25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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[伸ばした手の払われぬこと、 宵闇に見上げたその面も確かに覚えのあるもの。 その困惑を感じることも出来ず、 亡霊はそこにただ己の望むゆめをみる]
はぐれたのは、私ではありません。 ――主様の方です。 そう…… かつては、私を閉じ込めるほど、 お傍に置いてくださいましたのに……
[拗ねた声音で、作務衣の裾を小さく握る。 ――研師は恐らく知らぬのだろう、 彼の知る主の元より、この花は一度学院へと戻された]
(@60) 2010/08/02(Mon) 17時半頃
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[出戻りの身であらばこそ、 遠き外つ国の主のもとへと望んで召されたという伝聞に 周囲の者もさしたる疑問を抱かなかったのだろう。
学院へ戻った頃の萎れた姿は、友人も記憶に残していよう、 黄泉銀花の一枝を手に、理由は黙して語らなかった。
そのときも、慰められたのだ。あの笛の音に]
(@61) 2010/08/02(Mon) 18時頃
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―――…奴? 主様?何を他人事のように……?
[ゆるりと傾いだ首、見上げる視界を影が覆う。 髪を撫でる無骨な手に、目を細める。 伝わる温度は、ひやりと冷たいものであっただろう]
もう、はぐれるのは、嫌なのです……
[握った裾を離さずに、うつろな瞳は砥師を見上げ続けて ――やがて響いた物音と、 呼ばれた名にゆっくりと眼差しを 向けた]
(@62) 2010/08/02(Mon) 18時頃
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[呼ばれた名に、小さくこめかみを押さえる。 扇の閉じる音、涼やかな鈴の音]
――……鵠、殿?
[存在を見れば、ふわりと微笑う。 そして小さく頭を下げた]
あ……先ほどは、 ご心配をおかけして、申し訳ございません。
もう、大丈夫ですから。 このように……
[己が主と思い込んだ砥師を示し]
(@63) 2010/08/02(Mon) 18時頃
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本郷様も――… 私の主様は、こちらに……
[蓮の舞殿の主が姿に、 亡霊は嬉しげに微笑みを見せる――
主と共に舞殿を、それは素晴らしい夢のよう。 この世ならざる浄土の ゆめ ]
[されど交わされる言葉。 額にあてがわれた手に、ほんのわずかに眉根を寄せる]
やまい……?
[ちがうと小さく首をふる]
(@64) 2010/08/02(Mon) 18時半頃
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[部屋へ、と促される言葉。 されど――されど、己は知らぬことなれど、 いるはずのない花は、目録にもその名はないだろう。 主もなければ、客室などあるはずもなく――]
ぁ――……、
[鈍く痛むこめかみを押さえれば、 ぱさり、と一枝を取り落とす。 鵠が足先に落つる紅椿――黄泉銀花]
やまいなどでは……
[続き、足元にその眼差しを落とす]
(@65) 2010/08/02(Mon) 18時半頃
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なまえ……?
[蓮の主の問う言葉に、双眸は一度大きく見開く。 鈍い痛みに、指先はこめかみに這ったまま]
主様……
[いまだ握った作務衣の先を、 ただ縋るまなざしで見上げる。 ぴしりと割れんばかりに張り詰めた、黒硝子。
そう、名はどうしても思い出せなくて]
(@66) 2010/08/02(Mon) 19時頃
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名前は――…
[大事なことが思い出せない違和感は、 けれど砂のように思考をすり抜けてゆく。 しがみついた腕も、ずるりと、おちて、己が身を抱きしめる。
蓮が主の問いかけに答えられぬことも、また、 酷く己自身に失望のようなものを、感じてしまう。 それは 美しいゆめの遠ざかる気配に、似て――そちらを見ることが出来ない]
――はい、申し訳ありません、主様。 本郷様にも、鵠殿にも……ご心配をおかけしてばかりで。
[深く頭を下げる、紅の一枝が鵠が手元にあるを見た。 ああ、その花は気高き花には似合わない――]
(@67) 2010/08/02(Mon) 19時半頃
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――ここが変な感じ? ただの裏口でしか……
わわ ッ ぁ………
[抱えられれば、子供じみた悲鳴をあげた。 それはつめたく、かるいもの 常世の幻 けれど――望めば触れられる。
その高さにしがみ付くさまも、きっと子供じみていた]
(@68) 2010/08/02(Mon) 19時半頃
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――……はい、 思い出した ら、
