

[感情と身体の赴くまま、短い吐息と嬌声を吐き出す合間、
怒りもついでに吐き出して]


てめっあああああっっっ!!?

[狭い筒を裂く様に、更に膨張した楔に死神の果てが近い事を知る。
そして本当に果てる直前、柔らかな耳に激痛を感じた
その痛みで爛れた襞は収縮し死神をきつくきつく締め付けて。
本当はもっと激怒すべきなのに。
注がれた熱の熱さと耳の熱さにまた身も心も焼き尽くされる]

も、やぁ、やめろっ、てっっ、ああっっ。

[血の匂いは耳からか後ろからか。
獣の本能で血の匂いが昂揚を加速させる。
抜かれないまま、言葉通り死神が満足するまで付き合わされたが。
殆ど強姦と言ったこの状況も、二度目は既に快感と捕えて]

こわれ、そっ、ぁぁっ。
っと、奥までっ、突い、てっ、みぃなの、イイッッ。

[蕩けた思考と身体は死神が与えた刺激全てに反応し
遅れる様に自分も熱を吐き出していた]


あ、の、や、ろおぉぉぉ。

[回数は少なかったかもしれないが、苦手な酒と
獣姿のままだった為、かなりへろへろだ。
解放された後も、暫く動けず死神の膝に乗っかっていたのだが。

姿身に映った耳を見る度に思い出す。

激しい凌辱は、楽しくなかったかと言われれば
最終的には楽しんだのだが。
何処か納得がいかないと、姿見の自分の表情は不満げだ]

よし、今度は苦手なので逆襲してやる。

[リサーチからだ、とエイエイオーと1人鬨の声を上げながら
密かにリベンジを狙っていた。
マーキングの様に付けられてしまった耳の傷は
憧れの狼耳に変身しても結局そのまま**]


[酒に濡れた狐の耳の孔に指を突き入れる。
いつかの時は、酒で熱した尻穴にこの指をねじ込んだけれど。
聴覚を刺激するようにねちゃねちゃと乾いた穴を擽り]

しかし良い色の毛並みだな
煮詰めてうどんの具にでもしてみたいもんだ

[綺麗な毛並みは黄金の油揚げを彷彿とさせた。
動物愛護団体が聞いたら殴り込みに来るような酷い事をいう*]


[なんだそれ。
なんだ、昔の恋人見て宜しかった事でも思い出したかこの野郎。
そんなに獣が良けりゃXXXXXXX…――――― ]

               [ ばきっ、 ぱきっ 
                  びし、]

[大浴場にあった鏡の一つに、ヒビが入った。
勿論、亡霊は知る由もない。]


[暮らしある生き物の魂を奪い取る。
それは野生の獣と何ら変わりもしないのだけれど
感情を口で顔で表現する人に対して平然と行うのだから
無情である事にはかわりない

その生き方故に、今更どんな行いをした所で、
背徳感のひとつも感じないと思っていた


青年を想像しての自慰、
ただそれだけの事にこうも胸をかき乱されてしまえば適わない]

…………!?

[まだ目元に朱残るままで、そっと横目で青年を盗み見た
無表情というか真顔ではあるが、つい先ほどまで
狐を愛でていた態度から一変しており、奇妙な不気味さを感じさせ]


[剣呑な声音にくつり、素のままの狐と戯れる死神姿に昨年の事を思い出す。
当時己が纏っていた羽織は、 深緑だった。]


― 回想・昨年 ―

[柔い毛並みの獣を犯す音と色。
図らず盗み見て暫く後、死神が襟を正した頃合いを見計らって声を掛けた。]

 楽しんでたァねェ…   みぃな?

[普段、御郷の慣れた言葉で告げていた呼び名を正したのは態と。
香しい花薫香を情緒も無くかっ喰らって甘い息吐き、顔を寄せた。
揺らぐ色を湛えた指の腹が相手のシャツの合わせ目を辿り、胸元をなぞる。]

 …随分と、

 短かった、
 よぉだけど、サ…

[面を歪めて挑発の声。
引き上げられて口元は弦月、浮く愉しさの元は嬲る意図。隠して内心、狐の上げた悲鳴を思っていた。

あの子の事は自身も気に入っていたのだ――。]


[挨拶、挨拶ねぇーつまり挨拶ごときであんなことをしてなんとなく気に入ったから持って帰るってかいくら人間の常識とは違うと言ったって限度があるだろこのXXXXX…―――。]

                  [ びしっ
                    ぴし ぴし ]
                    
[思い切り殴りつけられたような鏡は、粉々になった。]



   ……………。
   
   ちいちさん、
   俺みたいなのでも興奮、します?
   
[頬をなぞった手にすり寄って、橙を細め。
声は相手を量るような、謀るような。]


やぁっ、ちょ、くぅっんっっ。

[耳に捻じ込まれた指の動きに全身の毛がぶわりと浮かぶ。
濡れているからそこまで膨らみはしないが、
尾や薄い耳は多少影を大きくしていたか]

くすぐった、いっっ、うぁ、ぁ、やだぁぁ。

[だるだるの身体、身を起してもくらり揺れて。
首を振りながら指ときつねうどんを拒絶する]

ルシフェルとるぅかすに言い付けるからな!!

[半分涙目で死神の手に噛みつこうと口を開く。
ついでに開いた対抗手段がシーシャ以上に
子供じみていたのは仕方ない]


[湯を浴びた死神御手付きの霊体と、己の温度はさほど変わらぬものだったか。
それか、ぎりぎりで此方が温かかったかもしれない。
何しろ先にルーカスから熱を頂いたので。

擦り寄る肌の感触は只人の死人であるにも関わらず人並みにしっとりとしていて、瞳の色合いはどこか神秘を感じさせる。
誰かに触れたんだな、感じた予感に喉奥で小さく、ふふ、と。]

 何だい、そりゃぁ。  妙なことを。
 お前さん、さっきとぁまるで…
 別人みたいな様相だねェ?

[くつくつ、低く鳴らす。]

 お前さんは可愛ィよ。
 さっきっからずぅ…っと可愛い。

 だぁがね、その成りだぁと、
 触るにしたって気が散っちまって…叶わねぇよぉ。

[橙を覗き込んで告げる口元に、含んだ笑みを混じらせた。]


―昨年の宴

[若い狐がこんこんと愛らしい悲鳴を上げるのも絶えた頃。
半ば気を失っている獣の奥から肉杭を退かせ、熱の残る息を吐く。]

うン?

[乱れた襟首、腹部に付着した黄金の抜け毛。
正して身を退いた所で置壱に声をかけられた。
緩く振り返る双眸にも、まだ情事の余韻は残っていたか]

……体力を余らせておいたのさ。
帰るには未だ早い時分だろう

[どちらが、と続ける程に野暮じゃあない。
すぐ近くで甘い吐息を漂わせる男を静かに見返して。
重なり目を辿る指の方を一度見、手首を掴んだ]



丁度いい感じに柔らかくなってるだろう
後処理はしちゃいないがな
[死神の唾液は媚薬に似ている。
なれば精液の方は?どうだろう。
使うか?と視線で問い掛けて軽く唇を合わせる。
男が口を割るようなら唾液を纏った舌を押し入らせる。
そこに甘露は存在せず。酒と、煙草と。死の香りのみ*]


[へえ、照れ性。
そりゃあそりゃあ随分とお楽しみだったようで…―――。]

 [ ぱりんっ ]
 
[粉々だった鏡、隣のそれにも亀裂が走る。
ルシフェルさん大迷惑であった。*]



  別人……そーかな…

[そうかと言えば、確かにそうかもしれない。
狐にも言われたか、死神で満ちてる、と。

指で鎖骨の赤をたどる。
逡巡。]

  これが無かったら、抱ける?
  
[覗き込まれて見返すが、その真意なんて量る事はできなかった。
そう、単に拗ねていたのだろうし、単に自信が無いのだろうと、思う。抱かれるつもりなんてないし、あんな恥ずかしい事そうそうできない。はず。

それでもわざと聞いたのは、
死神が少しでも亡霊を気にすればいい、と言うなんとも幼稚な我儘で。]


[薄い骨の窪みに触れる指を追い、視線の笑みに深みが刻まれる。
察しの悪い亡霊小僧の目をじり、と間近に見据える。
誰かに背を押されれば唇が触れる距離は、ふぅと吐き出すような声と共に開く。]

 …おじさんなぁ、
 他のおひとの面ァ目に浮かべてる奴は、
 抱かねんだよ。

[彷彿とするは何者か。聖書の節に記された知恵の実の悪魔、ヨハンネスの首を乞うサロメ。
底意地の悪い蛇の顔。くつくつ、くつり。

物知らずめ、肌の痕など知るものか、と。]

 俺ぁ水のネエチャンじゃぁねぇからナァ…
 も少し余裕が出来たら、お出で。

[離れるのはそに直後か。忘れろと言われたならば、忘れない。
弱みを握ってからかうのは楽しいことだから。*]



  ・・・・・・え?
  
[
瞬き、睫毛が触れそうなほど近い。
酒の香に、橙は一度閉じて、再び開く。

見透かされた本音、
ああなるほど、生きた時間が違うと言えば、言い訳にもなるか。]

   は、え、
    あ、  は、はい……
    
[余裕ができたら?
とりあえずは頷いたものの、浮かべているなら抱かないんじゃないか、と笑った。

そうだ、成程、その通り。
まさかからかわれるなんて予想だにせず。
そしていい人だなぁちいちさん、と見当はずれの事を考えて居たりも、する。*]


そうかそうか擽ったいか
こうもツマミばっか食ってりゃなぁ

[きつねうどんの恐怖に怯えを示す狐に
黒曜のなまこを細め、喉でくつくつと哂いながら]

締めはラーメンかうどんって相場で決まってんだよ
いい出汁が取れそうな身体してるしなぁ…

[本気とも冗句ともつかない口調でそう告げながら。
さんざん耳穴を弄り回して離れかけた指に、
がぶりと噛み付かれれば、ぴくりと柳眉ももちあがり]

なんだ?
お前の耳掃除した指を綺麗にしてくれるのか

[歯が立つ事を厭わずに、引かせるのではなく
逆に喉奥まで指二本を突っ込んで口蓋垂を摘む。
うりうり、柔らかなそれに爪立てて…本気で訴えられそうだ*]


も、やぁっって、いやだっ。

[逃れる様に耳をへたらせたくても、しつこい指
死神の言動に息が上がる。
身体の内から徐々に燻り出す熱を、首を振って外へ
逃がそうと努力するが巧みな指遣いに腹が立つ]

なぁっ、ぐっ、うぅっっ。

[せめてものと噛みついた指も、臆することなく押し込まれた。
生理的な刺激に噎せ込むが、指は引かずに爪を感じる。

このくそ死神。

来年は絶対虫料理漬にしてやる、そう誓いながら
口腔内を遊ぶ指を舐める舌は休ませなかった]


[手を尻尾から離す代わりに素早い動作で手は狐の顔面へ伸びる
逃れようとする片頬を床に押さえつける形で押し込み

許しを乞おうとしているのか、自然なものなのか。
ぴちゃぴちゃと絡む舌の根までも擽って
ようやっと開放した時には滴った血液が狐の口腔を汚したか]

ルシフェルに余計なこというなよ
めんどくせえ事になるからな

仕返ししたいならてめぇでどうにかしに来い
ねんねの狐坊やも、そろそろ一人前になった頃だろう?

