207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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―――テメェが「どっち」か確かめさせて貰う。
[そう吐き捨てるや否や、ぶわりと男の纏う殺気が膨れ上がる。 地を蹴ってミナカの懐に突っ込むと、槌を構え横薙ぎに振るった。
船底でセシルに放った時と同じような、正体を見極める牽制の一閃。当たった所で致命傷にはならないだろうが、さてどうしたか*]
(158) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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>>151 まだ、風は吹かない。 上にいく必要はないよ。 仕事があるなら、ついてく。
[ジェレミーが己を護るのを命じられているのならば、 そのとおりに、彼に護られる。 逆に、それが、護ることもできると、いつのまにか思い始めている。]
さっき、船長室で、どうしてたの?
(159) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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……生き汚い……か。
[表裏一体。]
ああ。気を付ける。なるべくな。
[目の前の男を見据えながら返すのは曖昧なものだった。]
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心配はこちらもだ。 軽率に部屋で待つなどと、悪かったな。
[笑う顔に向けたのは、苦味の滲む色。 けれど安堵も間違いなくあって、それはすぐに和らいだ。]
――仔が出来る、か。
[己はヘクターやホレーショーのように、誰かを拾うようなことはしなかった。 役に立つかどうかを判断するのは己でなく上に立つものの仕事で、拾う権利があるとは思ってもみない。 知り得ぬ感情だな、と低い天井を仰ぎ見た。]
(160) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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船長、副船長、船医、ジェレミー、ホレーショー
セシル、リー、ギリアン、モンド、俺様、それからお前な。
[ホレーショーの死は、まだ耳に届いていない。 線引きされずに放置されている名前も、幾らか、在る。 既に海の藻屑に、転がり落ちた名前だ。]
かかかかッ、即答出来ないか?
[心中、そう口にした問いに 得た答え>>148はぼやけて余りに曖昧だった。]
ッつっても、何人かは顔を見ないねえ……
(161) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 22時半頃
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生きてる奴が少なけりゃあ
必要な肉も魚も、少なくて済むなあ。
[口減らしが過ぎる、としても――― 流石に乾いた笑いが漏れて、ペン先が、キイチに留まる。]
お前も、ぼんやりしてッと線引いちまうぞお。
(162) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 22時半頃
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>>160
船長は、ギリーをとても心配していた。 まるで、それこそ、子供のように、っていうんだろうな。
[まだ若い航海士は、結婚などはもちろん無縁である。 ただ、そうつぶやくジェレミーをみて、
ああ、もし、陸で彼が軍としてそのまま歩んでいたならば、 家庭をもってもおかしくないな、などと考える。
もちろん、すぐにそんな悠長なこと、思う自分がおかしくなった。]
(163) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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ああ、確かにあんた能力があるよ! 乱暴な確かめ方でな!
[緩んだ空気が一気に戦場へと変わる>>158 縮んだ距離と薙ぎ払う槌に一瞬反応に迷いが生まれた。 人ならざる力を見せ、グレッグに確信を齎す羽目になった。 確かめると言う以上、確信を持たせない為には 受けた方がいいのか。
そんな迷いと逃げようとした本能と、動きの鈍った左腕が 噛み合わない歯車の様に隙を生む。]
(164) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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痛っっ!!
[思わず庇った左腕を突き抜けて、腹に鈍痛が届いた。 感覚の無い左腕だが、良くて罅、悪くて骨折しているだろう。 倒れるのは何とか耐えたが、右腕で掴んだ左手は動かない。]
……怪我人出たら治療出来ねえだろうが、この馬鹿。 お前絶対傷口塩塗り込んでやるからな。
[多分、次が来れば耐えられない。 ヒトを棄てなければ……そんな予感のまま 汗を浮かべて睨みつけた*]
(165) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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― 厨房 ―
あ? なんだ、お前らいたのか。
[其処に居た二人>>148>>162に声を掛け 食料がある場所へと向かう。]
(166) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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― 医務室 ―
[ミナカの言いつけ通り、パンを齧るギリー>>153。 昔の自分と一瞬重ねたが、決定的な違いがあった。
男は抗うことを覚えたのだ。]
あぁ? 俺に殺せるかってぇ訊いてんのかい?? 殺してやるさ…… もしもまだいるってぇならな。
[差し出されたパンを食べながら、ギリーの問いに応えた>>141。]
(167) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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なんだぁ?お前さんも人狼が怖いのかい? 見張っててやるから、ゆっくり眠れ。ミナカも言ってたろ?
――その前に、薬か。
[治療中、ギリーが顎で示したのを拾い上げていた薬>>146。 血塗れのようだが、中身は無事だろうかと包を開けようとした時、 道化が戻ってきた>>141。
甲斐甲斐しい親のようだ。ミナカも、道化も。]
(168) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 22時半頃
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お。結構生きてんなぁ
[厨房の中に入り、乱暴に棚の下を漁る。 鼠の死骸をかきわけて、中身入りの酒瓶をひとつ、発掘する。 階段を近づいてくる足音が聞こえた。 確かにまだ、人が生きているようだ]
それだけいりゃ、風が吹けば船を動かせるだろうよ
[奇跡的に腐っていなかったコルクを小気味よい音をたてて抜くと、三分の一ばかりをぐい、と飲み干して、フランクに差し出しつつ 開きっぱなしの扉から、厨房の外を見やる]
名前、消すならよぉ 俺を殺してからにするんだな
……よぉ、生きてたか、大工さんよ 飲むか?
[とフランクに渡した酒瓶を顎で示すが、 さて中身は残るかどうか]
(169) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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――― 厨房 ―――
[片手にペン、片手に装飾銃なんて似合わないスタイル。 俺様がしているのは船員名簿の整理ではなく 名簿に対する落書き ――――ではあったが。]
Yo Ho.