[響く蓮の主の声、痛みの記憶、 それに触れるのは酷く恐ろしく――けれど、胸の鼓のどこか高鳴る。 微熱の篭るため息が零れ、 意識が希薄になりかければ、しがみ付く腕に力を込める。
触れた身が、 ただ温もりを奪うだけとは、気づかない]
主さま……
[小さく呟くのだけれど、声は届いていない気もした]
(@69) 2010/08/02(Mon) 20時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 20時頃
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鵠殿――… その花は、いかようにでも。
[年長の花を己がために使いにさせてしまったことには、 申し訳なさそうに身を縮め、せめてもの詫びにと枝を差し帰す]
―――休めば、よいのですか。 けれど、もう祭りが始まります、 主様のお付き添いをしなければ……
[慰めの言葉は、けれど。 その妄執を深めることにしかならず。 矛盾と違和感の全てを無視したままで、 少年は刷衛を、己が主と呼び続ける]
(@70) 2010/08/02(Mon) 20時頃
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――……あ、かしこまり ました。
[返答はしぶしぶを装って、 けれど声音に主より案じられるよろこびの漏れる]
……はい、たとえお夢殿であらねども、 現世にあらざる夢を舞うてみせまする。
[交わす言葉に己の姿、 見えぬ聞こえぬ者があるなどとは知らず。 付き添う鵠の姿には申し訳なく会釈する、 何を見ているのかは、少し気になったのだけれど]
――……、
[使用人は刷衛の一言に散らされてしまった。 本邸の広い一室は、けれど――そこはかとない不安を増す、 抱えた身をおろされれば、再び我が身を護るように腕を抱く]
(@71) 2010/08/02(Mon) 20時半頃
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[鵠と刷衛のやりとりに、 己のことを話し合われている様に、 不安な眼差しを向けていれば――唐突に投げられた言葉。 思い出す、先の笛の音 いにしえのこいうた]
――……ともだち? ぁ……
そう、あの笛の音色は、夜光の――
[物憂げだった面は、小さくほころんだ]
(@72) 2010/08/02(Mon) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 21時半頃
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名は――、名は夜光、
元々の名も、わたしは好きなのだけれど、 そのような名になったから……
[名を変えた直後は、よく呼び間違えていたことを思い出す。 けれど立ち上がる刷衛が姿と、口にするなの言葉。 灯りの下では紅の増す、黒い瞳は不安げなまま]
あるじさ……
[言いかけて、口を噤めば俯く。 傍らの鵠には、おなじくちら、と眼差しをやる]
――…ここで、大人しく、しております。 鵠殿も、花祭の準備などありますでしょう? 主様の言いつけどうり、こちらで休んでおりますから……
[案じられるばかりの己が身に、厭わしげなため息をひとつ落とした。]
(@73) 2010/08/02(Mon) 21時半頃
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落胤 明之進は、鵠が案じることのないように言葉を尽くせば、眠くはなくとも寝台に横たわる**
2010/08/02(Mon) 21時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 21時半頃
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― 本邸・廊下 ―
[蹲って幾らかして、立ち上がると頼りない足取りで廊下を歩く。 水面の上を歩くかのように、音も無く。 ゆらり、ゆらり。 琥珀は虚ろな色を宿すばかり。]
――――…。
[足は当ても無く彷徨って。 窓の傍を通れば、虎鉄は立ち止まって空を見上げた。]
(@74) 2010/08/02(Mon) 22時頃
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[名を呼ぶ声に、ゆら、と振り返る。 落ちゆく陽は、虎鉄の顔に影を落とし。 儚く、寂しげな色を添える。 空っぽの琥珀は伏目がちに鉄色を捉え。]
…祭……、…。
[微かに呟き、視線を外した。]
……俺には関係ねえよ。
(@75) 2010/08/02(Mon) 22時頃
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……。
[花、という言葉に無意識に奥歯を噛み締める。]
俺は…、俺の芸は、主のものだ。 …その主が居ないなら、俺には舞う理由が無い。
[影を落としたまま、呟いて。 パチン、と扇が鳴れば僅かに身を揺らした。 見上げた先の鉄色がふと動けば、それに倣って琥珀も同じ方向を見る。]
(@76) 2010/08/02(Mon) 22時半頃
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[虚ろな琥珀に漸く光が灯ったのは、聞き覚えのある声で名を呼ばれた時。 声のした方へ視線を遣ると、影は消え、琥珀が丸くなる。]
…か、げつ……? 華月じゃねえか!
