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[押さえきれない吐息が酒精を纏い、口端を伝って肌にかかる度、竦みそうになる。
離れて見上げた表情が熱を帯びたものと知れれば、恍惚とも安堵とも付かない思いに荒げた息を呑んだ。
歪んだ口端に、笑みが戻る。]
…ァ、 は、は…
[首筋からルーカスの後ろ髪を掬い上げ、誘う眼を唇で塞ぐ。
滑り落ちた着物は腕を覆う袖以外はもう纏う役割を失って、布の影が床で扇情的に揺れていた。
[常のへらりとした表情に軽い苦さが混ざる。]
ごめんねェ、おれ、久々すぎて…
あァりがとォ。
[口調は丁度、ルシフェルに酒を要求した時の不敵なそれと同様だったか。
重ねたままの指先が焼けるほど熱い下肢に、直に触れる。
気持ちがいい。
彼の白い肌と、揺らめく色を纏わせ光る己の鱗を瞬時見比べ、本当にいいのかなァ、等とこっそり逡巡したりした。
それも、その唇に覆いかぶさる僅かの事だったが。**]
[耳に届く甘い吐息と声
情欲を刺激して止まない。
いつの間にか大胆に動き出した腰に]
やっぱ可愛いって言われるだろ?
[もう一度そう囁いて、どちらの先走りか判らない程
濡れていた互いの竿を擦り付ける速さを上げる。
顔が近くにあって嬉しいと、更に可愛い事まで
付け加えられたのサービスとばかりに鈴口を爪で
刺激して布の上から胸の尖りを探して潰してやった。
漏れる声も全て飲み干して、溢れる唾液も舐めつくす]
じゃ、一緒に行こうか?
[望みのままに。
そう囁くと彼の手を汚す為にドリベルの手を上から重ねた。
彼の手を汚す優越感に達するのは早く、
我慢するつもりもなかった]
ドリ、ベルッッ。
[短く息を止めて、彼の手を白く汚す。
ドリベルもイけよ、とばかりに鈴口を指の腹で強く
ぐりぐりと愛撫した]
ドリベルの手、汚しちゃったな。
綺麗にしなよ。
[彼の手を汚したのは俺だけか、それとも彼もか。
兎も角、俺の白濁だけでも舐めて欲しくて、
汚した彼の手を彼の口元へ]
俺はこっち綺麗にしてやるから。
[そう言って目を細めて、ドリベルの雄を口に咥えて
舐め清めようとする。
まだ放っていないなら、口の中で飲み干すつもりで。
汚れているなら美味しそうに音を立てて、全て清めて
満足そうに顔を上げて微笑んだ**]
ご馳走様。
ドリベルすっごい可愛くて美味しかった。
ご、ごめんなさ……ん
気持ち、いいです…っ…ほんとはさっきの、も気持ち良かった……です
[甘えるような上目遣いで
巻かれる前に握ってしまった手は上下して、もう意地を張り続けられなかった
恥ずかしい告白をしながら、自分で触ったことも無い場所に歯を立てられ吸い上げられてしっかり快楽を得ている浅ましい身体]
えっ?
っ、…い、痛い
[開かされた脚、異物感と痛み
生者のそれより少し低い体温の内部は、けれど同じように指を拒み押し出そうとするように締め付ける]
ぁ……
[後ろ髪を撫ぜるひんやりとした指に、露わになった肩が小さく揺れた。
唇に塞がれた眼は、その冷たさに、逆に瞼に熱を呼ぶ。]
ー……、 ?
[ほんのりとした苦みの浮かぶちいちの表情を見つめ、ふっと静かな笑みを返し、その頬を、鱗に反って軽く撫で]
……月明かりの元へ誘ったのは、私だ。
思っていたとおり、月に照らされたキミの鱗は、こんなにも……魅惑的だ。
それを、独り占めできるだなんて……ッフ、
このうえ なく、贅沢な……ッ、ことだと 思わないかい……?
