298 終わらない僕らの夏休み!
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〜〜〜〜〜…… っ、おい 待…
[しゃくりあげる声まで聞こえて、 俺は多分、公園に来た時から、 雛子が生きてた奴だろうが死んでた奴だろうが そんなに大きな問題だとは捉えてなくって、 ただ、本当にそうなのかが気になって、 何より――― 雛子が、心配で、]
(116) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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[エミらと一緒の時にあげる笑い声じゃなくて パートの母親がいたり、同じ料理リピったりとか 全然知らない部分を見て、]
(118) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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[気軽に腕を取ってきたり、 癇癪おこして突然怒ったり泣いたり、して]
[そうかと思えば、後輩にアイス奢ってやったり] [楽しそうに花火してさ、]
(119) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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[いろんな顔を見てきて、見せられて、]
(120) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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[そういう姿が、どんどんと、] [ほうっておけなくなって―――]
(121) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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ちょっと、落ち着け。
[許されるなら、雛子の腕を引いて、強引に(といっても決して強い力ではない)自分の胸元へ引き寄せる。]
…、…おちつけ。 ちゃんと聞くから。*
(122) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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─ 三角公園 ─ >>128>>130>>132 [雛子が怯えながら指を指す方向を振り返り見ても、俺には風景があるだけで、知った顔はどこにも見えない。感じられない。 そこに、政宗が……いるのか?と、疑問符がちらつく。]
……、……
[雛子の声色は普通に聞こえるのに、異質なモノが混じるような、変な感覚がした。 とりあえず、人生で片手くらいしか経験が無いことを、今している。くっそ柔らかい…。根岸にひたすら謝る雛子の思っていたより細くて小さな身体を抱きしめる。]
"とりあげた"?
[いまいち、わかるようでわからない単語を反芻する。文脈から判断して、なんとなくは察する。]
(136) 2019/09/07(Sat) 00時頃
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[雛子を抱きしめている腕、指先が、熱を増して、じり、と皮膚が焼ける感じがした。思わず痛みを感じた場所を見る。
汚れる、と、繰り返していた雛子を見下ろす。]
繰り返すためには、 誰かの…「明日」が必要か。
[白シャツだけど、洗濯をしない俺は汚れる程度では腕を解かず]
それは……
自分が死んだ事を、 みんなに知られたくないからか?
それとも、なんか別の理由あんの?*
(137) 2019/09/07(Sat) 00時頃
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― 八月の回想(4) ―
[車のなかであたしは眠った。
いや、意識を失ったっていったほうがいいのかな。
寝てると思ったお母さんは、
お父さんを呼んであたしを家のなかに運んでくれた。
結論からいうと、あたしはもう目覚めることはなかった。
叶い橋で願ったのが最後だった。
あたしはその夜、寝たまま吐いて、
吐いたものが喉につまった。
起きてすらいなかった。
あたしの痛む頭ももうだめだった。
あたしはあたしの吐いたものに
溺れるみたいにして死んだ。]
[お母さんがあたしを先に見つけた。
お父さんを大声でよんだ。
二人にもあたしが死んでることはすぐわかった。
吐いたものはもう半分乾いてた。
お父さんは怒った。なんでちゃんとみててやらないとか、やぶ医者だとか、おまえがちゃんとしてたらだとか、そういうことからまずは怒った。
癇癪もちだから、お母さんは黙りがちだ。
それでも、お父さんも気づかなかったわけだから
あたしは二人のなかで
『取返しのつかないミス』になってしまった。]
[根岸のところも親が大変ときいた。
あたしの我慢癖に真っ先に気付いた根岸。
ねえ根岸、根岸はえらいね。
『知らねえよ』とは、言えないよ。
あたしは二人に迷惑なんてかけたくなかったんだけど。
あたしは迷惑みたいだ。**]
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─ 三角公園 ─ >>138>>139
……、……そ か、…
[二言を絞り出すだけで精一杯だった。雛子が、政宗をころした??政宗が死んだ、という事なのだろうか。あいつが?なんで?まさかだろ?どうやって。 ドド、と心臓が早鐘を打つ。
目の前で見てないのもあって、ショックはデカいけど、ひとりきりの部屋じゃないと泣けない感じの感情が湧く。]
……、……
[やっぱり死んでしまったのか。と、否定されない言葉に、一度、唇を横に引く。]
(140) 2019/09/07(Sat) 00時半頃
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……、俺で悪かったな……
[好きな人がいるらしい台詞に、少しだけ抱きしめる腕を緩める。腕に落ちた明るい色の髪の毛がパサパサと落ちる。]
エミらがどー言おうと気にすんなよ。 あいつらの話を、100%信じてる奴なんてあんまいないぞ。
それに、… 俺が違うって覚えててやる。
雛子はそんな事する女じゃないって、 …理解してくれる人らは必ずいるぞ。
だから、明日を……恐れんな。*
(141) 2019/09/07(Sat) 00時半頃
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・・・・・・
[未来があれば颯成も来年は一年生。
日付けの未来も、
颯成の未来もないとすれば?