[傷口を自らの舌で舐めながら、試すようにドナルドを見下ろした*]


― 回想・昨年 ―

[捕らえられたまま引かれれば、温く吐息とミーナの味に覆われる。
乱れた布地についた僅かな抜け毛をそっと指で払い、吸わない煙草の苦味に眉根を寄せた。]

 ん、く…

[じんと微熱。痺れ。
痺れ切る前に平手をするりと、密着させた身体の隙間に滑り込ませて、離した。
着物の裾を翻し、半分昇天した妖狐に向きなおれば、その毛並みを痛わしげに撫ぜ。

唾液を垂らした指先を、荒々しい杭に突かれたそこにゆるく這わせる。
ゆるり、慣らして水音がこぷりと流れ落ちれば、それを吸った。
甘苦い白濁と、腹の中身の混ざった青臭い味。

たっぷりと注がれた死神の精と妖狐の液と。
啜り終えると、そっと獣の体にみどりの羽織をかけてやった。]

 ――後で返してねぇ。


[やんわりとした耳に触れて、声音は指の動きよりもゆったりと。
喉奥から疼く熱が湧き上がるのをしかと感じ、眉根を寄せて、目尻に血が巡る顔をミーナの方へと向けた。]

 場所ォ変えようかァ。

[舐めとって唾液に光る指先を、スーツの肩に伸ばす。
自然誘うような動きになったか。
何事か拒否する理由なんぞつけられようものなら、そに気にさせといて何を今更、などと言い募ろうか。]

[よし、今年るぅかすとは接吻だけで我慢だ。
心に決めて、笑んだ睨みをミーナの瞳へと。*]


[・・・
さんざ抱かれた直後だったか。
息を荒げるミーナの眉間にひやりとした指先が触れた。
あまり他者には使わない"力"。
上手に掛かれば死神の全てを絡め取って、力む動きすら奪うだろう。

繋がったままゆぅっくり、マウントを取ったれば、さも優しげな口調で告ぎ、甘い身体の死神を見下ろした。]


 後 は、俺が上ねぇ。

.


 だぁい丈夫さぁ

 るしぃん時は
 つい 椅子に座れないように したけども

 お前はせいぜい、腰が立たない程度に、

 優しぃぃくするから、
 ねぇ、

[先割れ平たい舌伸ばし、狐の仇討ちの体勢を整えた。
――朝陽が登るまで絶対に寝かさない。*]




     あとで可愛がってくれるって、キスされた。
     
     
     ………って言ったら、どうする?
     
     
[蠱惑的に笑う、ものの。

何をやってるんだ。
阿呆らしい、とわずかに呟き、]


[湯煙に隠れた部分を覗き見て、舌と牙が疼いたのは、指摘されない限り、内緒だ。]





     …………… 、


[言葉に詰まる。
この宴に興じる者たち。
酒だけでなくそれを愉しみにしている者も当然おり。


何故なにも言えないのか。無言で暫し考えて、


――――こいつは俺の玩具だから手を出すな

そうとでも言うつもりか? なんとみっともない]


       俺に可愛がられるだけじゃ不足か


[問う声は確認するわけでも、試すようなものではなく。
ひどく面倒な、嫉妬の色を含んでいた。]


(いいこと、思い付いた♪)

[坊やと馬鹿にされ試す様に見下ろして来る死神を
軽く睨んだ後にぷいと横を向く。
その様子はまだまだ青いガキそのものだろうが。
舌で転がした死神の血は彼の精の塊と化す。

狐は変化が得意なのだ。

今年はもう無理だから、来年に向けて修行を積もうと
心に決めてふんっと鼻を鳴らしてやる]

忘れた頃にミーナさんの家にクマゼミ83匹放ってやる。


  ……は?
  
  え、えーっと……?
  どしたの、急に…

[不足も何も、あんたにしか可愛がられてねーよ。
それは自身が一番知って居るだろうと、死神を見上げる。

とにもかくにも、狐相手にやり返しに来いだとか呟いていた男が
まさか独占したいなどと言うとはとても思えず
ただ、疑問符を飛ばしているばかり。]


   − 回想・昨年 −

[半分落ちかけて、全身脱力していた身体を誰かが撫でた
気持ち良いと、ゆうらりと揺らした尻尾の付け根。
突然入りこんで来た指に毛が逆立った]

ふえっっ? やっ

[精液と酒のと死神の雄のせいで、指は容易く飲み込むのだが
流れた血もあり、痛みとも快楽とも付かぬ感覚に戸惑い
首を曲げて主を見た]

ちぃち? な、に?

[傷付けるではなく、優しい動きと共に零れる白濁と赤。
啜る音が聴こえると流石に恥かしいのと戸惑うのとで
忙しいが、動きに労わりを感じて大人しく成すがままに
されていた。動けないと言うのもあるが]


……ちいち、ありがと。

[掛けられた羽織の僅かな重みと、ちいちの香りに
嬉しそうに尾を振って、暫し休憩と眠りに落ちる。

羽織は後日、稲荷明神に奉納された
お礼の樽酒と共に返却された*]


[泡の流された裸の胴体を、鱗に包まれた体温低い身体に寄せて]

 酒よりも好いものを、味わわせてくれるのかな……?

[熱い息とともに、耳の輪郭を淡く舐めなぞった。]


……だから。
仮にそんな誘いを受けたら、お前は首を縦に振るのか。

[なにを焦っているんだろう。
いつでも壊せる物として拾うだけなのに


じり、と手首を掴んだ手に自然と力が篭る。
不思議そうに瞳を瞬かせている青年の無防備な表情に、さらに焦燥が煽られた]

……………。

[それ以上何も言えず、そっと手を離して解放する。
前傾姿勢にさせておいて、声をかけずに手を離したらどうなるか。そんなことに頭が回らない程落ち着かなくて]



  俺でも抱けるのか、って聞いただけだよ。
  
[挨拶だったのなら。
ふぅ、と小さく溜息。情けない。]

 へ? ………いや、別に……早々、
 
[そんなことできない。
それを素直に答えかけて、止めた。]


   ミーナさんは、頷いてほしくないの?
 

[見上げる。
骨ばった細い手首、ギリギリと音を立てた。]


[頬寄せた口元から吐息がくすぐる。
背に沿うた白磁の肉体が妙に熱く感じられて、く、と嗤うように呻いた。
奥歯を噛みしめる。震えが走るのが先か、下腹が疼くが先か。
湿度の高い耳元の感触が疼きを増してじれったく、眉根を歪めた。]

 さ、けは、
 いっとう旨いの、用意してぇ、ありやすよ、――旦那。

[少々考えてから、呼び方は、変えた。]

 そっちの方は、
 お前さんの、…ご随意に。

[凭れて、身を任せれば、さてと答えを待つ。]


[耳に届いた震えるような呻きに、フフッと微かな笑みを零す。
 眉根が寄るのに気付いたならば、そこに指を触れさせようか。]

 いっとう旨い酒か……

        ……それは、とても楽しみだ。

[返事に少しばかり間があったのは、変えられた呼び方が、少しばかりおかしかったから。]

 それから……
 此方も、酒のあとに……

[喉が小さく鳴ったのは、持たれてきた身体の心地良い重みと温度故か。
 その、滑らかな鱗に包まれた腰に腕を回すと、ともに、露天へと足を向けた。]


─ 去年の宴 ─

 ははっ………

[背後から荒々しく犯されながら、パルックがたった4発でダウンしてしまったという彼の話に、なんて勿体ないと苦笑する。
 この超絶倫狼男に抱かれるのは、これが初めてではないが、独占できる機会というのはそうそう無い。
 パルックには悪いが、まさに好機といったところか。]

 けれど、その、お陰……、ッ で……
  今宵……は…… ァッ 

 ……存分、に……、アナタ、に 可愛、がって……、
      もら、え………ッくァ、ァッ……!

[奥底へ放たれた迸りに、ビクビクと腰が震えた。
 当然のごとく抜かれぬまま、また腰を打ち付けられれば、くぷくぷと泡立つ精が、結合部から零れ出す。
 自らも、もう何度達したろう。
 けれど、絶え間なく与えられる悦楽に、雄は萎えるどころか張り詰めて、カウパーをとろとろと流し続ける。]


[筋肉質な尻を鷲掴みにされ、四つん這いに組み敷かれるなど、騎士からすれば屈辱でしかないはずなのだが、この狼男にされるのは、不思議といやな気がしない。
 寧ろすすんで膝を折り、手を付いて尻を突き出す。
これが貫禄か、これが魔力か。]

 ルシフェ、ル、ッ、……ぅアッ、ァ……
   ……クは、ァ……ッ!

[吐息とともに、口端から唾液が零れ、差し込む月明かりにきらりと光る。
拭うこともせぬまま、できぬまま、甘く啼いては腰を揺らし、腹の中で暴れる巨根をギチギチと締め付けていたが


[   アオォォォォオオ―――――ン!!!! ]

 ───!?

[獣の咆哮が閨に響いた、その刹那、腰を強く押さえ付けていたルシフェルの腕が、更に力を増した気がした。
そしてそれ以上に……]

 ァ……、ッア”?!

