204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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くけーーーーーーーーっ!!
[様式美の猛り狂い]
…………ルーツ 鳥って言うと怒る でも 何時ものこと
[と 塞げなかった方 大きい音に 耳が痛むが …………フランシスは 大丈夫だろうか?]
(164) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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―夜明け前― [ぎし、と雪の重みでどこかが軋む。 小さな音に意識が起き上がるのは昔の名残。
まだ腕の中のプリシラが眠っていることに安堵して、ゆっくりと獣は瞳を見開く。
薄く立ち昇る血の匂いにどこかのバカが何をしでかした、と眉を顰めるも、まさか臓腑を食い荒らされて息絶えたとまでは思わない。 意識はまだ、眠りの淵に捕らわれかけている。
血の匂いに穏やかならざる胸騒ぎを覚えることが不愉快で、傍で眠る仔狼の唇を食むようにして触れた。
吐息の零れる唇へと触れて、噛みつく以上に穏やかな気持ちになることに安らぐ。
抱きしめなおした温もりと眠りを妨げる声が>>86、次の目覚めの合図だった。]
(165) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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[すぐに、音が襲ってくる。 トレイルは毛布をかぶって蹲った。
耳が痛い。 聞きたくない。
聞きたくない、もう音なんて いらない]
(166) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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あ…………ラルフ…………
[ 見上げた先 これから フランシスに 説得をお願いしたい 当人が現れて
嬉しい気持ちと 困った気持ち 二つがないまぜになって]
(167) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ラルフは、ベネットの傍を通りかかったときに、鳥の声。
2014/11/19(Wed) 22時頃
うん……
どうして、子供なんだろう……
[はやく大人になりたいと。
切実に、思う]
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[器を持っているから、耳をふさぐことができなくて。 耳が痛かった。
少しばかりなみだ目になりつつ、フィリップを見やり]
……よかった。
[その姿を目にしてほっとする。
わかってはいたけれど、やはり見たことによる安堵は、大きい]
上で雪が必要だから、取ってくるね。
[それはフランシスに告げる言葉で。 二人の傍を通り過ぎる]
(168) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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――――っぅわ!!
[>>164 そういえば そんなことを 初めて会ったときにも謂われた気がしたが手遅れ。
調律師の耳には激しすぎる音。 ぎくりと肩を震わせて屈み、耳を塞いだ折、足を踏み外し 皮肉にもいつかのトレイルのように がたがたがたん、と 音を立てて 滑った。]
(169) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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[転んだ拍子に腰を打ったけれど、大丈夫だと頷く。>>156
じんと掌が痛みを訴えても、優先させるは愛し子たちの安否。]
ニコラ、ニコラ……
[居間の外から鳥の鳴き声。 毛布を被るトレイルの、丸まった背を撫でるしかなかった。]
[赤くなった指]
(170) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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……いったた……
[階段は半ばより下、しりもちをついた形で >>168 ラルフの言葉に、非常に恥ずかしそうに苦笑して]
あぁ、うん、いって、らっしゃい。
(171) 2014/11/19(Wed) 22時頃
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ベネットは、ラルフに、気をつけて、と声をかけて。
2014/11/19(Wed) 22時頃
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大丈夫?
[階段を滑った様子には、さすがにあわてて。 しりもちをついたフランシス>>171を、足を止めて見上げた。
階段を下りている途中だったから。 フランシスと近ければ巻き込まれていたかも知れず。
痛みはそれほどではない様子に心配そうな視線を向けたまま]
……フランシスも、気をつけて。
[ひとつ頷いて、玄関へと向かう]
(172) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[段々と起きてくる人たちの声で、音が増えていく。 先っぽから、付け根まで。 浅く焼けた指の皮膚を眺めていれば、慌てた声が響いた>>159]
ノックス、大丈夫だよ。ノックス。
[平坦な声で言うけども、多分聞こえてないだろう。 悲鳴みたいな声を出してラルフの名前を呼ぶ彼を、少し困った顔で見て。 片手に宝石箱を握ったまんま、おとなしく手首を掴まれておく。
>>164ぼうっと辺りを見ていたら、大きな声がさらに響いて。 きぃんって耳がした、後。 >>166となりのトレイルがとうとう心を閉ざした]
……ユニーク。
[朝からみんなにぎやかだ]
(173) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[毛布をかぶって耳を抑えたのに 床から>>169振動が伝わる。
いい加減にしてくれ。
ぼろぼろと生理的な涙をこぼしながら 丸まった背を震わせている。
撫でる手が、なければ 恐らくプツリと理性の糸を切っていたことだろう。 煮えた鍋の中身 ふんわりと漂う香りは毛布の外]
(174) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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ーーーーーありがと
[案じてくれている 言葉に 微かはにかんで ルーツは相変わらず猛ってるが
そうなんだ と思いながら ラルフを見送り フランシスに向きなおろうとして
フランシスが降ってきた]
…………!!
