24 明日の夜明け
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 08時頃
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―グラウンド― >>36 [じっと緑色の痕跡に目を落としていた。 ルーカス達が来ている事に、声を掛けられてから気付く]
ルー、……
[無事だったのか、良かった、と。 何でもない言葉が喉に詰まって間が開いた。呑み込む一拍]
ソフィアが、苦しみ出して。体が緑色になって。
……とけて、きえた
[『敵』の仕業なのか、カルヴィナの言葉の通りなのか。 理解不能、と言う態で問い直す友人に、首を振る]
俺にだって解らないよ。
(46) 2010/08/06(Fri) 08時半頃
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>>41 [謝罪するホリー。 体育館を単身出て行った事だと初めは気付けず。 謝らなくて良いと首を振って、それしか伝えられなかった]
>>38>>39>>44 [どうしようもないとか。嘘ばっかだとか。意味ないとか。 乾いた笑いとかが聞こえて、あ、まずい、と考える。 傍らを離れないアイリスに、聞かせたくないと思った。 耳と目を塞ぐように頭を抱き寄せようと、左腕が動く。 気付く。もう普通に動くのか――あの怪我で、血も出ずに]
(47) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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― 一階階段 ―
あっ外が青い。もしかして終わったの?
[廊下から一つ階段を降りて俯いた顔を起こしてみれば、射し込む光が青になっているのを初めて理解した。
一つ息を吐いて力無く階段に座り込んだ。]
(48) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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― →焼却炉―
[覚束ない足取りで、校舎の方へと向かう歩みがふと止まる]
あ、そだ。 焼却炉……。
[携帯がそこに、とか。 そう、言っていたのを思い出して。 そちらに向かったのは――多分、現実逃避の一環]
……いない……か。
[逃避の抱かせた淡い期待はすぐに砕けて。 苦笑が、滲んだ]
(49) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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テッドは…?安否はどうなったの?
[グラウンドに向かおうとして、>>23マーゴが校舎に入ってくる。]
あっちょっ
[拒絶の意思を示したそれに、上手く言葉をかけられず。]
まさかテッド…!
[おそるおそるグラウンドに駆けていく。]
(50) 2010/08/06(Fri) 09時頃
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>>43 [『ソフィアさん、探してきます。』
ルーカスが、丁寧な呼び方。その余裕なさが一番堪える。
固く眉根を寄せながら、ぱらぱらと散って行く人を眺めた]
……そうだな。探さないと。
[何かしないと自分も呑まれそうだった。 ソフィアだった筈の緑色の痕跡から目を背けて歩き出す、 あてもない捜索**]
(51) 2010/08/06(Fri) 09時半頃
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……なっさけね。
[ぽつり、と零れる呟きには自嘲の響き。 それから、引っ掛かっている携帯を見上げて]
こっから跳んで、届くかな……。 なんか、足場……。
[言いながら、視線が向くのがフェンスな辺り。 どこか、思考に似通った部分はあるのかも。 左腕と、最初に爪が掠めた右肩から左脇にかけてにはまだ、疼くような感覚があるけれど]
……あのまんまには、できねーもんな。
[呟いて、フェンスによじ登ろうとするけれど。 思うように動かない左腕は支えにはならず、フェンスを足場には使えそうになかった**]
(52) 2010/08/06(Fri) 09時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 09時半頃
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―グラウンド―
>>49テッドだ。 おお生きてるじゃん、よかったあ。
おーい。
[校舎の樹のあたりに何人か居るように見えた。
だが裏に向かうテッドの姿は自分に気づかずに。心なしか表情も悪かったように見える。]
(53) 2010/08/06(Fri) 09時半頃
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――…………。
[カルヴィナがラルフに説明するのに耳を傾けながら、 緑の跡を、伝説の樹を、ひとり、またひとりと去る人を見送って。 ルーカスが歩き出す。思わず、後ろ姿に手を伸ばしかけ]
[でも気付かれないくらいすぐに腕を下ろし、目を伏せた]
わたし、校舎に戻ってる、から。
[残る人々に、掠れた声で一言告げる。 フィリップが樹に向かうのには気がつかなかっただろう]
……行こう?
[涙しているだろうカルヴィナに、そっと声をかける。 彼女が頷かないなら、向こうから姿が見えてくるサイモンに>>50 気付いて、決して強制することはない。 いつもより心もとない足取りで、まずは図書館へと歩み出す]
(54) 2010/08/06(Fri) 09時半頃
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なぜ? カルヴィナは何を、知っているの?
