49 海の見える坂道
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[ゾーイの強がりを、ほんの少しだけでもそうだと分かってくれたのはヴェスお兄さんだけだった。 けれど、こっちが心を開ききる前に―― ――ゾーイの秘密、この坂道に来ることになったいきさつを話す前に、ヴェスお兄さんは死んでしまった。
だから。誰か。]
…?
[急になぜか心細くなって、立ち止まって。 しばし、雨の降る空を見上げていたのだった――**]
― →学校 ―
(144) 2011/04/16(Sat) 19時半頃
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……。
[その後、ヨーランダと時計台で過ごした時間はどんなものだっただろう。 きっと自分は常と変わらない様子であろうと務めたけれど、 言葉は少なめだったかもしれない。 ツェツィーリヤのセラピストクッキーとボロボルンは母が好きだから買い込んでおいて、その帰り道]
ごめん、来るなら母さんたちにも言っておかないといけないし、先に戻るよ。 電話くれれば、いつでもきていいから。
[向ける笑顔も翠色も穏やか。悪く言えば何時もと変わらない。そして雨の中、家に帰れば既に届いたランタンが幾つか並ぶ]
(145) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
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…気持ちに応えてもらいたいからやる訳じゃないんだ。 けど…
[そろそろ潮時かな。 元々何も関係なく、ただ喜んでもらいたかっただけ。 そう言い聞かすように呟いて、一つため息
片思いはいつも寂しい。自分には度胸もないし。 だからずっと失恋しているのだと自分では言い聞かせている。 案外今のままでもいいのかもしれないとずるずるして。
眼の前にあるランタンはサイモンのもの。 誰かがサイモンに言ってくれたらしい。 その日、必ず誰かが取りにくるから渡してくれと]
(146) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
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上手に読んで欲しい訳じゃないの。
[ゾーイの読み聞かせの返答に>>139ゆると首を横に振る。 それ以上の話は迫る登校時間に途切れたままかもしれない]
[石畳を濡らす雨。傘を差して気の向くまま歩く]
…不思議な匂い。
[晴れた日の潮の香りとはまた違う。 混ざり合い染み付き眠るものが、雨に浮かんで来たようだ]
水は記憶を呼び覚ますって、何の言葉だったかな。
(147) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
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[なんで謝る?という言葉には、何と返事して良いかわからず、ただ首を振った。
自分が彼の言葉を、うまく理解することが出来ていない事は本能的にわかる。 ずっと両親の目を伺うように生きてきたから、そういう事には、聡い。 でも、どこがどうなのか、という部分がよくわからない。]
(148) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
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[幼い頃から、自分と兄に対する両親の態度が違う事には気付いていた。 第2子を死産した時に丁度捨てられていた赤ん坊。 死産した子の変わりのように育てようと思ったのだろうけれど、実際には自分がいる事で逆にその子の死を受け入れる事ができなかったのかもしれない。
だから、彼女は両親に甘えたり、つらい時に助けを求めたりをしたことがほとんどなかった。 そして、いつも彼女が困っている時やつらい時には、兄に其れを求める前に兄が彼女の様子を察知して助けを出してくれた。 だから、彼女は他人に甘えたり、助けを求める事が上手くできない。 その癖に、自分の心の内を暴かれるように、一方的に干渉される事を嫌う。 彼女がいつも返答に困った時、つらい時でも笑うのは、自らの心の内を相手に悟らせない為だった。 自分を護るために、いつの間にか身についてしまった事。
でも、もう兄はいない――― ]
(149) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
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[本当は、寂しかった。 自分の事を気遣いながらも、助けてくれようとしている彼に甘えたかったけれど、うまくできなかった。
蚤の市で、流した涙は、本当は彼にあそこで行って欲しくなかったから。 その事は理解できる。 理解できるのだけど、彼女の中では彼に対する想いが、好きという感情にうまく繋がってくれない。 彼女を取り巻いてきた環境が、彼女をそんな風にしてしまった。]
(150) 2011/04/16(Sat) 20時半頃
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[彼と別れた後、時計塔に向かおうと思った。
けれど、一人で行くのが、何だか怖くて、足が進まなかった。 しばらく、傘に落ちる雨の音を聞きながら、その場に立ちつくしていたけれど、ようやく一歩、足を踏み出して。 電話もかけずに彼の家へと向かい、ベルを鳴らした。]
(151) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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一緒に、来て―――…
[ベネットがドアから出てくれば、彼女はそれだけ言って、傘を持たない右手を彼に向けて差し出した。 困ったような、泣きそうな、何とも言えないくしゃりとした顔で彼の顔を見詰めた後に、唇を噛んで、俯いた。
そうする事しかできない自分がひどく情けなかった。 彼がその手を取ってくれる事を願いながら、俯いていた。]
(152) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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[最初に出てきたのは母親。 ヨーランダへ「いらっしゃい」と温かい笑顔で迎えたけれど、話をしている内にお呼び出し。 電話をくれるものと思っていたのに、どうしたんだろう。 姿をみれば、普通でない表情に流石に驚いて]
ヨーラ?どうしたの。何かあった?
