人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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――…!


[僕は絢矢の名前が出たことに分かりやすく息を飲む。
それにしても、絢矢と、この紐と、零にーさんにどんな繋がりが?

木箱を持って、僕と手を繋いで逃げていた絢矢の姿なら記憶にあるけど……]


――もしかして、あの、5年前、ほら、零にーさん明日が誕生日、で、それで…

[僕の言葉が途切れ途切れになるのは色々と思い出してるから。
「シュークリームが食べたい」。
聞こえる、子供達の歌声。
帰らないにーさんやねーさんを待って絢矢と二人身を寄せ合ったあの時]


直接聞いて、腹に傷でも負ったら堪らない。

[理依と絢矢の間でどんな話があったのか、
 そんなものは想像に過ぎないし。

 どんなヘマなのかも、また。

 彼の指が差す、若草色。
 もしかして、と話すリッキィの声。]

 ………は、は。絢矢なら、こういうの、用意しそうだけど。


 馬鹿だな。この5年、ずっと……


[子が夢中で首筋に立てた牙に、酒以上に酔う。
嚥下する音が間近で響いて、子が喜んで飲み下している事に
満足げに笑みを浮かべて、指を絡めた髪を見下ろした]

………泣いているのか。

[途切れる事無く、迷う事無く感謝の言葉を述べながら、
子は泣いた。
その涙の意味が判らず、僅かに傾げた頭を頬杖で支えながら
その透明な雫を見つめた。
家畜なら命乞いで泣くのは知っている。
断末魔の前に痛みで泣く事も知っている。
だが零瑠は家畜では無い。
命の危険も痛みも無いのに何故泣くのか]

何を泣く?

[痛みを覚えいているとすれば、彼の心か。
贄を差し出そうとする程、彼は吸血鬼と成っているのに。
まだ涙する部分があると言うのか]


そう。

[伝言に対しては、短く。
 生死を問わず、返してやれば良い。

 立ち去ろうとする理依には、これ以上話すことはないだろう。
 背中からリカルダへと視線を落とし。

 ぽんと一度、頭の上に手を置いた。]

じゃあ、ふたりとも。また後で。


[家畜の悲鳴や涙は食事の時間に彩を添えた。
ならば吸血鬼の涙はどうなのだろう。

沸いた興味のままに舌で零れた雫を掬い、転がした後。
離れずに零瑠の首筋に牙を立てた。

力の強い吸血鬼の血はそれだけで味わい深い。
まして血の絆の子の血は更に味が濃い]

成程、甘い。

[涙を混ぜた血は芳しく、甘さを増していた。
味に満足したのか、喉を数度鳴らした後、牙を離す]


………。それだけ忘れたくなかったってことだよ。

[僕は零にーさんの気持ちも絢矢の気持ち、どっちもなんとなく分かる。
ただ、周にーさんと話したばかりだったから、気持ちはなんとなく周にーさん寄り。

最後に見せた、笑顔。
あれで本当にお別れ、なのかな。

僕は零にーさんが頭に手を置いた時、
相っ当心配そうに見える顔をしてたことだろう。

――いかないで。
――つれてかないで]


私が呑んだ中でも上質のものだ。
大事にすると良い。

[また1つ、面白いものを見つけたと、
弧を描く口元を隠さずに零瑠が下がる際に背に声を掛けた。
あの涙は何処かに残ったままの人間の部分か。
人間の涙と吸血鬼の血潮。
混ざったその味に、機会があれば、
他の眷属達も試してみるかとほくそ笑んだ*]


[きょとりとした。
 何か素朴なものを見たような印象だ。
 永く生きているだろう純血の吸血鬼でも、
 慣れない事というのはあるらしい

 そうですか。

[そして有言実行とばかり一人で出て行く背へ、
 行ってらっしゃい、と静穏に頭を垂れる。
 指示されれば従う以外の道はないから*]


   − 襲撃の前 −

[血酒と穢れた肝を用意してきたホリーのピクニックには
僅かに苦笑を浮かべたまま、探る様な視線を投げる]

行って来ると良い。
愉しんで来い。

[贄を探しに行くわけではないだろう。
そこに何があるのか迄は図れないが、わざわざ出向くのだ。
それ相応の愉しみがあるのだろうと許す]


どんな遊びをするつもりか知っているか?

[肝を運んで来た家畜に訊いた所で、知る筈も無い。
震えながら存じませんと答える家畜に]

そうか。だが貴様でも私に教えられる事があるぞ?
この穢れた肝と、貴様の肝の味の違いもそうだ。

[意味を家畜が理解した時には、その腹は裂かれていた]

やはり女は処女が、男は穢れた味が美味い。

[味の劣る肝は、一度舐めだけで床に棄てられた*]


―書庫―

[探していた本は見つからなかった。
 元々置かれていないのか、誰かが持って行ったのか。
 どちらもありえるし、どちらもないようにも。
 堆く積み上げられた本の森を諦めて去る]


―廊下でのこと

もう、死んでいたかも知れないじゃないか。
忘れられなかったのは、同じ……

[リカルダの視線。何を言いたいのか、敢えて考えるのを止めた。]

ねぇ、リッキィ。
絢矢がこれを預けたってことは、さ。

………さよならって、ことだよね。


記者 イアンは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 23時頃


― 廊下にて ―

そう、おなじもののままだって思ってたからだよ。……でもさ。
僕が違うものになっても変わらないの。キャロライナにーさんも周にーさんも!