……ッ、は……チー、君……
[滑り込んできたちいちの指は、冷たく、ヒトのモノとほぼ同等な男性器に触れられるたび、指先や瞼がぴくんと震え、声を時折途切れさせた。]
[
………美しい……
[覆い被さってきたちいちの、艶めく鱗を撫でながら深い吐息をひとつ落とす。
やがて掌は、脇腹から脚の付け根へと滑り、その中心にあるはずのモノを探りはじめる。
どのような形状なのか、ここも体温は低いのかと、好奇と期待に、口端を吊り上げながら**]
可愛く、ない!僕、悪魔だからっ....あ!
[可愛くないし、可愛いと言われても嬉しくないと頬を膨らませる。まぁそれも直ぐに鈴口と胸への刺激にしぼんでしまうのだが]
ど、ドナルド..あぁっ!
[握らされた雄をただただ彼の動きにあわせて動かす。始めより大分大胆なそれは確実に二人を追い上げ、彼がイき、鈴口をぐりぐりとされれば自らの雄も白濁を吐き出した]
え、んっ....
[綺麗にしなよと言われて戸惑いはしたものの熱に浮かされたように自らの手についた白濁を舐める
こっちと言われて伺っていれば雄に感じる粘膜のぬめりにぞくぞくと震えてぎゅうと抱きついた]
やだっ....ぁ、ドナルド、やぁ...
[綺麗になった頃にはくったりとしていて。彼に体を預けながらそれでも可愛くないと抗議だけは忘れず]
[ぴちゃぴちゃとわざと音を立ててドリベルの雄を清めていく。
舌を這わせる度にあがる甘い声に、悪戯で先をつついて吸い上げて]
やっぱり可愛いって。
[平行線になるのは判っていても、こっちも言わずにいれなかった]
ドリベル、可愛かったし、美味しかった。
ごちそうさま!
[綺麗に舐め清めた唇を軽くドリベルの唇に重ねて身体を離した]
―少し前―
[
開放と絶頂を求めて容赦なくピストンする男のものを、狭い喉奥まで突き立てられて咽ぶ青年の様子をどこか遠い目で見下ろしていたが]
……っ、
[熱に浮かされたようにも見えるサミュエルの、涙の膜が張った瞳。じっと見上げる二つのそれに、淫猥に求める欲の光を垣間見た気がして、ああ。
青年の魂の味が、―まだ、記憶に。あの味を過ぎらせたが故に咥内に溜まった唾液。
ごくりと喉を鳴らしてから、青年の咥内にある質量は、一層体積を増す。
快感と、興奮で飛びそう。思わず口角を上に。*]
いいな、その目……クる。
[出して良いと促しはするも、厭だと拒否されれば止めはしない
はっきりとした熱の残る体液と、冷えた唾液を纏わり付かせた雄をずるりと引き抜く。
先端からは白とも透明ともつかぬとろみがつう、と伝わり、床に雫を落とした。]
……あぁ、期待以上だ。気に入った。
[感想を求められれば熱い息と共に告げる。
愛想も皮肉以外の世辞も好かない男にとっては、最上の部類に入る褒め言葉。
男の性格をよく知る者が聞けば仰天しかねないが、彼にとってはどう響くか。]
……小僧、こっち来い
[彼自身の白濁に濡れた床を一度見てから、立ち上がるように促しを。
水道の蛇口を捻り、グラスへ半分程注ぎ。
自分の口腔に流して含んだ状態でこちらの膝を跨がせてから顔を寄せる。
ぬるくなった水を青年の咥内に遷すようにしてから舌を絡ませ。
己の精の苦みと臭み。やはり眉間に皴は深く寄るが]
……は、
[ややあって舌を抜き、青年の下唇を軽く食んでから唇を離す。]
上手に出来た褒美… やるよ。
シャツも下も脱いじまえ
[その気がまだあるなら、と暗に篭めて命じる。
丸椅子から腰を上げ、冷蔵庫に立てかけていた大鎌を床へ寝かせ。
彼が首肯なり返事を返すなら、冷蔵庫からオリーブオイルのボトルを出すつもり**]
手、止めんなっつーの。
[根本までねじ込んだ指をゆるく出し入れしながら、彼の腕にかろうじて巻き付いていた包帯を引っ張り、自慰の続行を命じる。
蠢く体内でなにかを探すように指を動かし、頃合いを見て、指の数を増やした]
なんか興奮してきた。させろ。
[にこぉ。
男としてのプライドを粉々にしようとする笑顔で、横暴にもほどがある要求を突きつけた]
怖いんならちゅーしてやろーか?
