5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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―神聖院―
……本当に清められてんだろうな。 これで呪われたら逆に呪うぞ、いや 呪われる前に風邪でもひくんじゃねーか、俺……
[脱いでる間に香らしきものを焚き込められた服を適当に着て、 禊ぎ場を出れば守り役は恐らくはそこで待っていただろう]
[思いっきり紫になってると思われる唇を手で隠せば、 濡れて萎れた獣の耳が、ぴるる 震えて水を掃う。 髪も尻尾も情けないほどにしょぼしょぼだった が、]
当然 余裕だった。
[とってもやせ我慢でした]
(296) 2010/03/22(Mon) 20時頃
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呪いになんぞにかかってる暇ねーからな。
[>>307 変わらない、の言葉に彼の顔を見れば、 薦められた湯気の上る杯、両手で握って暖を取る。
かすかな花の香と甘さが、ほわり、と体を芯から暖めて]
――お前も な
[困るというその言い草と表情に、 杯に口をつけながら少しばかり緩んだ笑みを見せた]
[呪いの調査は空振りに終わる、 期待はそれほどなかったので落胆はそうなかったか が >>317 には このやろう、と目を据えた]
おま…… ッ 人を預けるってなんだ。 俺は荷物でもペットでもねーし。
[腹立たしげに院を出て歩き出す、方角のことなど考えちゃいなかった]
(321) 2010/03/22(Mon) 21時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/22(Mon) 21時半頃
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……ッ、……
[>>324、制止され手を引かれれば、 勢いを殺せずに少し前へとつんのめった。
どことなく宥めるような言い方に、 やはり多少の不満は募ったか。 あの扱いはたぶん怒っていいと思うのだけれど]
――なんか、俺がただ癇癪起こしてるだけみたいじゃねーか。
[ぶつぶつ言っていれば、振ってくる上から目線]
上等だ、やってみ――……
[言いかけて3秒で後悔して、歩き出す]
ふん、おまえの体力じゃ無理だろうから遠慮しといてやる、ありがたく思え。で、お前は見るもんないのか?
(335) 2010/03/22(Mon) 22時頃
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奏者 セシルは、会計士 ディーンの何かあふれる気配に半眼になってたら、どっかでくしゃみの音をきいたかも
2010/03/22(Mon) 22時頃
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[>>337 にはふむ、と頷き]
そんなものでいいのか。 地図を見るに等間隔に宿場はあるようだしな。 北といってもそう遠くはないのか、旅商人のように防寒具っぽいものは不要か。
[先ほどからの人間観察により、 それなりに考えていた王子でした]
――武具? 一応、タクトは持ってきたが。 ……考えてみたら音楽がないってことは、魔法の力はさして役にたたないかもな。ああ、でも剣なぞ持つ気はないからな。
[音を統べる象徴、白金のタクトに触れながら、呟く]
(347) 2010/03/22(Mon) 22時半頃
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奏者 セシルは、理髪師 ザックの声に猫耳ぴくり、と動かした
2010/03/22(Mon) 22時半頃
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烏というのは、種族的に目耳が不自由なのか?
