204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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[ノックスへの『好き』と、腕の中への『好き』と。
別のものだと、分かっている。
こんな日が来るなら。
ノックスと甘えた声で呼んでくれるうちに――
食べてしまえば良かった。
拍子の外れたオルゴールを入れて。
掌に収めて。愛していると囁いて。
返事のないことに、涙して。]
[ ディーンの呟きは、届かない。
ただ熱に浮かされたような眸と、
ニコラだけを見ていた横顔が、記憶に残る。]
(――どうして)
[ただ其ればかりが、頭の中で反響した]
|
[>>168>>176周りの大人から、ディーンにかけられる言葉。 それを聞いてるディーンは、とても苦しそうで。
彼の怯えた、緊張した、心乱された目は好きだけど。 自分以外のものに乱されるのは、いやで]
ねえ。
[近くの大人に。 かけるのは、声変わりしてもまだ幼い響きの抜けない声]
……ディーンが可哀想。
[弱い彼を、なぜ責めるのか。分からない。 分からない、から。ゆる、と言葉を紡いで]
行こ?
[ディーンの服を、軽く引いて促した]
(187) 2014/11/18(Tue) 00時半頃
|
あんまり、信じてなかったけど。
形だけじゃなかったから、ね……
離れたくないとかいったら……衝動と勘違いされる、かも?
それとは、違うのにね。
――心配させない理由、考えないと……
[真剣に、考える。
フィリップも望んでくれることに、嬉しさがにじむ。
心の温かさで、寒さを感じなくなっている]
[ばーにぃと、小さく呼ぶ声は遠くの彼に。
手を離して良かったのか。
これで良かったのか。
縋るような視線を投げ、すぐに隠した。
プリシラを抱いているから。
彼には彼の、大切な子が――…]
|
― 一階への階段 ―
そう? なら、いいけど……
[笑みを浮かべる様子>>186に首をかしげ。 それでも、無理に居間に引っ張っていくつもりも、体調を確認するつもりもなくて。
くしゃみをするシメオンに、苦笑を浮かべる]
階段はもうひとつあるし、いいんじゃないかな。
[ちらりと、反対側にある階段へと視線をむけた]
(188) 2014/11/18(Tue) 00時半頃
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プリシラ、見るな。
[見てはいけない、触れてはいけない。 あの毒に。]
お前だけは――。
[それはいずれ訪れる時がくることだ。 けれど、今であって欲しくはない。]
(189) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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[ラルフにシメオンが答える 体調不良は 大事ではない らしい]
ーー……階段 あっちにもある
[邪魔かな にそうと返しつつ また くしゃみが出る様子 一段したの段差におり 防寒着の前 しっかりと止めようと]
(190) 2014/11/18(Tue) 01時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 01時頃
ラルフは、ノックス>>183の姿が視界に入れば、琥珀の瞳を細めて見つめた。
2014/11/18(Tue) 01時頃
|
― /階段を下る―
[足下がふらつく。 踏み板から落ちずに済んだのが奇跡に思えて仕方ない。]
トレイル、トレイル……。 どこだい? トレイル……
[掠れた声で、もう一人の名を呼ぶ。 居間には居なかった。なら、また1階に居るはず。
階段を下りていったのはフィリップだから。 焦燥で喉が枯れてしまいそうだった。]
(191) 2014/11/18(Tue) 01時頃
|
…………こんなに穏やか なのにね
衝動とは 真逆の
[そう 口にしながら 少し脈が早い
その理由がつかめない けれど
ラルフが嬉しそうで
ーーーー…………それだけで嬉しい]
穏やかに 過ごせてるって
実証できたら 理由になる、かな
|
[何も知らぬ子どもに、そっと憐みの視線を向けた。>>187]
『ディーンが可哀想』
(そう言ったお前の無知は、現実の牙よりももっと鋭利に誰も彼もに傷を残していくよ)
[けれど、それは言っても伝わることはない。
誰かに傷つけられる相手を思いやる子ども。 誰かに傷と負わせることを思いやらない子ども。
理解した時は、全て手遅れになった時。]
(192) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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ー貯蔵庫ー
[暗がりに、無音
居間の、騒ぎを知らずにすんだのは、幸運か不運か 故に、トレイルの内にあるおもいは 音が優先されている。
