165 【突発村】bouquet
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―― 回想/或る少女の記憶 ―
[赤い水が、小さな体から滴り落ちる。 青ざめた顔。血の気の失せた肌。 可愛らしい声で家を華やかにしていたその唇は、きっともう動くことはなく。
ただ一人残された少女は。
やり直すことさえ叶わず、そこにいた。]
[人間なんて存在しなければ良かった。 自分とあの子以外、みんな消えてしまえば。そしたらきっと、幸せな姉妹になれたのに。]
…………あ゛、……ッ!
[けれど、一番悪いのは。
酷い言葉を投げた私、で。]
(77) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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―――――うあぁああああああああああああっ!!!
[ごめんねと謝ることさえ、もう許されない]
[がらがらになった喉で叫ぶ。泣き喚く。]
[そして、動かないあの子に縋って消えた存在価値を求めた]
(78) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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[それはいつか泡沫となってすり抜ける幻。]
[ゆるして、と。
封じ込めたあの日の恐怖から、目を逸らす**]
(79) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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―時の流れは斯くも短く、廃村は夜へ―
[日が登っていく。日が頂点迄達する。日は降りていく。
逢魔が時。
衝動は昂っていく。我慢が怺え切れなくなる。血が滾っていく。思い出を蘇らせて追体験すれば、もう未練は無くなった。否、生に興味が無くなったのだ。走馬燈が終わり、後は此の世での最後の悦を望むのみ。]
あァ、 何 も戀しくねぇ 何処 も變じゃねぇ。
[肴は、あぁ、柘榴が弾けたような。 甘ぇモンで酒はいきたくねぇが、構わん、殺る。
男は寒夜空の下、 のろのろと駈け登る月を瞳に宿していた。]
(80) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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真衣、
[ 見ないで ]
やめて――
[ そんな目で、私を見ないで ]
「おねえちゃん」
「おねえちゃん」
「どうして、おねえちゃんはいきてるの?
わたしを、ころしたくせに――」
[こんなの、悪い夢だ――**]
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‟ て”
[言葉が、言霊になる。聞こえなかった音が、意識の中で怨嗟と混じって木霊して、自らを責める]
『 て』 『 けて』
『たすけて』
『助けてって言ったのに――なんで助けてくれなかったの?』
(81) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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――日中のひととき――
[朔夜を開放したのは朝になってから。 時間の感覚も曖昧になっている。 空の雲を数えたり、電気系統を調べたり]
……やっぱり、
[この村の一部の電気は生きていた。供給は遠い遠い街から、電線を伝ってほんの僅かに。 あの死体の男が、暮らしていた、という所だろう。この様子なら近くに食べ物もあるのかもしれない。
探したけれど、見つからない。明日また人数を連れて手分けをすれば見つけられる希望はある。まだ公民館の非常食だけで間に合いそうだ。]
まだ生きていける……けど、……
[自分は病棟を逃げ出したから携帯なんて持っていない。この様子なら誰かが持っていたとしても圏外を示すのだろう。この廃村から抜け出すには、また長い道を歩かなければならないのか。誰かの車があるなら、それを――。]
(82) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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――ッ、
[がばり、と起き上がっては心奥にある幻覚だと思い知る。 其れでもあの時は。彼女の声で確かにそう言った様に聞こえて仕方が無かったのだ。]
[真実に気付けば、何て事の無い筈の下らない、今まで抱えてた闇が蠢いて。唯、今。真実に気づいたとしても彼は手を汚しただろう。どうせ『奴等』が報いを大して受けないのだとしたら。自分の手が汚れても、あの子が望まないにしても――『罰を与えるべきだ』そう思った。今でも、変わらない]
(83) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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[公民館から少し離れ、辺りを散策する。生い茂った草木、手入れのないそれは、植物として有りの侭の姿として、天に向かって伸びていた。]
花……
[小さな花畑。元は花壇だったのだろうが、その花が囲いをも破って咲き誇っていた。植物の力強さを感じる。 幾つかの花を摘んだ。沈丁花、福寿草、ユリオプスデージー、山茶花。冬場の花は少し地味な印象も受けるが、それでも美しさを覚えた。 日本らしい花を集めて、―――花束を作った。]
(84) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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[けれど、罪を重ねた手は酷く穢れる。 ……虫の息だったアイツを、バラバラにして、わざと遠回しに一思いに殺さずに。嬲る様にして――、細切れになった死体のパーツの山を積み上げた。]
[そして、これまで苦しめた義姉兄、――自分だけ傍観者のフリをしようとした母さえも。動けない様にして、同じ様に積み上げた。あの時の黒い感情は、全てを塗りつぶすかの様に、唯此方を見る畏怖の目さえ、いつもと逆転した立場は酷く愉しく思えた――、あの時の自分]
[全て、バラバラにした死体を再び組み立てるかの様に、ブツ切りの記憶は歪に組み上がって――。そのまま、眠れない夜を、明かしたのだった]
(85) 2014/03/06(Thu) 22時半頃
