3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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見ちゃだめ、って、ちょっ……
なにが…
ほんと、だいじょうぶ?
[扉手前でおろおろしてた]
待っ、
み、見るなとか
見ないとか
謂ってる場合か…!
[しみじみ だいじょうぶ?
と聞いてくる声が
いたたまれない。]
…… っは… …
だいじょ ぶ
[声は、小さい。色々な、意味で。少しだけ涙声だったかもしれない。]
|
―用務室―
――……、ど、どうしましょう…
[なんだか用務室の周りが、急に騒々しくなってきた。 声が聞こえる、ほかにも被害者がいるらしくて]
武器になるもの。 草刈り鎌、とか、ありませんか?
[植物を刈るものといえば、それくらいしか思いつかない。 あとはナイフが一本、聞きながら忍ばせたそれに触れてみる。 ドナルドの呼ぶ名前とが聞こえた。]
フィリップくん…?
[少し身を乗り出したけれど、注止する声に立ち止まる]
(126) 2010/03/04(Thu) 13時頃
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なんだか すごく 苦しそうだけ ど…
[ 言いながら、微妙に 言葉に詰まっていたり ]
だめ
ほんとう
だめ。
きたらだめ
みないでくだ さ
[――フィリップの気持ちがよく分かった。]
ど、どうしたもの かし ら
あ、え?
マーゴさん?
[ ものすごく うろたえて いた ]
そこ
からでちゃ
だめ
あ、… マーゴット たち?
[スティーブンの、従妹の]
安全な、ところ、 にげ て
んッ
[少し、熱を帯びた声が、漏れた。]
うごか ない
で……
[それは、女教師に向けたものか意思なき意思を持つ、植物に向けたものか。]
や、え。
でも、マーゴさんを頼む、って。ドナルド君が…
ごめんなさい、そっちは見ないようにするから!
|
―用務室―
[聞こえる悲鳴とは少々違うような声。 助けには行きたいけど行ってよいものかどうか。 躊躇っていたのだけれど>>128]
――…え? マーゴさんが?
[頼む、そういわれて。 彼女がそんな目に遭ってるなら、 さすがにそれは行かないわけにはいかなくて。
扉を出れば、近場の声の方は見ずに廊下の先に姿を探して]
(138) 2010/03/04(Thu) 13時頃
|
っ、み、見ないで
あ でも
嗚呼、… ――
おとこ なら
たすけに 、―― …っ
[いや どうだろう ]
理事長の孫 グロリアは、マーゴは、まだその身を拘束されてはいない、ようだった。*小凶*
2010/03/04(Thu) 13時半頃
『ンッ ……ふぁ あ、は は』
[闇が、嗤 う。]
『皆も、ほら』
『享楽 に身を 委 ねればいい』
『快楽 を、受 け容れたら いい』
『そうすれば 楽 になれる』
『そのほうが 楽 になれる』
[闇が 囁き 誘(いざな)う。]
…… ぅ ?
[虚ろな、意識が 小さな 声に向けられた。]
|
―南棟1階廊下―
――…っ、
ゃ なに
[足首に絡みつく嫌な感触、 反射的に掴めばぬるり、と手から滑りそうになる。 咄嗟に握ってた刃で、力を込めて、圧し切った]
マーゴさん、オスカー君もいるの? 早く、こっちに!
[切れた蔦は断面からまた立ち上がり、 切れ落ちた先もまた蠢いて、じくじくとした液体を床に滲ませていた]
……、悪趣味…
[止まっていると捕まるような気がする、彼女たちはまだ大丈夫。先ほど見ないようにしてた方へと足を]
(149) 2010/03/04(Thu) 13時半頃
|
は、…
そ、れは
よか、…った……
[心底、と いったふうだった。]
二人とも、しっかり。そっち行くね。
だ、だいじょうぶ。あんまり見ないようにするか ら!
理事長の孫 グロリアは、階段付近は大丈夫だろうか 真っ直ぐ見るのを遠慮しつつ *中吉*
2010/03/04(Thu) 13時半頃
…… は。
[少しずつ、意識がはっきりとしてくる。]
だい じょうぶ、
だから…… 来ない で
[いたたまれない。]
ええと……。
じゃあ、中で 待ってる から!
だいじょうぶ、そんなに見てないし!
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