[深く呑み込んでいたルシフェルの雄が、孔の中で、みちみちと音を立てて成長する。]

 ひ、ァ……ッ……

[此程までの大きさ、形状は、今まで味わったことがない。
開かれた口は、息の仕方を忘れたかのように、ヒッ……と引きつったような呼吸音を繰り返す。]

 ル、シ……ッ、ァ  ひ、ィッ……
   くァ……、ア……ッ!


[今までより更に激しく、壊れるのではというほど荒々しく揺さぶられ、悲鳴にも似た声が漏れる。
 けれど身体を引き裂かれるような痛みは、徐々に、痺れるほどの快感へと変わる。
 何せただ乱暴なだけではなく、好いところ、弱いところを確実に捉えてくるのだから。]

 ァ、ハ……ァ、 ッ、ぅン……!
   ルシフェ……ッ ひァ、……ッ、アッ……ひゥッ………!!

[獣の爪が、白い肌に鮮血の筋を描いても。
 鋭い牙が、肉に深く食い込んでも。
 すべてが快感へと繋がって、零れる声は、いつしか嬌声ばかりとなっていた。]

 ……ッ、ルシ、……ィ!
   は ァ、……ッ、ンッ!!

[白い背中が大きく仰け反る。
 常人ではありえない角度に首が回り、芯まで蕩けた深紅の瞳は、獰猛且つ精悍な獣の姿をそこに映した。
 口吻が欲しくて、噛み千切られ、血を啜られても構わないというかのように伸ばした舌は、彼の元へ届いたろうか。]


[───夜明けまでに注がれた獣の精は、どれ程のものだったか。

 気付いた時には、首は胴体から離れ、枕元に転がっていた。
 自らが放ったモノと、孔から溢れ出したモノ、それと血液とでベタベタになったシーツの上に、 ぐったり横たわったままの胴体は、指先を動かすのもやっとの体で、ルシフェルのされるがままとなっていた。

 それでも、転がる首は恍惚の笑みを湛えたまま、深い紅の瞳を揺らす。
 猛る獣を口元に宛われたなら、悦んで残滓を吸い上げ、丁寧に舐め浄めることだろう。


 これで、むこう1年間ほどは、他者の精気を奪わずとも、十分に事足りそうだ───**]


………抱かれたかったってことか?

[
イエスと返されたのかノーと返されたのか。
それ以前に何故そんな話をしたのか。

聞き返したくても問えないのは、
家にくるかと尋ねただけだから

続いた男の問いへの切り返しに、
どこか不貞腐れたような表情を浮かべて]



[見上げる橙を見返す黒曜。動揺で、揺れる]


質問してるのは俺の方だ、
学校で質問には質問で返せと習ったのか ?

[またしても、まるで教師と生徒みたいな。
男は誰かに勉学を習った事も教えた事もないから
機関としての存在くらいしか知らないけど

ああそうじゃない、
だからこういうのを望んでるんじゃなくて




――――――じゃあ俺は一体、何が欲しいんだ]


ご、ごめん……

[その様子は不機嫌というより気まずそうで漸く恥ずかしいのかと思い至るが、指摘すれば怒られるだろうと口にはしない]

優しくする、から。

[もう片方で目を瞑る吸血鬼の銀の髪を優しく撫で、痛くないよう軽く握った手を上下させる
ゆっくりと伺うようだったそれは、段々と早まっていき]

気持ち、いい……?

[さっき怒られたというのにまたそんなことを口に出す。
不安なのだ、なんせ生前をろくに覚えていないからそういった知識は殆ど得ていないに等しい]


[髪を撫でられて、無意識に入っていた肩の力を抜く。
ゆるい、たどたどしい動きに、またびくんと力が籠ったが。
反射的にシーツに置いていた腕を突っ張れば、しゃり、と布が擦れる音がした]

 っ……っ…

[様子を見るような手は、先程いたしたのもあってちりちりとしたもどかしい感覚を断続的に与えて。
目を閉じていたのはかえってよくなかった。
じれったい刺激が、段々と早まる感触が、下肢が痺れるような手の動きが一層リアルに感じられてしまい、息が自然と上がってくる]

 ふっ……ぅ

[また疑問符を口にするそいつを睨んでやろうと、唇を噛んだままうすらと目を開けば、情けない顔とかち合って。
だいじょうぶかな、だいじょうぶかなって心の声が聞こえてくるようで、逆にこっちが恥ずかしい。

目を閉じても開けても辛いとはこれ如何に]


 う…ん

[頷いてやった俺様超優しい。
だから頼むから俺を追い詰めるのをやめてくれ。


頬を上気させて、トレイルを見る。
羞恥と欲で潤んだ目は、ふるふるとゆれていた]



……だって、あんたさ。
挨拶程度で抱けるんだろ?

………。

[
挨拶程度で抱けるようなみてくれではない…とは思っていたのだが。
想像以上に、化け物とは許容範囲が広いらしい。

家に来い、気に入った、とは
体の具合か、それとも。

挨拶なら、後者なのだろうと思えば
舞い上がった己はいやに、]


良かった

[頷いてくれたのを見てはにかむもすぐに表情が変わる]

……なんか、しぃしゃ、えろい顔してる

[ぽつり呟き、もじもじと
潤む目を上気した頬を全てしっかり記憶に焼き付けようとするようにまじまじと見つつ
扱き、指の腹で先端を擦ったり、刺激を与え続ける]


[はにかんだ顔。
あー、怒った顔が一番好きだけどそういうのもたまにはいいか、なんて思っていれば、軽く爆弾を落としてくれて、ひくと頬がひきつった。

やめろって言わなかったか。言わなかったな。畜生。
どんな顔だ誰か鏡をくれ。いややっぱりいい。大体わかる]

 かあいい、顔 して…ぁ…なに、言ってんだ、よ…… ッ

[はっと鼻で笑おうとして失敗。
出した声はひどく鼻にかかっていて、情けなさが強調されただけだった。

先端を擦られて、足がふるりと震える。
降れたところは、ほとんどが俺が自己満足する時に触れるところだった。そこがただ他人に触れられているというだけで自分が過剰に反応するのが分かる。
その間相手が凝視してくるのが思いのほか堪え、思わず顔を背けた]


 っひ、
 ん゛……ぅ

[先端から僅かにこぼれる粘液が絡み、卑猥な水音が響く。
裏筋をなぞられるたびぞくぞくしたものが背筋を走り抜けた。

耐えるように、片手を口元に運んで自分の指を噛む。
小さなぐもった声が部屋に反響して、耳を塞ぎたい。

がく、と足がまた震えた]


……しぃしゃのほうがかわいい。

[引きつったところも鼻にかかる声も普段と別人のようで違う一面を知っていくのがなんだか嬉しい
背けられてしまった、残念
さっき自分からしていた音が愛しい吸血鬼からする
一度手を離して、恐る恐るそれに顔を近付け]

ん、……

[ぺろりと舐めてみた。
子供が棒付きの飴を舐めるように、何度も拙く舌を這わせる**]


―回想・昨年の宴―


……ふ。

[
軽く舌を絡め唾液を移し。
手に押されるまではそうしていたか

狐の姿のまま伸びているドナルドに向かう蟒蛇に
さて手並み拝見とばかりに腕組みソファへ座す。]


…………?

[しかし、指で中身を掻き出すだけに済ませる様を見、
不思議そうに首を傾げさせた]


なんだ、遊ばんのか

[とんだ拍子抜け。

それならば此処にいる意味ももう無くなった。
さて去ろうとした所で引き止める指先
その意味を添えられた言葉で察し、返事の代わりに首肯を*]


[誘われた場所は屋敷の地下にある土牢。
まともに使われた時には捕虜でも置いていたのだろうか
エレベーターで降りたその場所は、
窓も扉すらもなにひとつない畳敷き。

腐敗を灯す地下水の臭み、それに仄かに残る排泄物の臭気。
畳の先にある溝には、毒虫の陰すらあった。
まだこの時は虫に対して好いも嫌いもなかったけれど]


………もっと、まともな場所は幾らでもあっただろ


[蟒蛇の持つ懐中電灯のあかりだけが頼りな、そこ。
なぜ此処なのか、とうろんな視線を蟒蛇へ寄せて
それに応える声はあったか、まあどうでもいい
今から更に場所を変えること自体が面倒なこと]




いいさ。 ――邪魔が入らない場所なのは確かだ

[柄付き襦袢の細帯へと手を伸ばし、乱雑に紐解く
どこぞの紳士のように情緒を大事に剥ぐ事はしない。
襟を開き身八つ口へと手を入れてさっさと衣を脱がせ
細やかな鱗に覆われた体躯は熱を帯びていたか]

………ん、

[畳に組み敷くにもそう力は入らなかった
誘われるままに首筋や胸元に唇を落としてゆく。
口に割り込む鱗を舌でねぶり、捲るように歯を立てた
そうして赫と尖る胸先にも舌を滑らせ、甘く噛む。

水の匂いは彼の皮膚から香るか、部屋の臭気か]



……慣らすものが無い場所選んだのは、あんただからな

[そう据え置いて足を開かせる
だがこのまま突き入れるつもりは毛頭なかった
無理に挿し込んだ所で、痛い思いをするのは男。
何をするにせよ自分のことしか考えていなかった]

……―――ん、

[電灯を横向けて光を与えればわずか流れる光を頼り。
双球の合間まで顔を寄せ、襞に舌を合わせる

排泄器官として織も為すそこは、鼻腔を押し付ければ
残る糞の香りも仄かにしたが、厭わず]


っは………、ンん

[舌を押し込み、腸壁を広げるよう上下左右に動かした
手伸ばし反り上がる蟒蛇のものを手で撫で付け、
指を亀頭の膨らみに絡ませると、括れを擦り上げるようにして
二つの箇所から蜜の音。舌を挟み込んで震えていた穴も
次第に解れを窺わせるものへと成り代わったか]

 フ、ぅん。

[十分に熔けたかといえば潤みを帯びたもので慣らすよりも
うまくできたとは言い難いものではあるが
仕上げとばかりにべろりと菊座の表面を舐め、
ついでに臀部で煌く鱗も唾液で濡らした。]

さ、て

[睦事もなにも不要だろう。
興奮に震える自らの昂ぶりを孔へと押し当てて、
遠慮などなく腰を前へ前へと進めてゆく―――… ]


[それなりな柔らかさまでに広げたといえど
唾液では潤滑油として不足であった。ぶちりと肉の切れる音
そこで腰を止めるわけもなく、最奥まで腸壁を引き摺る]


―― あ、ぁ

[苦しいほどの圧迫感に額へ汗を浮かせた。
それを払うこともせずに深い場所での律動をはじめる。
小刻みなそれは次第に大ぶりなそれとなり、
乱雑ともいえる穿ちへと変わり、蟒蛇を揺さぶった
古畳に蛇男の背が、鱗が激しく擦れる音が耳へ届く。]


ふふ……、
闇に隠すのは些か情景に不足があるとおもわないか?

