3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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…… 違うよ。貴女を嫌うなんて、ない
ただ、 ……見たら心配するでしょう。
[だから。]
『全然、心配することないんだからさ。』
ボケるには早いよ、おっさん。
[思い出した様子に、少しだけ安堵の。
だが、聞こえた状況に少し頭を抱える。]
…… またなの。
[好かれやすいのかな、と。
止めに行った方がいいと、思うのだが。
この身体と ―― が。]
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−南棟 1F廊下− [>>310廊下に出る、足を一歩踏み出そうとして、止まる。声を掛けられた。 身体ごと隠そうとしながら、けれど、視界の少女は いつものように振舞って。 少しだけ右眼を細めた。]
コールリッジさん。 …… えっと、大丈夫?
[ぎこちない。 ヘクターの事も、保健室での淫靡な声も 自分の身体も含めて。 言葉が出てこない、視線を逸らした。]
え、あ、ああ、そんな、いいのに。 でも……そうだね、お腹も減ったし、ケッコー、疲れたから。 ん、じゃあ、貰いにいこうかな。
[勧められた方も、校長室に誰が居るとは、知らない。]
(311) 2010/03/03(Wed) 19時頃
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[誰か、と 言われ。行った方がいいと思うのに。
今、自分は動けるのに、相手の名前を聞いて。行くとは言い出せなかった。
とは言え、今、そうとは知らずに向かっている。
考えてみれば、彼がどこに居るか把握してなかった。]
…………、……
――勝手に心配しておきます。
[ 矛盾を孕んだ教師のこえ で ]
……もう!なにしてるんですか!
もっと心配する相手 いるでしょ。
[勝手に、その言葉に くす と笑って。]
『本当に心配いらないんだ、ちょっと見た目気持ち悪いけどね?』
[心配しないでいいよ、と、もう一度。]
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−校長室前− [>>315心細いと言われて、同行を示す少女に頷いた。 少女の内心は知らないけれど。 心細いと言われて、放っておけないと思ったのは。 あの闇で泣いていた姿を、まだ覚えているから。]
…… ん。
[ひとりでいたい。そのほうがほっとするから。 でも、それも さみしい。こわい。くるしい。
聞こえないはずの闇が囁く。]
そう言えば、何か新しいことって解った?
[平静を装いながら。 彼女が校長室の扉を開けて、中を見れば、止まった。]
(319) 2010/03/03(Wed) 19時半頃
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ケイト
[苦しそうな、こえ。]
そうだね、『もっとお友達を 送ってあげ』る。
ここ だった の。
[行くためじゃなく、行かないために。
場所を聞いておけばよかった、と。]
いや、
あの、
ちょっと脱がされ……
[困ってた]
そうね、心配しなくちゃいけない子がいっぱい。
[ やみのつめたさも心地よさも 知って いるから ]
え? なに……
自主的に助かってください…!
[ つんとした声 ]
[23秒で見捨てられて、しょうがなく、またバカな頭で考えている。]
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−校長室− [校長室の扉が開いて、右眼に映った状況に 動きも思考も一瞬止まった。]
え、と ……
[そこには、重なった二つの影。 後姿でもわかる、けれど。その彼女が振り返って。
>>323目が合った。 瞳に、びくりと肩を揺らし て、視線を逸らした。]
お おっさん、何やってんの。
[彼女の名前は呼べないまま、何とか止めようと部屋に入る。 また好かれたのかと思えば、あの淫魔に取り憑かれて辛そうにしてたことは、忘れられない。]
(327) 2010/03/03(Wed) 19時半頃
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しょうが ないね。
[彼を助けるのはやぶさかではない。
本当は 彼女と 顔を合わせにくかった だけで。]
恩に、着てよ ね。
ちょ
最初から、そうやって逃げなよ!
[正論だと思います。]
いや、下手にすると怪我させちゃ、マズいだろうが……。
[意外に気遣いの獣だった。忘れてたのかもしれない。]
じゃあ、今も大人しく待ってればいいだろ。ばか。
ばーか、ばーか!
[少し、八つ当たり。]
……何も してない、し。
何もする必要なかった。
[あまり、見たくないものを見せられただけだった。]
飼育委員 フィリップは、用務員 バーナバスが飛び出すのを止めはしない。
2010/03/03(Wed) 20時頃
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−校長室− [>>329近付くと、自分から引き剥がして逃げるように。 服の下の、獣の様な剛毛が、見える。]
…… え、ちょ、いや解って る って
[保健室での事は、知っているから。 手がいるかと踏み出した、のに。必要なかったようで。 >>331ピッパのことは、肩を揺すっているキャロライナに任せる。]
手が、必要そうなら 貸すけど。 僕は、居ない方がいいかもしれないね。
[暴れるようなら流石に手を貸すつもりだが。 女の子同士の方が、と。そう言って、校長室の外に向かおうと。]
(337) 2010/03/03(Wed) 20時頃
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