人狼議事


25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―

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 個性にしては、並ぶと、化け物展覧会だと思ったことはないか?

 というか、俺は実はヨアヒムを殺すな、と言った。
 それは、もしかすると、奴が孕んでいる可能性もみたからだ。

 本人は罪を犯しているが、
 もし、そこに繁殖の結果がでたとして、

 その子は罪を持っていると思うか?


懐刀 朧は、メモを貼った。

2010/08/06(Fri) 23時頃


 ……化け物博覧会などと……ギリアン殿に
 頭突きされて、ザック殿のメスで切り裂かれますよ?

[何と言う言い草だと、叱るような声を出して
 ただ、続く言葉には……まるまるとした豚狼
 確かにその可能性はなくはないと]

 …………

[理屈では、否だ。
 けれど、感情がそうと答えることを許せなくて
 青年は言葉が返せない]


[沈黙に言葉を続ける。]

 お前のやり方は、狼たるものを殺すためなら、そこら殲滅タイプだったかもしれん。
 実際、酷い事態であるならば、それは仕方ないこととして認められているしな。

 だが、すべてが死なずとも、狼ではない者が狼の子を孕むケース、逆に狼がそうでないものの子を孕むケースは経験しているだろう?

 その後彼らがどうなってるかは?

[知っているか?ときいてから、]


[無言でいたならば……言葉が続けられる。
 ……青年は何か、凄くいやな予感がして
 動悸が激しくなりつつあるのを自覚する。]

 ……しり、ません………

[かろうじて、それだけ絞りだした。
 これ以上、聞いてはいけない
 そう思いながらも手が強張って
 通信機器を外すことさえままならない]


【人】 懐刀 朧

[―――現ではなく、夢…その狭間。]

 ……夢であっても…

[――…叶うのならば。
月明りに浮かぶような白い手が頬に触れると
結われた髪が震えるように揺れる。
濡れた瞳は目の前の同じ顔から逸らせない。

おずおずと、同じように…手を伸ばし、届かぬ筈の月に触れる。]

(771) 2010/08/06(Fri) 23時半頃

 そうか。知らないか。
 そう、知れば、また心痛めるものもいるしな。

 今回、お前と俺を組ませたのは、そろそろお前も知っておくべきだからだろう。

 復讐として、どれほど殺した?
 それでも、まだ、終わらぬのだろう?



 だったら、知れ。
 そういう奴等は、管理センターで管理されている。

 人狼病から起きる繁殖行動を抑えるために、虚勢や不妊と言った手術をするんだ。
 結果、害の及ぶ人間ではなくなる、ただし、副作用として、身体のバランスが崩れ、さまざまな病気もちになたり、身体や顔のどこかを欠損していたりする。

 共通するのは酷い顔だ。


【人】 懐刀 朧



 ―――……かす み…


[雫拭われ近い距離で呼ぶ名は、
幾度も白く穢した月の夜と同じく、
欲をなんとか押し殺した艶めいた響き]

(772) 2010/08/06(Fri) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

[触れた手は、
白い頬をすべり首へと絡め引き寄せるように

霞む月の姿を とらえた。]

(773) 2010/08/06(Fri) 23時半頃

 ――……それは

[耳を塞ぎたい。けれどできない。
 出来ないままに言葉が流し込まれて。
 言葉の意味を理解したくないと、一度強く頭をふった]

 ―――………っ
 
[去勢と不妊][それ以外は獣の遺伝子を持つ]
[100年前はそうではなく排除だったではないか]
[―――………どうして]
[言葉は紡げず、ただ、通信機の先で
 青ざめた青年は床を凝視してた]


 ……腹が空いた

[種植え付けた身が
本能的に血肉を求めている。
きょろきょろと
獲物を探すような視線]


 今宵喰らうは
 研ぎ師也や?