[>>342 去ろうとする背に投げかける。 仲がいい、と言う言葉を聞き咎めたらしかった]
(349) 2010/03/22(Mon) 22時半頃
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まあ一応、白金製だ。 受け流し程度の役割は果たせるだろう。 ああ、あと不本意ながら懐剣なら持っている。
――剣は な
[>>350 ふ と息をついて首をふると、 湿った髪もまた揺れた]
なら、お前だけが目耳に不自由があるようだな。
[>>354 意図に気付かれぬ返事には、不満げな顔を見せつつも。手にした串焼きを見れば ああ と]
そういえば何も食してなかったな。 どうりでさっきの蜜が美味だったわけだ。
(359) 2010/03/22(Mon) 22時半頃
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奏者 セシルは、会計士 ディーンの>>357には おもいっきりスルーかよ とぶつぶつ
2010/03/22(Mon) 22時半頃
ちょっと考えた。あの鏡が本当に裏切りものを見分けるのだったら、2つあるのは厄介
1つはさっさとつぶしてしまったほうがいい
人間が信じあう絆を結びあうのは、厄介
でも、1つだけだったらどうなるだろうな
1つだけで、正体を知るものがかならずヨアヒム様に狙われるようなことがあれば――
誰も、誰かの正体を知ることなんて、できやしなくなるんだ
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[>>367 差し出された串焼きに、 とりあえず機嫌の悪さは忘れることにした。 香ばしい匂いをかげば、白い耳は素直にふにゃりと折れる]
なにやら催促したようで悪いな。 ふむ、このまま口に入れてよいのか。
[豪快にはむっと一口、むぐむぐしながら]
ん?櫛?細工物といえばそなたの本分であったな、そういえば。
(371) 2010/03/22(Mon) 23時頃
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頭が痛いんだ。かわいそうだね。
[道中、痛がるようを見て]
レティーシャは頭とか、平気そうだな
多分この痛みはヨアヒム様を悪く思った時に起きる痛みだろうから、レティーシャがそういう風になることは、ないんだろうな
かがみ?
[そちらの話題には一切触れていなかったので不思議そうに下]
すごく納得した。そうか、レティは……
ヨアヒム様に、子供がいたのか。
鏡、というのは、渡した相手の正体がわかる魔法の道具らしい。
最初はピッパ姐さんと、それから軍馬さんが持ってた
軍馬さんはそれをお宝もの大好きな烏さんに渡して、ピッパ姐さんはおれに渡すつもりらしい
子供?
そうだね、子供。僕を作ってくれた人。創造主。
[胸に手を当てて、伝える。ぼろぼろのぬいぐるみだった自分に吹き込まれたかりそめの命]
ふうん。そうなんだ。けど正体なんて、ギリアンはギリアンだよね?
[やはり不思議そう]
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お前、剣なんか振るう気か。 似合わないんじゃないか、そういうの。
[>>374 彼の思考にまでは思いは及ばず、 ただ2重の意味で余り好ましくない口調になったことは確かだった。]
――ん?庶民の味というのもなかなかだった。 お前も経験したほうがいいと思うぞ。
[ディーンに薦めながら>>374には、ふむふむと頷いて]
そして宝番から旅の人員に大抜擢か。 美しいものを知る目利きが必要な事態でも、陛下は想定していたのだろうか。
[少し考えるようなそぶりを見せて。 そして、櫛については当人の好みもあるだろうと、傍らのディーンを見て、答えを投げた]
(384) 2010/03/22(Mon) 23時半頃
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[ふと、レティーシャの姿に、使い古されたぬいぐるみの姿がかぶって見える]
うん、おれ、は、おれ。
でも、あの鏡は、裏切りものか、そうでないかを見分けるらしい
きっとおれは、あの鏡には裏切りもの、って映ってしまうんだろうな
これから、サイモンさんから砂時計を奪おうとするんだから
ただ、その鏡は、一度持ってた相手に渡したら消えてなくなっちまうもんらしい
だから、明日もし俺が裏切りものだとばれちまっても、鏡一つを失くしちまうことができる
ヨアヒム様も、手下を3人そろえたのも、1人だけだったらなし得ぬこと、って理解してるから、だろう
ここでさっさと1つ潰しておいたほうが、ヨアヒム様にとって都合がいい
レティーシャは、ヨアヒム様のために長く働けるし、爺さんは望みに近づくし、な
ふうん。よく分からないけど、なるようになるってことだね。
僕はがんばるよ。ギリアンはそうしてヨアヒム様のために働くんだね。
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これは…… 記念に持ち帰りでもすればいいのか?
[食べ終わった串焼きの串をどうしたものか、と悩んでいると、虎の子の姿 宝番が口元を拭こうとするのを見れば、反射的に己も指先で口元を拭った]
しかし宝番も立ち食いをしていたのだろう、 何故虎の子は咎められたのだ?