[からかう口調で彼に訊ねて、一応の親切心でそれ以上急かすことはなく。
痛みを感じさせないように中を押し広げていく]
大丈夫大丈夫、終わったらこれも気持ちよくなるって。知らねーけど。
ぼ、僕も美味しかった....ごちそうさま
[なんだか不思議なやりとりだが相手のキスに応えてこちらも体を離す。
その狐の尻尾を持つ彼も可愛いと思うのだけれどと思いながらそれは言わず。周りから見たら五十歩百歩かもしれないやり取りだった]
ぁ、 ごめんなさ、い
[思わず謝ってしまう悲しいいじめられっ子根性
命じられる
気付いた時には増えていた指]
い……言ったら犯さないって言ったのに!
なんで興奮してるんだよ、ばか!へんた、い……っ
やだ、ぁ
[横暴な要求にイヤイヤとぐずる子供のように首を振る
無理矢理に引き出してきた罵倒を浴びせる最中、探るような指先が何かを掠めぴくんと反応する痩せぎすの身体
目を白黒させ、訳の分からない感覚と同性に犯される準備をされているのに止まらない自分を慰める手に吸血鬼の見慣れた泣きそうな顔になって]
ん、そんなの、いらない、っ……ぅ
[からかい混じる問い掛けに顔を背ける
中は指を拒むのを止めて押し広げるそれを飲み込むように伸縮し始め、それが自分でも分かり唇を噛んだ]
ならない、絶対……なるわけ、ない
[
普段は触れられようと大した事の無い頬をなぞる感触が、異様に心地いい。
ソファに持たれかかった相手に覆いかぶさって整った髪を乱せば、触り心地に益々気分がよくなってくる。
笑みを見返す口元がにやついた。]
…ハ、
お前の肌に比べりゃ、そぉいいモノでも無いよォ
…じゃ、甘えさせて、…もら…っ
[熱い息に紛れて脇腹の皮膚を撫で摩られ、びくりと震えが走る。
普段見えない部分が最も敏感だ。歪んだ表情で、一見余裕綽々なその顔を仰ぎ見た。
…ッだ、…それ、あんま駄ァ目だっ、て…
特、に背中…
…、っ、 …ぁア…
[滑る熱い手に触れられる男根は、固くなってはいるが温度は矢張りルーカスのそれよりは低い。
形状の方は、ちゃんと人身に化けているのだからアッチの方もほぼ同じ、と、思う。
少なくとも蛇の時、身の内側に隠しているものとは違うものだ。
ちら、と彼の中心を盗み見て、整わない息を吐く合間に、くっく、と笑った。
負けるなぁ、小さく呟いて、だが負けじとそれを擦る。何度も思うが、焼け焦げそうだ。]
ちょ、いいかぃ…こっち、 汚すと悪いから、
[先走りが落ちる前に下着ごとスラックスを脱がしにかかった。
相手の下肢が露になると、不意の欲求からその腿から脚に指を這わせる。
どことなく執拗な手つきで、筋に沿って撫で上げて。]
[薄目で彼の中心を見やり、暇になった口元を近づけた。
舐る舌にはルーカスの温度がまだ移り残っている。]
…ふ…… は、ァ、く
んぐ…
[動く度、立ち上るアルコールと精の薫香に紛れて懐かしい匂いを感じた。
鉄と血と、死の匂いだ。
己はもう、それを浴びる機会など殆ど無い。
思わず牙を立てそうになったところで漸う、口を離し、ただ己の冷えた唇を熱の平へ触れさせるのに留まった。
噛むのは、不味い。
場所も場所だし、相手が御同類とはいえ毒で死なないとも限らない。]
言ってねーよ。
[苦情を言う彼に、愉悦を滲ませながら答えて
罵倒にゾクゾクして、中をかき回す指の速度を増す]
ん?ここ?
[一瞬の硬直。
それに目を細め、ぐ、と押し上げる。
卑猥な水音が中から聞こえた]
なるわけない、ね。
いや?気持ち悪い?じゃ、なんで萎えてねーの?
