65 In Vitro Veritas
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……… ぁ
[>>184怒濤に溢れるニックの怒りの言葉。 頭にぴしり、ぴしりと突き刺さる。]
や…
[“ちがう”と、その言葉を口にして良いのか迷った。 自分のオリジナルは、ちがうと、言って良いのだろうか。 彼女は自分を壊すものだと言っていた、 しかし実際に自分達を壊そうとはしなかった。 何より、自分を受け入れてくれた。
けれど、オリジナルがそのような行動をしたのは事実で “彼女”もそうなのかと、疑ってしまう。]
(192) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[16番の疑問>>167に女医はただ、謝った]
クローンが壊れたおかげでオリジナルは治るんだよ。 さっき映像見たでしょ? この人はオリジナルを治すのが仕事なの。
[女医を見ていると何だか苛立ちがつのる。 それを隠さず、冷ややかな声で言った]
嬉しくないよ。 自分を捨てて尽くされたって、なんも嬉しくないよ。
[赤毛がすやすやと寝息を立てると、静かな、けれど強い口調で自分を見下ろす16番に言った。犠牲の上で尽くされるくらいなら、奪う方が気が楽だ]
(193) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[その、ネクのオリジナル。 今、セシルは「ちるはな」と言った。 その言葉に、瞳は揺れ、そして、心の中で響き始めるのは、ヴァイオリンの旋律。
それはきっと、自分にはできない、ものだと。 あんなに、
あんなに、]
(194) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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[――………美しいのに]
[それは、きっと、雨宮セシルの細胞なのだ。 まぎれもなく、
同じ、細胞。 だけれども、飢えている、細胞……。 ああ、雨宮セシルが、セシルではなくて、
ニーナだったなら。
そんな、幻想をしてしまうほどに。]
(195) 2011/10/01(Sat) 23時半頃
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いっしょ
むりなの かな
[ぽつり呟いた言葉は、掠れる程の小ささで。 何もかも受け入れるはずの自身が、揺らいだ故の言葉だった。]
(196) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[セシルの問いに笑みを消して答える]
ああ、あったよ。 まさか自分のクローンからあんな屈辱を受けるとは思わなかった。
[仕舞っておけという言葉には反応しない。護身用じゃないからだ]
雨宮セシルも今は無事みたいだけど。 クローンとふたりきりで居るのはお勧めしない。 他のオリジナルと一緒に固まって救助を待つのがいいと思う。
……そうだ、僕のクローンを見なかった?
[思い出したように問う。 コーダの瞳が揺れるのは見えてはいたが、意識の外にあった]
(197) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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話しているだけだ。
[一度俯いたが、ちるはなを見て、ありのまま、そう告げる。]
(198) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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>>184 ……。
[ニックの言葉にうつむく。 …確かに、その行為はひどいと思う。 けれど、ホリーもそうだとは思えない。 自分たちだって一人ひとり違うように、オリジナルたちも一人ひとり違うはずで…。 いや、仮にホリーもそうだったとしても、ホリーには自分をそうする権利がある。 自分はそうする義務がある。 自分は彼女のためにいる。 コレが自分の中で揺るがないただひとつの事実だった。 しかし、その考えを、皆にまで強要するつもりはない。 なぜならコレは、自分が見つけた、自分の答えだから。
…だからだろうか。 ニックの言葉に、クロは『わかった』とは言えずにいた]
(199) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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くろーん を こわして おりじなる を なおす、んだね。 おかしいの。 赤毛はおりじなるじゃないのに、なおしてる。
[頭がこんがらがってきた。 そして、目の前で、赤毛が目を閉じた――]
やだ。 赤毛、こわれちゃう。 まだおやすみのチャイム鳴ってないのに……。
[ぼやける目を擦って呼びかけても、赤毛は起きない……。]
(200) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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>>197
――……クツジョク?
[ちるはなの言ってる言葉の意味はわからなかったけれど、 ネクのことをよくは思ってはいない。 誰とでも、処理をする女、だから、 そういうことをまたやったんじゃないかと、直観的に、思った。]
(201) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[リーネが湿らせたハンカチで唇を潤してくれるならあとは黙って三人の言葉を聞く。 意識は落ちそうで落ちない、その分ずきずきと脈打つところが痛む気がするけれど痛みには徐々に慣れてきた]
…………ニック、むり、しないで。 ひとりじゃないほうがいいと、おもう。
[一人で行動してももしかしたら自分のようにオリジナルに反撃されるかもしれない。 そうしたらクローンを壊す事になんて抵抗、あまりないのではないだろうか? だってそう、ヨルだって簡単に捨てられた]
(202) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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うれしくない。 ――うん、わかった。 わたしは、わたしを捨てないし、あげないよ。
[ああよかった。 このひとは、わたしをとらないんだね。]
うれしくないのに、言われてないのに目をあげた赤毛は……いなくなっちゃうのかな……。
[言われてないのにするのは、いけないことだよね。 でも、ロボットは来ないから。 ばつは来ないって信じたい。]
(203) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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ふうん。 そう。 ならいいんだけど。
[>>198コーダを見る視線には、信用の欠片も乗っていない。
明らかに自分とは違う"モノ"を見ているような、そんな雰囲気が伝わるだろうか]
(204) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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屈辱……?
