人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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[ 2羽の“とり”の声をききながら。
 ひたりと水に浮くよう、“よぞら”に映るその姿を描く。
 夜のそらを縫う彼女の姿は。彼がうたう姿は。きっととても、冴え冴えとはえるのだろう。

 合間、漏れ聞こえた微かな声色には、首を傾げ微かに、かあさま、と反芻する。“かあさま”って、なんだろう。*

 ――やがてぐるりと頭を回し、声の正体を探りながら。
 これなら、ひとに見つからずこっそり相談事もできるんじゃないだろうか。――例えばそう、「自由」を得るための。

 実際反抗を図っている針鼠の彼女へと、(離れてる以上意味があるのか知れないが)視線を向けつつ。]


  ……誰かと出て行こうとか、思わなかった?


[ 首を傾げては、小柄な体を思い返す。針があるとはいえ、少女めいた体躯では限度があるだろうにと。
 ――そういえば、同じくらいの“猫”の少女もいた気がするけれど。ここでの声は聞こえているのだろうか、とぼんやり思い巡らせながら。]


[私の知らない、あるいは覚えていない、外の世界の夜空の話を聞いた時、私は知識を求めて本を読む時と同じくらい、もしかしたらそれ以上に、未知なるものに対して知識欲が満たされる充足感と、憧憬を覚えていたかもしれない。
伸ばされた手には、瞬き一つ分の驚きを示したけれど、フィリップの翼への憧れは知っていたから、そっと翼を広げてみせた。鳥籠で生きていくには大きすぎる私の翼を。
伸ばされるフィリップの腕の蒼碧や、真紅の爪を私は綺麗だと思うから。だからきっと、それはおあいこなのだ]

楽しみだわ。

[きっと、そんな日が来ることは、ないのだろうけれど。
それでも、そう返した私の声音には……そう、“幸せ”の色が、きっと微かに混じっている。そんなもの、私は知らないはずだったのだけれど。
私の翼は、一人で飛ぶにはきっと少し大きいから。
外の世界の夜空は、一人で飛ぶにはきっと広いのだと思うから。
飛べないフィリップの声には苦笑が混じるけれど、それを言うなら私は歌えない。だからきっと、それもおあいこなのだ。

――――……きっと。きっと。きっと。
そんな日は来ないのだろうと思う未来に、私はたくさんの「きっと」を重ねていく]



[         梟と鸚哥がそらを飛ぶ。 星の欠片の流れるそらで。

      その場にいれば、僕は首を擡げて彼らを見つめるのだろう。
      きらきら照らす、ひかりの舞台で、 彼らが踊るさまを見届けるのだろう。
      手元に揺蕩う水中では、 鮫が呼ばれて来るのだろうか?
      水に堕ちた月に肌を重ねて、深海のくろに夜空のくろが混ざり合うことも、あるのだろうか。

      僕は陸続きの岩場で、 空を眺めて、そのまま夜が明けるまで。―――]

        ―――――。

[ はた、と僕は目を瞬かせた。 いま僕は何を考えていたのだろう?
こてりと首を傾げると、やはり口元の機械がかちりと鳴った。

ぼうやりとした思考の奥。 隙間を通り抜けて届いた声は、―――「獣人」の脱走計画さえ、覗けるかもしれないもの。 ]

        ………。

[ 締め付けられる胸は、なんだろう? 僕はぎゅうと胸元に手を当てたまま、 引き続き耳を欹てた。 ]**


[ジリヤへと投げかけられた質問に、小さく息を飲んだ。
抗い続けるジリヤですら、ここから出られるとは思っていないというのに、その質問は、まるで]

誰かと一緒なら、出ていけると、思っているの。

[私のその呟きは、質問だったのか、それともただの独り言だったのか。
私自身にも、その境界は酷く曖昧で、だから返事が来ることは、期待していない。
声の主に、漏らした寝言を聞かれてしまっていることも、知らない]


【人】 鳥使い フィリップ

[ この部屋で 自分と兄以外の存在を確かめるように
 押し付けた額>>179から伝わる温度と鼓動は
 やっぱり影が差したままのように思う。
 獣の中に彼女を見る彼と 鸚哥に兄を重ねる僕は

 ( …どこか、似ているのかもしれない。)

 空気と 背中を伝ってきた笑うような声>>194
 高いトーンを保っているのに どこか……

 ( でもこのひとのほうが、大人なんだろう。)

 卑怯だ卑劣だと、競うようなものではないものを
 笑い飛ばしながら自分を卑下する声に
 これが彼の 見の守り方なのだろうかと。

 背中の向こう側の腕に 兄が向かうのを見ていた。]

(204) 2015/07/11(Sat) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ いつもなら、不躾な兄を途中で窘めるのだけれど
 今日はそんな元気が僕に無い。
 人の領分に土足で…いや 鳥脚で踏み込む兄にも
 一笑して応えるだけの人>>195で良かった。

 ( 本気で怒らせちゃうこと、あるからなあ )
 自分の耳に痛いだけなら、良いのに。

 僕は見下された夜の瞳に (ごめんなさい)と
 済まなそうに眉尻を下げた。

 僕が”兄さん”を大切にしているように
 彼が未練を大切にしているようにも、思えたから。]

(205) 2015/07/11(Sat) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ ゆら、 目の前の夜が揺れて
 長い彼の前髪がその前を通り過ぎる。

 白い部屋でひときわ艶めく黒が 僕の目の前を覆って
 ( こつり )
 額の中心に感じる「ひと」の温度 ]