[絶対に知られては、いけないのに。
もし破ってしまえば、誰も生きて帰れないのに。
不安が心を埋め尽くしていく。ただ、怖かった]
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―図書館―
[それは、赤い時間の名残。 電気の消された図書館の中を、月明かりを頼りに進む。 乱れた椅子に何度か躓きながら何かを探すように]
[逆さまに押し込まれた本。誰かの忘れた鉛筆。丸字の注意書き。 『図書館では静かにしましょう。飲食禁止』 垣間見える日常が遠すぎて。強く、強く、掌を握り締める]
[そうして見つけた、大切な革の楽器ケース。 拾い上げ腕に抱え込み、そのままずるずると床に、座り込んだ。 真っ暗な図書館には、窓から青い月光が降りそそぐ**]
(55) 2010/08/06(Fri) 10時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 10時頃
若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 10時半頃
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[ラルフから呟いた>>25ことに対して問いただされ>>26。子猫の影が見えて後を追った事、そして四階で見たこと全てを>>1:99>>1:100>>1:101>>1:102>>1:103>>1:105ゆっくりと話すだろう。]
ロレ先生の話は途中で終わったし、緑色の液体とその話が関係あるかどうかもわからない ……自分で話していても支離滅裂な話に聞こえるし ---でも夢でなかった証拠ならここに
[溜息が混じった声で話し終わると、制服のボタンを外して、白い細い首についた真っ赤な痣のようなものを見せた。]
(56) 2010/08/06(Fri) 11時半頃
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[理解できない…そんな表情を残してその場を立ち去るルーカスをみて]
…せめて、ルーカスには信じて欲しかったんだけど
[眉尻をさげ…少しだけ泣きそうな顔をした]
(57) 2010/08/06(Fri) 11時半頃
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---っ?
[伝説の樹の後ろ小さな影が動いたのが目に留まった。]
(大丈夫だった?)
[声もなく手をふれようとするとその影はマーゴの後を追いかけていくズリエルの周りを跳ね回る。]
(ズリエルはいい人だってこと?)
[その様子に、ああ、そんな事は知っていると頷いて…]
ああ、そうか。ズリエルは…ヒトデナイチカラは持ってないっ 安心て事か
[ポツリとつぶやいた。]
(58) 2010/08/06(Fri) 12時頃
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[行こう…、そっとホリーに声を掛けられると>>54こくんと頷いて、二人で図書館へ歩いていく。]
ホリー足元に気をつけて…ね。
[少しふらつくホリーの足元を小さい子猫の影がまとわりついていた。]
(59) 2010/08/06(Fri) 12時頃
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[ホリーには見えてはいないだろう でも小さな影は ホリーの足へとしっかり間合いを取りながら前足でネコパンチを繰り返して。警戒しろとそういわんばかりに]
ホリー あなたは…
[図書館の床に楽器ケースを手にしてすわる黒髪の少女と 照らす窓いっぱいに広がる大きな青い月を見つめていた。]
(60) 2010/08/06(Fri) 12時頃
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[音楽室に向かう、その途中。焼却炉の前で立ちすくむテッドを見つけえば、 無言で園芸部室に戻り、はしごを持って現れるだろう] 手伝う。 ……約束、したしな。 [その間、テッドに何か問い詰められたとしても、殴りかかられたとしても。 抵抗ひとつ、することはないだろう] [自分の上背を脚立に足せば、回収するのは難しいことではなかった。 持ち主のいない携帯のストラップが、手の中でむなしく揺れる。 頼まれれば携帯をテッドに渡すだろう。そうでなければ、無言でそれを持ったまま、去っていく]
(61) 2010/08/06(Fri) 12時頃
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[部室にハシゴを片付けた時。 ふと、伝説の樹の、その根本に。 いまさっき目の前で溶けてしまった少女の姿を目にしたような気がした] ――ソフィア!?
[わき目もふらずに、樹の元へと全力で走る。 距離を狭めていけば、 たしか――アネットといったか? クラスメイトだったはずの少女が、 樹の根元に座り込むようにしているソフィアに話しかけている姿が、見えた] ソフィ――
『……ら、目は覚めた? あんた、お兄ちゃんとか居ないでしょうが』 『うん、居ないよ。なんで?』 [きょとん、と、いつものように首をかしげて。 自分の知る彼女なら、絶対に言わないだろう台詞を無邪気に返して―― 次の瞬間には、二人とも消えていた]
(62) 2010/08/06(Fri) 12時頃
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[>>44>>51集まっていた面子が一人一人と散っていく。
初めは生きていたテッドに皆が集まっていたとばかり思うも、地面を見る感じに疑問符を浮かべ。]
…何ですかこれ。
[緑色を見て一言。答えてくれた人は居るだろうか。]
(63) 2010/08/06(Fri) 12時半頃
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厭世家 サイモンは、始末屋 ズリエル>>62樹に走っていくのをみて何だろうと首を傾けた。
2010/08/06(Fri) 12時半頃
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――伝説の樹→音楽室――
[音楽室までの道のりの間中、考えていた。 先ほど見た、ソフィアの姿。幻かもしれない、見たいものを見ようとしたがゆえの思い込みかもしれない。 だけど、はっきりと聴こえていた。 兄などいない、そう彼女は言っていた。 テッドのことを兄と慕っていた様子は――彼でもわかっていた。そんな彼女が?] ……テッドのことを、忘れた? はじめから、……「いなかった」?
