8 DOREI品評会
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そう、問題はないのね?
なら、今のポイントのままでいいわ。
後で点数が上がるのなら考えるけど。
ラハティ様は、よろしゅうございますか。
[何故か揉み手中の道化。]
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[死んだ方がマシか、という呟きは思考を巡らせる。 死を選ぶのなら―――とっくに選んでいたのだろう。]
どっちも… 比べたくねぇな。
[奴隷と死の天秤。 ――― 緩んだ革の拘束、ぎちりと音をたてた。]
(169) 2010/04/11(Sun) 22時半頃
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うーん。
[少しの間、考える素振り。
思う所あるようで、柳眉を中央へと寄せて
暫しの瞑目。]
ふふ。
…No,2に600ptかけてみようかな。
[悪戯を思いついた、子供のようなかお。]
[競り値を上げる男の声に、そちらを見る]
あら、買うの?
貴方は遊んでいるだけで、買うつもりはなさそうに見えたけど。それとも、矜持の高さを崩したくなったのかしら…。
[男の思惑などわからない。一人目を買ったポイントを知れば更に思うだろう]
今は、競りあげないわ。
後でせり上げるかもわからないけど。
おや、再入札はなしですか。
まぁ、定刻まででしたらいつでも受付いたしますよ。
うん、ちょっと遊んでみたくなったんだよ。
ビジネスパートナーとやら?
[くすくす笑い、想いは全て口にせず。
グロリアには、頷いて見せた。]
― 客席 ―
[客席に戻り入札を告げると、志乃の丸くなった眼が自分を見上げてきた。それに応える表情は、常と変らぬ微笑。]
『まぁ、後は私が居ない間の、君の頑張り次第かな……』
[彼女がヴェスパタインに、ほとんど何も出来ていないと知ってか知らずか、そう日本語で囁いた。
そして、姉の言葉には、小さく肩を竦めて見せた。
あの金の眼に、そも最初から惹かれていたのは、姉には隠しようのない事実であるが、それを志乃の前で今晒す気は無い為に。]
おや、2人同時に落札出来るのは、同点の時だけでしたか?
別の商品に入っていたら、上から2商品?
同点の時のみになるなら、No.4に更に100Pで、
合計600Pに重ねるが……。
[No.2に対するやり取りを聴き、疑問点を道化に確認した。]
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ん?
[震えながら祈る姿の少女を椅子から見下ろす。
俺の事は気にするな。
金の瞳はそう語るだけ。]
(178) 2010/04/11(Sun) 23時頃
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同点の時のみですねぇ。
[ルーカスの問いには簡潔に答える。]
No.4に600ポイントでよろしいですか?
もう少し、食べてあげる。
舌、出して?
[顎から手を離す事は無く。
男はツィーに優しい声で、命令をする。]
嗚呼、ならNo.4に600ptで構わないよ。
[道化の言葉に、一つ頷く。]
[横目で、ちらりと志乃をチラリと見る漆黒の瞳は
陰鬱な中、愉悦の色。]
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―――… お前は、買われてぇんだろ。
[ひと言、呟く。
汗ばんだ髪、身体。樹液は少女が舐めてくれたおかげで身体に付着しているものは少ない。 激しく上下していた胸も、大分落ち付いて呼吸も整いはじめる。倦怠感だけはまだ抜けはしなかった。]
… 悪趣味な 奴らにさ…。
(183) 2010/04/11(Sun) 23時頃
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―客間―
[彼女の付き人である男は、胸倉をつかまれても見下ろすだけ。服を貸して欲しいと頼まれると一度は首を横に振る。
無口な男は言葉を発しない。
喋れないわけではないのは、時折かかってくる電話に応対していることからわかるだろう。
二度目を請われれば、溜息をついてイアンに自分のシャツとスラックスを手渡し、客席の方へ連れて行くために腕を引く]
ビジネス、パートナーね?
本当にそう思ってるのかしら?