[ルーツが飛び上がる 目の前少し上で フランシスは尻餅をついていて ルーツを頭に着地させながら 彼は フランシスに手を差し出す]
(175) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[こんな時でも腹はすくのか。 そう思ったトレイルの傍で
>>173ニコラの感想が、閉じた耳の間から くぐもって聞こえた]
(176) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[涙目は ルーツのせいだけど
そう言う表情は…………はっと短く息を吐く]
……大人って どうしたら なれるんだろう……
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[頷き>>157に、間違っていないと安心して息を吐く。
上で見かけた時とは違い、下ろされた髪と眼帯のない顔。 柔らかな笑みを浮かべる顔に、僅か警戒心が緩んだ。]
うん、ありがと。
……あのさ。
[バーナバスが言うには、この小屋にいる皆が同族らしい。 ということは、彼もまたそうなのだろう。 それを確認しようと声を掛けたが、確認したところでどうしようというのか。]
(177) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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何食ったらそんななるんだ? ……やっぱなんでもない。
[誤魔化そうとして口から出た言葉は、間の抜けたもの。 頭を振って、出て行くドナルド>>158を見送った。]
(178) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[はにかむフィリップ>>175に笑みを返し。
フランシスを助け起こそうとしているのが見えたから、フィリップに任せて玄関を開ける。
だいぶ、雪の重みであけにくくなった扉を開ければ。 冷たい雪が吹き込んできて]
わぷ……っ
[一気に押し寄せる冷気にぞくりと震える。 外に出るまでもなく、かなりの雪が玄関の外に積もっている。 雪よけも一応あっただろうけれど、あまり意味はなしていないようで。
手を伸ばして、器に雪を詰め込んだ。 あっというまに、指先が冷たく、赤くなる]
(179) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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―3F・個室― [扉を叩く音と、昔馴染みの声に目を覚ます。>>86 既に起きていたプリシラが、表現し難い表情で声のする方を見つめていた。>>117 今起きたと告げれば、出直すと言われ>>87声は遠ざかる。]
分かった。後でな。
[眠気混じりに扉の向こうへと答えた。]
(180) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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……わからない、ね……
大人になって、フィリップと会いたかった……
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―1F/2Fの階段少し下―
……だいじょうぶ。
[ラルフに答えながらも流石に恥ずかしい。>>172 ついた手を軽くすりむいた程度だ。 気をつけるよ、と頷いて。 フィリップも驚かせてしまったようだ>>175]
……ごめん。
[申し訳なさそうに謂って、差し出された手を取る。 ラルフにとっての友人なのだろう、と そう、思って。]
(181) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[プリシラの内心には気がつかないまま、彼が風呂へ行くと言えば>>117少し表情を歪める。]
あんまり長居はすんなよ。
[昨日だって、ほんの少しの間だから、と。そう思って離れたのがそもそもの間違いだった。 二度目はごめんだ。]
(182) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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うん…… うん……
[鍋の蓋如きが、ニコラを怪我させて。 あぁ、きっと自分の頬は冷たいのではなかろうか。
唇を寄せて――はっと我にかえり、頬にくっつけてみた。 慌て過ぎて、行動もおかしい。]
……あぁ、駄目だ。困った。
ユニーク? ……ぷ、ははっ
[ニコラの言い方が、選んだ言葉がツボに入り、笑い出す。余計な力が抜けて、少しだけ冷静になれた。]
(183) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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大人になってから 会ったら
どうなってたかな……
[たられば のお話
きっと ラルフも どうしようもないことと
じんわりとした 実感と諦めを 覚えたのだろう
ゆっくりと 少ない時間
心地よい話題で満たす]
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[プリシラとすれ違うその時>>177 向けられた礼の言葉に笑みを深くする。 ひとと話すのは楽しい。 こうしたささやかな会話でも嬉しいと思う。 前置きの後、暫し間があく。 何かと思い待っていれば思わぬ問いかけ>>178に瞬いた。]
好き嫌いなく出されたものは全部平らげる。 なんて、な。
[何でもないと言われたけれどそんな応えを向けて別れ]
(184) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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わかんない、けれど……
……でも、フィリップが大事だと思うのは、
変わらないと思う……
[あとどれくらい一緒にいられるか。
それを考えないように、ゆっくりと言葉を紡ぐ]
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ー 一階と二階をつなぐ階段 ー [引いた手は そこまで重くない 綺麗な緑の目と保護者に比べ華奢な体 狩猟で鍛えた腕は 軽く引き起こす]
…………ルーツの せい?
[落っこちてきたタイミング 申し訳なさそうに フランシスを見て]
どこで 話そう……?
(185) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[笑っているのは、ノックスだ。 毛布の中から、頭を出した
ニコラをみて ノックスをみた]
(186) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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[衣服を置いた場所まで行き タオルで髪と身体につく水気を拭き取る。 遠く鳥の声が聞こえた気がして首を傾げた。]
――…相変わらず。
[元気、というべきか、騒がしい、と称するべきか。 苦笑を漏らして着替えを纏う。 眼帯とアミュレット、耳飾りを身につけるが 髪を整える為のものを忘れて 未だ湿り気を帯びる髪は無造作に下したまま タオルと汚れた衣服を持って階段へと向かう。]
(187) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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― 一階/玄関 ―
[器に、雪を山盛りに詰めて。 その冷たさで指先が痛む。
外の吹雪はいまだ収まる様子を見せず、吹き付ける雪で髪が白くなり]
――まだ、当分無理そう……
[どこか、安堵のにじむ声で呟く。 吹雪のそら、厚い雲に覆われているのを見上げ。
器を床においてから扉を閉める]
(188) 2014/11/19(Wed) 22時半頃
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