 ……嗚呼


【人】 懐刀 朧

[艶帯びる声に短く零れるは熱の篭る吐息。
あの頃と変わらぬ幼き笑みよりも
花を経た後の今の姿の方に…煽られる。]


 ――…一夜……夢が…見たい…


[埋まらなかった過去の月の日の記憶を。
共に在った証を刻みたい…刻まれたい。]

(782) 2010/08/06(Fri) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

[濡れた黒檀が伏せられると雫が落ちる。
同じ温度の吐息を絡め、月の下で交わす口付け、]


 ――…かすみ…

            ……隠れよう…、


[艶めいた笑み、きっと今は同じ顔をしている。
幼き日の言葉で霞の手を取ると隠すのは本邸の奥座敷に。]

(786) 2010/08/07(Sat) 00時頃

 ――……。

[通信の声があきらかに動揺している。
 なので、あえて、黙っていたが。]

 ロビンが可能性が高いのだよな。
 ならば、俺はロビンに投票しよう。

 ロビンがもしそうなら、セシルは繁殖の繭にされたかもしれぬな。

[仕事だと割り切る形で話をする。]


 …………

[耳に声が届いて。身を竦ませ耳を塞ぐ]
[仕事の話に移っても動悸は治まらず
 なぜなら今話している  は  。
 そう ならば殺さなければ。
 けれど、  は  。]


[返事が返ってこない。
 やはり早かったのかと悟った。]

 一つ、付け加えよう。
 お前の主だったチャールズ。

 彼は命を大事にした。
 もちろん、この管理についても、知っている。

[だから、どうだったとまでは云わない。]


【人】 懐刀 朧

― 本邸・奥座敷 ―
[今は人狼の騒ぎのことも忘れて、
二つの月は白布の波の中へと隠れ。]

 ―――…、

[欠けた時を埋めるように名前を呼び合い、
触れる場所から一つに溶け合おうとする。

同じ長さの髪をも絡めて霞む月の白い喉が反れれば
其処には刻まれる永遠には決して残らぬ証。]

[濡れるは瞳ではなく触れ合う熱の孕む場所。
――――…どれほど、夢を見たか。]

(791) 2010/08/07(Sat) 00時頃

 あの人のことを語るな!!

 ………が……っ け……が………
 …………………っ

[咄嗟に怒鳴る。けれど続く言葉
 通信先を指す言葉。青年は声が出ない]
[言えない?][言いたくない?]

 …………っ

[2〜3度頭を強く振って。
 振るたびに畳みに、袴に雫が落ちる]


 そうか。悪かった。

[呂律もままならぬ様子に、さすがにもう名にも言えず。]


[そのまま、通信は切る。]






[思うのは、イアンの心が狼にならねばよい、と。]


 …………っ

[言葉が耳に脳に届くのを拒否するように
 何度も何度も頭を振る。]
[肯定しても、否定しても何かが壊れる]
[そして、どちらをと言う取捨選択が出てること
 それ自体もまた何かを壊していく。]
[だから、只ひたすら外界から逃避した]
[通信先の願いも知らぬまま……]


【人】 懐刀 朧

[ゆっくりと丹念に開いていけばそれだけ目の前の艶は増し、
白から薄く紅く色付いていく姿は正に花の如し。]

 ―――…かす み…

[隠すことを止めた艶めいた声は憂いを宿して。
強請られるまま暴いていけば裡から一つに解け合った。

穿てば啼く声を甘く掠れるまで欲し、
朧月に染まっていく声が、白へと果てるまで。]

 ……かすみ…、

          …私にも…欲しい…

[啼く同じ顔に切なげに求めるのは、同じ形の証。
与えられれば朧の啼く姿も、霞む月にまた似て。]

[其れは月の在る場所が傾ぐまで続けられようか。
夢が終わる時を、少しでも引き伸ばすように…共に。]

(815) 2010/08/07(Sat) 01時頃

 ……すまぬ

[短い謝罪。
若し己が喰らうとすれば
法泉以外に無い。
短な間、毒孕む花は随分変わった

他の者が喰らうなら、其れを止めはしないけれど]


 今宵研ぎ師喰らうは、二人で。

 私はもう
 喰らう相手はひとつでいい**


[己が選んで喰らうのは、再び躰を重ねた夜に。
 幼き毒花が法師を喰らうとしても、力添えはすれども自ら喰おうとする気は無いか。]


【人】 懐刀 朧


 ―――… …っ    …い、

[喘ぐ声の中に混じる、望み。
満たし、満たされることでその願いは遠ざかる。
それはとても甘美で――…けれどもこれは、一夜の夢で。]


[また染まる白、果てた時に涙流す黒檀は憂いを 深くして。]

(824) 2010/08/07(Sat) 01時頃

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