[それがただただ、最初は信じられなくて耐え難くてでも、……不思議と悪くはない気分も浮かんできてて。

―――じゃあ、絢矢は?

さっきの理依にーさんの、まるで“直にーさんを殺したのは絢矢だ”と言いたげな態度は]


そんな、……ちがう、


【人】 記者 イアン

―神宿・某所―

[サミュエルとは対極に位置する場所にて。
銀髪の吸血鬼に連れられて、絢矢が歩いて行くのを見ながら。

周囲の吸血鬼や人間に紛れるように、ゆっくり後を付いて行く。
両手はポケットに突っ込んでいる。右には縄鏢を忍ばせて。]

(401) 2014/02/13(Thu) 23時頃

―廊下にて

……キャロライナ、も?

そうか。彼にも会ったんだ……。

[逃げたの? 逃がしたの?
 そう問う気力が、今はない。]

変わらない人達が居て。
でも、変わる人達だって、居るよ。



……ちがう? さぁ、どうだろう。
俺にはそう、思えない。


[廊下でちらりと、遠目に零瑠の部屋を窺う。
 部屋の前にリカルダがいたことで、
 ぴんと、周が目を覚ましたんだと思った。
 涼平に知らせようと思って、足を急いだ。]


【人】 記者 イアン

[絢矢が入って行くのは高層建築。

――出入口は限られている。
中に入っても、遠目から絢矢を追い続けることは難しくなるだろう。]

 …厄介だな。

[少し考えて、裏手の換気窓の鍵を壊して無理矢理中へと。]

 ………。

[軍服を着て来なくてよかったと。
中には思いの外 人が多かった。
普段着で来たことで、ある程度は誤魔化すことができそうだ。

媚びる笑みは得意でも、恐怖の笑みはなかなか模倣できない。
帽子で目線を隠しつつ、怪しまれないように遠回りしながらの移動。
人間には吸血鬼のふりを、吸血鬼には"家畜"のふりをして。

正体に気付く鬼がいれば、影に引き込んで始末するかもしれないが。]

(414) 2014/02/13(Thu) 23時半頃

変わっても良いんだよ。

変わらないなんて、そんなもの……

[あるはずがない、とかぶりを振る。*]


【人】 記者 イアン

[既にホリーがこちらの気配を察知している可能性も、十分に考えられる。

仮にそうであるとして。
こうして侵入を許しているということは、すぐに排除する気もないのだろうと。

…どちらにしろ、今は進むより他、道はない。]

(415) 2014/02/13(Thu) 23時半頃

【人】 記者 イアン

―神宿到着の少し前―

[絢矢のペースに合わせつつ、神宿へと向かう道中。
とあるY字路でサミュエルと落ち合った。>>350]

 …なるほど、おまえか。

[顔を見た瞬間、僅か笑って頷いた。
理依が来る可能性が高いことは知らないが、サミュエルがホリーにこだわっているのは5年前から変わらない。
隠密行動であることを考えても、絢矢の人選は納得のいくものだった。

名前を呼ばれて、おや、と思う。
久々に見るその表情は、歳相応に見えて。
だが今はそんな感傷に浸っている場合ではない。

いくつか指示を与えて、何か物言いたげにも見えたサミュエルとは、そこで別れたのだった]*

(419) 2014/02/13(Thu) 23時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

2014/02/13(Thu) 23時半頃


……うん。

[僕は……キャロライナにーさんの武器だけ壊して退いた。
これじゃあ逃げたのと変わんないや。
“始祖様”に知られたらどうなるか――って実に今さらだよね。とりあえず何も言わないでおいた]


れ、零にーさんがそう思いたければそう思えばいいよ、僕は、思わない。


なんで、……なんでそんなこと、言うの。


[僕は零にーさんはただ“始祖様”の血に縛り付けられてるんだって、そう信じてる。
僕と零にーさんを隔てる違い――誰の牙を受け吸血鬼になったか。

信じてるのに、零にーさんがまるで“吸血鬼に変わってよかった”って言ってるみたいに聞こえて、―――寒気がする]

――…ごめん。

[僕はその場から走り去った*]


【人】 記者 イアン

[迂回しつつも、絢矢らが屋上へ向かっているのを見てとれば、別の階段から最上階を目指す。

…とは言え、最後の階段は一箇所っきり。

サミュエルの漆黒の軍服姿は見えない。
中を通り抜けるのはいくら彼でも難しかったろう。
…ならば外から来るか。

――待っている時間はなかった。

絢矢が屋上へ消え、銀髪の吸血鬼が下ってきたところで、影から遠心力をつけた縄鏢を穿って。
抵抗しようとするのを苗刀で一閃して、一気に階段を駆け上がる。

僅かに開いた扉の隙間から、屋上の様子を伺う――]

(440) 2014/02/14(Fri) 00時頃

【人】 記者 イアン

[風にはためく白は、太陽を目指し舞う鳥が如く。>>435
小袖に散る薄紅は、どこか儚さを思わせて。

――いつでも飛びだす準備はできている。

ホリーが絢矢へと斬りかかる素振りをみせるなら、庇うことができるようにと。]

(443) 2014/02/14(Fri) 00時頃

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