155 楼夢館
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――いかないで
[そんな顔をして笑わないで。
してしまったら、いってしまうんでしょう。なら、]
……私はここにいるわ。
あなたのお母さんも、多分。きっとね。
…俺は
[メアリーを見つめる。
嗚呼、本当に可愛らしい子だ。見れば見るほど吸い込まれそうな感覚にさえ陥る。
でも]
――メアリーお嬢様に、手は出せません
[ふ、と悲しそうに微笑み。]
一使用人の立場…ですから
[元々生真面目な性格なようで。
彼はメアリーの誘いをやんわりと断ってしまった。]
なーにー?
そんな理由?
[拒まれる理由に不満の声を漏らす。]
私が言いって言ってるの。
それに、こうやって密会までして、キスをして。
今更だよ?
[もう一度抱きついて、キスをしようと。]
―――
[今さら、とは同じく自分も思ったのだが。
その一線を越えてしまったらいけない気がして。
しかし彼女がキスをしようとすれば、それは拒まず。]
ん…
[唇を重ね、ゆっくりと離す。
嗚呼、駄目だ。
自分はただの使用人。相手はこの家のお嬢様、なのに。
こうして一緒に居ると、彼女に溺れてしまう。
ヤニクは初めて自分から、彼女に触れた。
と言っても、頭を撫でるとまりだったが。]
ほら、逃げない。
本当はキスとかしたいんでしょ?
[唇を離すと自分の唇をちろりと舐めて]
うふふっ。
嬉しいな。
[頭を撫でられるとふにゃりと微笑む。]
もっと色んなところ触っていいよ?
[ヤニクの手を持つとそのまま自らの胸の方へと滑らそうとする。]
[本当はキスとかしたいんでしょ、という問いに顔を赤くする。それは紛れもなく肯定の意で。
自分の手を胸辺りに持っていこうとする彼女にももう逆らわなかった。
彼女の双丘に優しく、触れてみる。]
赤くなっちゃって…。
可愛いね。
[赤くなるヤニクに満足したような笑みをこぼし。]
んっ…。
いいよ、ヤニクの好きなようにして…。
[微かな甘い息を漏らすと、ヤニクの手に自分の手を重ねると誘導するように弱く力を加える。]
『薬と水を、頼む――』
[ただそれだけ書かれた文面を、送る――]
[メールに書かれていたのは、とても簡素な文章であった。]
水と薬、か。
[棚に風邪薬や解熱鎮痛剤など何種類かの薬瓶があったことを思い出す。]
"かしこまりました。しばらくお待ち下さい。なるべく早く伺います。"
[そう、メールに返信して、掃除用具を片付け始めた。]
[メールの着信音に薄く瞼を開く。
返信の文面は何と書いていただろうか。
ピントが合わず、読むことができない]
……老眼、だろうか
[呟き、また瞼を閉じた]
タクシーの手配だけ、頼む――
[恐らく必要なのは外科的な治療だろうから]
かしこまりました。
では直ちに手配致しましょう。
[そう言って、手早く携帯電話を使ってタクシーを呼び出した。
程なくして、タクシーが表に止まった連絡が入る。]
…タクシーは表に停めているそうです。
[彼にそう告げた。]
すまないな……いや、ありがとう
[救急の番号は知ってはいたが、タクシーの番号は知らなかった。
酷く手間を掛けたことに感謝の言葉を述べると――]
いいえ、お気になさらず。
俺達使用人の事はこき使ってくださって構いませんよ。
[そう言って微笑みかける。]
――もしも、
もしも、世界中が紙でできていたなら、
海が、みんなインクだったなら、
いったいぼくらは、どうして生きれば良いんだろう
[また歌うようにして、部屋を出る。暖かいパンとスープが欲しい。
そうだ、厨房へ行こう。一言口を聞けば、きっと誰かが慌てて用意してくれる。
かあさん、ここは素敵な所です。あなたが言った通りに。
寝床は暖かいし、食事はおいしい。
それに、なんだって、あなたもここにいるようじゃないですか。]
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