[差し出された右手は、宥めるようにそっと取る。 雨のせいか、少し冷たい。 一緒に来て、と請われたことは、場所も聞かずに]
いいよ。
(153) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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ありがとう。
[そっと自分の手をとってくれた彼の手は温かく。 兄の手よりも、少しだけ柔らかなような気がした。
それきり、何も言わぬまま、彼に手を取ってもらいながら坂を登ってゆく。 灰色の空に、時計塔がその姿を見せた。]
(154) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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[歯を向いて笑ったミッシェルと、 中々大人びた評価をくれたゾーイの二人と笑顔で別れ 結局昨日は自分もmer calmeへ飲みには行かなかった。 いつものように寝て いつものように悪夢を見て いつものように目を覚ました。 いつもと違ったのは、懐の煙草が随分と減っていたこと。 あとは、大粒の雨が降る空模様と、開けられた店ぐらいだった]
初めて見る粉薬だな。さて。
[相変わらず客は来ない。雨音の反響が耳に残る店内で カウンターに設えられた真鍮製の天秤を静かに睨んでから、 白い行商人から分けて貰った抹茶色の粉を 小匙でほんの一掬い分だけ舌先に載せて、微かに眉根を寄せ]
根性の曲がった味。が、効能としては期待出来そうだ。
[傍の流しにべっ、と吐き出す。脳裏に数種類の草木を浮かべ いつになく真面目に仕事をこなしながら、招待状を受け取った]
(155) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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―― 時計塔 ――
[時計塔で待っていたのは、この坂をずっと見守ってきた一人の老婆。 自分の、兄の、坂に生まれ育った者皆の恩師でもあるナタリアは、姿を見せた教え子達を見て、温かい笑みを向けた。]
(156) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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ごっ、ごめんなさい。 体調管理には気を付けてたのに……
[すん、と鼻を鳴らしながら、セシルの気遣いに感謝して ツマミには少し合わないだろうが、暖かいココアを]
あぁ。わかるような。 ……先に身体がガタきちゃうような?
[後から疲れるとは言うが、今現在けろりとした顔で指を解すセシル。 ほんの少ししか見えない疲労感に、改めてその体力に感嘆する]
(157) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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あれ?だって今朝…… あれ?
