60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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うん……?
[ノックスの返事は聴こえないけれど。
その代わり、先程すれ違った後輩の声が聴こえ、
小さく問いかけるように返す。
ああ、そう言えば、ボトルシップ見せるって言ったっけ。
そんな約束を微か思い出しながら。]
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>>175 [そして、扉を開くと、そこにたっていたのはヤニクで…。
なんでここに?といった顔で 押し黙る。
そして、ノックスが彼に受け答えをしているのも、そのまま聴いていた。]
(181) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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[聞くまでもなく、室内にはいないようだ。 ロビンとの話はまだ済んでいないのだろうか、少し案じたけれど。 それから先ほどの件を、先に切り出されてしまって]
……あなたが謝ることじゃありません。 俺が悪かったんです、すみませんでした。
[言い訳のひとつもないままに、小さく頭を下げる。 下級生は彼を追いかけて行ったのだ。ノックスが自分の愚痴でもイアンに話していればいいと思ったけれど、事実は想像を上回っていることなど知らない。 ただ言葉の意味に気づかないまま、失敗の報告に眦を和らげる]
これじゃ掃除が大変そうですね。 ――……って、文様?
[言われて初めて目を向ける、 白い腕に浮かび上がる蔦模様、思わず手を伸ばした。]
これ、同じじゃないですか。なんで。
(182) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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――…っていうか、ヘクター先輩に何の用だったんです?
――……ヤニク先輩
[穏やかにヤニクとノックスが話しているのに割って入るのはそんな無粋な言葉。 薔薇の毒に当てられて、そして、ノックスの血によるのか、薔薇の毒の副作用か、嫉妬という感情を強く持ち始めている。
恋への憧憬は、伸びる茨に侵されて…。]
(183) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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…はふっ…んっ……――
[絡む舌に応じるは、酷く拙い。 キスも、今朝覚えたばかりだから。 相変わらず、息が上手く継げずに喘ぎながら、 胸を弄られれば感じるにはまだ経験が足らないのか、 くすぐったさに身をよじる。]
いい、のに。 言ってくれた方が、『私』はいいの。
[少し高く甘えた声は、誰かの模倣のよう。 けれど彼のようには高くはなりきれず、 一人称が少しだけ滑稽に浮く。
その拙さを隠すように、控え目に背を抱いた指先にくっと力が籠った。]
(184) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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…………。
[伸ばされた腕から逃げるように、手を後ろに引っ込める。>>182]
……さわっちゃだめ。触れられたら、きっと欲しくなるから。 俺は……君とは……今の関係のままでは、寝たくない。
[くっと、堪えるように下を向いた。 その想いだけで、耐えている。正気を保っていられる]
……何でかはわからない。いつの間にかだよ。 きっと俺も、眠ってしまう時が来るんだろうね〜。
(185) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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だいじょうぶ。 ちゃんと、やるもん。
[ヘクターの熱くなっているそこに、ズボンの上からそっと触れる。 女の子と同じだ、などと促すには少年はそちらの経験が無くて、拙い手でベルトに手を掛けた。]
(186) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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[ノックスの身体に這う文様…。 それを思うと、自分も、腰の辺りに何か違和を感じるような気もしたのだけど…。
今は黙って…。]
(187) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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[イアンの割って入られた言葉には少し瞬いて、 口ごもったのはロビンのことは言うべきでない気がしたから]
ん、いや、そんな大したことじゃない。 少し、今の状況を相談しておこうと思って……、
[そして、>>185 逃げられた手と、その言葉に気をとられた。 言葉の意味を理解するのに、少々時間を要して]
(188) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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イアンは、>>185の寝たくない、の言葉にはノックスのほうを見る。
2011/08/09(Tue) 23時半頃
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[拙い動きを導く様に、舌を絡めていく。 少しでも、快感を引き出せるように、ゆっくりと、時間をかけて。]
僕が、許せない……。 ……其れは、……其れだけは、嫌だ、から…… [唇を離し、唾液に濡れた口元を袖で拭う。 胸元から再び手は下り、下腹部を擽る様に撫でる。
ベルトに手をかけ、慣れた風にそれをするりと外して。 下をはぎ取り、露出させた内腿に、指を這わせた。]
(189) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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ん?
