204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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――……うん、ありがとう。
あまり、見習って欲しくない、抑え方だけど。
でも――抑えられたのだから有効、なのかも……
――痛みで、抑えられるの、かな……
痛み…………強い 刺激が有効
なのかな…………
耐えられるなら 耐える方法は
多いに越したこと ないよね
目は……弓を射るときないと困るけど……
そうかもしれない、ね……
あれだ、混乱してるときに頭はたいてもらうような感じ?
……目はね、普通に生活するのにも困るし。
手も、困るし……
ううん、どこも、困るけれど……
衝動をこらえきれないより、まし、なのかなあ……
出会い頭に 殴ればいいかな……?
…………どこでも困るけど……
少なくても ドナルドにとっては
衝動のままに喰らうよりは……片目の犠牲
それを選んだ………ーーそういうこと だよね
……ノックアウトされれば、気絶して動けなくは、なるよね……
[それだけの力で殴れるかどうか。
そのあたりが不安ではある]
うん……ドナルドにとっては、そうだったみたい。
――だから、衝動に負けるのが、すごく、怖いね。
|
[>>404返ってきた声は、何処か遠慮がちであるように聞こえた。 ディーンは、ルーツ越しに赤毛の少年を見ていた。 沈黙の間が多い。 その理由については、ディーンにも思い当たる節がある。 初めてまともに喋る相手には、何を話して良いのか分からないのだ。]
……彼の面倒を、頼まれた。 だから、そうしている。 それと……人と、話していた。
[赤毛の少年の苦労を理解して、ディーンはいつもより言葉を多く口にした。しかし、それでも画期的な話題を提供しているとは言い難いボリュームと内容だ。 左手にあった紙を膝の上に置き、天井を仰ぐような状態のまま一度ゆっくり目を閉じて、開いた。]
――彼は、ルーツという名前らしい。 名前で呼ばれないと、怒る らしいから。
[精一杯の、頑張りだった]
(412) 2014/11/17(Mon) 00時頃
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それだ いっそ弓で………は 死ぬか……
…………怖いね……
[片目を失うより 衝動の入りやすさを
自覚しているだけに]
……衝動にとらわれないように
囚われても 殴るなりなんなりで……止めるよ
[獣の性質を同じように持つラルフの安心になるように]
……それは、死ぬ。
衝動が、どんなタイミングでくるかわからないから。
それがこわい。
[いまだ、ざわめきしか感じなくても。
これが、おさえきれなくなったらきっと、と思えるものを感じている]
うん、ありがとう、フィリップ。
俺も、そうするね。
[こうして、声をかけてくれるだけでも、ありがたいと思う。
一人で考え込んでいたら、きっと飽和していただろう]
嗚呼…………それは ある
怖くて 人間をさけてたはずなのに……
……思いっきり 鳩尾に打ち込んでいいから
[殴られるなら 先の散らした行動より
ラルフにも頼みやすくって
自分は…………できるだろうか?]
|
……金髪。
[>>422思い当たる姿は二つある。 しかしそのどちらも、鳥を連れ歩くようには思えない。 赤毛の少年――プリシラの言葉を反芻して、ディーンはルーツの腹の辺りを見た。赤い羽根がなだらかな曲線を描いている。]
ああ、そうだな……今は、プリシラと話している。 僕は、ディーンだ。
[プリシラ、という名前に抱く疑問符は喉の奥に飲み込んだ。 今の歳に至るまで何度も問われただろうことを言わせる気にはなれなかったからだ。 笑う顔が、少年らしい人懐こさを感じさせる。]
(429) 2014/11/17(Mon) 00時半頃
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満月のときだけ、避けていたけど……
――なんとか、しないとね。
うん、少なくとも痛みで動きが止まるぐらいには、思いっきりやらないとね……
フィリップも遠慮なく、やっていいからね。
ドナルドも強いし……ラルフも強いね
それでも 人に関わって……満月以外の時
狩で仕留めるように…………やるよ
俺が強いんじゃなくて、二人に支えられてるだけだと思う。
これから、がんばることができたら、強いのかもしれないけど。
――う、うん。
……身をもって体験するわけか……
[少し、痛みを想像して青ざめる心地]
…………衝動に 負けない くらい
そう 思えることが もう 強さの一つ
だと思うよ
一瞬だから…………!
