204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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うん……、うん。
フィリップ……
[抱きしめられる力強さに。
かけられる言葉に縋って。
傷口を焼く痛みを、堪える思考]
――い っっ!!
……い、たい……、
[痛い、と繰り返し、呟き。
それでも、フィリップから離れることなく、ただ耐えている]
[傷口を焼く痛み]
[その痛みを感じるラルフ]
[それを感じ取り 辛かった
変われるなら変わりたかった]
…………少しだから…………
あと ほんの少し
ラルフ…………っ
[堪える姿が辛くもいじらしい
ナイフを落とせば よく我慢してくれたと
ねぎらって 強く抱きしめて]
…………もう 何も 心配ないから
[そう言って笑いかける]
|
[傷を焼く痛み。
体が勝手に震えるほどの激痛に、気を失いたくても、失えない。 ただ、抱きしめる力の強さに、支えられて]
……ふぃり、っぷ……
[焼かれた傷が引きつる感覚。 優しい手の、動きと、声に。
かすれた声で、名前を呼び。 ほっと、安堵の笑みを見せる]
……あ、りが、と……
[いまは肌の感覚がおかしくて。 濡れた布の冷たさもわからないまま。 ドナルドやフランシスにも、視線を向けて、だいじょうぶ、とささやく]
(309) 2014/11/20(Thu) 02時頃
|
[押し当てられたナイフが離れ。
傷口が火傷の痛みを訴えるけれど、焼かれる痛みがなくなったことにほっと吐息をこぼす]
……フィリップ……
ありがとう……
[ずっと、抱きしめられていたから。
耐えられた、と微笑む]
――うん……
フィリップが、助けてくれた、から……
|
[ドナルドの動揺にも、フランシスの心配にも気づかず。
フィリップに縋った手は、強張ったままで。
嬉しそうなフィリップに、ようやく終わったと、力が抜けて。
薬を差し出されて頷くものの、強張った手は動かない]
……飲める、けど……
[左は、焼かれた傷が痛くてうごかせない。 右手は、強張ったまま。 しばらく、飲めそうにないと、困ったように眉をよせた]
(311) 2014/11/20(Thu) 02時頃
|
ーーーどういたしまして
[焼いた傷口痛むだろう けれど笑う心
落ち着きが強くなる ラルフの暖かさが
腕の中に 心の中にあって]
ラルフがたくさん頑張ったから
…………痛かったよね……ごめんね
[愛しい子が食べられるかも知れない恐怖。
それは昨日味わった。
傷を負わされた怒り。
それは今日味わった。
けれど、目の前でではなかった。]
[痛みは、ひどいけれど。
それでも、助けてくれたことが、嬉しい]
……いたい、けど。
でも……フィリップのおかげで、血は、とまったから……
フィリップが助けてくれたから……
ありがとう。
[触れる体温に、ほっとする。
同時に、どこかざわめくものがある。
フィリップの腕の中が心地よくて――]
|
[ドナルドとフランシスに、笑みを返していたら]
――ん、ぅ……っ
[フィリップが口移しで飲ませてくる。 入り込んでくる舌が苦い薬を押し込んで。 苦しげな吐息をこぼして、こくり、と喉をならし。 飲み終わり、意識を失った**]
(322) 2014/11/20(Thu) 02時半頃
|
[唇が触れる。
薬を飲まされているのはわかっているけれど。
その行為に胸が騒ぐ。
こくりと薬を飲みこみ]
…………な、んか、はずかしい……
[治療行為だとわかっているし。
嫌なわけじゃないけれど。
なぜか、恥ずかしいと思い。
それを深く考える前に、
失血と、痛みを堪えていた疲労で、意識を失った**]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 02時半頃
[全幅のお礼と喜びが嬉しくて]
…………ううん ラルフ…………
[強張って動かない手を撫でつつ
こうやって
ラルフが安堵してくれるのは 何度目か?
手放さなければいけないのに
そのことを フランシスに相談するつもりなのに
叶わないことは お互いわかっているのに
離れ難い]
ーーーラルフ…………
ーーーーー………………?
