8 DOREI品評会
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― 客席 ―
[ルーカスは客席に戻ると、ヴェスパタインと姉、道化に告げる。]
……No.4に500pt一先ずかけておきます。
[その言葉を聴いて、志乃はどのような反応を示しただろうか。
No.4は既に3回、4回か?短時間でイっている。
棒としても、そろそろ役立つのは難しくなってきただろうと、ルーカスは思ったようだ**]
/*
本日夜来るのが遅くなるかもなので、先に入札だけしておきます。
ん、No,4ね。
[男はルーカスの言葉に頷いて。
どうしようかな、と顎を撫で――志乃を見て、眼を眇める。]
[椅子の尻へ這わせた手は、中を掻きまわしぷっくり尖った芽を摘まみ爪を立てる。
震える手へと裸足の足を下ろし、ぐり、と踵で踏みにじった。
No,4の男がイくまで、随分と時間がかかっている。
足を組み換えると、体重の位置が変わり、椅子たる女にまた負担を増やす。]
[客席をずっと見ていた顔をルーカスに向け、そしてネイサンに向ける]
No.4が、本当にお気に入りね? ルカ。
私も、そろそろ彼女に入れようかしら?
No.2に、500。
奴隷が違えば点数が同じでもいいのでしょう?
駄目というなら、上乗せする準備はあるけれど。
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[舞台を見ていた彼女の目に、その上で行われるショーはまるでブラウン管を通してみているような錯覚を覚えた。
それでも、少女の様子には少しばかり眼を瞠る。
余り乱れすぎても不都合に思うのは買う側の身勝手ではあったが。 客席側に何事かいった後、舞台の奴隷たちを眺める。自分で手を出すことはしなかった。
客席に戻ってきたものの、先ほどの余韻は未だ残ったまま。 気を抜けば、仮面は落ちてしまう]
(161) 2010/04/11(Sun) 22時頃
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[始めに考えていたのは絡ませるためのつがい。
でも今は、「見て」愉しむための奴隷は要らなくなっていたから。
少女の痴態を見てもやはり奴隷として望む使い道は変わらない。むしろ逆に、早く買い取って望むように躾けたいと言う気持ちが強かった。
嫌悪の対象とはいえ、そこは血を引いた部分なのだろう。弟と同じように]
同じ奴隷でなければ、同点でも構いませんよ。
今日はふたつ落札されますかネ……。
|
[だから、動かずにじっと舞台を微笑んで見詰めるだけ。
部屋に残して来たイアンには、部屋にいて欲しいといったが、出て来れない訳ではなく。 付き人にも言いつけておいたが、付き合いの長い彼のこと、こちらの言葉の強制力のなさはわかってるだろう。 だから、イアンがどうしても部屋を出るというのなら、少なくとも主人の指示を仰ぐべく舞台までは連れてくるはずだ。
けれど。 弟とヴェスパタインの方を見れば、傍には買い上げた奴隷たち。 同じように傍にいさせることで、同様に扱っていると思われたくは、なかった]
(165) 2010/04/11(Sun) 22時半頃
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駄目じゃない。
ボクが良いっていうまで、耐えなきゃ?
[椅子に笑顔を向け、その顎を掴む。
頬を掴む指に力を籠めるけれど、
未だ爪を立てる事は無く]
駄目な子には おしおきがいるかなァ?
[男の様子は、志乃にも見えるだろう。]
そう、問題はないのね?
なら、今のポイントのままでいいわ。
後で点数が上がるのなら考えるけど。
ラハティ様は、よろしゅうございますか。
[何故か揉み手中の道化。]
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[舞台の上、Noがコールされた後のカルヴィナの様子を眺め、そしてその傍にいるマーゴを見た。 同じように散らせた二人。
つがいで、と言ったけれど、その片割れであるイアンを、他の女を抱かせることには使いたくなかった。 本人が望むのだとしても。
予定が狂ったといえば狂ったのだろう。 彼の存在も、それで変わってしまった自分の裡も。
扇子で隠した表情は、時折女の表情になる。 漂ってくる精の匂いも水音も、思いだしてしまうから]
そうね、優しくなどないわ。
[聞こえたパトリシアの言葉に小さく頷いた]
(170) 2010/04/11(Sun) 22時半頃
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うーん。
[少しの間、考える素振り。
思う所あるようで、柳眉を中央へと寄せて
暫しの瞑目。]
ふふ。
…No,2に600ptかけてみようかな。
[悪戯を思いついた、子供のようなかお。]
[競り値を上げる男の声に、そちらを見る]
あら、買うの?
