人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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 だって、この『赤い果実』は――…

 僕達の秘密に、良く似てるものだから。

[低い声は、フランシスにも届くだろう。]



 ――……

[赤い雫がたれる。
 それに彩られる姿を幻視して、小さく息を呑んだ。

 ざわり、揺らぐものを、振り切るように]

 血の匂いは危険だ――

[ため息をつくような、そんな思考]


【人】 道案内 ノックス

 ……ところで、此処に出てくる少女のモチーフは、君かい?

[ニコラが狼と言ったから。そんな単純な理由でディーンを同族だと考えていた。
 彼等も同席して貰うことを考えたが、保護者が別場所に集まり過ぎてもいけないから。

 要点だけを、伝えることにした。]

(298) 2014/11/16(Sun) 20時半頃

[そう、これは物語では無い。
それよりも生々しく、逃れることの出来ない業を記している。
ノックスには、分かるのだろうか。
ディーンは伺うような視線を彼に向ける。]

 ――……これは、業だ。
 罪だと分かっていて、口にしたくなる。

[少し歪んだ業を持つディーンにも、食欲を抱いたことはある。
しかし、この文章は――まだ、完結してはいない。]




 ーーー…………うん


 衝動は……湧き上がると一瞬 だった
 だからーー気をつけて

[衝動だけで喰らうこと そこに 辿り着かせないように
 けれど あれは一瞬で 何ができるのか
 ただ 安じるばかり]




――……「人狼」。

[ぽつり、呟く、透明なこえ。]



 そうなんだ……

 ――――わかった。気をつける。

 血の匂いがつよく感じるのって……
 やっぱり、月が満ちてるから、かな――

[案じる気持ちに、すこし、暖かいものを感じて。
 気を引き締めなおす]


 業は棄てられない。背負い続けなくてはいけない。

 だから、誘惑を振り払い、口にしない努力をすべきだ。
 そして、僕たちはそれが叶っている。

[違うかい?]


 ーー………そうだとは 思う

 せめて 月が細ければ
 きっとラルフも……俺もーーーー


 知るのは怖いね
 考えてこなかった
 ……考えなくちゃいけない気もした


 けど 怖いーーーー


 うちのニコラが、君を指差した。何度か……ね。

[知っての通り。]

 それだけと言ったらそれだけ、だけど――…ニコラはダメだ。


 君も‘保護者’の一人なんだから、必要以上に用心して欲しい。


[フランシスの方をちらりと向き、唇に指を立てる。それだけで、伝わるだろう。

 トレイルの事を思い出させるから。]


―― っ…

[人差し指を立てる仕草、
口を噤んで、物思うように眉を寄せた。]


[間近で、同じような立場であるはずの保護者たちが交わす会話を、嫌でも耳は拾ってしまう。

誰か、己の懸念など笑い飛ばしてしまってくれ、と。
そう思うのに。]


 うん……怖いね。


 月がほそければ……こうして、同じ場所にいても、
 大丈夫だったかもしれない……


 衝動がどういったタイミングでおこるのか。
 わからないけれど……違和感を感じたら、離れたほうがいいのかな……


[でも、離れたくないとも思うそれが、危険だとはわかっている]


【人】 道案内 ノックス

[開いた口が、言葉を飲み込み閉じていく。>>303
 バーナバスの言うことは最もだ。]

 ……はぁい。

[紙から、ディーンから指を離して肩を竦める。
 短くと思ったのにならなかった。

 3階に行ってくると行き先を残して、足の向かう先を変えた。指先に何か残った気がして。鼻に寄せると僅かにインクの匂いがした。*]

(309) 2014/11/16(Sun) 21時頃

 ……君の言っていることは、きっと正しい。

[ ――だが。]

 ニコラがどうするかは、ニコラが決める。
 僕がどうするかは、僕が決める。

[ノックスの要請にはやはり、是とも非ともつかない返事をした。
密やかな声は、近くにいるベネットにも拾えてしまうだろう。
ディーンは、ベネットの方を見ることが出来なかった。**]


[バーナバスにも聞こえているだろう、やりとり。
視線をそっと送り、表情を窺う。]

……はやく、吹雪が、止めば――いい

[――きっと、だいじょうぶ、
そんな気休めのような言葉は
フランシスには、謂えなかった。]