きっとあの子はこの学校に通うことはない。
あたしはそのことを聞かされていない。
『もうじき死ぬかも』という未来をしらない。
もしもしったとして?]
[きっと未練を思うあたしは、仲間だったことも
ひとりがいやなことも、減っていくことも、
――まだ生きていたいということも
生きたいと思う誰かのことも
あたしにとってはもう、
つかみきれないものことなんだ。]
[1440分間待ち、試行を繰り返す。1440蛻間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆。郢ー繧願ソ斐☆1440分間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆郢ー繧願ソ斐☆。1440分間待ち、郢ー繧願ソ斐☆試行を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■縲∬ゥヲ陦を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440蛻間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■縲∬ゥヲ陦を繰り返す。蠕?■縲∬ゥヲ陦1440分間待ち、試1440蛻間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■。蠕?■縲∬ゥヲ陦1440分間待ち、試行を繰り返す。試行を郢ー繧願ソ斐☆郢ー繧願ソ斐☆。1440蛻間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆。]
[少しでも覚えとこう、と思った。
もちろん、ここに帰ってこられれば、夏呼西を受験するつもりではあるけど。
なんとなく、予感、みたいなもので、帰っては来られないような気がしていた。
ヒナコ先輩の声が聞こえることも、そうだ。
死んだ人の声が聞こえる。みかんとソーダで、境界線を引いた。
手に持ってるのは、ソーダだった。]
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─ 三角公園 ─ >>144>>145 [肩口に額が押し付けられれば、雛子の表情は見えなくなる。細枝が髪に絡まっていたのが見えたから、それを片手で取った。]
……、俺の 大切な…… あれ。海(かい)のこと、知って……?
[>>2:115の時に感じた視線。問いたげだったから、話そうと思ったまま、話せずにいたはずなのに。]
……エミ様ぱねぇな
[繰り返される神エミに、思わずぼろっと言葉をこぼす。]
(148) 2019/09/07(Sat) 01時半頃
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てか、マジ俺の事買いかぶりすぎだぞ。
[政宗がいたら、俺の性格をよく知っているから>>1:157、みんなが思ってるほど真っ直ぐなやつじゃないって言って……くれるかな、わからいけど。]
周りに流されてても、 それもまた、自分なんだって 受け入れてんだよ。俺はね。
[腕の中から雛子が抜け出ると、残された熱が焼き付いているだけだ。]
エッ?!死…、まじ? 早く言えよ、ほら、行くぞ。
[事故現場近くだったとは知らずで、慌ててリュックを背負い公園から出ようと歩く。]
(149) 2019/09/07(Sat) 01時半頃
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……、プールも全部後回しでここまで全速力で来たの忘れたのか?
てか、あんな個別メッセ送っといて言うか?