[くすくす笑いが落とされて。
広げるのをやめ、指の腹で押し上げていたところを擦る。
こっち向けよお、と甘えたような声で、彼の涙でぐしゃぐしゃな頬に触れてみたり]
ひぁっ 、嫌だ、そこ……
[増した指の速度に無自覚に自分で慰めている手の動きも早まって
押し上げられれば水音と共にあがる高い声]
…っ…うるさい
[くすくす笑いが腹立たしくてもぐちゃぐちゃの自分の手を見れば反論出来るわけもなくて]
やぁ、んっ…おねが、それ やめて……ぁ
[押し上げられた場所を擦られれば言葉と裏腹に悦ぶようにきゅうきゅうと指を締め付けてしまう
甘える言葉に向けた瞳は欲に濡れてどこか虚ろ]
ぁ……もう、むり……ぃ
[それは内部から外部から快楽を得続けて限界が近い故に]
とれーいるぅ
[限界を訴える口に、ふにりと人差し指を当てて。
唇の形をなぞり、体内に入れていた指をゆっくりと引き抜く。
すっかり柔らかくなった蕾のふちを撫で、甘やかしたい気分をもう少しだけ堪えて
もっと、誰に何をされてるのか自覚させたくて、言葉を紡ぐ]
もっとほしいって?言えるだろ?
[心まで犯してしまいたくて、彼の瞳を覗く。
濡れた瞳がいかにも憐れっぽくて、口角が自然と上がった。
いつものいじめっこみたいな笑顔は、欲に濡れた瞳とほんのりと色づいた頬のせいで、子供っぽさが強調されて]
あっ……
[人差し指を唇に当てられれば、意図が分からずぽやんと不思議そうに吸血鬼を見つめて
指が引き抜かれた時、小さく残念そうな声が零れた]
そん、な……
[きっと絶望した顔をしていただろう、まだこれ以上辱められると知ったのだから
子供っぽい顔でなんて酷いことを強いるのだろう
そんなこと言える筈無いのに、一度味を覚えさせられた中が疼き早く出したいと中心が涎を垂らしていて
思考が熱に侵されていく、理性が溶けてしまいそう
ああ早く――]
もっと……
……もっと、ほしい
[吐息と共に微かな声が落ちる
屈服した瞬間だった]
……そう、だろうか?
月明かりに見るキミの鱗は、まるで…… ッフ……
まるで、アメジストや……ローズクォーツの……欠片を、思わせ……、て……
……ン……?
[短い金色の髪を乱されるたび、瞼が震え、擽ったげに身を捩る。
[その間に、右手はちいちの男性器を捉え、形を確かめるかのように蠢いた。]
……ここ、には……鱗は、ない……のかな?
[
そしてやはり、温度は低い。
他の化物や、気まぐれに人間と、淫らな遊戯に興じることはたまに……いや、よくある。
けれど、熱がないのに硬く張り詰めた男根というものは、じつに興味深い。
逸る気持ちで乱れそうになる呼吸を落ち着かせようとするように、少し大袈裟に、下唇をぺろりと舐めた。]
……負、け……?
[微かに聞こえた呟きの、意味は分からなかったけれど]
ぁ、 ん……。
そう、かい……?
キミは、紳士的……だね……
ッふァ、ァ……っ
[嗚呼、]
たまんない
[絶望の顔と屈した言葉に、快楽が胸を満たす。
ぞくり、ぞくり。
込み上げるものが命じるまま、唇をなぞっていた手が彼の髪を掴んで、彼を壁に乱雑に押し付けた]
よく、できました。
[顔を近付け、吐息を押し戻すように、彼の口元で囁いた]
もどかしげに自らの前を寛げると、 半ば程まで勃ち上がっていたそれを扱き上げ、揉み込んで。 数度、手でしごいてから彼の蕾に押し当てた]
ッ……は、あっつ……
[淫らに蠢く壁から快楽が逆流して、思わず歯を食いしばればびくりと自身も跳ねる。
トレイルの頬にキスを落として、支配の悦びに震える心を宥めながら、彼を傷付けぬようゆっくり腰を進めた]
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