とてもそうとは思えないのだけど。
だって、貴方は奴隷と客との境界線が、とても太く思えるもの。
[ヴェスパタインへ声をかける。
弟がNo.4へとポイントを加算するのを聞いて、どうしようかと舞台を見た]
さぁさ、定刻まで間がなくなってきましたよ。
ご入札は、お早めに、お忘れなく。といったところでしょうか。
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…ッ
[道化師の声と、木槌の音。 誰が―――こんなふざけた真似をと思う。 少女の様子を心配そうに金の瞳を向けて]
死んだらそこで終いだ。
[伸ばされた手は両方とも拘束された先にある。 拒む事は出来ないけれど緩められれば幾分、楽だった。]
…ん
[捕まえようとするより先に緩んだ手を伸ばし 少女の手を握って包むように優しく握る。 小さい割には手は大きめだった。]
(186) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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[おずおずと出された赤の先。
傍から見たら、ただの深い口接けに見えるかもしれないが、2人の内では、ぷちり、音がした。
小さく小さく千切るのは、遠慮したわけではなく
ただ彼女が持つように、ただそれだけ。
暫くの間彼女の咥内を蹂躙した後、
グロリアへは笑みを、向ける]
ふふ。
どうかなァ?
違ったら加点しよう、って話かな?
[例えば彼女をストリップに出して稼いだりする場合、それはビジネスパートナーなのかな、
等とふと考えたのは口にはせず。]
[ネイサンの声が響くたび、震えるように見えるカルヴィナの姿。
壊されたくないと思うのは、自身に重ねて躾けたいと思ったからか]
――仕方ないわ。
No.2に700。
それともまだ上げるかしら。
ルカも、頑張らなくてはならないのではなくて?
そうですね。
嗚呼、いちいちコールするのが面倒なので、私の持ち点が続く限り、最高点と同点になるようにNo.4に入札ということはできるのかな?
今の段階だと、No.4に700ptだね。
[それで持ち点数が空になってしまっても、ルーカスは構わないといった態。]
了解致しましてございます、チェンバレン様。
[カンカン、と木槌を嬉しそうに鳴らしながら、]
じゃあ、ボクは此処で降りるよ。
[ひらひらと手を振って見せるのは、
客ふたりと道化に。
それで決めると良い、というしるしで]
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うるせェよ…、悪趣味野郎が。
[たらし、と言ってくる灰青に、きっと鋭く金を向ける。
売られている立場。 それでも、まだ、自分を捨て切れずに保ち続けているのは意地でも矜持でもあった。]
―――… 俺の事は 忘れろ。 買われれば、覚えてるだけ 辛い。
優しくなんて… ねェよ。 俺は酷い男だ。
[それでも、少女が離さない限り――握る手は離さないまま]
(193) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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[姿がライトで一瞬見えなくなった、と思うと、耳許で声がした]
え、ええ。
そのつもりよ。
あの子って、カルヴィナでよいのでしょう?
[扇子を持つ手が震えて、けれどもすぐ常と同じを振舞うように。イアンの方を見た]
[姉の傍にやってきた男の姿と、姉の言動にルーカスは唇の端を持ち上げ、苦笑する。]
姉さんは…―――優しいですね。
[甘いという言葉を呑みこみ、優しいという言葉に据え変えた。それが悪いとは謂わない。それこそ好みは人それぞれであろう。
自分もヴェスパタインに比べれば甘い部類に入るのかもしれない――と、ツィーと名乗っていた奴隷の様を見て思った。]
[降りるということに、視線はヴェスパタインへと向いた]
最初から買うつもりがあったのかわからないけど、
点数に問題はないわ。
思ったより上がらなくてほっとしたもの。
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――― ッ、 …
[嬉しそうに話す道化師が、この上なくむかついた。 表情が読めないペイント。 苛立ちと、嫌悪を 視線として一度向けた。]
(195) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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