お前も、まあだ生きてやがったか。
[リー>>166から掛けられた声に、顔を上げた。 ペン先は、キイチから、リーの傍を彷徨う。記号は"?"だ。]
そういえばよお。 ジェレミーの部屋の床、穴空けちまったんだ。
[悪びれずに、修理の要求を忘れない。場違いを、装った。]
(170) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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よく言われる。
[槌を一閃すると、迷いを見せたミナカの左腕に一撃が入る。>>165 右腕左腕を掴んだまま、抗議の声を上げるミナカに怖い怖いと首を竦める。]
そりゃあ勘弁して欲しいな。痛そうだ。 俺も願わくば医者が化物じゃねぇといいなぁとは思ってるぜ。 航海士程じゃなくとも色々と不便そうだから、なぁ!
[脂汗を掻きながらこちらを睨みつけるミナカに今の所異変は見られない。 が、遺言のせいか、セシルと相対した時よりも油断は抜けていなかった。もう二、三発入れればはっきりするだろうか。 くるくると槌を回転させ、今度は足を狙って殴りつけようと*]
(171) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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モンドは、フランクのことをしばらく見ていないな。死んだか?
2014/12/14(Sun) 23時頃
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全員死ぬには、まだまだ骨が折れるなあ。
[生き残った、屈強な海の荒くれ共だ。 流石に一部は除くとして、咽喉を鳴らす。 第二甲板に取り残された瓶(中身なし)を取りに戻るも億劫で キイチ>>169の唾の付いたものを、さっさと受け取った。
鼻先を付けると、芳醇な香りがする。饐えてはいない。]
船が動けば、船も襲えるかあ?
おーおーおーおー、手が滑って殺しちまうよ、ッと……
[言葉尻に、酒を煽る。 この酒は俺のもんだ、ッてな! リーに差し出す酒を残さない俺様だった。]
(172) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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フランクは、モンドの名前にバツを引こうか、手が迷っている。
2014/12/14(Sun) 23時頃
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モンド、人狼 殺したい カ ?
[要らんと安易に右腕を棄ててしまったが、腕一本では案外不便だと気付く。例えばパンを千切る時。例えば腰を浮かせて寝台に腰掛ける時。やけに軽くなってしまった半身に気を取られて、簡単な事に難儀する。
寝台に掛け、右肩を軽く動かし慣らしながら問いなおす。出来るか、ではなく、したいか、と。]
おれ、怖いナイ 狼 おれの肉、嫌う
[続いていたモンドとの会話は、戻ってきた船長の耳にも入ったかもしれない。聞かれて困る話をしているわけではなかったから、会話は止めず、与えられるまま薬を飲んだ。]
ミナカ ヘクタ、一緒
[大人しくアァと大口開けて薬を飲んでから、ミナカの行き先も告げた。]
(173) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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魔女裁判かよ……。死ぬのは良い人間って奴か?
[言葉の応酬だけならいつもの船での戯言で済むだろう。 だが命を賭けた戯言に余裕は無く。]
────。
[口元が愉しそうに、悔しそうに歪んだ。]
(174) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2014/12/14(Sun) 23時頃
……生き汚いって言うなら、あんたもだな。
[唐突に喋り出す。]
あんた1人しかいねえんだから。
2つ同時に護ろうなんて欲張り過ぎだ。
騒ぎが収まったら、素顔のあんたとギリ―とで酒飲んだら。
楽しいだろうな。
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ヘクターと……だと?
[ギリアンの告げたミナカの行き先に道化は眉を顰めた。]
(175) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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なぁんてな。下らねえ家族ごっこなんて1日で飽きたわ。
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――駆け寄る姿を、見た。 あれほどの寵愛を受けたいとも思わないが、気に入られているんだな。
[確かに、どうにも目についてしまう存在ではある。 己も時々食事の場でも動かぬのに、パンだの魚だの干し肉だの投げたことがあった。]
……だからお前をどうしようなどと思いはしないが。 狼は仔が出来たから動きはじめたと言っていたところに、船長に仔が出来たようだと言うんだな。
[まるであの道化こそがその子煩悩だと言うように>>163。 さて、風は吹かない、というのはいい報せではなかったが、仕事をこなせるのは有り難い。 上へ、とセシルを促して、厨房横の名簿を求めた。]
(176) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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やっぱりヴェラの言う通り。仲間なんて邪魔だし。面倒臭い。
だから、俺は好き勝手にやるわ。
あんたらも勝手に仲良しこ良しやってろよ。
(もう、謝罪も、感謝も、想いも、伝えられないけれど。)
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残念ながら生きてるな。 残ってんなら飲むわ。
[きいち>>169とフランク>>170へと頷き、 顎で示された酒瓶へよこせというように手を差し出す。]
あ?あれ、テメエだったのか。 人の仕事増やすな、クソが。
[先程入った際、見かけた穴を開けた犯人が分かり、 途端に不機嫌になる。]
(177) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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欲張り?そうだな、私は生き汚いよ。
両親の死んだ日からそうであった。
…私の仔だろう。ヘクターの首を獲ってこい。
[彼を信じて、私はそう聲をのせた。]
そうしたら、酒でもなんでも。素顔でも。
五月蝿い、勝手に生き残って私にそんな口聞いたこと後悔してろ馬鹿。
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――第二甲板――
フランク。
[セシルを共に連れ階段を上れば、目的のものを手にする先客がいた。 合わせて顔を見たのは、リーとキイチだ。生きていたか、とキイチを見て思う。]
(178) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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