人狼議事


3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…

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【人】 奏者 セシル

― 木の下 ―

[(さみしい)]

   …、――…  ――

[指が触れ、体を退くことも忘れたように
呆然としたような表情が
泣くのを堪えるようなものにうつりかわって、俯いた。

 一方的に置いていかれた言葉と想い。
 己が縋るように宛てた一言。
 自分によく似ている少女。
 帰れない。半端者。

――さみしい。腕がうまく動かない。]

…、…――  、… ぁ、いたか、…

[声は掠れた。]

(313) 2010/03/03(Wed) 19時頃



    もっと心配する相手 いるでしょ。


[勝手に、その言葉に くす と笑って。]

『本当に心配いらないんだ、ちょっと見た目気持ち悪いけどね?』


[心配しないでいいよ、と、もう一度。]


 おわっ




   ケイト

[苦しそうな、こえ。]


               そうだね、『もっとお友達を 送ってあげ』る。




                            っ




           え どう    し




      ここ   だった  の。


[行くためじゃなく、行かないために。
 場所を聞いておけばよかった、と。]


奏者 セシルは、ケイトのわらい声を聞けば――奥の闇が揺らぐ。

2010/03/03(Wed) 19時半頃



 いや、
   あの、
     ちょっと脱がされ……


 
 [困ってた]



うわ、たすけ  ろ
 



  そうね、心配しなくちゃいけない子がいっぱい。

 [ やみのつめたさも心地よさも 知って いるから ]


  え? なに……  





 自主的に助かってください…!
  [ つんとした声 ]



 先生、たすけて
 
[見捨てられそうだった。]



[正解すぎた]
 



[23秒で見捨てられて、しょうがなく、またバカな頭で考えている。]
 





        しょうが ないね。

[彼を助けるのはやぶさかではない。
 本当は 彼女と 顔を合わせにくかった だけで。]

                   恩に、着てよ ね。


【人】 奏者 セシル

― 木の下 ―
[返る言葉に、薄紫がひとつ、瞬く。
うつ向けていた顔を上げる。濃紺が 見えた。揺れる。]

…――、… 俺、は  鬼、で

[――帰れない。]

――鬼に、…なりきれ、ない、鬼で 

[――帰れない。
だから帰るという言葉に追い詰められた。
差し伸べられた手を、見る。]

…――、… …

[――躊躇った後。
ひどく恐る恐る、指先を丸めた手を伸ばした。
――追い詰めたのはスティーブンで、背を押したのも、彼だったのかも、しれない]

(328) 2010/03/03(Wed) 19時半頃




           ちょ


最初から、そうやって逃げなよ!

[正論だと思います。]



 うん、頼む、恩に着る。

[ピッパの処遇は任せた。]



 いや、下手にすると怪我させちゃ、マズいだろうが……。

[意外に気遣いの獣だった。忘れてたのかもしれない。]




    じゃあ、今も大人しく待ってればいいだろ。ばか。

ばーか、ばーか!

[少し、八つ当たり。]





 なにしてるの君たち……


……何も してない、し。
          何もする必要なかった。

[あまり、見たくないものを見せられただけだった。]




 ねぇ、おっさん。

[服の下に、見えた 獣 のような 剛毛。
 獣 に 変 わってしまうのだろうか。
 自分が 闇 へと 変 じているように。]



           おっさんは、ばかなままが、いいよ。


[恐らくは、本人には意味の解らないことを言った。]


【人】 奏者 セシル

―木の下―
[どこかかなしげな少女のわらいごえが聞こえる。]

…、――――

[――裡に揺れる。
今。ただ、それだけでもと、思う。
先を見るのは、――さみしい]

…、っ……

[手を絡められれば傷をつけると躊躇いながら、
抱き締められるならびくりとするが、そのままに。

ドナルド、

と詰まる声で呼ぶ。
顔を俯けると、もう一筋涙が落ちた。]

(344) 2010/03/03(Wed) 20時頃


 先生は不細工は嫌いだよなぁ。

[帽子がなくて心もとない……。]



 って、バカでいいんかなぁ。
 不細工でバカって最低じゃねぇ?
 




      いいよ。

[即答。]


【人】 奏者 セシル

―木の下―
[―――先、が見えない。
かえれない。半端者の鬼も。
彼に重さを背負わすだけだろうに。
それでも。

―――ケイトの声は苦しげで哀しげで
―――何処か“先”を思わせる。
――思わせる。]

…、―――何、 …
……後悔…?

[眼を合わすようにしてくる相手を濡れた薄紫は見る。
少しだけ身を退くが―――逃げなかった。

唇は、触れただろう。]

(359) 2010/03/03(Wed) 20時半頃


 いいのか。
 





 いーよ、そのままの方がからかい甲斐があるから。


 


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