[悦を孕んだ表情が目下に置かれるようであれば、
頼りないあかりでそれを見ようと懐中電灯に手を伸ばし。

突かれて乱れる様を、煌々と照らしながら深い笑みを刻んだ]


っ、ぁ、あ、…っ、…ふっ………ん、


[動きと共に甘い喘ぎが男の口からも溢れる。
蟒蛇の嬌声と重なるようなら、紛れただろうけれど――*]



ふ、ゥ……

[そうして何度腸壁に精を吐き出した後だったか
蟒蛇の上で意識を少し薄れさせていた頃合のこと。
眉間に冷たさを感じる指が辿れば、ぴくりと目開き]


 ――… な、

[精を吐き出した余韻からの気だるさとはまた違う。
急に弛緩しきった身体の異変に気づき、身動ぎを――

否、身じろぐことすらできやしない。


とん、と押されて体位を変えられたところで、
暗さで顔の相もまともに見えない蟒蛇の陰を見上げた

かたん、手からも力は抜けて畳に懐中電灯が転がる]




は、……ハハ。騎乗がしたかったのなら、そう云え



[正常位がお気に召さなかったのかと。
舌を動かす程、嗤う程の筋程度は残されていたか、
ゆるやかに口端を持ち上げる、が。]

[されど、蟒蛇に浮かんだ笑みはその意味では無いらしい、
己の雄を締めていた穴が遠のけば、ひくりと頬が震えた]

………ば、ッ――なにをくだらねぇ、

[ここで漸く意味を解した
やめろ、と蹴りのけようとするも全く足裏は上がらず―…]


………ひ、!?

[それどころか、足の指に這う百足の類の虫すら払えない。



畳裏から這い出て来たそれの擦る感触に怖気をよせた
皮膚の感覚もころされてはいないと、それで知れたのだ*]


 うっせ……。

[顔を背けたまま、力の抜けかけた声で悪い言葉を使って。
浅い息を吐き出し、手淫に身を任せ]

 ふ……?

[離された手に、疑問符を浮かべてトレイルのほうを見れば、顔を下に近付けるところで]

 ん……っ

[舌が触れる。どこで覚えたそれ。
滲む先走りを舐めとる動きは拙く、いいとこを掠めては離れる。
もどかしくて、腰が震えた。

トレイルの真面目な顔を見ながら、髪を掴んで喉の奥を突き上げたい衝動を堪えることしばし]

 ぁ……もー、ちょい…上…… ッん、

[気が付くとそんなことを口走っていた]


[ちらりと視線を向けたのは、死神の股間。
 そういえば、かれこれ4世紀以上の付き合いになるが、まともに味わったことはまだ一度もない。]

 ……ふ、ふっ……

[これは好都合。
 濃緑の瞳が、艶めかしく揺れる。]

[ベッドの端に腰掛けると、唇を舐め湿らせながら、死神の下衣に手をかけた。
 気付かれぬようにくつろげて、そこから男性器を引っ張り出すと、鼻先を寄せて、スンッと匂いを嗅いでみた。]

 ふむ……流石は、良く使い込まれているだけのことはある。
 芳醇で濃密な、じつに欲をそそる好い香りだ。

 さて、味の方は……

[こちらも期待できそうだと、最上級の茸を長い指で指で軽く押さえ、笠をぱくりと咥え込み、先端の溝を舌先でなぞった。

 その頃には、瞳にはもう紅が差し掛けていたろうか。]


………ふ、

[外気に触れる肌、微かにだけ身じろぐ
しかしそれだけで目が覚めるようなこともなく
今なら多少イタズラされた所で目覚めることがない程に
深い深い眠りにと意識は沈んでしまっていた]

は、………ぁ、ぅ………ん。

[反応してない其れを擽られてからそう間隔もなく
しっとりと濡れた感触が下肢を襲う。
空亡と熱を求めあった行為が見せている夢なのか
自然とそう思い直すことにした
始めはただされるがままに形を成していった竿も
舌の滑りと唾液の温かさにぴくりぴくりと血脈が波打ち]

あ、っは……ぁ、

[口腔が狭く窄んで揺らす動きと共に、みだらに腰も揺れる。
まさかその口道が、現実のものともルーカスのそれとも知らずに*]


[言われるまま吸血鬼の悦い場所を責め、下から上に舐めあげて
幾度かそれを繰り返した後、舌を離せばまじまじと至近距離で猛るそれを見つめてから]

……んむっ

[口に含んだ]


んっ……ん、……ぅ

[やはり"上書き"で貫かれた中同様に体温が低いそこ
舌を絡めて、吸い上げて、何か言いたげにするも言葉にはならずただ刺激を与えるのみになるか。
じ、と吸血鬼を見つめる。どうしたらいい?と指示を待つように]

[白濁が放たれるまで彼がねだるままに必死に奉仕しただろう
勿論、そこでは終わらないのだが]


[飼育をした事は今までに何度かあった。
それこそ飽きたら魂をくらって消してしまったけれど
それとは別で、まともに姿形を保てないゴーストには
家事周りの手伝いをさせているのだが]


……愛玩するためにお前を連れて帰るんじゃなくて、
違う意味で、愛したいから

飼うとは、違う

[おかしいだろう。死神が愛を囁くなんて]

………ん

[擦り寄ってきた唇を甘く噛み、舌を割目へと飲み込ませ
前歯の表面をゆっくりとなぞってから、奥へと進める
青年の冷えた舌を絡みとりながら、粘膜を擦り合せた]


[言われるままに奉仕する彼を熱の孕んだ眼で見、目が合えば視線を伏せる。
そんなことを何度か繰り返していれば、柔らかい口内に欲を含まれた]

 ひゃ、

[不意打ち気味な刺激に、目をびくと見開く。
畜生、んなこと教えてねえぞバカ。

濡れた露骨な音が耳に響いて、シーツをぎゅうと握りしめた]

 ん、ふっ、ぅ……

[吸い上げられ、ひくんと体が小さく跳ねる。
伺うような従順そうな目が欲を煽り、正直押し倒したくてしかたない。
吐息を殺せば、余計に感覚が敏感になって眉を寄せた]

 ぁ、そ こ……、に、ぁ

[甘ったるい声で、指示を待つ彼に強請り。
ぞくぞくと脳みそをかき回す快楽に、こぷりと蜜が零れた]


[むずつく快楽は、指示のままにいいとこを擦って。
拙い、探るような感覚に逆に煽られる。

体温の低い舌が必死に動くのが可愛くて、潤んだ眼が軽く笑んだ]

 ん、は……も、ちょ、はな、せ。

[射精が近くて、ゆるく首を振った。
あまり無理はさせたくないなんて、らしくないことを考えて。元々が不慣れなのだから、口内発射はまずいだろうと。
伸ばした手が、くしゃりとトレイルの髪をかき乱す。

ぐっと力を入れるも、あんまり真面目にやってるものだから少しの躊躇]

 んっ、は……ぁっ、

[と、ナイスタイミングで吸い上げられて、情けない声が漏れた。
びく、と跳ねるように足が震える]

 ひゃ、ぁ……ちょ、マジ、で……とれい、る


[あ、と甘ったるい声が漏れて、思考が白く塗りつぶされていく。
ヤバい、と思った時にはもう抑えられなくて]

 ん、ひぁ、あ――ッ

[小さな震えと共に絶頂に達した。


少し力が抜けて、肩で息をしながらトレイルを見下ろす。
ばか、と口の動きだけで罵った]


― 回想・昨年 ―

[くるる、人差し指で鉄線の輪を回す。
649年くらい前、郷里に帰る前にルシフェルから貰った牢の鍵が音を鳴らした。
降りた地下の暗闇に満ちた、とてもとても懐かしく、忌わしい臭気。

一時期、若い己が囚われた、巫蠱の壷。]

 ふ、
 佳い部屋じゃァないかぁ。

[ぱちん、ぱちん、笑い混じりにスイッチを切って入れて、死神の目を眩ませようと。]

 風情があってよ。

[肩越し、電灯の微かな反射で少々不服そうな目の輪郭が浮かんで見えた。
面倒そうに濁を飲む声音がおかしくて、ゆらと笑った。]


[性急な男の指が帯を引く。
畳をかさかさ慣らすのは雪駄を脱いだ素足と、部屋の隅。
シューっとさり気無く声を落とせば、溝の中の気配はそのなりを潜めるように、退いた。]

  、ハァ…

[骨ばった手の甲が着物の裾から身に触れる度、息を漏らす。
妖狐と交わり、酒を喰らい、熱くなった肌が冷たい皮膚に心地いい。

蛇身に熱く滾るのは、隠れた欲と、腹の底。]

 …おいで。

[薄汚れた空気の中、手元の光が揺れて回る。
着物の落下に合せて、鍵と懐中電灯を床へと転げ落とした。
光源が遠ざかり、特に顔の辺りは暗く隠された。]


[衣擦れの音を頼りにシャツの襟を背の方に引き、ベルトまでは手を掛けるも、全て脱がす暇も無く押し倒され。]

 ――おい、汚れっちまう… ぁ、

 、ん、ぅ

[首筋に噛み付かれ、舐られる。
ねっとりとした口付けの温さと僅かな痛みが背筋を痺れさせた。
舌の裏に残った紫煙の苦味、隠れたライムの残り香をぐぅ、と飲み込んで、声を堪える。

あまり感じない胸元への愛撫の隙に、腰元、下穿きごと手をかけた。抵抗が無ければそのまま引き降ろそうかと。
男の根元は既に熱く滾っていただろうか。
形を確かめるように下肢に触れてみながら、勃ち上がった己の冷えたものとすり合わせる。
合間、胸から腰元に落ちていく吐息の暖かいくすぐったさに、僅か身を捩った。]