 ーー……同じように 怖がってくれる
 存在がいると 少し 落ち着くね


 ーーそれかー二人きり にならない……?
 ……少なくても俺は トレイルと
 二人きりに なるのが怖いーーー

 他の人とも そう なのかな…………
 二人きり は怖い


[――やっぱり、うそじゃないか。


緑の眼が、ディーンを半ば睨むように見るが
彼は眼を逸らし、視線がかち合うことは、なかった]


【人】 道案内 ノックス

―ライラック/3階へ―

[階段を上がるとき、階下を気にした。
 声はするが、内容までは届かない。派手な音のないことにだけ頷き、ラルフの淹れてくれた茶の器を手に板を踏んでいく。]

 バーニィが作ったって、本当?

[黙って上がると神妙になってしまうからと、話は先の細工物へ。
 それも、扉が閉まれば終わる話。]

(313) 2014/11/16(Sun) 21時頃

 一人じゃないから、心強いね。

 ――いつも、注意されてたのは、

 あまり強い気持ちを相手に向けてはいけない、って。
 恋を覚えたら、危険だって……

 二人きりになりたいと思う相手が、危険なのかもしれない……

 ほかの人とは、どうかはわからない、けど――

 トレイル以外にも、だったら。
 二人きりにはならないほうが、いいね……


[早く雪がやめばいい。]

 まったくだ…。

[フランシスの言葉に苦く呟き返して。
早く雪が上がるようにと願う。]


 うん…………一人で人間の中だったら……



 恋………… 強い 気持ち
 わからないね……知らないから

 そう そうだ……親しんだ 相手を喰いたい
 そうなるはず…………なんだけど

 ーー俺のは 何か違う
 トレイルに対しての あれは…………
 …………他の人とも……用心する

[ラルフの思考に素直に同意を返す]


    ………ハっ、

[呆れて物が言えないとは、この事か。]

 決めるも何も、あれは意思とは関係なくやってくる。
 災厄だ。



 ……あぁ、そうかい。
 シメオンにも同じことを言うんだね、君は。

[何故、そんな目で見られなければならない。
 藍鉄を射貫くようなフロスティブルーは、止まぬ吹雪の様に冷えていく。

 正しいと言いながら。まるでニコラが堕ちても良いとすら聴こえる返答。保護者失格だなと視るのを止めた。**]



 うん……、一人じゃなくて、良かった。



 知らない気持ちだから、余計に怖いのかもね……


 ――気持ちがなくても、衝動は、起きる……?
 それだと、危険だ……

 俺も、そうなるの、かな……


[気になる人がいる。
 それは過去にまかれていた種。

 衝動の種類があるのかすらも知らぬまま、不安がよぎる]


 ーー恋が こういう
 穏やかなものなら 良いのにね…………

[いることに安らぐ 落ち着く
 ふっ と思考が笑みをこぼして]


 喰いたくなる……いつか知ったら なるのかなぁ

 …………あの衝動が恋なら
 即物的すぎないか ……てのはある……
 し ……二人きりに なるのは怖い

 
 ラルフは……獣だとしても どうかーー………

[ラルフの過去も 気になる人も知らない
 ただ せめて衝動の種類が
 己のように多岐にわたならければいい
 と 彼のまだ知らぬ衝動を思う]


[警戒を孕んだ眼差しを、そっと向けて見まわす。
獣の自覚ある大人と、獣の自覚なき子どもと、獣である子ども。

だれが、脅威になるのか。
否、誰が男の大事なものを傷つけかねないのか、と。]


[感情によって発生するそれを災厄と断ずることは、ディーンには出来ない。
物語には数多の捉え方があり、そこから生まれるものも様々だ。
彼にとっての災厄でも、或いは他の誰かにとっては幸福たりえることすらあり得るのだ。]

 ――……ああ。

[既に同じことを伝えた後だ。
蔑むように吐き捨てられたそれに、ディーンは頷いた。]

 だから僕では、シメオンを守ってあげられない。

[そう呟いて、ディーンはようやくベネットの方へ視線を向けた。]



……だから、って  何……。

[困ったような、怒ったような、複雑な表情を、
フランシスは浮かべていた。]


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