[懐かしい名を呟くと、ぱ、と表情が綻ぶ。 認めた姿は、嘗ての友人にして兄貴分である相手。 同じ境遇で同じ師に就いていた事もあり、周りとあまり打ち解ける事のなかった虎鉄も華月には心を許していた。 そんな彼との久方ぶりの再会、嬉しくない訳がない。]
(@77) 2010/08/02(Mon) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/02(Mon) 23時頃
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…フン、言われなくても。
[本郷>>688に鼻を鳴らす。 先程まで虎鉄が纏っていた寂しげな雰囲気はもうそこにはない。 地に立つ両の足も、先程よりかは幾分しっかりしていた。]
別に、邪魔じゃねえけど。 ……?
[鉄色が捉えていた人物>>693にそう返し。 琥珀を見る瞳には首を傾げる。 まさか、庭での落花事故の声を聞かれていた挙句、照らしあわされているとは思ってもいない。]
(@78) 2010/08/02(Mon) 23時頃
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あま、みつつ き…。
[どういう字を書くのだろうと思いながら復唱して。]
俺は、虎鉄。 …花だ。一応。
[相手の名乗りに、短く名乗りを返した。]
(@79) 2010/08/02(Mon) 23時頃
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んー、まあ。そこそこな。 華月も相変わらず。
[肩口に舞う蝶を嬉しそうに見る。 華月が得意とする芸。 彼の手に掛かれば、和紙にも命が宿る。 虎鉄は華月が舞わす蝶を見るのがとても好きだった。]
……ん。
[密かに心の中で確かに脂大福だな、と思っていると、りんと鈴の音が聞こえた。 鈴の音の主は華月の知人だったか。]
……、…っ?
[朧げな記憶を辿る折、丁度鈴が脇を歩いた頃。 ぐらり、と重い眩暈がした。 地を踏んで、倒れる事こそないものの、不思議そうな顔で額を押さえる。]
(@80) 2010/08/02(Mon) 23時半頃
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(……蓮…?)
[急に聞こえた扇の音にハッとして、僅かに届いた蓮の香りに本郷を見た。 何を言う訳でも無く、視線はすぐに天満月へと流れ。]
…そ、一応。
[首を傾げる様にもう一度繰り返す。 相手の首元の瓶がしゃらりと鳴れば、じ、とそれを見詰めた。 しかしそれも束の間、眩暈にぐらと揺れ、華月に支えられる形になる。>>728]
わり…、何か急にぐらっと来た…。 …も、大丈夫。
[まだ余韻は残るが、心配をかけまいと華月の手を離れようと。]
(@81) 2010/08/03(Tue) 00時頃
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ん、平気。 ほんと、ちょっと眩暈しただけだから。
[少しばつが悪そうな顔で天満月と鈴の男――確か鵠と言ったか――にそう言い、本郷には口をへの字に曲げた。]
…わかってら。
[ムス、とした声を去る背中へとかけ、華月へと向き直る。]
もう、そんな時間か。 俺はどうすっかな…。
[相変わらず舞う気はないが、華月の芸が見られるなら行くのもいいかもしれないと思う現金な虎鉄。 少し悩んだ末に、じゃあ折角だし、と申し出を受ける事にした。]
(@82) 2010/08/03(Tue) 00時頃
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― A棟へ ―
[去る二人へ軽く手を上げて、別れを告げる。 視界に椿の花が映れば、微かにまた世界が揺れた気がした。]
……俺の芸は、主の為にあるからな。 でも、華月の為なら考えてもいいぜ?
[ぽそ、と呟いてから、冗談めいた言葉を付け加える。 主の話題が出ると少しばかり影が差したが、行こうと促されると影を払ってあとに続いた。]
火傷…? 何かあったのか?
[ひらひらと優雅に舞う蝶と戯れながら歩き、華月へと問うた。]
(@83) 2010/08/03(Tue) 01時頃
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