 ぁ、 、

[細切れの息を吐きながら、死神の手が足を開くに任せる。
細めた目線は肩口辺り。だが折につけ、ミーナの視線がどう動くのかを、逐一追いかけた。
身を屈めて灯りを動かし尻たぶに触れる様、自分勝手そうな口調で告いだ無慈悲そうな言葉に、音も無く、笑み。]



 嗚呼、そうだったかねェ…

   、んぅっ

[孔に熱を湛えた舌の感触が触れ、ぞわぞわとした疼きを身体中にもたらす。
震える腰の内側、擽る動きで異物を奥へと進まされ、動かされる度、温度の低い内臓が痙攣し、軽い抵抗感とじわりとした好さを訴えた。]

    あ、 ぁ、   ぅ

[排泄は、生き物だから当然する。
理屈はさておき、彼らと違って己は"長く生きている"。
汗もかかねば冷血で、おまけに滅多なことでは死なない自身の生理現象は、生を強く実感させるもののひとつだった。]


[反り返った男根にするりと巻かれた熱の篭る指先が、弱い部分に触れて、扱く。]

 あ、っ…ぅ、 く…

 わ、るい、 臭いだろ、
 、っ、 …ふ、ぅぅ…っ

[鈴口を弄られ、高い声が出た。
膨らみ落ちる先走りが全体塗りこまれる湿った音。
締め付けられる程の焦れったさと熱さが自制心を奪う。

反面、冷静なところで、はぁ咥えられなくて良かった、と考えた。
理性が飛んでは作戦がパァだ。

仕舞いに中心とその周りを舐られて、ひ、とうめいた。
唾液の痕がひやりとした空気に晒され、やわい寒気が走って。]

 ふ、ぅ   く…

    ぁ、


 あ、
 愛してる、て、

[ぽかん、と口開き。
死神の痴態の映像を見たときとはまた違う、
意味を理解すれば、かっと頬が染まった。]

 ………いや、あの…、 俺も、ミーナさん、に、 あいされたい
 そう思うくらいは、あいしてるって、おもう、……。
 
[そもそも恋愛自体の経験だって無いのに。
愛を語るには経験が圧倒的に、不足している。
それに、予想以上に気に入られ…――いや、愛でられているらしい亡霊、そんなことを言われたのも想うのも初めてで。]

    ふ、
    
[橙が細くなる。
舌の侵入と共にそれは閉じられ、雫が一滴。
熱い軟体に冷えた舌を擦り付けるように、絡めるように
そのうちに、胸倉をつかんでいた手はゆるゆると離れ、ベッドに落ちた。]


[あれ?そっちは舐めなくていいのか?
無用な気遣いが口に出る直前、肛腔にぎちりと昂ぶりが当てられた。]

  ―――ッィ! ぎ、

   ッ、  ぃ、 か…は、ァ

[脱がした時と同じく、性急な腰の動きが蠢く内部をぐち、と抉った。

ぎりぎりとした痛みと焼鉄のような熱さが、身体中を強張らせるも、屹立は留まること無く最奥まで侵入していく。
判りきっていた事だが、大きさ硬さも人並み以上なこの死神の熱が、こんな適当な慣らしですんなり入る訳が無いのだ。
しかも此方がその雄を入れやすいように、と触れる暇すら与えられていない。]

   ぁ… 、が  …ぅ、ぁぁっ、

     、  ぅく…  こ、

[爪を立てた畳の目にがりがりと傷がつき、息が止まりかける。
口元を薄く開けて上気した額に汗する、実にそそるミーナの表情を見上げて、こンのやろう、と叫びそうになるのをぐっと堪えた。]



   は…ハァッ  は、

    ん  ぅ、ぁ…  くぁ…

[押し入った焼鉄が荒い律動と共に、ずる、ずるり。
抽送が始まれば、後は全体、その感覚を追うのに必死になる。

焦らされ、昂ぶるのは此方も同じ事。
激痛は動かす度に違う刺激となり、やがて波のような悦に変わった。]

   はっ、ハ… ぁ
    あ、ア…あぁ、あ、

   んぅ、ぁ イ、 あぁ、あ…っ! ア、ァ

[押し殺していた嬌声が上がる。
内側を穿った熱と激しい動きが身を震わせ、肉芽と死神の雄が擦れる度、びくんと背筋が弓形に沿った。
腹の下から背骨にかけてびりびりとした快楽が伝って、茎から白濁が溢れ出す。]


[痙攣にも似た後孔の締め付けで、此方が既に幾度かイッたことが相手に伝わるだろう。]

   あ…っ、 あぁぁ… ん、ぐ、
   ぅ、ぅ…ウぅ、ん…ッ!

[血の滲んだように赤く染まった牙が、図らずも我慢するように己の手の甲を噛み締める。
懐中電灯を向けられるついで、その手も払われてしまったろうか。
瞳孔にちらつく明かりが淫靡を醸しているであろうミーナの表情を隠す。]

  うあ…っ、!
  ぃ、ぁあア… ふ、ぅぅ…、く、く、ぅ…あ…
   ハ、ぁあ…、ん、ぁ

[微かに聞こえる甘い声に、その唇を噛みたい衝動を抱えながら薄らと笑みを浮かべ。
やがてそれも止まない律動に流されて苦悶にも似た表情へと変わった。*]


 ハ…ぁ、…

[ミーナが体力を使い切るまでは、身を捩りながらその精を絞り、訪れる絶頂感に叫び声を上げて。
まぁつまり自身も目一杯に愉しんだ。
俄かに静まり返った土牢の片隅で、かさり、何者かが蠢く音がする。

―――来たか。
薄明かりの中笑んで、圧し掛かったままの死神につ、と指先を伸ばした。

力奪ったり、華麗にマウントを取って、件の台詞。
内側の熱をゆるりと引き抜けば、つ、と鱗の皮の上を、媚薬に似た死神の体液と己の血が混ざった粟立つ雫が滑り落ちた。
ふーっ、とすっかり暖かくなった溜息。
転がり落ちた懐中電灯を拾い上げ、咄嗟の事で慄くその顔を逆に照らし出した。

おお、可愛い。
舌先伸ばした弦月がより角度を増す。]


[流れ出た薄桃の白濁を指先に塗りたくると、あまり慣れていない様子の相手の菊座にぬるりと伸ばしてやる。
多少上がった体温なれど、俄然運動した死神の熱い身体には程遠い。
まして無防備な部分に宛がわれれば、さしずめ氷のような冷たさだろう。

不意に上がった悲鳴は、かさかさという小さな音と連動していて、ニコリ。
暗い足元に手を伸ばし、這い出てきた"ソイツ"をむんずと掴んだ。]

 ――アァ、
 どぉやら、臭いにつられて
 起きてきちまったァみてぇだな…

 お前さんの、においにさァ…

[手元を滑り、懐くように指の間からまったそれは、 蚰蜒。
ゆらゆらとした触覚と連動して細やかに無数の足が蠢く。]

 かぁわいいやつだよォ…
 毒虫共のころしあいを生き残った…

 中ァ剥いたら、こォれが良く滑るんだぁ…


[先端、両手の指先で優しく掴んだ蚰蜒を、怖気に粟立つミーナの肌に近づけた。

この間、笑顔はずっとにっこり浮かべたままである。]

 こいつで少しぁマシにするか…
 ちょぉっと痛ァい思いをするか…


 選びな。


[ぎょろり。
石榴のような目の奥で裂けた瞳孔が、死神を見据えた。*]


 ン、ぷ……。

[唾液を棹全体に塗り付けるように、ゆっくりと舌を動かし、輪を作った指で根元からゆるゆると扱き上げる。
 はじめのうちは、まだ柔らかさを残していた其れは、いつしか艶やかに張り詰めていた。]

 フ、 は……、 これは……
  想像、以上………、 ……

[先端から滲み出した体液は、舌先が痺れるような、濃密で深い死の味わい。
 やはり経験積んだ死神のものは、短小包茎夢魔のそれとは比ぶべくもなく。]

 ッふ……  ん、っ

[微かに零れはじめた死神の声に気をよくし、すっかり深紅に染まった瞳を細め、脈打つ猛りを指と舌で丹念に愛撫する。
 空いた片手は、テーブルの上に放置されていた料理に伸びて、合鴨ローストに使われていたであろう血とバターのソースを拭う。
 そしてそれを、満足しきれず疼きばかりを残す己の孔へ塗り付けた。

 しかし、スペシャルゲストと余程深く愉しんだのか、死神は、未だ目覚める気配がない。]


[バスローブの前身をはだけ、死神の腰を跨ぐと、弧を描く唇を彼の貌に近付けた。]

 フ……
 じつに、可愛らしい寝顔だ……。

[クスクス小さく喉を鳴らし、瞼や鼻先、唇へと、舌先を淡く滑らせ]

 ミーナ君……目を覚まさなくて、いいのかな………?

[耳元で、擽るように囁けば、何かしらの反応はあったろうか。
 暫し様子を窺うように、じっと、欲を湛えた深紅の瞳で、眠れる死神を見つめ……]

 ………ァ フ……
        うン、っ……!

[緩やかに腰を下ろし、死神の雄を呑み込んでいった。*]


……!!

[上がる嬌声、震える身体――口内に広がる苦い味]

ッ、げほ……ぅ、あ

[眉を顰め咳込み、包帯を解いておいた手に吐き出した
荒く酸素を取り入れる、口の動きに気付いても涙目で見上げるしか出来なかった]


[落ち着いた後、汚れた手と吸血鬼の顔を何度か視線が往復する]

……こ、これでするんだよね

[白濁を指先に絡め、緊張した様子で]

……その、入れやすい体勢になって?

[そうして次は中を慣らすこととなった
傷つけないよう痛くしないよう、指は先程よりずっと慎重に、時間をかけて、やはり何度も不安から彼に大丈夫か痛くないかといったことを聞いた
掠めるといい反応をする場所に気付いても、気遣うことと広げることに精一杯でそこに意識して触れることは無く。]


[念入りすぎる程に解した後、指を引き抜いて]

……

……。

[また正座をし、俯いてもじもじ。
既に自身は彼のあげる声や表情に包帯の下反応しているのだけど、そこに両手をやって隠そうとしていて。
最後にするコト、自分からお願いしたことに恥じらって動けなくなってしまった]


………あんまり、何回も謂わせるな……

[
情事の時すら睦言をつくことの無い口が、
信じられないことを喋っている事に自身すら驚いている
だから、動揺してしまうし、気恥ずかしくてもう――



……死神の死。

魂を食べるのをやめる以外に
恋を憶えて死ぬなどということはありえるのだろうか
だとすれば、今にも死んでしまいそうで

青年の頬が染まるのを正面で見据える。
彼の表情の変化を捉えることができるのだから
此方の目元にじとりと赤みが射しているのも知れるだろう]


              ………、ん、

[ぽたり、と頬に水滴が垂れた
共に瞳を伏せてしまったから雨だれのように落ちる一瞬を
目にする事は無かったけれど、涙だろうと察する事はできる
寝台に落ちた手を掴み、いつかの時のように指を絡めた。

興奮を覚えるとヒトの唾液の粘度はあがるという
ならば死神はどうだろう? 