………………
………………っ
[安堵してくれることがわかる
ほっとしてくれることが嬉しい
離れ難い気持ちを感じながらも
ラルフから ざわつく気持ちを
感じた時だった
ラルフの恥ずかしさが伝播する
始めて先ほどの口移しと
それを意識すると その前
安心して欲しくて口付けたこと
両方が一気に思い出されて]
う……ん 恥ずかしい ね ラルフ
あ あの……でも なんだろう
そうすべきって……思って えっと
[思い出す 触れた唇の感触 柔らかく……]
…………心地よかった
[なんども、助けられている。
撫でられるのを感じながら、その手の感触に。
痛みと恐怖に強張っていた心がほどけていく]
[気恥ずかしさに胸が騒ぐ。
触れた唇の感触が忘れられなくて。
フィリップの言葉が、意識が途切れる前に、届いた]
|
― 三階/個室 ―
[気絶したまま、ドナルドに運ばれたことも知らず。 個室の寝台の上、横たわっている。
額や頬の赤みは、冷やされれば引くけれど。 焼かれた傷口と、その周辺の火傷は熱を持ち。
眠っているのに、苦痛に眉を寄せている。
にじんだ汗を拭われるのも知らぬまま。 何かを探すように、手が傍らにいる人へと伸び。 フィリップの服のすそを、掴んだ*]
(351) 2014/11/20(Thu) 11時半頃
|
[いまだ意識ははっきりしていない。
痛みが時折、覚醒を促すけれど。
体が休息を求めている。
フィリップが話すことは、耳に届くけれど意識できない。
それでも、無意識に、服のすそを、掴んだ]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 11時半頃
[混濁する意識 眠り続けているのがわかる
いまは体力の戦いだから 起こさぬよう
声を掛けるは控えて…………ただ
心も その傍にたたずめるよう
そうであるよう ラルフを思う]
|
― 三階/個室 ―
[フランシスたちが話している間。 まだ、目覚めない。
傷の痛みに、時折、息を詰める。
眠る間、夢に見るのは、あのトレイル>>234の顔。 一瞬見えた、表情>>261]
……ぅ、あ……
[夢の中、トレイルに責められている気がして。 けれど、責められる理由はわからないまま。
恐ろしさに、魘される]
(369) 2014/11/20(Thu) 13時半頃
|
[こわい。
こわい。
――熱が、痛みが。
笑う、トレイルが――こわい]
――っ、は……
[息が、できない恐怖を感じて。
けれど、ふと、優しい手が触れてくる。
撫でられる感覚。
あたたかい]
……フィリップ……
[怖さが、遠くなる。
ほっとしたように、その手の持ち主を、呼んだ]
|
― 三階/個室 ―
[夢の中、恐怖に魘されて呻く。
苦しげに眉を寄せて、息ができないほどの恐怖を感じて。
けれど、フィリップに頭を撫でられて、 夢の中、恐怖が遠のく
フィリップのすそを掴む手は離さないまま、ほんの少し、安らいだ様子になる]
(371) 2014/11/20(Thu) 14時頃
|
ラルフーーーーー
[思考が恐怖に染まっている
そっと ラルフを撫でる手は
髪をすくように静かに
そうすると ラルフは安らかになって]
そばにいるよ ラルフ
怖いのも 痛いのも こない
怖い人は 誰も来ない
[今は][その単語は心の奥飲み込んで
ラルフがゆっくり眠れるように
そう思い続ける
……名前を呼ばれるだけで
離れ難さを募らせながら]
[そばにいる。
そのことにほっとする。
優しい手が、恐怖をおいやり。
伝わる思いに、じんわりと、
冷えた心があたたまる]
……うん……
[ほう、と安心したように、吐息をこぼし。
優しい手に導かれるまま、また眠りに落ちる]
|
[撫でる手を感じて。 安心したように、呼吸が落ち着く。
目覚めかけた意識は、まだ休息を必要としているようで。
まだしばし、眠ったままだった**]
(374) 2014/11/20(Thu) 14時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 14時頃
|
[ドナルドの、フランシスの話し声がする。
ゆらゆらと意識が戻りかけて。
目覚めるのは――三人の話が、終わりかけるころ**]
(394) 2014/11/20(Thu) 15時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 15時半頃
|
― 三階/個室 ―
[眠っている間のことは、知らないまま。 ゆるりと目覚めかける意識。
フランシス>>402の声、ドナルドの気配。 そして、握ったままの、服のすそ]
……おは、よ……
[熱を持ち、かすれた声。 張り付いた喉に咳き込みながら、ゆるゆると、部屋の中にいる人を確認した]
(411) 2014/11/20(Thu) 20時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/20(Thu) 20時頃
[火傷の、痛み。
けれど、熱がでているのはそれだけではなく――
食われることへの本能的恐怖からの、自己防衛。
燻る衝動。
少しでも動けるのであれば、誰かれなく、
食らいついてしまいそうな、それを感じている]
|
[ドナルド>>416に、熱に浮かされた視線を向ける。
くらくらと、眩暈がする]
……ドナル、ド……大丈夫……
[かすれた声で囁き。
呼ばれる名前。 見えた笑み>>421に、小さく、笑みを返す] ……あ、フィリップ……
[ほっとしたような、吐息をこぼし。 痛みと熱を堪えるように、眉を寄せた]
(422) 2014/11/20(Thu) 20時半頃
|
大丈夫ーーー?ラルフ
[感じるものに 心配そうに 首を傾げる
自分のものではない衝動
ぞわり 背筋に感じてーーー
懸命に対処しても しきれない何かの予感
ラルフが 苦しむ 悲しむ結果
ならないようにと 思う]
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