[さらっと零した言葉。 ヤニクとイアン、二人の視線を集めているのに気づき。]
……………ん。
…………………。
(190) 2011/08/09(Tue) 23時半頃
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――…は、…は……ぁ、…あ…? あ……ッ、また…ぁっ
[射精後の余韻に弛緩した体、再び力取り戻す熱に 体勢変えられ裡をかき混ぜられると濡れたセピアを開いて 達したばかりで敏感になっている身をひくひくと震わせ]
―――…ぁ、
[囁かれる言の葉、惚けたセピアは蛇の思惑になど気付かずに。]
(191) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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ノックスは、固まっている。
2011/08/10(Wed) 00時頃
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……欲し、い…、ん…サイモ… おまえ…の…が…
[紡げばどうなるのかを冷静に考える思考は既に蕩け 教えられた通りに、甘く濡れた唇が禁忌の言葉を辿った。]
(192) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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>>188
――……相談?
[なんとなく面白くない顔をしている。 だが、ノックスとの話の邪魔をそこまでするつもりもなかった。 いや、それもちゃんと聞いていたかった。
ヤニクが誰とどんな話をして、どんなことをなそうとしているのか。 それが知りたい。 ヤニクが知りたい。
そんな想いが膨れ上がっていく…。]
(193) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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……は? 何言って、
[示されたその意味に唖然としたけれど、 でも同時に理解していた薔薇の香が煽る熱]
ああ、……そうですね。 この薔薇に煽られて、嫌な奴と関係持つのはいやでしょうし。
[堪えるように俯く様子に、手は引いた。 行き場なく一度、自らの髪をかき混ぜる]
その文様がやっぱり、薔薇の香とあるんでしょうね。 ……眠ったら、ちゃんと面倒みますよ。
(194) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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――……ルーカス先輩が、望まないなら。
[それをしないのもまた、望みを叶えるために。
唯、自分ではない何かを演ずるように、 無意識にあげる声は、甘く微かに高い。]
…んっ、んぅん……はぁ……
[薔薇の香りに煽られた身体は、簡単に刺激を快楽にかえていく。内腿を触れられれば、戦慄きながらも、誘うように微か隙間をあける。]
(195) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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[カチャカチャと、不慣れな小さな手がベルトをはずそうとする。自分からみたジョージの姿はあまりに幼く見えて]
お…おい、大丈夫って 嫌なら無理やりしなくても
[ジョージの手を制しようとするが ズボンの上からでも触れられたら…すでになんどとなく熱を持ったそこは敏感にびくんと跳ね上がり反応する。]
(196) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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ちがっ……なんで君はそう……
[ぎりりと歯を噛む。 もっとも、嫌いだ、と言ってしまったのは自分だったから、 そう思われていても仕方ないのだが]
う、ううううううう………
……ああそうだよ!
嫌いだよ君なんか!俺より背は高いし、何かいっつも心配してくれてるけど、俺のこと対等に見てないし!いっつも足引っ張ってるって、思わせられてる気がするし、さ…!
本当、嫌いだよ、嫌いだって……
(197) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 00時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 00時頃
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[涙に濡れたセピアを覗き込み、ぐちゅぐちゅと結合部を動かし、溢れた白濁でお互いの下肢とシーツをドロドロに濡らす。
薄く開いた唇を重ねて、誘う堕天への道。 快楽に溺れてしまえと、言葉巧みに促す強請る言葉]
……ん。ふ…ぅ、ちゅ、む……。 フィリパ……言うんだ。俺が欲しいと。
[そうすればもっと高みに連れて行ってやると。 繋がった侭の腰を奥深く打ちつける。
そしてその唇が、神よりも快楽を求めて言葉を紡ぐのを聞けば――]
(198) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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ふふ……っ、ふは、ははははははっ!
