73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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……ッ、……ぁぁ……!!
[胸の中に穿たれる、鋭い鋭い棘。
それと共に一気に魂に流れ込んでくるのは、冬の精の加護によって遮断されていた沢山の思いや情欲。
守られてきた弱い心は、その濁流に押し流されて…]
……───!?
[流石に、彼らが交わり棘が感染した瞬間は
薔薇にわからないわけがなく]
……何があったんだい?
[庭の薔薇に、それでも多くの精気が振りまかれたのは確か]
誰。君は。
[明らかにモリスではない気配に、少し鋭い声が乗る]
…あぁ、君が薔薇の精?
冬の精が眠らせなきゃって言ってたのは君のこと…なのかな。
[胸の奥がチクチクと痛むけれど、傍で守ってくれていたものが居なくなった感覚は心細かったけれど、
それ以上に、流れこんできた薔薇の香は、今の自分には心地が良くて。]
そんなの、どうでも良くなっちゃったよ。
むしろ、君には感謝してるのかも。…こんなイイこと教えてくれるなんてさ。
ねぇ、みんなも俺に隠れてイイことしてたの?
兄貴…とかも。
…あぁ、サイラスだよ。 よろしくね?'センパイ'。
[覚醒した欲望は、そう名乗って笑みを深めた。]
そうだよ。僕が薔薇の精。
冬の精?アレが僕に何の用。
僕は君達が影で何をしていようが知らないし…
興味もそんなにないんだよ。
だから、もし君の知り合いが隠れて何かをしていても、
僕は知らないよ。
新しいことを知れたんだ?それはオメデトウ?
僕の香りはあくまで後押し。
君が何かを得られたのなら、それは君が望んでいたことだろうね。
僕の香りが君達に欲を持たせるんじゃ、ないんだよ。
僕はただ、君達に不幸をもってきたいわけじゃないんだけど。
そうだね、きっと望んでたんだ。
ずっと見張られて、窮屈だったから。
こんな事知らなかったなんて、今までの人生損してたのかな。
今ならもう、なんだって好きなように出来る気がする。
…ねぇ、君は何が必要なの?
事と次第によっては、手伝ってあげたって構わないよ。
僕が必要なもの?咲きたいだけだよ。
[赤い薔薇の中、たった一つの白い薔薇]
咲きたいから、君達から精気を貰ってる。
君達が情を交わしてくれれば僕はそれで満たされる。
花が咲けば…それが僕の満足。
情交を…
そっか、じゃぁ…モリスの分、少し満たされたって事かな?
彼の花が咲いて実って、その種が俺の中に巣食ったみたいに。
[感覚的にそう言うけれど、合ってるかどうかはわからない。
幼い頃から精霊の祝福の名の下に抑圧されてきた感情は、
解き放たれたことで少しづつ暴走し始めていた。]
うん、それで合ってるよ。
…一輪だけ、咲かせたい薔薇があるんだ。
それが叶えば、それで。
そういえば誰かが赤薔薇の枝を折ったんだよね。
君、知らない?お仕置きしないと。
もし君が手伝ってくれるなら、後でキスの一つでも貰えたら、僕も少し満足なんだけど?
[くすり。周りにあてられそうな薔薇は悪戯気味に笑う*]
僕は…最後はあの子から貰いたいな
だから、あの子は……
[眠らさないで、と薔薇は珍しく願いを乗せる]
大好きなんだって。
だから、駄目*
薔薇を折った…?
[思い至るのは、ヴェスパタインに貰った薔薇の蕾。
ポケットの中からつまみ出したそれが、無残に潰れてしまっていたのに気づき、
少しかなしそうな顔をした。]
……?
[サイラスが悲しそうな顔をする気配はこちらに伝わる]
あぁ……君が。
手折ったんだね、その薔薇。お仕置き、かな
…おしお、き……?
[不穏な気配に、ざわりと胸の内が波立った。]
あれ。
なんか期待でもしたのかな。
なら何かしてあげようか?
[くつくつ]
でも悪い子には何かしないとダメだよね
バチでも何でも当てればいいよ。
…俺も、汚らしく穢らわしい生き物だったって、気づいたから。
そんなの、酷い目にあって当然だよ。
罰を受ければさ、なんか許してもらえたみたいな気分になれるじゃん。
そう。僕が怒ってるのは薔薇を折ったこと。
君が綺麗だろうが汚かろうが、
モリスと何かしようがどうでもいいんだよ?
自分の背徳へは自分で受ける罰を見つけるんだね。
僕は君の行為を蔑みもしないし美化もしないよ
…判ってるよ。
そんな安易な救いなんて、もらえないって。
薔薇のせいなんじゃ無く、自分の心がしたことだって。
[責任転嫁してしまえば、楽になると知っているから。]
キス…しようか。
届くかどうかは、わからないけど。
んン…
[サイラスのキスをうけたローズヒップ。
甘い感覚に心地よさ気に声を漏らし]
やめときなよ
僕も君にキスしたくなる
多分今の君達はそれ以上も求めたくなるでしょ?
君の懺悔を聞くのは構わないけど
僕に答えは求めないでね
大事な君達の願いを、僕に否定させないでほしいよ
君は苦しいんだね。
キモチが伝わってくる。
…ねぇ、どうしよう。どうすればいい…?
モリスに貰った薔薇の棘が、なんだかおかしくなってきちゃってる…
[怯えて切羽詰まったような声が、縋るように訴える。
きっとこの変質は、薔薇の精本人にも予定外の事だっただろう。]
[薔薇の意識は酔いを含む。
セレストとキスを交わした後、更に艶ました感覚が意識に乗る]
熱い……
……?
何かあったの?
[正直薔薇の棘が人に欲を浮かびあがらせる以外、
自分とて知るところではなく]
さあ…僕にもわかんないなぁ…
気になるなら誰かに移してしまったら? 棘は君達を殺しはしないだろうから。
ごめんね、本当にわかんなくて。
[薔薇の精の艷めいた声だけで、こちらまでも煽られて酔い痴れるよう。]
駄目だ、…欲しいよ。
どうすれば収まるの?
[咲きかけの花は、咲く場所を見つけられず、
身体の中で出口を探して暴れ続けていた。]
…移す?
[モリスから自分に移ったように、思いを受け入れてもらわなければ。
同室の華奢な相方は、この思いを受け入れてくれるのだろうか。]
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