193 古参がゆるゆるRPする村
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>>+14
そうね。ほんと、そうね。
ああ、そうだわ。ちゃんと思い出したわ。
天国の彼のこと。 ヤニクのおかげね。
[後悔はもうこりごりだ、と 見えれば、一度落ちる瞼。]
ばかね。
[一発言だけ、ぽん、と打ってから]
Σケ 勹|||
[と、ついつい打ってしまった。]
>今が楽しいから。
[「絶望のはじまり」をなぜ知るのかと聞かれれば、短くそれだけ返す。]
>もうわかってるんだ
[自分はここにいるべきじゃないこと。
ここにいてもなんの解決もしないこと。
逃げだというのには肯定しかしないが、余生すらない身なのだから、少しくらい逃げたっていいじゃないかと、思っている。
だけど――その次の発言に、手と目が止まる。]
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――……、
[グロリアは、花を渡したいと。 花の種類なんて知りやしないし、もらっても何もわからないと思うのだけれど、それでも何を渡したいというのだろう。]
(119) 2014/09/12(Fri) 23時頃
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>花なんて供えられたら、それこそ成仏しちゃうかもね。
>ありがとう、もらうよ。それと退院おめでとう?
>退院する前に、僕のお願いをひとつだけ聞いてほしいんだ
[燻る想いを誤魔化して茶化しながら、一言ずつ返した。]
そしたら、ミルヒおねーさんの言うこと、聞いてもいいよ。
[きっとそれが、最後のピースになる。]
ほう
[短く関心を示す文字を打ち込んで]
えっと、グロリアさんに、かな。
>会えたら言うよ。
>グロリアの時間が空くまで、ガラス片付けて待ってる。
[ガラスを割って殴っての騒ぎは、驚きはしたものの気を逸らすのにちょうどよかった。
何を触ってもどうされても傷つきはしない身体だから、危険物の処理はお手の物だ。]
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[大きな破片からなにから、ガラスをつまんでは捨て、つまんでは捨てる。 途中で面倒になって、手でかき集めて掬ったりもした。 傷になるどころか痛くもない。無駄に便利な身体だった。 片付けている間は周りの話し声も聞こえないし、余計なことも考えなくて済む。]
(129) 2014/09/12(Fri) 23時半頃
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望さん。時間出来ました。何処に伺えばよろしいかしら?
>>+16
(笑)で言うような話題じゃないよ。ヤニク(偽)!
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はぁい?
[疑問符付きの呼び声に、こちらも疑問符つけて返事する。 手ですくえる程度のガラスはだいぶなくなった。 あとは箒やちりとりや、粘着テープやらの仕事。]
(135) 2014/09/12(Fri) 23時半頃
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>どこにしようか。
外がいいな。
[カフェや病室より、庭や海や、森。
場所はこちらからは指定しないけれど、ガラスを片付けたらとりあえず外に出よう。]
あら。デートのようですね。一緒に海を見ませんか?
[玄関から外に出れば、望の姿を探す。]
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せっかくお呼びがかかったけど、デートの約束があるんだ。 またね。
[ぱん、ぱん、と手についたガラス片を払うと、サイラス医師を横目に院を出る。]
(137) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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アヒルさんも、またね。
[様子を見に来たのか偶然居合わせたのか、サイラスと話すドナルドにも、軽く手を振る。 じゃあね、のほうがよかったろうか。まあいいか。]
(138) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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[玄関から外に出る。もうすでにそこには、グロリアが待っていた。]
女の子待たせるなんて、男失格、だね。 いこっか。
[海の方へ。 水際で恋人同士のように、水遊びは出来やしないけど。]
(140) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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んー……、
[花を先にもらって、それでお茶を濁しながら話すつもりでいたから、先に話を振られて、まごつく。 砂を見て、波の泡を見て。]
な、んていうかさ。 そばにいてほしい? みたいな。
――これだとほんとにデートみたいだな。
(145) 2014/09/13(Sat) 00時頃
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グロリアさ、ほんの少しだけだけどさ、似てるんだ、僕の好きな人に。 ほんとに、少しだけだけど。
だからあと少しでいいから、僕と居てよ。 重ねて、とかじゃなくて、えっとさ。 一瞬だけでも気持ち切り替えようかな、みたいな。
[ざあざあと波が鳴いている。 グロリアは何か言うだろうか、何でもないふりをしても、どこか不安げな顔がグロリアを見た。]