[それが“彼”にとってどれほどのものか、知らない。 ただ笑みの消えた散花の表情から、自分が感じるものは、 冷たい怒りのようなものだったか。]
……そうか、忠告ありがとう。 もう少し、話が済んだらそうするよ。
[すぐに離れようと思わなかったのは、 自分のクローンが――コーダがわからないからだ。 脅しの言葉を口にした散花に向けた眼差し、 このまま置いて逃げたら、彼は何をするのか]
――……いや、見ていないけれど。
[ついでのように添えられた問い、 反射的に答えて――危機感が湧くのは一瞬後のことだろう]
(205) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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そうね、自分を捨てて尽くされても嬉しく無い。
[岩瀬のクローンが眠りにつくと、ゆっくりとその身体を横たえてた。 穏やかに眠っている姿を確認してから、ようやく黒田の言葉を反芻する様に言葉を吐いた。
岩瀬のクローンの前で、その言葉を口にする事は出来ずに。 偽善的な自分に嫌気がさした。]
リーネ…。
[自分が移植が必要な病気になっても、自分は移植を望まない。 彼女と自分は、別の人間だ。 ただ、遺伝情報をほぼ同じくしているだけで。
それが、彼女のリーネに対する見解。]
(206) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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[ゆっくりと立ち上がると、血にまみれた手や服に構う事無く、ふらふらとコントロールセンターを出てゆく。
あてがあったわけではない。 ただ、ひどく疲れて、一人になりたかった。
医師とは、壊す者ではなく、治す者の筈なのに。
けれど実際は、手術が行われる度に、彼女は壊す者であり、治す者であった。 彼女の意識の中で、自分の手はすっかり壊す者の手に、なってしまった様に、感じて…。**]
(207) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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そう、屈辱。 くやしくて、くるしくて、……、
……とにかくそういうことだ。
[問い返されて"屈辱"の説明を口にしたが、 途中で「クローンに説明してやる義理などない」と思い直してやめた。
セシルも同じように繰り返したなら、頷くだけ]
(208) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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そうか、ありがとう。 見つけたら教えて。
[セシルの返答を聞けば、もう用はないとばかりに一歩引いた]
くれぐれも、気をつけて。 同じ遺伝子、同じ顔でも、 僕らと奴らは違うモノだ。
[最後に、セシルにそう告げた。 クローンとオリジナルは同じものなのか。 それとも違うものなのか。 先程までそんな会話がされていたことは知らなかったが、違うものだと、迂闊に信じるなと念を押して。
一歩、二歩、後ろに下がれば自動扉は勝手に閉まるだろう]
(209) 2011/10/02(Sun) 00時頃
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セシルは、ベネットが身をひいていくのをみつめながら。
2011/10/02(Sun) 00時半頃
セシルは、セシルをそのあと、またみつめる。
2011/10/02(Sun) 00時半頃
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[16番は安堵した様に見えた。今はそれでいい、と思った]
ちょっとだけ、赤毛くんが羨ましい。
[赤毛の寝顔をじっと見て、立ち上がると、うんともすんとも言わない機械を軽く小突いた]
非常用装置、動かないね。
[16番が不安気に疑問>>203を口にすると、ドナルドと赤毛を見比べる]
さぁ、ね。 赤毛くんがドナルドのフリしたら、どうなるだろね。 壊されないですむかな?……無理だろけど。
(210) 2011/10/02(Sun) 00時半頃
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[ちるはなが行ってしまってから、セシルをみる。]
――……あの人は、 クローンは劣っているものとみている?
[分際という意味はいいものじゃなかった気がして…。]
そうなのかな。自分は、貴方のために生きて、死ぬ、 そうすることが何より、なのか?
セシル…… 自分は、
貴方に何かを求めているかもしれない。 でも、それが何か、よくわからないけど。
(211) 2011/10/02(Sun) 00時半頃
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―回想>>112― 良いのよ。 半分こ、あたしは貴女で貴女はあたしなんだもの。 当然でしょう?
