46 監獄病院弐 〜堕天使たちの集中治療〜
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[開発されきった体に自分と似たものを感じながらもそれに気づかない振りをして体内に押し込んだ指を動かす。]
案外大人しいですね、よほど飼い主に躾けられているようで。 おいしい餌でも与えられてるのなら、羨ましい限りです。
[術前にするのと同じように、クリームを塗布して刃を当ててゆく。しょりしょりと独特の音をさせながら滑らかになるまで丁寧に。 すっかり毛が無くなると、また溢れてくる蜜に呆れ顔で肩をすくめ。
興奮して再び萌せば突っ込むのも悪くないと思っていたが、どうもそういう気分にはなれなさそうだ。すっかり落ち着いた下肢を見下ろしてどうしたものかと次の手を考える。
尻でもひっぱたいたら気分が盛り上がるだろうか?**]
(148) 2011/03/21(Mon) 02時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/03/21(Mon) 02時半頃
まあ、そうなる様な予感はしていましたけれど。
残念です。
[電話越しに溜息を一つ吐いて]
貴女にお願い事をしても構いませんか、メアリー。
ジョンソンがコルピ嬢を買い取ったものだから、ショーに一つ穴があいてしまいまして。
ここはひとつジョンソンにその穴を埋めて戴こうと思っているのですよ。
[そこまで謂えば、メアリーには判るだろう。
女が何を望んでいるのかを]
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[渡された万年筆を緩く握りながら、 包むように重ねられた手に導かれるように、
口付けに甘えながら、 多少は乱れるような形になったけど 書類に名前を記してゆく。]
これでずっと――…。
[至福の笑みを浮かべて彼女を見詰める。
書類の文字が性奴となる事を承諾するものだなんて ―― 知らずに。]
大切、な――?
[僅かに聞き取れなかった言葉に、 不思議そうな表情を浮かべる。]
(149) 2011/03/21(Mon) 02時半頃
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大切な人、です。
[にっこりと微笑み、優しく髪を撫でる。
実際その言葉に嘘はなかった。 ピッパが金を産む性奴である限りは、女にとって大切なもの――商品――に違いないのだから]
……もう大分遅くなってしまいましたね。 今日はこのまま、私の部屋に泊りませんか? この病院の五階に、一つ部屋を頂いてるんです。 そこで貴女をもっと可愛がってあげたい。
(150) 2011/03/21(Mon) 02時半頃
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はは、成程。
貴女もまあ、冷徹ですねぇ。
[ふと、頭を去来したのは兄のこと。同じことをしようとして、結局果たせなかった兄。その感情は彼女の中に黒い影を次第に落としていく。]
分かりましたよん。
彼をお連れすればいいんですね。
[頬が陰惨な笑みを作ると、彼女はPHSを切って。そうして準備を始めた]
ええ、お願いします。
貴女は彼とは違うと、信じていますよ。
[そう告げて、通話の切れたPHSを置く。
ふと首を傾げて]
……冷徹なのかしら?
残念だと思っているのは、間違いないのだけれど。
[ふぅと溜息を吐いた]
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大切な人――…。 グロリアさん、好き――…。
[優しく髪を撫でる女に向け、 嬉しそうに復唱する。
それの本来の意味するところを知らずして。]
いいんです、か? それに五階は特別の人しか入れないって……。
[僅かに遠慮の気持ちも沸いたけど、
可愛がっての言葉を聞くと、 期待するかのように花園が潤む。
このまま一人寮に戻るなんて――、できないだろう。 同意するように、こくりと頷いた。]
(151) 2011/03/21(Mon) 02時半頃
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―チャールズの私室前― 良い?さっさと終わらせるわよ。 あたしにはデートがまだ残ってるんだからね。
[そう宣言すると、多くの者は苦笑しただろう。呆れた顔をする男性スタッフすら居た。グロリアの指令と言ってテッドとムパムピスだけでなく、別の男性スタッフも強引に5Fから動員させた。その人数はそれなりの数であり、間違っても逃げ出されたりはしないようにとの事であった。]
さ、行きましょ。
[ドアを開けると、其処にはチャールズの姿。無礼だろうとの一言ぐらいはかけてきたのだろうが。それを遮る様に。]
なにかおっしゃいました? 裏切り者の分際で。
(152) 2011/03/21(Mon) 03時頃
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もう、ピッパは特別でしょう?
[何が特別なのか敢えて口には出さず、誤解させるままに微笑んだ。 花園を潤ませるのに気づけば、くすりと笑う]
あんなに愛してあげたのに、もうこんなに濡らして。
[こくりと頷く相手の手を取り、五階へと続くエレベーターへと導く]
(153) 2011/03/21(Mon) 03時頃
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[その言葉を合図とするかのように、男達がチャールズを押さえつける。地面に這い蹲らせると、彼の顔を覗くようにしながら見下ろして]
知ってます? 一度この道に入ったらね、まともな道に戻ることなんてもう出来ないんですよ。
[それは或いはテッドに向けられた言葉だったのだろうか。横で唇を噛む彼に向けて微笑むと、チャールズの胸元から「院長代理」のネームプレートを取り上げて]
テッド、彼はもうお役御免だし。 貴方にこの役職を差し上げるよ。
[院長代理のプレートを彼に渡した。明日にはきっとテッドの名前に書き換えられたそれが届くのだろうけれども、彼がそれを喜ぶかは分からなかった。]
(154) 2011/03/21(Mon) 03時頃
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だって、こんなの初めてだから――…。
[今までの性行為は全て暴力的なものが含まれていて、 それしか知らなかったから、
初めての陶酔のようなもので。]
特別――…、
[グロリアの特別を違う意味で理解しながら、 手を取られれば、彼女に身を委ねて――…。
五階へと続くエレベーターへと―― 微笑つつ、監獄へと向かった。]
(155) 2011/03/21(Mon) 03時頃
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[二人を乗せたエレベーターの扉が閉まる。 もう二度と戻る事は叶わない地獄へと、ピッパを連れて――]
(156) 2011/03/21(Mon) 03時頃
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