貴方は遊んでいるだけで、買うつもりはなさそうに見えたけど。それとも、矜持の高さを崩したくなったのかしら…。
[男の思惑などわからない。一人目を買ったポイントを知れば更に思うだろう]
今は、競りあげないわ。
後でせり上げるかもわからないけど。
おや、再入札はなしですか。
まぁ、定刻まででしたらいつでも受付いたしますよ。
うん、ちょっと遊んでみたくなったんだよ。
ビジネスパートナーとやら?
[くすくす笑い、想いは全て口にせず。
グロリアには、頷いて見せた。]
― 客席 ―
[客席に戻り入札を告げると、志乃の丸くなった眼が自分を見上げてきた。それに応える表情は、常と変らぬ微笑。]
『まぁ、後は私が居ない間の、君の頑張り次第かな……』
[彼女がヴェスパタインに、ほとんど何も出来ていないと知ってか知らずか、そう日本語で囁いた。
そして、姉の言葉には、小さく肩を竦めて見せた。
あの金の眼に、そも最初から惹かれていたのは、姉には隠しようのない事実であるが、それを志乃の前で今晒す気は無い為に。]
おや、2人同時に落札出来るのは、同点の時だけでしたか?
別の商品に入っていたら、上から2商品?
同点の時のみになるなら、No.4に更に100Pで、
合計600Pに重ねるが……。
[No.2に対するやり取りを聴き、疑問点を道化に確認した。]
同点の時のみですねぇ。
[ルーカスの問いには簡潔に答える。]
No.4に600ポイントでよろしいですか?
もう少し、食べてあげる。
舌、出して?
[顎から手を離す事は無く。
男はツィーに優しい声で、命令をする。]
嗚呼、ならNo.4に600ptで構わないよ。
[道化の言葉に、一つ頷く。]
[横目で、ちらりと志乃をチラリと見る漆黒の瞳は
陰鬱な中、愉悦の色。]
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[舞台から聞こえてくる嬌声。 マーゴの方を見て。
自分が男性であったのなら、性奴にはぴったりなのだろうかと思う。
あげられる声も、その姿も。ここに来て隣室で拘束され震えていた時とは大違いで、憐れむような視線を向けた。
ここに残ることは本意ではないだろう。 でも奴隷として買われ、その後のことを思えば]
確約したわけでもないけど。 あれが買われる為のアピールなら、買う側としても少し考えなくては、かしら。
[その努力を無碍には出来ない、と思うのは彼女が奴隷に対し他の客よりは甘いからなのだろう。 奴隷の努力など知らない。買いたい奴隷を買うだけだ、と思えれば]
(181) 2010/04/11(Sun) 23時頃
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―客間―
[彼女の付き人である男は、胸倉をつかまれても見下ろすだけ。服を貸して欲しいと頼まれると一度は首を横に振る。
無口な男は言葉を発しない。
喋れないわけではないのは、時折かかってくる電話に応対していることからわかるだろう。
二度目を請われれば、溜息をついてイアンに自分のシャツとスラックスを手渡し、客席の方へ連れて行くために腕を引く]
ビジネス、パートナーね?
本当にそう思ってるのかしら?
とてもそうとは思えないのだけど。
だって、貴方は奴隷と客との境界線が、とても太く思えるもの。
[ヴェスパタインへ声をかける。
弟がNo.4へとポイントを加算するのを聞いて、どうしようかと舞台を見た]
さぁさ、定刻まで間がなくなってきましたよ。
ご入札は、お早めに、お忘れなく。といったところでしょうか。
|
[舞台にも響くネイサンの声。 女は表情を変えない。
奴隷を買ってどのように扱うかは、 人それぞれだと聞いている。 性奴とはいえ、人によってその嗜好は違うのだから、扱いも色々で。 結局最後には壊してしまう主人も多いのだと聞いた。
自分で壊すことはないといえる。そも、暴力的なことはあまり好まない。 女としての優しさというより、弱さというべきだろう。 それでも、誰か別のものが壊すというならそれは別で、奴隷が壊されてもそこには何の感慨もなかった。
今までは]
(187) 2010/04/11(Sun) 23時半頃
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[おずおずと出された赤の先。
傍から見たら、ただの深い口接けに見えるかもしれないが、2人の内では、ぷちり、音がした。
小さく小さく千切るのは、遠慮したわけではなく
ただ彼女が持つように、ただそれだけ。
暫くの間彼女の咥内を蹂躙した後、
グロリアへは笑みを、向ける]
ふふ。
どうかなァ?
違ったら加点しよう、って話かな?
[例えば彼女をストリップに出して稼いだりする場合、それはビジネスパートナーなのかな、
等とふと考えたのは口にはせず。]
[ネイサンの声が響くたび、震えるように見えるカルヴィナの姿。
壊されたくないと思うのは、自身に重ねて躾けたいと思ったからか]
――仕方ないわ。
No.2に700。
それともまだ上げるかしら。
ルカも、頑張らなくてはならないのではなくて?
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