[顔をしかめて。アンプの電源を入れる。音量は、最大――]
……彼女に、届けばいいな。
[最初に一曲。彼女に送るためにセンス・オブ・チェリーブロッサムの楽曲を弾く、その前に。 指慣らしに、誰もが知っているだろうスタンダードナンバーを、ロック調に弾く]
(64) 2010/08/06(Fri) 12時半頃
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[想像してごらん、天国がなかったなら。 想像してごらん、戦争がなかったなら。 『想像してご覧、無事に日常の世界に戻れたなら』 結局、全ての曲を弾き終えるまで、言葉を喋ることは、なかった。 ただ、ギターだけが鳴く。 泣き、喚き、叫び続ける。 きっと、その音は校舎中に響き渡るだろう]
(65) 2010/08/06(Fri) 12時半頃
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始末屋 ズリエルは、無事に日常の世界に戻れたら、と願いながらギターを弾き続ける。{4}
2010/08/06(Fri) 12時半頃
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―焼却炉―
……どーすっかなぁ……。
[左腕がこの調子では、よじ登ったりなんだりはできそうにない。 ならどうするか、と思って佇んでいると、短く声がかけられた>>61]
……ズリエル。
[梯子を使い、長身を生かして引っ掛かった携帯を取る様子を、ただ、見つめて]
なん、で……。
[降りてきた彼に向け、言いかけた言葉は、途切れた。 なんで、止めなかった、とか。 任せたのに、とか。 言葉は、色々、ぐるぐる回る、けれど、でも]
(66) 2010/08/06(Fri) 13時頃
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……。
[無言で、唇を噛み締める。 わかってる。 本当は。 離れないで、手を掴んでいなかったら。 いや、それだって押さえられるかどうかわからないから。 そして、そうしなかったのは――自分、だから]
……それ。 オレ、預かる。
[だから、小さく紡いだのはこんな言葉。 ソフィアの携帯を渡し、無言で立ち去る背を見送ると、受け取ったそれを胸ポケットに入れる。
そこに入れておいた濃紺の守り袋は、いつの間にかなくなっていた**]
(67) 2010/08/06(Fri) 13時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/06(Fri) 13時頃
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>>63>>56 [遅れてやって来たサイモンに、つと目を向けた。 二度説明するのは、やっぱり少し堪える]
今ここで、ソフィアが消えた。……地面は、その跡。 ルーやテッドは、探しに行くって。
[手短に伝えて。
カルヴィナが説明した時に見せた痣に少し思う所はあれど、 相槌を打つだけで黙っておいた。
そして程なく、自分も去った]
(68) 2010/08/06(Fri) 13時頃
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[赤から青に変わる月。消えない温もり。発芽しなかった、種]
[ソフィア助かって、良かった。
フィルが帰れなくて、焦る。
アイリス先輩を心配するホリー先輩を、案じる。
だけど同時に]
……。
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[フィルの腕の中で、狼が引いたのは見えなかった。 身体が離れれば、テッドの方を見て]
……よか、た。
[そう安堵するも。周りの騒ぎや声に気付いて。 そちらへ足を運ぶ]
……ソフィア……。
[ペタリと、その場に力なく座り込んで、俯いて。 そっと触れようとする]
(69) 2010/08/06(Fri) 13時頃
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[ルーカスの独白、ソフィアが溶けたという言葉に耳を疑った]
え‥‥‥? ソフィアちゃん、が‥‥‥溶け、た‥‥‥?
な、何言ってるの、人間が、溶けるなんて。 しかも、こんな変な色になるはずが‥‥‥。
[はずがない、そう言おうとして今自らの置かれている立場も果たして『こんなことありえるはずがないのではないか』と思い、口を噤んだ。
自分の歌のファンだと言ってくれた子犬のようなソフィアの姿を想う、可愛いなどとラルフ以外の人に言われたのも初めてで、生徒会室でよく見かけてはいたけれど、もっと話しておけば良かったと後悔の念が積もる]
ソフィア、ちゃん‥‥‥四つ角の、甘味屋さん‥‥‥約束、したのに‥‥‥。
[ぽつりと呟くこの場所へ来る前の約束、目を覚ました時に共に居た彼女が本当にこんな染みになってしまったのだろうか。
>>3:43ルーカスのソフィアを呼ぶ名が普段のそれとは違う真面目な雰囲気で、それがとてつもなく痛々しかった。 けれど、ルーカスの言葉の通りで、どこからかひょっこりとソフィアはまた元気な顔を見せるのではないかと、そう思った]
(70) 2010/08/06(Fri) 13時頃
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ソフィア。私ソフィアと友達で、楽しかった。
ありがとう。
……ばいばい。
[『フィルに種を植えた自分が、そんな事を言う資格があるの?』心の中で、響く声。でも。
彼女と過ごした時間もまた、大切で。彼女の生存を、願っていたから。
心の中でそう告げる事を、許して欲しいと思った]
[濁流の様に押し寄せる声と、続く声には]
……大丈夫だよ。
きっと、大丈夫。
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