[哄笑を上げ、フィリパの両脚を掴み自分の肩へと乗せる。 まんぐり返しの体勢をとり、見せつけるのは互いが繋がり合う秘部]
約束通り、連れて行こう――…。 貴様が真に望む場所へ。
[ぬらぬらとてかる己が熱をぐちゅぐちゅと出し入れするのを見せながら、ただ只管にフィリパの窄まりを犯し嬲っていく]
(199) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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ザック先輩じゃなくても、良かったんだ……。
[気づいたから哀しくて。
金属製の小さな飛行機や、瓶の中に閉じ込められた船や、見せ合ってはしゃいだのがとてもとても昔に思えた。]
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……思ってたよ。
なんでだろうね? 嫌いだって思ってたけど、そうじゃなかったみたい。
…その、花の匂い、いい匂いで、好きだった。 植物の世話をしている手が、あったかそうで、好きだった。 優しいところも、好きだった。
俺の病弱のせいで手を煩わせたく、なかった。 隣で、笑っていたかったよ…。
(200) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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>>194>>197
[それから、ヤニクの返答に、眉を寄せる。 さすがにノックスの気持ちを知ってしまっているのだから、それは…という気持ち。 どう伝えるべきかとか、考えるうちに、ノックスのほうが切れたように、また嫌いを連呼して…。
さすがに戸惑う表情を見せた。]
(201) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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[触れるか触れぬかの間を辿る様に、指先は内腿を滑る様に撫でていく。 僅か隙間が開くのを見れば、膝を割る様にして、自分の体を其処に捻じ込み、足を大きく開かせて。 指で辿った跡を舌先でなぞろうと、唇を近付ける。]
……っ、は……
[内腿から、其の熱の中心へ、舌は伸びる。 ちゅ、と、小さく音を立て、その先端に口付ける。
指先は後孔にそっと触れ。 爪の先、傷のつかぬほどの力で、その縁を引っ掻いた。]
(202) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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違うよ……。 無理矢理じゃないし、僕は、花を咲かせるの。 ぎゅっとしてくれたら、あとはいいから、頂戴?
[要領を得ない言葉で、嫌では無いのだと告げる。 おどおどした瞳を一瞬伏せて、もう一度見上げて、口元弧を描かせて。
どうにかベルトを外すと、自分のものと同じ器官かと疑うほどの大きさの違いに一瞬固まって、それから両手で握るように熱を煽った。]
(203) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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図書室や、医務室から見てた… ……君に、憧れてたんだ。
俺は、多分、君のことが……
[蔦の模様が、一気に体中に広がっていくのを感じた。]
ずっと、好きだった……
[涙が目から零れる。やっと口に出せた気持ちに、表情は微かに笑みを浮かべた。 気づいていなかった恋心。 それを素直に打ち明けたのが、恐らくは最後の引き金。]
(204) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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[触るな、と言われていて。 けれどその勢いに案じるのはやはり体のこと]
あんまり怒ると体にさわりますよ。
でも、なんか、その。 ――……すみません。
[言葉の意味など知らぬままに、謝罪を重ねようとして。 続いた言葉に、嫌いという言葉には、 決して動じなかった表情の眉根が寄った]
……何言ってるんですか。
[思わず口にされた好意には、口ごもる。 それが特別なものでなければいい、隣人に向けるものであれば、とそう思って]
(205) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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>>200
[そして、ノックスの続く言葉を聴いて、そちらを向き、俯く。]
(206) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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イアンは、あえて二人から視線は外し、黙っている。
2011/08/10(Wed) 00時頃
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[促されるまま口にした言葉の後聞こえる哄笑、 体勢を再び変えられ高く腰が上がれば見えるのは 白濁にまみれ己が男の熱を受け入れている姿で]
―――…っぁ、あ あぁ、 やだ、いやだ、あ、こんな…っ 私は…――こんな…!!
[その光景に微かに理性を取り戻したセピアが 徐々に見開き現実を前に悲鳴を零していく。 その悲鳴も幾度と熱に突かれればいつかまた嬌声に変わり]
(207) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/08/10(Wed) 00時頃
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[すっかりと堕ちた身はサイモンに言われるまま、 求められるままに溺れ乱れるのだろう。 堕ちたセピアの瞳は教えられるままに強請り、 男の欲を受け入れることを欲して。
幾度目になるのか、精を吐き出し白に穢れた姿は だらりと身をシーツへ投げ闇へと意識を落としていく。]
(208) 2011/08/10(Wed) 00時頃
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