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―→夜へと―
……、
[無言で握るのは、片割れの腕輪。あの子は、手の中に何か最期に握りこんでいた。首には、交換したネックレスは無く。此処で二人は――、別たれた気はした。
握られた手は、死後硬直で――、子供の手に開ける様なものでは無く、その中身は分からなかったが。希望なんて無い。その後、血臭とガラクタの様な死体の海の中で――、ずっと灯里の傍に居た。異常に気付いた通報は、三日後で]
[その海に、倒れている自分が発見されたのも、その日]
(86) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[一瞬よぎった思考に眉を寄せ]
ろくでもないな。
[死者に手向ける 献花のようになってしまうだろうかと考えたのだ。]
……花に罪はないよ。
[淡く笑い、花束を手に公民館へと戻る。 その頃には夕暮れ。広間で花を古新聞紙でまとめていたら、既に夜更けへと変わっていった。]
(87) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[世間体を気にした親戚は――、母方は旧家であり高い地位と財力を持っている故に、警察さえも抱え込んで――これを『心中』という形に書き換えて揉み消した。
されど、現実は消えない。自分は、世界からも消されたのだから]
(その日から、僕は、死んだ)
[いつの間にか気付けば夜に。解放されてから、一人、初めて此処に来た時の集会所裏に佇んで――、息を呑んで、立ち上がれば、歩きだす。一つ決意した。]
[あの壮年の男に、会いに行く事を。自らのせいで他者を穢れさせるのもどうかと少し躊躇いはあったが――、あの男の影は既に。]
[―――男を、探す。 この死に損ないの亡霊を完全に殺して貰う為に]
(88) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[ポケットから煙草を取り出すと、口に銜え。 火を点して紫煙を空中に吐き出していた。]
……さあて、どうなるかしらね。
[まずは1人目。 彼女だけでは無い。
薬を渡して、その結果として濫用してくれればいい。 そうすればきっと、自分の妹が死んだ事も不幸な事故に出来る。
そう、誰もが乗る車の事故で人が死んでも欠陥で無い限りはメーカーは責められない。 同じ様に、誰もが愉しむようになれば――
鏡に映る愛梨の横顔は、傍から見れば冷酷に見えるだろう。]
(89) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[影が差す。か弱げな足音が鳴った。]
…ンでぇ。坊主はよ。逝きてぇか。辿りてぇか。 死人の道を。征きてぇのか。 [違う。俺は既に真っ黒い影を痩けた頬に落とし。 鋭い光を秘めた双眸で道連れを撰んでいる。 腕は膨れ上がり、指は唸っている。肴だ。肴だ、と。
のらりと、待っている。]
(90) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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― そして現在 ―
[あの後。すぐに眠れば、余程疲れていたらしい。 気付けば日が暮れて、こんなに人間は眠れるものなのかと驚く。]
(……夢、そう。あれは夢。)
[真衣が、自分を 責めるなんて。
そんなこと、ない。]
……?
[握りしめていたものは粉末の薬。はて、これはなにかと首を傾げ、思い出す。 覚醒すると同時にどこか胸が苦しいような、物足りないような感覚に陥って、あのふわふわした心地が恋しくなる。
まさか、と。
きゅっと粉薬を握り、息を吐く。もう壊れているのだから使っても同じだろうが、自分は“苦しまなくてはいけない”。 カーディガンのポケットに薬を押し込むと、眠っていた部屋を後にした。]
(91) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[>>30双眸が死の空気を纏う――、影を見つけた。 鋭利な刃物の様なその視線を直に受ければ、固めた決意が霧散しそうになりながら――、その前に全て掴み切る。
一つ、こくりと。頷いて、押し出す細い声]
……お願いします。 ――僕は生きていてはいけない。 そう、思いますから
[のらりと待つ、男に。頭を下げた。]
(92) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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[返事に眉を痙攣じみて吊り上げた。 三白の眼が顕になる。]
…ほう。――顔を上げろ。
[今更意志が堅固であるかなど確かめない。 只、その上向いた顔貌を眺めれば、二人。存在を感じた。
一歩。歩み寄る。]
(93) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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死体なんて片付けねぇ。 お前の魂だけ、あの世へ送ってやる。
[腕を伸ばせば届く距離。 頭を撫でるかのように手を置いて。 次いで顎を支えるかのように手を添えて。 首を回 転させる様に
ごきり
と鳴らせば。
視界は暗転するだろう。]
(94) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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[倒れるならば、無感動に落とす。 魂を手放したであろう躯に生の余韻が残っている内に。 銀の刃が少年の心の臓を貫けば、 命の赤き泉が湧き出るだろう。
――――あぁ。これだ。―――
あの女豹の唇も。こんな色をしてた。 死んだ―裏切った―友も、こんな血が流れてた。]
(95) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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[酒瓶を開ける。 最期の晩酌。 血を流し入れる。 陶酔の水を胃袋に流し込む。
喉を焼く炎が躯に回り。
毒は最高の悦楽を運ぶ。
のた打ち回る体が一つ。
翌日の朝になれば。
一本の木に血痕。額を割った男が一つ。
倒れているはずだ。]
(96) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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