(147) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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[おわりたくない。
さよならは嫌だ。
どこに還されるかわからない。
彼の悲痛な呟きを思い出す。]
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――うん。
[差し出された一輪を受け取る。 見たことはある花だけど、名前までは知らない。そんな赤は、右手に。]
あいつにももらわなかったよ、花なんて。
(150) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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いいんだよ、少しで。 ミルヒおねーさん待たせちゃうしさ。
[体重も感じないこの身体は、寄り添うグロリアの重みを受け止めることはできない。 重くもない。温度もない。隣にいるのは、あいつじゃない。 そう思えば、泣きそうなくらいに胸が痛くなってくる。 自分でもくだらないと思うのに、それが存在の"核"だから、止まらない。 この痛みが、自分に真実を突きつけてくる。]
(157) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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リコリス、――幽霊花。
[本当にぴったりだと、苦く笑う。 そんな名前をつけられたこの花はどんな気持ちだろう。]
天上に行けるのかどうかは、わかんないな、僕も。 行ったことないし、ここを離れたら死ねるのかもわかんない。
だけどさ。
(159) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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幽霊と再会なんて、考えちゃダメだよ。 君に死んでくれって言ってるみたいだし。
――あいつとも、会いたくないし。
[それでももらったこの花を突き返したりはしないけれど、出来ることなら別れることすらしなければいいのに、と思ってしまう。 別れなければ、再会を――誰かの死を願うこともない。]
(160) 2014/09/13(Sat) 00時半頃
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あいつはね、グロリアみたいな金の髪で――頭がよくて、真面目なやつだったよ。性格は全然違うけど、そういうとこ少し似てるなって思ってた。
あいつは顔も悪くないけど、真面目すぎて避けられてるみたいなやつで。 四角四面ガチガチのやつでさ、でも、料理出来ないくせにぐちゃぐちゃのお弁当作ってきてくれたり、誕生日にプレゼントをし合ったり……なんていうか、普通の女の子だったんだなって、思った。
[思い出すだけ、つらいけど。 向き合うためにグロリアを呼んだから、少しずつ、少しずつ、話す。]
(164) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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正直、僕とあいつはつり合わない、真逆の性格なのにさ。 告白されたのは、僕で、フラレたのも、僕。
悲しい話だよねえ。
[あはは、と笑う顔には、苦さしかない。]
(167) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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天国かあ。 行けるのかな。
[割と人恨んじゃったりしたからなあ、とぼやきつつ。]
善行を積んだら、天国に行くとか。 悪行三昧なら、地獄とか。 そのどっちもした記憶ないから、わかんないんだよね。
だ、けどさー。弱いやつですごいやなんだけど。 あいつは天国に行ってほしいんだ。僕を忘れて、幸せになって、最後まで生きて向こうに行ってほしいっていうか。 そしたら、天国にいたら向こうで会っちゃうのかなーってのは、ちょっと思ってる。
(169) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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天国に、行きたくないわけじゃないけど、迷ってる? そんな感じ、なんだよね。
いっそ地獄がいい、って思う気持ちも、なくはない、かな……
[遠く、波の打つ向こう側にこぼした。 素敵な方、なんて社交辞令が聞こえた気がして照れ笑いを作ろうとしたら、グロリアの頬に流れる一筋が見えて、慌ててひらひら、彼女の顔の前で手を振った。]
あ、ちょっと。泣かないでよ。 別にそんな、本気で悲しんでほしいとか、そんなんじゃないんだ。
(170) 2014/09/13(Sat) 01時頃
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ずっと僕のこと気にしてたの、知ってるから。 会ったらまた気に病ませちゃいそうでさ。
[見ていた。ずっと。 毎日手を合わせるのも、花を飾りに来るのも。 来なくなっても、見ていた。]
還りたくない場所――は、元いたとこ。かな。 場所、っていうようなとこじゃないんだけど。 僕の死んだ場所を、ずっと見下ろせるところ。 ここみたいに、自由に動けるとこじゃなくて、ずっとそこに、縛り付けられっぱなしで。 誰もが僕を忘れても、ずっと見続けるしかないんだ。毎朝、毎晩。
(174) 2014/09/13(Sat) 01時半頃
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