   ………………。

[ 僕に母の記憶があったならよかったのに
 伏せられた瞼を彩る睫毛が 波のように
 揺れた、きがした。

 僕は瑠璃を瞑ることもなく 寄せられる額
 離れてゆく瞳を見送って
 その目が瑠璃から逸らされる前 ぼくは ]

(206) 2015/07/11(Sat) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

   …優しくすることは、卑怯じゃないとおもう。


[ 繰り返しでない言葉を、夜の海の中に投げ込んだ。]

(207) 2015/07/11(Sat) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 彼が返す言葉はあっただろうか。

 仮病を促すようなその物言い>>196に、僕はどこか
 「また」彼と話ができる日がくるのかと

 詰まる喉をゲンコツで開いて絞りだす言葉は
 僕にとってはひどく息が切れるものだったけれど
 それでも
 また、ひとと話したいと思ったのは 初めてだったから。

 こくこく、と数度素早く頷いて
 ベッドの上から、背を向け揺れる髪を見送った。]

(209) 2015/07/11(Sat) 22時頃

【人】 鳥使い フィリップ


  『 センセ! マタネ! マタネ!』

[ 相変わらずの兄は 部屋の扉まで彼を見送り
 羽ばたきの中で、ふわりとひとつ
 真っ赤な羽毛を 彼の頭の上に落とした。*]
 

(210) 2015/07/11(Sat) 22時頃

フィリップは、明之進の揺れる後ろ髪が綺麗だなと思う。

2015/07/11(Sat) 22時頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/11(Sat) 22時半頃


["猫"である私にも、当然獣たちの言葉は届いていた。

けれど、人間への感情も、外への思いも、何もかもの価値観が、私とは異なっている者たちに。

それらの事で、何を言う事があろうか]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 00時頃


【人】 鳥使い フィリップ

― 彼が去った後の部屋 ―

[ いつもの様子を取り戻した部屋は、
 それでもまだ微かな熱が篭っていて
 僕はなんだか、持て余すように身を捩る。

 白いベッドの上から、白い天井へ
 碧海の腕で橋を投げ架け 見えぬ空へ爪先の焔を伸ばし

 慣れぬ言葉を紡ぎすぎた喉を震わせた ]

   月なきみ空に、きらめく光、
      嗚呼 その星影、希望のすがた。
   人智は果てなし、
      無窮の遠に、

   いざ其の星影、きわめも行かん。
 

(225) 2015/07/12(Sun) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 針鼠は無事に風呂に行けただろうか、
 服の都合はついただろうか。

 猫の爪はだいぶ伸びていたようだったけれど、
 薬のせいで何処かでふらついてやしないだろうか。

 朝更しが過ぎた梟の見る夢は、穏やかなものだろうか。


 (もうさすがに、寝ているだろう)

 頑丈に作られた部屋の壁。
 この壁の向こう側で、きっと寝ているだろう彼女を想う。

 ちら、と瑠璃を横に流せば、
 兄は静かにベッドのふちで 目を伏せていた。]

(226) 2015/07/12(Sun) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ


  雲なきみ空に、横とう光、
     ああ洋々たる、銀河の流れ。
  仰ぎて眺むる、万里のあなた、

  いざ棹させよや、窮理の船に。

[ 僕が手放しさえすれば、星の界を飛べる筈の赤い鸚哥と
 共に夜空を飛ぶ日を「楽しみだ」と言ってくれた梟へ

 翼あるものよ、どうか、どうか。

 僕が兄を手放せる日は、彼女が此処から出られる日は
 同じくらい「ありえ無い」ものだろうか。

 白い部屋に唄声が染みてゆく。
 それは、壁に 此処に居た男の瞳のような夜を描き
 僕はその夜に 赤い爪で星を灯す。

 彼女の翼が 闇夜の中で映えるようにと。*]

(227) 2015/07/12(Sun) 00時頃

【人】 鳥使い フィリップ

[ 泣きすぎた。
 頭がぽうっとするし、何より目元がぱんぱんに腫れていて

 ( 誰にも会いたくない なぁ )

 お腹はすいたけれど、
 誰かに泣き腫らした姿を問われでもしたら
 兄さんが何を言ったものか 想像しただけで怖い。

 ごろ、と転がって シーツを抱きしめ
 あの「ひと」が額を押し当てていった中心をなぞる。
 …まるで、人間のように扱われた気がした。

 少し寝てしまおう。寝ちゃえば、空腹も気にならない。
 こういうとき鳥は少し便利だ 暗くすれば
 それなりに眠気が来るのだから。 *]

(230) 2015/07/12(Sun) 00時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/07/12(Sun) 00時頃


【人】 鳥使い フィリップ

― 部屋の前:廊下 ―

[ ぷあ、としまらない欠伸をひとつ。
 どのくらい経ったのか、気にする必要がないから
 時計もないし、空も無い。

 僕は自分の腹時計だけを頼りに起き上がる。

 ( あー、むり げんかい。喉乾いた……)

 ばっさ、と飛んできた兄さんも腹が減ったと喚いているし
 まだ目元に違和感が残るけれど
 流した泪のぶんくらいは水を入れねば乾いてしまう。

 ぎいいい、と開いた扉、半分のぞかせた顔。
 ちら、ちら、と薄暗い廊下を左右に見て
 ( 誰にも見つからないと、いいんだけどなぁ。)

 足音など消せない足は、食堂まで密かに着けるだろうか。
 ひんやりとした廊下の空気が 頬を撫でていった。]

(257) 2015/07/12(Sun) 01時半頃

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