162 絶望と後悔と懺悔と
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[>>96 畑仕事をあまり手伝わせてもらえなくなったのは、 何時からだろう。冬をひとつ越えた季節のことだった気がする。
きっとそれもまた“さみしい”と思っていたのだ。
院に来てからは淋しいと思うことなどなかったのに、 それを思い出させたのはいつだって彼だった。 ―――思い出させるのはいつだって]
(166) 2014/02/12(Wed) 22時頃
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― 城内 ―
そうね、戯びかもね。
[あまり長居は出来ないと言う言葉に肯いて。]
良いわよ。
そんなに長くはかからないわ。
[そう言って彼女の手を引いて、自分の部屋へと連れて行く。
家畜達には、血酒だけ持ってくれば後は来なくていいとだけ告げていた。]
貴女も飲む?
15歳の処女の血だから美味しいわよ。
[そんな事を笑顔で告げる。
そうして、グラスに注いだそれを彼女にも勧めながら。]
初陣お疲れ様。
どうだった?
[笑顔のままで、冷たい声で彼女に微笑む。]
昔のお友達、何人か会えたのでしょう?
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[――壁くらいは乗り越えられる、 けれどそれで今騒動を起こしたくは無かった。 遠くからでも、見えればいいと考えたのだけれど]
………、
[時は夜篭り] [月は清か]
[見上げた先に、 人影が見えたような気がして、 傘のふちを下げて、視界を隠し、目蓋を閉じた。
そして、ゆっくりと背を向けた]
(178) 2014/02/12(Wed) 22時半頃
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―回想―
[居なくなってしまった直円への反応は皆様々で。
主人の視線も様々に見える。
零瑠が見せる言動は、計算したものではないけれど、
主人の視線と表情とに、喜びを覚えた。]
…
[武勲を立てたものとして真弓の名が上がり、
零瑠は唇を結び視線を下げる。
が、次いで自分の名が呼ばれ、はい、と明るい声で応えた。]
[引かれた手のままに、小袖の矢絣模様の揺れる、
彼女の部屋へと引かれるように着いていく]
……戯び、
[ 彼女のあそびといえば、
大抵は残酷な遊戯だ、ある意味無邪気ともいえるそれ。
笑顔を向けられれば、小さく首を傾けた]
その味わいの違いは、
わたしにはまだよくわからないのです。
お父様やお姉様のものが、素晴らしいことはわかるのですけれど。
[わたしの血も美味しいのかしら、
そんな呟きを零して、薦められるに口をつけた。
純血の吸血鬼のように血に酔うことは出来ない]
……姿を見たのは一人です。覚悟の足りぬようでした。
[少女は声音は穏やかなまま、応える]
[別の褒美とは何だろうか。真弓に視線を投げるものの。
与えられる褒美に喜びを隠せない。
また、あの至福を得られる。
けれど、自分一人の成功ではなかった。
作戦を成功させたのは、明之進も同じ。
この人は全て見ていたのに…。
やや後方に居る彼を振り返り、その視線を主人に向け。
恭しく頭を垂れた。*]
そう、あたしの血がねえ。
[そう言って愉しげに笑う。
そういえば、真弓の血を飲んだ事はあまりなかった気がして。]
そうね、きっと美味しいと思うわ。
けど、自分で自分の血を飲んでもあまり美味しくないと思うけど。
[そんな事を言いながら、彼女の言葉に肯いて。]
そうね、貴女は十分な覚悟がある。
逝ってしまったけど、直円もね。
周は怪我人だから、無茶な事をさせないで。
それと、万が一だけれど。
部屋や城の外に逃がそうだとか…そんな事、しちゃいけないよ。
周は俺が、此処に連れて来たんだから。
どうするかの権利は俺に在る。そうでしょう?
[再会の為に、部屋を訪れたのだと思いはすれど。
ほんの僅かの可能性だって、潰しておきたいのだ。]
[袖ぐりをついと掴んで、
己の手首を持ち上げれば、
むき出しになる、青く透ける血の脈]
試されたことがおありなのですか?
――なら、やめておくことにします。
[冗談のような言葉を口にしてみせる]
お姉様はわたしを買い被っていらっしゃるわ。
……ええ、彼に学ぶべきことはたくさんありましたけれど。
彼を殺した者について、伺っても?
本当に真弓は面白いわね。
試した事は無いけれど。
自分の血を飲もうって気にはならないじゃない?
そう言うのは、他の相手のだから良いのに。
[そう言うと、彼女の手を軽く握るようにして。
絢矢について思い出していた。]
確か、アヤと呼ばれていたわね。
精神力が凄い強い子よ。
それと、機転も利く子だったわね。
[判りやすい零瑠の反応に三日月の口元を向けるが。
その視線が柊との間で彷徨えば、その戸惑いを感じ取る]
贄を持って来たか、
傷を負った上、家畜を飼いたいと言って来たかの違いだ。
[牙を立てに来た時に、
2人を隔てたものについて教えてやるだろう]
……磔にされた周や涼平を、見たくはない――よね?