無意識に選んだ場所は 鳥を連れたフィリップとあった場所 ノックスが抱き上げてくれた場所
ーーーーいまは、独りだ]
(193) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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トレイルは、音は、立てない。静かに、布の中。
2014/11/18(Tue) 01時頃
フィリップは、シメオンの防寒具の前止めながらラルフの言葉にうなづく
2014/11/18(Tue) 01時頃
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[その場から、プリシラを半ば強引に引き剥がすようにして部屋へと向かうけれど。 部屋の扉の中に入れば、ずるずると腰を落とした。
ひどく疲れた顔をして、暫し言葉もなく――。**]
(194) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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[バーニィ、とすがる様な声に気がつけない。
大人になったノックスの背中の向こうで、まだ小さな子どものままの彼が泣いていたのに。**]
…………うん、穏やかで、とても暖かい。
衝動とは、違うから……
一緒にいると、穏やかでいられるっていえば……いいのかな。
[フィリップの、鼓動は伝わらないけれど。
嬉しい、が伝わって。
微笑む気配が、深くなる]
そうかも、しれない。
二人でいても――なにも問題ないって、わかってもらえたら。
一緒にいられるかも……
|
[階段の下に居たのはフィリップだけではなかった。 それが幸いなのか、分からない。
真っ先にノックスに向けられるのは琥珀色。 今の酷い顔を少年たちには見せられなくて。
顔を背ける。]
(195) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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―2F 炊事場― [ドナルドのバリトンは、あやすような響き。 これでは、どちらが保護者か分からない――と、 フランシスは、唇を噛むと共に、遠い記憶に何処か、重なって。 否――重ねているだけでは、なく]
…… 見てない か? ――それなら、 ……いい
[(もしも、お前が……あんな、ふうに、なったら、おれは)
吐息混じりの声が震える。額を胸元に押し当てて、 感じるのはドナルドのにおい、だろうか。 酷く苦しいのは、理由が絡まりあってであり、整理できぬまま。 ――背に腕が回るのに、どきんと耳の奥心音が鳴る。]
ぁ、……ご、めん。とり、みだした
(196) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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[フィリップと、同じことを口にしたのがおかしくて、小さく微笑んだ。
けれど、その笑みも。
ノックス>>195を見つけて、視線があった気がしたのに。 そらされて、琥珀色が翳る]
……
[逃げたことで、衝動を覚えたのはばれているだろうし。 顔を背けられて、かける言葉も思い浮かばず。
ただ、その背を見ていた]
(197) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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[シメオンの前 一段下がったところ 防寒具が広がらないように してた時気がついた
顔を背けた姿 先の眉がよるような 空気はなく 酷く弱々しい姿
彼の呼ぶ トレイルの姿は階段にはない]
…………こっちには きてないけど…………
[警戒する声色]
(198) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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………うん、じゃあ此処にいる あったかいの、独り占めしてごめん
[中途半端な場所だから、心地いい。 あたたかいのも心地いいから、くるまれたままでいたかった。 何処に行けばいいかわからなくて、でも一人ではいたくないなんて 我侭だけれど、たまにはいいだろう。 前を留めてもらいながら、すぐ近くにある顔を眺める。 金髪だけど、彼とは違う。 言葉は少ないし、まだ表情は読めないけど 怖くない、と思えた]
あ、ノックス……さん
[さっき何か、言いかけていただろうか、と 背けられた顔を、じ、と見つめた]
(199) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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…………ね 心配することなんて