[不思議そうに首を傾げるが 当然ながらセシルの為の催しを呼びかける手紙が本人に届く筈はなく ましてや宿に来た分の手紙は他ならぬ少年が取った]
干しぶどう。ドライフルーツとかですか。
……確か倉庫にあったっけな
[後の方の言葉は、ぽつぽつと独り言になっていた]
(158) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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[その頃だろうか、ゾーイが学校に行こうとした時間は。 丁度風邪気味なのかくしゃみした所を見られた]
あぁ、おはようゾーイちゃん。
大丈夫大丈夫。そこまで酷くない。 それに心配しないで。 薬屋さんはその儲かった分でお酒飲みに来るから。
[常連客の一人である「薬屋」の顔を思い出しながら、冗談めかして。 黄色ぽい傘をくるくるしながら元気よく登校する少女に手を振って]
(159) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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女の子の十歳ってあんなものなのかな? 僕が十歳の頃は、もっと聞かん坊だった様な気がするけど
[元気に駆けていく少女を見ながら、ぽつとそんな事を呟いて]
僕の好き嫌い。ですか? 嫌いな食べ物……あ、ピーマンやキュウリ嫌い。 あの苦い味とキュウリの生臭い匂いが
好きな物は…… んー、イチゴとかチョコとか甘い物大好きです。 あ、後は……
早く堂々と御酒飲めるようになりたいな。って
[最後の言葉は、少し照れたようにはにかみながら]
(160) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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はい、お粗末様でーす。 お皿下げますね。
[やがて空になったツマミの皿を下げる頃。 荷物を携え部屋に戻ったと思えば、傘を片手に。 そして出かけ際に立ち止まる彼女に如何したのかと
遠慮したか、少し長い逡巡と共に曖昧な笑みを向けられて 少し目立たない隅に置かれているピアノへ廻る視線に、笑いながら頷く]
半年くらい前に一度調律してます。 たぶんまだ音もそれほど狂っては無いと思うけど 幾らでもどうぞ
[やがて宿を後にするセシルを見送って。 誰か新しい客が来るまで、仕事や自主的な勉強に少年は勤しんでいただろう]
(161) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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『わざわざ取りに来てくれて、どうもありがとう。』
[そう言って、ナタリアは一つの箱を教え子に手渡した。 ナタリアから受け取ったのは、ランタンを購入していったお客さんの台帳と同じ、夕闇色のベルベット地が張られた箱。 シルクの、太い銀のリボンが巻かれていて―――…
それは、ランタンを送りだす時に、彼女がひとつひとつ、其れを包装したものと、同じ姿。]
『あなたみたいに、上手にリボンはかけられなかったけれど。』
[恩師の言葉に、零れ落ちる涙をぬぐおうともせずに、彼女は首を振った。]
箱とリボンまで取っておいてくださって、ありがとうございました。
[ランタンの入った箱を手にすると、まるで兄が帰ってきたかのような気持ちに陥ってしまって。 「おかえりなさい」と一時の帰郷を出迎えるかのように、箱に小さく声を落とした。]
(162) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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ナタリア先生。
[何も言わずに、何も聞かずに到るのは時計台。 恩師に出会えば勿論挨拶。そして懐かしさに向ける笑顔。 けれど、今ヨーラに対して向けるのは心配げな顔だけで
取った手は知らない内に少し強く、握っていた]
(163) 2011/04/16(Sat) 21時頃
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[時計塔から出ると、彼女はしばらく箱を手にして泣いた。
ランタンを受け取った時に、兄の事をひどく思いだしてしまって、自分の心がどうなってしまうのかわからないような気がして、怖かった。]
付き合わせて、ごめんね。
[まだ嗚咽がおさまりきらぬ中、弱々しい声で、彼に謝った。]
(164) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
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[泣いている間。何も言わずに隣に在った。 ゆっくり背中を撫ぜるに留め、 ランタンのやり取りを見つめていた。 始終を見届けて、ナタリアにはまた礼をして]
よかったね。一緒に来させてくれてありがとう。 もう大丈夫?
[翠は、労わるような色を乗せて]
(165) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
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― 店内 ―
[複数の錠剤を区切られた箱へと仕分けていた手を止め 不思議そうな瞳のまま、がさがさと招待状を開く]
ふうん、セシルの歓迎会か。 確かに、ランタン集めも時間かかりそうだし そろって飲める内にやっちまおうってことかね。
[昨日聞いた挿絵の場面が目に浮かんで、表情を緩めた。 歓迎会に異存は無い。問題は手土産を何にするかだが……]
あ、サザエ。
[何かを思い出したらしく、 机に肘をつき考え込む姿勢のまま、盛大に硬直した]
(166) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
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― mer calme ―
[どこへ行こうかと市場をうろついていれば、 ウェーズリーからセシル歓迎会の招待状を貰って宿屋へ向かう 到着すれば店先で傘をたたみ、水を切ってから扉を叩く]
こーんばーんはー、お誘いの手紙見たよー。 ちょっと早いけど来ちゃった、他にはまだ来てないみたい?