水音は次第に深くなり、絡む体液は糸も引く
時折歯牙をなぞりながら浅い息遣いを落とし、
密着した鼻頭が擦れ合う感触をも愉しみながら]

……は、ふ。

[甘露を味わうように、青年の唾液を舌ごと吸い上げる
鼻や唇だけでなく、もっとすべてで密着したくて
青年の身体を倒し、細い体躯の上へのし上がった。
スプリングの軋みと、シーツの擦れる音が濡れた音に重なる]


 あー。いーよ、こっち吐いても。

[自分の手に咳き込みながら白い物を吐きだす姿に、手を差し出すも遅く。
涙目で見上げる姿に、よしよしと頭を撫でてやった。

やっぱお前が下が似合う。心の底から思っていれば、視線が往復して]

 ……おう

[緊張した疑問形に、ぎこちなく頷いた]


[入れやすい体勢ってどんなだっけか。

ベッドに深く腰掛け、膝を立てて足を少し渋りながら開く。
指先に白濁を絡める様子を見ながら、そわそわと落ち着かなく視線を彷徨わせて]

 ひ、

[指が後孔に触れて、つい腰を引いた。
深呼吸してなんとか力を抜こうとしていれば、慎重にゆっくりとそれは侵入してきた。

なんとも言えない感覚が、後ろからこみ上げる]

 っ……うー、

[押し広げる指は七転八倒するほどの痛さではないが、内臓圧迫されてる感じが気持ち悪くて、息を吐く。
じんじんとした感覚が圧迫感と共にもたらされて、きゅうと眉を寄せたまま。
顔は耳の裏まで真っ赤だろう。異物を締め付けるそこを宥めるように、ゆっくりと指が動く]


 いっ、あっ!?

[しばし指が邂逅を果たしたかと思うと、不意にぐりっと腹側の腸壁を押された。
途端、尿意にも似た、えもいわれぬ痺れが下半身に広がる。
思わず開いた口を慌てて閉じる。

よほど真剣なのか、気が付く様子がないことに安堵の息を吐いて。
身を任せる間、何度も掠める指にひくんと喉が動いた]

 も、いいって……ぁ、や、ん、ぁあっ、
 ひ、あ゛、……!

[ぞく、と頭が一瞬飛びかけて、また違うとこに触れて寸止めされて。
今更ながら、翻弄されることへの恐怖に頭がくらくらした。

畜生、避けてもいいから早く終わらせろ。
願うも、気遣う彼の指は止まらず。
じわ、と恥で涙が滲んだ]


[しつこいほどひっかきまわされた後に指を抜かれたころには、ほとんど泣き顔で。

しばしの沈黙と中断に、トレイルを見る]

 ……あ゛ー、

[察した。
無言のままもじもじする様子に、若干こちらも羞恥が限界が近かったのもあって、肩に手を置く。
やっぱ相手のペースに合わせるのは、無理だ]

 も、いい。いいから、じっとして、ろ。

[あれこれで真っ赤な顔のまま、首を振って。
動けないトレイルを、ふてくされた顔で見た]

 じ、


 自分で、入れる……。


[包帯を引っ張って、下肢を覆うそれを緩める。
反応しているそれをゆるゆると手で刺激しながら、凝視して。

……はいるんだよな]

 …入、る?

[入らない気がする。
やべえ怖い。くそう]

 ……ん、

[それでも、見上げればトレイルの恥らうような顔が見えたから。
ため息をこらえて、脱力した身体を無理やり動かした]


[膝で立てば、ぎ、とベッドが軋む。
トレイルの胸元に手を当てて、跨って]

 ……っ、ひ

[先端を後ろに当てて、一旦止まって。
ふるふるしながら、トレイルを見た]



 う、うん…

[
あ、赤い。

その目元を見れば、それがこの囁きに符合するのはさすがの亡霊でもよく、わかった。
自然、口元は笑う。

恥じて居ながら、それを言葉にしてくれる事が、何より。
察しが悪い、フォローも上手くない、そういうものがどれだけ言葉を恥じるかは、予想が付くゆえに。]



  ん、…ふ、
  
[指が絡む。
ぴくりと睫毛が震えた。

絡む舌、それに伴う唾液は粘着質な音を置くまで響かせて。
歯列も、にくも、咥内で撫でられたどこもかしこも
滲むような悦を呼び。]

 ぁ、 は、  ……ぁん、っ
 
[吸われた舌、いつかの毒が再び背を這った。
冷たいはずの身体が奇妙に熱くて、あつくて、それでももっとあつくして、ほしい。
力に逆らう事はなく、背を打つのはやわらかいシーツ。

もっと。
絡んだ指に力を籠めて、催促。]


何 …笑ってるんだ

[キスの合間、ふと目を開けばどこか愉しげで。
朱が残る目元を見られているのが恥ずかしくて
掌で彼の双眸を覆ってしまう。

一番すきな色はこの色だけれど、
照れている様を観察されるのは、やはり悔しい]

ん…、

[少しばかりざらつく舌の上も、ぬるつく舌裏も
余さず味わおうと腔内を巡るそれは蠢き、絡み
やわく舌先を噛んで、唇を一度開放する]


サム………、
 見て、くれ俺を、

[見ろと命じそうになった言葉が、自然と和らいだものへ
掌をどかす代わりに、じっと視線を合わせた。
再び唇同士を押し付け合い、下唇にしゃぶりつく
絡めた指に力が篭れば、首を縦に振る代わりに瞬きを。
空いた手を青年のシャツの中に差し込み、肌を撫ぜる]

どこ、  ……さわってほしい ?

[舌の先端で歯茎を軽く押しながら、
置いた掌は、若くて張りのある皮膚の感触を愉しむ]



 …器、要るかい?

[湯で温まった指先が視界を半ば暗くして触れる。
笑い混じりの言葉に問うたのは、香りを口移そうという多少含んだ下心。

腰の線をなぞる腕へ伝える振動は、ただ凭れる動きだけではないことを己で悟り、照れ隠しにくくくっと笑った。

鼓動が早い。
逆上せ上がりそうだ。
あまり長いこと、湯船には浸かれないかも知れない。*]



 うれし、 から。
 
[すっぽりと覆われた視界、掌で覆われるのはスカーフよりも心地がいい。
ふふ、と小さい声が漏れた。]

 んぁ、
 
[ああ、やめちゃうの?

噛まれた舌先に、肩が跳ねた。唾液の筋が口の端から落ちて。

この舌で、この掌で、
愛でられた記憶は、熱を熾す。]



 ミーナさ、……
 ん、
 
[隠されていた視界が明るくなった。
最早とろけて、橙は涙で潤んでいる。

ああ、気持ちがいい。
目を細めたり閉じかけたりしながらも、賢明に紫黒を見つめ続け
撫でられる肌、掌の熱と感触に胸の先がしびれる。
瞬きを見て、もらえると思ったのに、]



  あ、……、
  いじわる、
   
[熱のこもった眼で、紫黒を見上げるまま。]

   ここ、弄って。
   
[離れた片手で再び死神の掌、指先を摘まみ
もう勃ちあがった胸の先を擦らせる。

半ば自慰めいたそれにも、身が震えた。
羞恥で頬が、皮膚が、ほんのりと染まる。]


―去年の宴―

[向けられた光芒
眩しさにひるみ、驚きの色を乗せた瞳を細めて

やめろ、と顔の前に陰をつくりたい。
されど目元を覆うにも指には力が篭らず
持ち上がるどころかぴくりとも動きゃしなかった

かさかさ、足指を擽る毛に背筋が粟立つ。
それは目の前の蟒蛇の仕業ではないけれども]

――ざけんな、  どけ、ぇ

[
自分の精液を塗りこまれるという屈辱から抗おうと
動くことができる舌を揺らして気を殺ごうとする
それでもぬるりとした感触が蕾を這えば眉が下がった
ここまで冷えた心地は初めてだ、ひくりと襞が震える]


……っく、

[かさかさと指の間を動く短い毛は更に増え、
つま先を上がり脹脛までのぼりくる。
目も動かすことができた、ざっと10匹ほど、]

は、はは。……は、なに、
  いって…… そろそろ気味悪い冗談、は……

[蟒蛇の指に絡んだ虫を嫌そうに見る。
冗談じゃない、それをどうするつもりだ、
そう問いかけるより前に、鼻先まで近づけられる
こんな近くでこの手の虫を拝むことなどない、

うっ、と低く呻きがこぼれた]


やめ、ろォ。
ふざけ、んな

[是とも否とも言わずに動く舌。
唾液を溜めた口はそのままで
含んだ体液を罵倒の代わりにと吹いた

顔まで届かすには少し距離が開きすぎている
びちゃり、跳ねた唾液は蟒蛇の指と虫へ付着する]

あ、ぁあ……

[長く後ろを使っていない身体は自然と興奮を覚えていて
男の意に反して蕾の皺を伸ばす冷えた指にくらいつく
肉襞に押し付けられた指先に、熱がじわりと*]


 ………それは。

 キミが呑ませてくれるという意味にとって、いいのかな……?

[瞳から一度は引いた紅が、またじわりと深まってくる。
 肢体を滑らせる指は、時折、わざと鱗を逆立てて刺激して。]


[口端から一筋流れる透明の液を舌で掬い

手を退かした時に垣間見えたもの欲しげな瞳の揺らぎ。

腹がいっぱいでもういらないとその口が吐くまで
男の愛撫はきっと、やむことはないのだけど*]



……、きれいだ

[
短い感想は愛想こそないが素直なもので
潤んで濡れた橙は、まるで宝石のようだった
こんな事を口に出すとルーカスが頭にちらつくので
絶対に死んでも言わないけれど]

……………

[掌が掠めてぴくりと揺らぐ胸の先にも気付いたけれど

男が自分の好きに触ることはとても簡単で、
わざとそうしないのは、今までにないもの

触れられることを求められたい、渇望。]


ここ?