ないのだから…………
[暖かな とても大事な とてもとても大事な]
…………実証しよう この 雪が晴れるまで
何にも 問題がないって
むしろ 心地いいんだって
[ただ鼓動が少し早いだけ
それが 何かなんて考えたことはなく
よりひどくなるとも 思えなくて]
|
[ナイフの柄に手を伸ばす。 これは木肌を削るもので、皮膚を剥ぐものではない。
現実と、想像と。 深呼吸を繰り返し、ぐと腕で両目を擦った。
そうしてから、3人へと顔を向けた。 逸らさない様にして、笑おうとする。
誰が庇護下にあっても、‘保護者’なのだから。]
(200) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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|
[山小屋に来てからまだ湯を借りてはいない。 纏う己のにおいは自身では嗅ぎ取れないけれど 腕に抱くフランシスのにおいが鼻腔を擽る。]
……ン。 見てたのは鍋だけだ。
[冗談めかした声は緊張を悟られないように。 胸元に吐息が掛かり触れる箇所からは熱が伝う。]
なんて。 ホントはフランシスをみてた。 ……取り乱すような事があったンだろ。 なら、俺がこうして支えるから。 別に謝ることなんて、ねぇよ。
[抱きとめる腕はそのままに 彼の髪へと鼻先寄せて、すんと小さく鼻を鳴らす。]
(201) 2014/11/18(Tue) 01時頃
|
うん。
心配することなんて、ないよね。
そっか。
ちゃんと証明して、わかってもらえれば。
同行者として問題ないってわかれば。
きっと、一緒にいられるね。
[ノックスのことはあえて考えない。
心に漣が立つけれど。
考えると、怖いから。
いまは、フィリップとの温かさだけを思う]
|
ん…………
[ここ にいることを決めたシメオンに 防寒具の前をあわせるのを 完遂した彼 頷く 視線に気がついて ゆるく首を傾げはした
が ノックスの 動きに こちらも ナイフに手を伸ばしかけて……止めた
作られた笑顔 彼は警戒をとかない]
(202) 2014/11/18(Tue) 01時頃
|
|
[ラルフの視線は逃げないから、彼の肩を叩いた。 大丈夫だと示すように。]
そう……? ありがとう。
[フィリップが嘘をつくことはないと、頷いた。 すると、温泉――いや、貯蔵庫かとその方角を見やり。変わらぬ警戒の色が、今はありがたい。]
……シメオン。隣に座ってもよい?
(203) 2014/11/18(Tue) 01時頃
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うん ……いいよ
[もう少しはじっこに寄ってスペースを空ける。 一人でいたくない、と思いながら一人になりに飛び出してきたのに いつの間にか人が沢山で 沢山なのは大変だ、と思ったのはついこの間なのに 今は何故だか、暖かかった]
何か、用があるみたいだったけれど…
[誰か、探してたんじゃなかったっけ、と首を傾げた]
(204) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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そうしたら 満月でも 新月でも
どんなに寒い冬でも
ラルフと ずっと ずっと一緒に
[子供染みた発想 けれど
彼にとって 真剣
こんな暖かさは初めてだったから
……絶対に 守らないといけないものだと
強く強く思う
己とのことを考えてくれるラルフと]
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………………ーー
[シメオンの前にいたから ノックスが シメオンの前に座れば 自然位置が近くなる
ここで立ち上がって 遠ざかるのも 明らかに 異質な状況と シメオンとラルフ 気を揉ませたくないから 警戒しながら……ラルフの肩に触れた時 猫が全身毛を逆立てるように 敵意を向けたことは多めに見て欲しい]
(205) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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[そらされた視線が、瞳があうことに、ほっとしたように肩から力が抜ける。
ノックス>>203が肩をたたくのに、小さく笑みを返し。 シメオンと話がある様子なのをみて、ゆるりと瞬く。
トレイルを探していた様子とは違って、 保護者としての姿なのだろうかと思う]
……
[それはきいてもいいものか迷い。 フィリップの警戒を見て、そわり、おちつかなげに瞳を伏せた]
(206) 2014/11/18(Tue) 01時半頃
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