俺だって、見たくない、よ。
[彼女を疑っている訳ではない。
在るとすれば、焦り。
どんな風にすれば主人が愉しめるか。
『贄』をどうすべきか。
思考を巡らせる。
余計な事を考えてしまわないように。追い出すように。]
…だいじょうぶ。分かってる。
零にーさんがせっかく連れてきたんだもん。
僕だって、周にーさんのこと、悪いようにはしたくない。
[零にーさんがそう言うなら、言葉には気をつけないようにしないと。
どうしたいのかまだ分からないけど、つい気が高ぶって変なことを口走らないようにしないと]
――確かに、そうでした。
極限まで飢えて我をなくした時も、
自分の身には牙を立てる気になりませんでしたもの。
[あの出来事を、最初に人を殺した出来事を、さらりと口にして見せた。
過去は今でも棘ではあるが――その痛みを感じることはなく]
あ……、
[脈のある手首に姉の冷たい指がふれて、小さな声が零れた]
そうでしたか、あやが。
……人は歳月で変わるものですね。
それに、鬼とさして変わらず良い趣味をしている。
[また一人、家族のその存在を知る。
あの子にも誰かが選択肢を与えたのだろう、殺す刃を]
…………、僕だって。そんなの、
[見たくない。
同時に思い知る。実感が湧く。
ああ、周にーさんも涼にーさんも、まだ“人間”なんだ。
今は“始祖様”も静観してまだ“家畜”にせずに留め置いてるけど、
“始祖様”の手のひらの上で簡単に転がされてしまう、ってところでは“家畜”と変わらない]
ね、僕にできること、他に、……ない?
ん、そっか。ごめん。
[余計な事を言ったと、髪を撫でる手は優しく。]
『家畜』の辿る末路を口にした。
周は『特別』なのだ、とは
……言えなかった。]
そう、だな。
聞いておいてよ…。
吸血鬼になるつもりはないか、って。
そうしたら、『みんな』……
…いや。何でもない。
リッキィはリッキィの、したいようにすれば良いよ。
最善を尽くせば、いい。
あぁ。
涼平の事は柊に任せようと思ってるけど、リッキィも気にかけてあげて。
[言葉を途切らせたのは、自分でも何を望んでいるのか分からなかったからだ。]
[希望。希望。
昔。
書き散らしたものを思い出す。
『冀望』。その意味は―――…*]
―陸軍駐屯地襲撃の翌日―
お父様。食事の支度が整いました。
[用意された血杯を盆に乗せ、主人の部屋を訪れる。褒美の為に。
明之進との違いは何か。
聞けばそれは明らかで。]
…贄は、まだ眠っております。
怪我の治りを待つつもりはありませんが、
失った血が少しでも回復するまで、しばしお待ち下さい。
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[その場を離れてしばし、傘をおろす。 清かな月に鈍い金、幻だったのかもしれない。
城で――、 理衣と語る時、彼の名を出すことはなかった。 けれどいつもその存在を感じていた*]
(231) 2014/02/13(Thu) 00時半頃
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……。
[僕は謝らなくていいのにと言いそびれたまま零にーさんの言葉に耳を傾ける。
零にーさんが何を言おうとしたのか僕には想像もつかないけど、
僕にとっての最善はひとつきりだったから、とりあえず、頷いて]
…うん。明にーさんのところにいるんだよね。
もし涼にーさんに会えたら伝えといて。
……「ありがとう。生きててくれて」って。
[ほんとは僕から直接伝えられるのがいいんだけど、勇気を振り絞り切ってまた動けなくなっちゃうかもしれないし、念のために*]
[そう。
みんなが生きててくれたことが僕の“希望”だから。
降り積もった『希望』の字の中、一枚だけ混じってた難しい方の字は、
今もまだ書けないままだけど*]
− 初陣の翌日 −
[私室には城の資料室に収めていない蔵書が
無造作に積まれている。
何冊も同時に読んでいるのか栞を挟んだままや
開いたまま伏せてある本も多い。
表紙の文字も様々。
長い時を過ごすのに、本は暇潰しになった。
そう言う分野では家畜の需要はあると言って良い]
入れ。
[零瑠が訪れた時も
この国の古典文学と言うものを読んでいた。
入室の許可を与え、血盃に漸く顔を上げた。
銀縁の眼鏡を掛けているのは、視力が悪いわけではない。
魔物は銀を嫌うと言う下らぬ迷信を嗤ってやる為に
掛けているだけだ]
[血盃を受取り、褒美を望と言えば。
燕尾服の上着を取った今の服装。
白絹の襟元を緩めながら、盃から血を飲む度に
動く喉仏を晒して見せる]
あの傷で生きていたのだ。
随分と強い生命力。
愉しみにしている。
[贄の状態については零瑠に任せると、
5人は座れる長椅子に腰を降ろして]
お前の食事の時間だろう?
[無防備に首を晒したまま、紅と金が混ざった様な色で
子を誘った]
− 現在 −
[帰城した者から何かしら報告があっただろうか。
先の強襲の際、機動隊が退いた場所は手に入れていた。
報告があれば、その場所への襲撃を推す事になる]
彼らも馬鹿ではないだろう。
罠位は張っていてくれないと困るな。
今回は守護部隊が先回りしているだろう。
完全に潰すぞ。長期戦だ。
明日の夕暮れが闇に変わった時、戦いを開始する。
[集めた吸血鬼達では無く、ぶつかるだろう守護部隊に
向けて遠くを睨みながら計画を告げる]
―主の私室―
[古びた本の香り。
墨色が指を染めなくなって、5年が経つ。
主人の手に和綴じの本が在るのを認め、
題名が何かと首を伸ばした。
上がる顔の、その耳に掛かっている眼鏡を認め、
まさかと思考を明後日の方向に飛ばし。
有り得ないと自ら打ち消した。]
珍しいお姿を拝見出来ました。
良くお似合いで。
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