オスカー君、何か軽い物食べさせてくれない? お腹減っちゃってさ、あ、お酒はまだいいからね。
[傘立てに傘を入れてから チェックインやチェックアウトのお客さんが 居ない事を確認してから腹部を押さえて苦笑する]
(167) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
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うぁー。取りに行くの忘れてた。 昨日はそれどころじゃなかったんだろうな、実際。 緊張って久し振りにしたし、あー、くそ。
やっべ。まだ生きてるか? ネルんちのばあちゃんなら、なんとかもたせて……。
[がしがしと頭を掻いて、砂色の髪を掻き混ぜる]
(168) 2011/04/16(Sat) 21時半頃
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[まだ大丈夫じゃない、と髪をなびかせながら首を大きく振って。 両手で箱を抱えていたから、彼の肩に頬を寄せる様にした。 どうせ言葉では上手く伝わらないから。
素直に仕草で伝えることにした。]
(169) 2011/04/16(Sat) 22時頃
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あ、いや、なんでもないですよ。 ええと、熱さまし用の薬ならそっちの棚です。
いや……ちょっと待ってて下さいね、取って来ます。
[朝から二人目の客が来店すると ほんの少しだけ動揺した表情を引き締めて、 散らかった店内を指差し……もとい、ぎこちなく接客を行う]
お子さんには、こっちの頓服が良いと思います。 あんまり効き目も強くないし、えー、身体への負担も少ないです。 こんなこと言っちまうとあれなんですが、 出来る限りお子さんの元気になる力? を助ける感じのやつなんで。
[馴れない口上に苦笑しながら、 納得してくれた様子の客を送り出した。 営業時間が終わると盛大に溜息をついて。 やがて窓硝子に手をついて雨空を眺めた後、傘を手にした]
さて、手土産何にすっかな。
(170) 2011/04/16(Sat) 22時頃
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― 放課後・学校/職員室 ―
[担任の先生に呼び出された。
なにかやらかしたのかとおそるおそる職員室に向かうと、先生はいつものようにメガネをきらりと光らせながら、机に置いてある箱を指し示した]
「よく来たね。 さっそくだけど、これを預かっててほしいんだ」
中身は何ですか?
「ヴェスパタインのランタンだよ。 それで……もしもランタン集めの仕掛け人と会う機会があったら、渡してくれるとありがたいかな。 あいにく先生は学校が終わった後もちょっと忙しいし、「mer calme」ならいろんな人も来るから、仕掛け人と会えるかもしれないし」
……あたしも仕掛け人が誰か、知りませんよ? それでもいいんですか?
[昨日ミッシェルお姉さんがサイラスお兄さんに、手紙の差出人はベネお兄さんなのか訊いてたけど、答えは得られていないはず]
(171) 2011/04/16(Sat) 22時頃
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えぇと……
[さっきの今のこと。驚いたかどうかは論外で。 どうしていいのか分からずに。 けれど頼ってくれているんだと、勘違いではないと思いたくて。 ぽん、と頭に手を置くのみが限界か。
流石に、抱き寄せるまではできなくて。 けれど、感じる体温はどちらのものともわからずとも温かい]
(172) 2011/04/16(Sat) 22時頃
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[歩き過ぎてゆく景色の中に、彼は居たのだろうけれど。 記憶の中の姿は景色にうまく馴染まない。 馴染まぬ姿やもう無い筈の姿を探すのを止めて、 あの頃よりは幾らか姿を変えたランタンを探すように歩く]
何が出来るとか、あんまり大層な事は思ってないんですけどね。
[人通りは少ないから、誰に聞かれるでもないだろう独り言]
貰ってばっかりなんですよね。
[勿論それは嬉しい事で。貰うばかりでなくて共に過ごす事は、 一方通行ではないと判っていても]
何かほんの少しでも、できたらその時は――
[自分の事は何一つままならないでも。 約束に灯らなかったランタンも、素直に蛍火のひとつへと混ぜられるだろうか]
(173) 2011/04/16(Sat) 22時頃
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