狩でもそうなんだ 長引かせないのが大事
[と 慌てた風に 思考を上書きする]
そっかな……そうだといいな。
ありがとう、フィリップ
[あわてて重ねられる思考に、ほっと吐息をこぼす]
一瞬なら、我慢できるはず……
|
……普段。
[>>437質問に答えるのはやぶさかではないが、想定していたよりも難しい質問が来て、ディーンは思わず口籠った。 傍らで遊ぶルーツに視線を逃し、その嘴を見ながら考える。 ――しかし、気の利いた答えは出て来ない。]
物語を、書いていた。 今は……ただの、文章を書いている。
[結局、生業を除けば何も無い。 ディーンは近づくプリシラの様子を見た。 距離はまだ十分にある。]
(450) 2014/11/17(Mon) 01時頃
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ううん きっと のりきれるさ
[と 勤めて心はポジティブに
混ざる感情は どうしよう この子供達と
トレイルとニコラの様子に ちょっと遠い目したい
けれどそれは牧歌的な悩みで 気がポジティブに寄ってたのもある]
痛みを感じさせないくらい
素早くしとめるよ…………
だよね。
[話しているうちに楽観的になってきたのは間違いない。
なにかほのぼのとした悩みが伝わるけれど、そこまで気にする必要はなさそうだとも思う]
……わあ、狩人っぽい。
獲物になった気分ってこういうのかー。
[こちらはそこまで言い切れないから、なるべく確実性を狙うか、と思う。
血が流れているわけではないから、まだ
そこまで匂いで動揺することはない。]
|
[>>440扉の開く音に反応して、ルーツはそちらを見る。 既に遊び道具の一つとして認識したベネットの姿を確認した途端、羽を大きく広げてディーンとプリシラの間を飛んでいく。 低い位置から徐々に高度を上げて、居間の扉に着く頃には丁度、胸の辺りの高さまで。
ディーンはそれを止めようもなく、ただ見送る。 ルーツがいなくなって開けた視界に、先程より多く、プリシラの顔を映して。]
……プリシラは、普段は何を?
[聞き返す。話すのは得意では無さそうだが、快活そうでもある。 彼ならば自分よりももっと気の利いた返答をするのではないか。そんな期待があった。**]
(454) 2014/11/17(Mon) 01時半頃
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[笑うような気持ちで 薄く羞恥プレイに
恥を感じる思考もあれど
今はのんびりと楽観の中笑って]
ふっ 獲物になり切りすぎて
逃げないでね?
[などと 冗談もこぼれ]
[こちらもまた、喜色が思考にまじる]
逃げない、けど。
うん、がんばる。
[冗談にくすくすと、おかしげに笑いがこぼれる]
[なにか ラルフにいいことがあった様子
だから ダメだ 心配かけちゃ
ダメだ]
ーーーーーうん……そうだね
[フィリップの様子がかわったことに気づかず]
うん――
二人きり、は、あぶないん、だったっけ。
[嬉しさにまぎれていたけれど。
ふと、改めて二人きりだと気づいた。
それがちょうどフィリップのほうでも起こっているとは知らぬまま]
…………そう 二人きりはだめ…………
こわい……二人きりは怖いよ
[うわ言のように触発されて思考が落ちる]
フィリップ……
もしかして、いま、二人きり……?
[ふと、届いた声に、問いかける]
……ごめん
でも 大丈夫 だから
…………難しい ね
――なら、いいけど。
うん、難しい……
居間には、きっとみんな集まってるだろうけれど。
こんな狭い小屋なのに、ね。
二人きり、なれる場所が多い……
居間じゃ……人間が多すぎて 息が詰まるけど
どうしたら いいのかな…………
縛り付けて 檻にお互い
入っているわけにも……いかないしねーーー
そんなことしたら、みんなにすぐばれちゃうし……
……まだ、大丈夫。
[そう、願うように呟く]
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