[険が常に浮かんでいる男の顔も
少しは和らぎの色が灯って映ったのだろうか

先導する指に誘われ、胸の尖りに指を置く
はじめこそ青年のいいようにさせてやるも
親指と人差し指力を籠めて小さな肉の粒を軽く抓り。]

お前が、
俺の匂い以外で感じないように、してやるよ

[こうして肌を重ねなければ性器も育たないほどに、と
それは他人に身体を許させる事を否とするだけではなく
自慰すらをも許さぬという意味合いで

首の辺りまでシャツを捲り上げ、
もう片方の尖りを唇の内へ含み、舌へそうした様に吸い上げて]


……う、うん
ごめ、ん。

[肩に手を置き、じっとしてろと言う声に顔を上げれば吸血鬼は真っ赤になっていた、…きっと自分も同じなのだろう。
つい頷いたがじっとしていては何もここから進まない、困りつつふてくされた吸血鬼と見つめあっていれば]

え、……ぁ、しぃ…しゃ…っ

[自分でだなんて……
硬直してる間に包帯を緩められ、反応していたそれを手で刺激されてすっかり勃ち上がって]



っ、

[そうして膝立ちになった彼がそれに跨がる…これが騎乗位だったかあまり自信が無いが、なんとも興奮を煽る姿なのは確かだ
先端に何かが当たる、これが……?]

……だ、大丈夫

こわくない、よ

[考えていたことはふるふるとこちらを見る彼の表情で霧散した
先程との態度の違いはただ上のほうが好きだから、ではあるまい
恐らく相手も初めてなのだ、自分の興奮より気遣うことを優先しなければ。
背中を撫でつつ唇に軽くキスを落とす、口内まで犯さないのは先程そこに出されたから。]

しぃしゃ…好き。

[耳元に囁いて、腰を掴んだ
そうしてゆっくりと落とさせていこうと]



 ぁ、……あ、りがと、

[羞恥で顔を背けようとしたけれど
綺麗と言われるのなら、それを見てもらいたい、見せたい、その一念で留まった。]

 
  ん、そ、そこ……あ、あ゛、ッん…

[男の指を使った自慰は緩すぎて。
それが意思をもって弄ぶようになれば、これが欲しかったのだと悦んだ。]



 あ、
  ぅ、 うん、…して、ほしい
  
  いっぱい、おしえて。

[どの道、こうして亡霊の身体を弄り享楽を与える存在は、死神以外に存在していないのだ。
それが身体に訓えこまれるだけの事。
なにより、それをこの死神が与えてくれると言う。]

 あ、 はぁ…んッ…… ひ、

[望んだ胸への愛撫、縋るように男の首に触れ。
押し付けるように背を反らす。

内に溜まるむず痒さに似た感覚に、頭を振った。]


― 回想・昨年 ―

 どけ、と云われて退く阿呆ゥが居るものかよ。

[力の抜けた足をゆるい力でもって広げ、くちゃり、水音を立てる。
闇に蠢く蟲毒の怖気に震える死神が、少し前まで思う様、此方の尻に宛がって突いて立ててたのと同じ音だ。

この調子なら内側も然程力んでいまい。ゆるゆる、指先を回すようにしてそこを解していく。
冷たい指や口調とは裏腹、可愛い狐にしてやったのと似せて、労わるような手付きになる。
…何十倍もねちっこいのだが。

明かりに照らされ呻くミーナの憂いては凍りつき半笑いになる多面相をはっきりと目に焼き付けて、低く満足げに吐息。
このザマを徹頭徹尾覚えこみ、後でドナルドに知らせてやらねば、と嗤ったところで。

ぺしゃり。気の抜けた音を立て、噴出したミーナの唾が飛んだ。]


[ぶはぁっ!と此方も笑いで噴出しそうになるのを、下唇噛んで押さえつけた。
動きを奪って尚よく回る舌だ。流石みなかたくん。

かさり、明かりの元であるミーナの上半身まで這い出してこようとする多足の影があれば、平たい舌の奥、シィィ、と威嚇し、膝下の方まで引き下がらせた。

この通り。
正直、こんなに面白いミーナにあまり嫌われたくは無いのだが――。

内心の苦笑は冷血の内側に隠された。]

 勝気だねェ、

 ――でもなァ
 此処じゃァそんな奴から、ばたばた死んでったんだよ…

[うねる蚰蜒の足を離して、指先をミーナの肛腔へ伸ばした。
柔らかい穴に冷たい先端をくわえこませ、反対の手では懐中電灯を器用に薬指にひっかけながら、つまんだ蚰蜒の触覚を優しげに噛み]


[ バ リ ッ ]

 お前は、大丈夫だねぇ?

 ちょっとくらいじゃァ死なねぇから…

[外殻を捻り捲られた蟲の内臓が、ぬるり、ぽたり、汗ばんだ死神のしっとりとした太腿に体液を落とし込む。
流れ込んできたそれを巻き込んで、内壁へと絡めた。
程よいぬるみがじくり、蛇の身を焼く熱として伝わり、内側の滑りをいよいよ良くして行く。
明かりをそっと床に置いた。]

 俺も、――遠慮ォしない。

[耳打ちしたのは、熱を持った死神を穿つ直前。*]


一度快楽を覚えると、溺れるのははやい か?

[疑問符でこそあるけれども答えを求めていない
つい先刻快感を知ったばかりにしては
悦を求めるのも早いように思える

良い傾向だ、と嬉しげに目を細めさせた]

ふ。

[ねぶる舌へ押し付けるような動き
その貪欲な仕草もまた愛らしくて
歯をたてて硬さをもった表面に強めの刺激を

両方の尖りを弄びながら手は自然と青年の下肢へ
布を押し上げる存在に気づき、小さく息を吐く
若い肉は疲れを知らないようにすら思えた]




んっ……、 ちゅ

[わざと胸先をねぶる水の音を響かせながら
熱を帯び始めた中心を掌で包むようにして
少し荒々しい仕草で形をまさぐり始めた

手に吸い付くように震える青年の雄を布に擦り合せていたが]

嗚、 触れてほしいか聞くのを忘れた

[青年の橙を胸板の上から見上げ、手を離そうとする]


 こ、 わがってねー、よ。ばか。

[大嘘ひとつ、震える息を吐いて。
唇が重なって、離れて。追いかけて、もう一度キスをした。
舌が絡まなかったことに少しの寂しさを感じて、ぺろと唇を舐めて。

気遣いには気付かず、とろんとした顔で首を傾いだ]

 ……っ、うー。
 こんなときに、好きとか 言う、な。恥ずいだろ、畜生。

[耳元の囁きがくすぐったくて、耳から甘いざわつきが込み上げる。
耳を擦りながら、トレイルを見て、抱きつくように腕を伸ばして]


 ……俺も、すき……

[俯いて、小さな声で呟いた]


 ぐ……っ、

[入ってくるものの質量に、息が詰まる。
半ば泣きかけの顔で、腰を焦らすほどゆっくりと自らの意思で落として。

ぜ、と息をつきながら、小休憩を挟んで、余裕のない顔でトレイルを見て]

 ……ちゅー……?

[甘ったるくねだった]


[ぐちゅ、と。
結合部から音がして、やっと全部を収めた。

根本まで入ったことに息を吐いて、蕩けた顔でトレイルを見る]

 た、たの……む、慣れるまで、もうちょ…い、このまま…ぁ…止まって……っ

[無自覚におあずけを命じつつ、息を整えて
少し動かれるたび、ひっと喘ぎ声が漏れる。

とろんと、顎を涎が伝った]



  ……ッ……
  
[言いよどむように、眉間に皺が寄った。
そりゃあ、あれだけ刻みつけられた快楽、培った常識とそれの乖離、そしてその享受。

何より、相手がこの男だから、]

  あ゛、っぁ、
  
   あ、あぁぁ、……
   
[指も舌も甘やかすような快楽、歯の与えるものは鋭くて、
それも、また、善い。

あの掌がもう膨らんだ下腹部へ行けば、舌なめずりして笑う。
快楽を知ったばかりゆえに素直で、貪欲で、
堪える事を忘れた喘ぎが漏れた。]



  あ゛、 はぁ、 あぁ、んン……、
   ………、
   
[布越しの愛撫、心地よいが物足りない。
物欲しげに見れば、荒々しい仕草。

そうじゃない、それ、]

 やぁ……
  は、さ、さわって、ほし、直接、……
  直で、……擦ってぇ、
  
[目を細めて死神を見る。
声は、亡霊の嬌声に混じりあまったるい。

離そうとする手を掴んで、もう下着も濡らしている陰茎を擦り付ける。]



 ……あ、ふぁ……ひぁ……あ、

[しばらくそのままにしていたら、痛みと圧迫感と慣らされたおかげで感じ始めた快楽に頭がぼうとしてきて
微かな動きのたび、奇妙な胸につっかえるようなものを感じる。
快楽までは、まだ遠い感覚。

もっと、と。
熱に溶ける頭が、本能のままにそんなことを思う。


呆けた目で、トレイルの顔を見て
なにを言ってるか分かってないような顔のまま、ふわついた声をかけた]


 も、なんだ……好きに、しろ……


―去年の宴―

あっ、ぁあ。 ……グ、ゥ

[解すためのものなのか、煽るためのものか
蠢く指の動きに自然と喉もひきつった
それでいて拒みたい筈の尻穴には力が篭らない
いいように嬲る指に、ただ肉を柔らかくしてゆくだけ]


っん っ、 やめ
か、――…、ぁあ、 やめ 、ろ、くそ

[なにがおかしいのか
唾液で濡れた虫と手元を睨んでいたが

その虫の外身が割れる音を、聞いた
大腿に湿った感触、なにが垂らされているかなど
目を向けなくともわかること、 ]


[びくり、頬の筋肉がいよいよかたまる。

やめろ、そんなものをおれのなかに、やめろ
やめろ やめろ やめろ やめろ やめろ]



―――ウあ、ぁあ ! !   、ゃだ、ぁ

[思わず聲も跳ねた
ぬちゃぬちゃと粘着質な音が耳に痛く、心地悪い
先ほどの精液や己の腸液よりも、また違うぬめり
首がふれるものなら精一杯横に振っていたはずだ]