[ったく、と、肩を上下しながら雛子に微笑みを向ける。]
本探してから行くんだろ? 今日は俺が雛子に付き合うよ。
[明日の話を避ける事に、深入りはしたいが一旦辞めておいた。]**
(150) 2019/09/07(Sat) 01時半頃
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[生きていたいか、と聞かれれば、よくわからない、と答えると思う。
生きるも死ぬもまだ実感がなさすぎる。
ただ、ひとりになることも、ここを離れることも、いやだった。
だから明日は来てほしくない。
このままずっと、知った顔の中で、終わらない夏休みで、少し背伸びして高校生の数人と一緒に、笑っていたい。]
[走ってきたせいか、校門で待っていた暑さのせいか、道中ほんの微かに顔色に青みがさしていた。
本当に微かのことで、プールに辿り着く頃には、元の血色に戻っている**]
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─ 三角公園 ─ >>151 あん時か。そうだよ、弟。 母親の腹の中で…数ヶ月だけのな。
[俺にそっくりだったろ、と、聞く。 街灯の下を見つめる雛子。俺は、何も見えやしないけど、]
……、……
[雛子が見つめる視線の先、街灯の下へ向け]
今度、…… 親父らの酒瓶の中身、全部酢にしてやるか。
[昔の悪戯の延長を提案してみる。 それを実現できるかなんて、わからないけれど。]
(153) 2019/09/07(Sat) 08時頃
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流されてる途中にある分岐で 自分が泳ぎやすそうな方を選んだら …たまたまそうなった、だけだろ
周りの人の目とか評価気になんのも俺はわかる 俺は、ビビりだから、悪くないように のらくら立ち回ってるだけなんだぞ
でも、そうやって選んで、流れて 俺ができてくる、みたいな…難しいな
[実際に川になんて流されたら泳げ……ふと、昨日の秋山の顔がフラッシュバックして、真顔になる。そうだ、泳がなければ。 >>152 場所を移動しようとすると、また、腕を抱かれる。前回の時より、なんか、雛子の腕の柔らかさとか指の細さとか、そういうのに意識が向いてしまった。]
……、……っっ
[デートと言われる。2回も繰り返さなくても聞こえている。]
(154) 2019/09/07(Sat) 08時頃
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[図書館のある方向、雛子の事故現場だと思われる道路は通らない道を選び歩き始めてて、雛子が言う『最後』の響きに、心の動揺しないわけはないけれど、
それ以上に、>>152耳に近い位置で聞こえた言葉に]
………………
[全身の血が沸いて駆け巡る。 程よく白い肌の色が、朱を増して、首や耳がみるみる色を変える。 空いている方の掌で顔の下半分を隠して、雛子とは真逆の斜め上の方向を見ながら]
………………………………どうぞ
[と、小さめの声で返した。]*
(155) 2019/09/07(Sat) 08時頃
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─ 図書館への道のり ─ >>160>>161>>162
海にあったら、よろしく頼むわ
[なんてジョークにもならない言葉を、雛子に向ける。]
俺と政宗の伝説の数々は、 空の星くらいあるぞ。
[随分と昔の話だけど。街灯の下へ視線を向ける。待ってろ、俺がなんとかする、と、確証の持てない気持ちは言葉にしないまま、ただその場を少しだけ見つめていた。]
(168) 2019/09/07(Sat) 10時半頃
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おぅ。 やりたかったこと、言いたかったこと、
[悔いが残らないように、と、言いかけて、ぐ、と喉元で言葉を止める。]
……っ、やりまくっとけ。
[と、まだ朱色が残る顔で言った。 航くんと呼ばれるのがむず痒くて、地面を歩いているのに浮いてるようだった。]
(169) 2019/09/07(Sat) 10時半頃
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─ 図書館 ─
[そう、これは繰り返される9月1日。つまり、雛子と腕組んで歩いていると、祭りに向かう生徒らに出会い、「なに?お前ら付き合ってんの?」に何度も遭遇する。 否定しないならしないで、「え??まじ??いつから?」攻撃が来るのは想定しなかったが。
あの時は否定されるたび、心をちまちま痛めていた。今は、違うのに、あの時以上に──心が苦しい。]
……、……はぁっ……
[午前でも暑い外を歩き、まだ開いたばかりの図書館へ到着する。涼しさに思わず声をあげた。天国。 愛海が昨日調べていた内容>>2:269は、花火の時に教えてもらった。たしかにな、と、思いながら。それから、読みたい本(ごめん、本読むんだ、って正直に思いました。)もあるだろうと、雛子を解放する。俺は……すまん、少し休ませてと休憩を申し出る。
そして、だいぶ遅れて俺はスマホの画面を明るくする。未読の山にようやく向き合うことなる。**]
(170) 2019/09/07(Sat) 10時半頃
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