[目の前のこの子は、そうやって自分が遠慮ばかりするのは分かっていて。だからこそ、言い聞かせるように手渡していた。]
ねえ、クロ? あんまりあたしに遠慮しないで良いんだよ?
(212) 2011/10/02(Sun) 00時半頃
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大丈夫、僕は無理なんてしてないよ。
[微笑む。その表情は、普段と変わらぬ穏やかなもの。 自分のオリジナルはもう壊した。 とはいえ他のオリジナルも信用できない。 食料の分配を渋ったのはしっかりと覚えているし、テンソウソウチを動かす為に自分達を壊すかもしれないという疑念を持っているから。 それよりも恐ろしいのは、その殺意が自分ではなく仲間達に向くことだった**]
(213) 2011/10/02(Sun) 00時半頃
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[>>208 屈辱、それが何なのかは思い浮かばない。 屈辱――知識がオリジナルより劣るクローンに、 誇りを傷つけられるようなことがあるのか。]
見つけたら、って。 待て、探して何をするつもり――……、
[――奴らは違うモノ。 言い回し一つとっても、嫌悪が滲む。 忠告の言葉を残して、散花は行ってしまう。 追いかけるのを阻むように、扉が閉まる。
白く鈍く光るものが目に入って―― 手元のメスが最後まで仕舞われることはなかったことに気付く。
追いかけようとして、コーダの呟きが聞こえた]
(214) 2011/10/02(Sun) 00時半頃
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セシルは、その、問いの言葉に、引きとめられる。
2011/10/02(Sun) 00時半頃
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―現在―
[内部は、明らかにおかしな状況になっていた。 誰にともなく、聞いたところによれば2人もの人が死んだとも言う。食料が無いからなのか、それとも何らかの仲違いでもあったのだろうか。]
……なら、もしかすると。
[半分期待しながら、歩いていた。 もしかして、人数が減った事で。あの機械が動き出すのかもしれない。そんな事を不謹慎と思いつつも。
……食料があれだけでは、長くは持たないのだから仕方ない。 そう言い聞かせるように、思考は巡る]
(215) 2011/10/02(Sun) 00時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2011/10/02(Sun) 00時半頃
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[そして、もう一度、考えてから、目を開いて…。]
――……ちるはな、いったこと。 何か、悲しかった。
(216) 2011/10/02(Sun) 00時半頃
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[その問いには答えない、ゆるく首を振る。 その所作が否定を意味していないのは伝わってしまっただろうか]
何かあったんだろう、何かが。 わからない、けれど。
[そう、温厚で多分年齢のわりには落ち着いていて、 分別のある存在だと思っていた、それが過ちだったようには思えない。何かが、あったのだろう。そう、屈辱――ではないけれど、 クローンは当初感じたような無垢なだけの存在ではないと、自分も感じ始めている]
……言っただろう。 俺は別に君の世話になる気はないし、 別に君達をどうこうするつもりも―――……、
求めている?
[知りたい、とそのことではないのだろうか。 わからないまま、怪訝に視線を向けて]
(217) 2011/10/02(Sun) 01時頃
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……悲しい? 怒りとか、そういうものじゃ、ないのか?
[>>216 問いにして、気付く。 彼は岩瀬を殺したとだけ、言った。
自然と思考が、雪織と蝦江の殺害も混ざっていた、 あれは怒りの発露だろうと思った、 だから今の言葉で散花へ殺意が向かないかと、 案じたのだけれど、彼は怒りではなく、悲しみを訴えて――]
(218) 2011/10/02(Sun) 01時頃
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→B2・コントロールセンター―
[空き部屋を出てから、トイレを――数年ぶりに女子トイレの中にも立ち入って、ネクを探す。 それから角を2つ曲がり、コントロールセンターへと入る]
何これ?
[その場の光景に眉を顰めた。 フランシスカか、ホリーか。誰かしらオリジナルが残っていれば何があったのかを簡単に聞いて溜息を吐いた。 ヤニクの死も、そこで聞けただろう]
そう。 それでもまだ、出れないんだ。
[それでも落胆する気持ちはなかった。 これから自分がネクを殺すのだから。 そうしたら、出られるかもしれない。そう思って]
(219) 2011/10/02(Sun) 01時頃
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――僕のクローンを、見なかった?
[残る人間に再び問う。 有力な情報は得られたか、なかったか。 ともかく足が向かうのは、上階だった]
(220) 2011/10/02(Sun) 01時頃
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最初、貴方を見て、 ニーナだと思った。
でも、そうじゃないってのは、わかってたんだ。
[ぽつり、呟きながら…。]
腕を
見せてほしい。
(221) 2011/10/02(Sun) 01時頃
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