あ、ぁぐ、 ―――……、ぅ

[涙の浮いた目が間近に酔った蟒蛇の瞳孔を捉えた
丁度、昂ぶりが菊座に押し当てられたそのとき]



く、っそやろ、ぅ …… 、

[憎しみと苛立ちと、情欲に濡れた目を向ける
はぁ、と熱を孕んだ溜息が口端からこぼれた]


        く、そが。 ――ア゛、ぁあ、ふ

[悪態を吐く口とは裏腹に、
狭い肉は猛る熱量の訪れをよろこんで、

打ち震えた*]


ふ、……ふふ。

[耳へ届く悦をのせた音色を喜ぶ
聲を耐えるな、そう告げたことを覚えているらしい
青年の頭だけでなく、体にまで教えが侵食するなら
御主人でも恋人でもなく“せんせい”で居るのも
悪くはないかもしれないと一瞬よぎり




ふと、思考がとまる]


    (  なんだこいびと…って  )


[どさくさに紛れ込んだそれへ密かに頬を染めた。
広がり始めた悦楽に夢中になっている青年には
気づかれないといいと思いながら、頭を緩くふるう。
舌先を前後に揺らし肉粒をびたびたと舐め回しながら
青年の唇を濡らす朱へと視線を届かせた

あの色は二番目に好きな色。
誘われている、と本能で感じ取れば男の下肢も疼く]


……ああ、それだよ。

お前のねだる聲で、俺は感じる
お前だけでしか………感じないように、してくれよ

[男の匂いのみで性感を刺激されるようになるのなら、
また、逆も然りと。願いを低く唱えた]


これじゃ下を脱がせられんだろう?

[手首を押さえつけられ、中心のある布の上へ引き戻される
触れることは叶うけど、ペニスを直接可愛がるのは無理だと
上下に軽く擂りたてはするも、やんわりと戒めを解き]

……こっち、自分でいじってろ

[青年の手を先ほどまで可愛がっていた胸の飾りへ押し付ける。
その代わりにと下衣を下着ごとずらして片足ずつ引き抜いて取り去り]

………は、こんな。

[こんなに濡れて、愛らしい。
青年の反りかえった雄の先端へと唇を押し付け、膨らみにキスをした
唇にするそれと同じように何度か小さな孔ごと啄んでから口を開く
あむりと口腔へ招き、半ばまで一気にくわえ込んだ]


 …お前さえ良ければ?

[にま、彼の口癖を真似て告ぐ。

深い赤みを帯びた瞳を間近に見つめ返し、熱い肌に触れられて息を吐く。
皮膚の刺激に身震いするのを、口付けて誤魔化した。

露天風呂では言葉の通り。
酒を呷っては人目も気にせず、彼の唇に注いだ。*]


[どうみても怖がっているそれはとても可愛かった
追いかけられれば応じても、やはり彼に自らの味を覚えさせるのは…なので触れるのみ]

だって、好きなんだから仕方ない……

[と苦笑いすれば、小さく確かに聞こえた言葉に目を細めた]


[泣きそうな顔に息がつまる様子はとても痛ましく
引き抜いたほうがやめたほうが、とも一瞬過ぎれど熱はきっとお互い収まっていないのだ。
彼が自分で腰を下ろし始めたから手は離して、そっと背中に回し抱き締めるような状態にし]

……ん、っ

[ねだられるまま重ねた]


[そうして漸く狭いそこに全てが収まった
きつく締め付ける死者には熱い中に、甘く息を吐いて、きっと質量が増してしまった]

う、うん……ごめんね……

[そんな顔で言うにはとても残酷な言葉だとこの吸血鬼は自覚しているのだろうか…
疼きつい少し動いてしまっては上がる喘ぎに煽られる、…早く慣れてと必死に念じていた]


 ン……っ。

[露天でも、首はちいちの腕に抱かれたまま。
 口腔内に流し込まれた、彼の体温と等しい温度の酒に、こくりと喉を鳴らして目を細める。

 口の中の酒がなくなっても、暫くは唇を離すことなく、最後の一滴まで味わおうとするかのように、舌を絡め、交わらせる。]

 ……っ、ふ。
  流石……チー君の見立てた酒だ。

[漸く唇を離した頃には、紅は更に濃くなり、ゆるりとくつろいでいた胴体は、いつのまにか、腕をちいちの腰へ回していた。]

 チー君………

[するりと滑った掌は、鱗に包まれた臀部と太腿を撫で]

 この後の時間は、私が、キミを独占してしまっても構わないかな……?

[艶やかに笑みながら、誘いをかける。
 そろそろ、湯から上がってもよい頃合いだろう。*]


[顎を伝う涎を舐め取る、ぼうっとした様子に自分もあの時こんな顔をしていたのだろうかと考えて気恥ずかしくなった。]



しぃ、しゃ……

[呆けた顔、ふわついた声に思わず喉を鳴らす
許可がでればもう、おあずけを食らっていたそこは]

ごめん、優しく出来ないかも……

[荒い息と共に囁きを落とす
欲するまま彼の身体を引き寄せ、中を突き上げて存分に貪った]



 ん、ん゛……、 ………?

[与えられるものに夢中になっていれば
何か、頭を振る死神。
どうした、と小首をかしげるも、おそらく答えは無いだろう。]

 、ふ、
 ん、ふふふ、 ん、ッぅ、
 
[猫のように目を細めて、ごくりと喉を鳴らす。
この死神が。
たかが人間あがりの亡霊に、それを願うのか。

それほどまでに、]



  わかった、
    俺だけに、して、 あげる。
  
  すき、 ミーナさん
   あいしてる

[死神の好むこの色を遣って
与えられるままに媚びて強請るのはきっと、自分だけであればいい。]



 うぁ、ら、だってぇ、… は、
 やめよ、とした……
 
[だから引き留めたのだと言い訳。
解かれるまま、先まで愛撫された胸に指が触れる。]

  あ、あぁ……ん、 
  はぁ、…
  
[死神の真似をして弄るけれど、上手くいかない、足りない。
下手を差っ引いても、この温度が違いすぎるのか。
命じられる事を忠実に行う事自体には、先走りが零れるくらいに興奮するのに。]



 ひは、 あ、あぁ、…んっぅ、……―――
  は、
  
[先端に口づけられて、身体が跳ねた。
同時に、死神に愛撫されたのと同じように、胸の先を爪弾いて。

咥えこまれた陰茎がびくびくと震え、同時、どろりと白濁混じりのカウパーが漏れた。
本能が勝手に男の動きを再現して、どこもかしこも愛撫されている錯覚。

だらしなく開いたままの口、一度乾きかけた唇を、舐めてうるおした。]




しぃしゃ…好、き……っ、しぃしゃ……

[幾度も名前を呼び、唇を奪って、彼の自身を扱き自分がされたように先端を弾いて
理性などとっくに消し飛んで、きっと命令も全てが終わるまで聞けなかった*]


………、

[
橙の瞳も、紅い舌も頬も。
魂のいろも、どれも男を誘ういろで、どれも愛らしい

その口が紡いだ愛を誓う言葉に、もうだめだと思った]




俺も、お前を愛してる


[死神ではないものに、変わってしまう気がした
それでも、


いい。]


 あいしてる

[彼と共に過ごす時だけは、一人の男になっても、



死神じゃなくなっても、いい ]


[どろっどろに思考が溶けた頭、名前を呼ばれてふにゃり微笑んだ。
顎を舐められる感触さえ、脳に響いて。無意識にきゅうと中が締め付ける]

 ふぁ?

[と。

身体を引き寄せられ、不思議そうな声を発っした。
ごめん、と謝られて、首を傾ぐ暇もなく]

 っあ゛! ちょ、ま…っ、ひあっ にぁ、

[突き上げられて、焦って一瞬抵抗したそうに体に力が籠って
すぐに、寸止めしていた快楽に頭が溶けて、脱力する]


[なにかに捕まりたくて、手を伸ばして
ぎゅうとトレイルの肩を掴むと、爪を立てた]

 は、とれぇ、るぅ……っ
 すき、ぁ、とれぇる、すき、ひぅ、にゃ、

[ぎ、とひっかきながら、甘ったるい声で甘ったるい砂糖菓子を、落として

顔を見て、ふにゃとまた微笑んだ]


[男の言いつけ通りに胸の尖りをいじる姿は扇情的で
腔内にとぷりと溢れる、精の息遣いを伴ったカウパーの苦味も、
肉茎に浮く汗のにおいや味も、なにもかもがいとしい。]

  ――ん、

[幹を口腔で扱いた末に白濁が舌や腔内を汚せばそれを甘受し


でも、まだ。たりない]


サム、

[そっと名前を呼び、こちらに跨るようにと強請る。
可愛い亡霊の虜にされた今の男は、死神ではなかった*]


[湯船に浸かるのは本当に短時間となった。
いくらしぶといからといっても熱湯に浸かれば眠くて堪らなくなる。
変温動物の悲しい宿命だ。

代わりにルーカスの身体を湯に浸からせたまま、自身はその頭と酒瓶を抱いて、背中合わせに座った。
芳しい酒を浴びるように飲んで、含んでは間近の首に口移す。]

 ふ…ぅ、   んく、

[舌を吸われ、ルーカスの艶を含んだ吐息が干した酒の代わり口内を満たした。]



 …んー。

 お前さんの見立てだろォ。
 初っ端引きのいい升酒持ってぇ来やがって。

[熱い肩にくたり、凭れて星を眺める。月はかなり傾いて、その姿を半ば建物の影に隠していた。
金糸の髪と額を撫でる。声をかけられ、敏感な肌身に触れられれば、少し抑えた息を漏らして短く、ン、と応える。
首を持ち上げ、視線を合わせた。
瞳の深紅は余程色濃い。己の眼と、さてどっちが紅いやら。]



 ――、…幾らでも。

.



 うん、

[
きっと最初に、この男を初めて見た時には

吸いこまれるような紫黒に、
内を震わす聲に、
たましいを、取られていたのだと、思う。

終末の日に招かれるべき楽園を捨てても、
人間であったことを捨てても、
永劫取り残される存在となったとしても、

この、死神と同じ場所へと堕ちる為に
意識を持った亡霊として、成ったのだろう。]




      あいしてる、よ。
      
      
[そう信じさせるほどには、満ちたりたものを、知った。]


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