[ぽそ、と疑問を口にした]
(390) 2010/03/22(Mon) 23時半頃
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ああ、レティーシャがんばれよ。親には孝行したほうが、いいぜ
おれみたいに、遅くならないうちにな
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音楽も宝石も、あるいはそれ以外のものでも、 美しいということにそう違いはないと思うがな。
美しいものの前では、ただ心が震えるだろう。 それを感じ、知っていることにもまた、何かの意味があるのやもしれぬな。
[>>387 首をひねる宝番には、ただ思ったことをぽつぽつと述べる。 疑問は解かれた方が気分がいい、そんな単純な思考で]
(394) 2010/03/23(Tue) 00時頃
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…そういえばお前の他所での話を全く聞いていないな。 何せ事態が急すぎた。
[>>381 慣れを告げられれば、改めて思い出したことをしみじみと。 剣について似合わない、と笑われれば]
――剣なんて、似合いたくもない。
[呟けば、手から串が取り上げられて。 そして、虎の子がうろうろと目線を彷徨わせる先を興味深そうに見てた。珍しい飲み物にたぶん視線は釘付けだった]
(402) 2010/03/23(Tue) 00時頃
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奏者 セシルは、会計士 ディーンがあっさり串を捨てるのを、不満そうに見た 見た 見てる。
2010/03/23(Tue) 00時頃
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女の子?
[>>395には首を傾げた。 そもそも虎の子の性別をあまり認識していなかった]
虎の子、そなたは女子なのか?
[単刀直入に聞いてみました]
(407) 2010/03/23(Tue) 00時頃
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……美しいものは数あれど、 誰もが触れることの出来る美しいものはそう多くはない。
[>>399 言葉にしばし思いを馳せるのは、旅に集った者]
例えば世の宝石が失われたとして、 道化や機織娘や樵がそれを取り戻したいと思ったりはしないだろう。
より多くのものに、喪失を味わわせたいのだろうか。 あの下賎の魔法使いは。
(412) 2010/03/23(Tue) 00時頃
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黒いつぶつぶ? なんだ、それは。飲んで害はないのか?
[>>406 確かに気になってはいたが、話を聞いて尻込みした。 なんだか虫っぽい連想をしてしまったらしい。]
[そして>>410 目で尋ねられれば首を振る、 新しい串では記念にもなにもならない。
そして逆に向けられた問いには、至極正直に答えた]
いや、私は特に何も考えてなかった。 が、どちらかというと、女子 に疑問を持ったので、男子とみていたのやもしれないな。
(417) 2010/03/23(Tue) 00時半頃
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[>>416 表情で問われる、いやでも。 さすがに怒る様なことでもなかったので、神妙に]
いや、なにも。 それよりお前買い物終わってないんだろ。 目利きつれてったらどうだ?
[>>413天を仰ぐ姿は見ていたものの、 虎の子にまで目利きを適用する思考はなかった]
(422) 2010/03/23(Tue) 00時半頃
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ふむ…じゃあ少しだけ頂くとしよう。
[>>420 には、わりと恐る恐る手を伸ばした。 甘酸っぱさの酸っぱさには過剰反応して、 ちょっと耳がぷるぷる。]
……な、なんだか不思議な飲み物だな。
[そして>>425 耳に入れば、]
――…ッ わざわざそのようなこと頼まずともよい。
[己の身の上は多少は自覚しているが、 宝番と虎の子、2人を見比べて 少々複雑な顔をした]
(429) 2010/03/23(Tue) 00時半頃
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[>>430 宝番の言葉が耳に入れば不承不承]
旅に必要なものは大体買い揃えた、らしいのだが。 ――買い物、そうだな。 なにか、皆の心慰めるものでも……
甘い菓子でも買ってゆくか。 飴程度なら、旅に持ち運びも出来るだろう。 出来るだけ見目の綺麗なものがよいな。
(434) 2010/03/23(Tue) 01時頃
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[>>432 柑橘でなくとも酸味には弱かった模様]
おもりって言うな。 ……いや、守り役であることは確かなのだが。
[されどやはり、この扱われ方は、歯がゆい。 やがて2名に賛同が得られれば、先頭に立って]
――うむ、では菓子を買いに参るぞ。
[どこぞに出陣するような勢いだった]
(440) 2010/03/23(Tue) 01時頃
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