人狼議事


270 食人村忌譚

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【人】 真剣師 鬼丞

[――せめて、美味しく食べられるように。
美味しいと思ってもらえるように。
どうせ食べてもらうならば、嫌々なんて御免だ。
肉を食む時の感情が、生まれ変わる前の「その人」への、最後の想いだから。それは悪くないものであってほしい。

好かれたい、とは少し違う。
死後の世界なんて囁かれない村で、
ましてや生まれ変わりだって信じてはいなかった男の、
どこか矛盾した願いは、はたして叶ったか]

(26) 茄子 2017/12/05(Tue) 23時半頃

【人】 琴弾き 志乃

――あれから――

[凄惨な事件が終わってからは平穏を取り戻し、死に逝った者達への総出の弔いが行われた。
巫女殺しの志乃にも期限は設けられ、弔いの済むその日までは生きることを許される。

主に食すのはユリ、毒殺された身体は特に慎重に調理は進められた。
血は抜かれ胃は洗浄され、細かく切り刻み、焼いて肉を食う。
幸いなことに志乃が中毒にかかって命を落とすことはなかった。
あとは食べきるだけ、何日にもわたり干肉となったユリは皮だけを遺して食べられたであろう。]

(27) カルガモ 2017/12/06(Wed) 00時頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

[囁きが耳を擽りぴくり、と肩が揺れる。
耳朶に噛み付かれ、吸われ、嬲られる。
高い水音がまるで情事を思わせて心臓が高鳴るようだった。

もう、この心臓は動いていないのに。

そうだこの身体は死んでいる。
死んだ私は何を望むのか。
望んだ事はただ一つだけ。]

 錠、

[全てを喰らい腹に閉じ込めて逃がさぬよう。
輪廻の輪に戻す事もなく。
このまま私と共に朽ち果てようと。]

(28) laetitia 2017/12/06(Wed) 00時半頃

【人】 紅客連盟 イスルギ

[目に飛び込むのは錠の首筋。
耳朶を噛ませるに任せていたが、ゆるりと顔を首筋に埋めて。
ちろり、と舐めてそれから口を開けて強く噛み付いた。
犬歯が肌をぷつり、と突き破り肉へと到達する。
そのまま獣のように肉を食い千切った。

口内を転がる肉を咀嚼し飲み込む。
首筋から口を離すと濡れた赤を指で拭い、その指を錠の口の中へと突き入れた。]

 私を喰うといい。
 私もお前を喰らう、他の誰もいらん。

 死して尚、喰らおうなど餓鬼のようだが。
 そう間違えてもないのかもしれんな。

[欲しい、欲しいと訴えかける脳内の声。
これが欲しい。
首筋も、腕も、脚も、髪の一筋さえも。
誰にもやらぬ、これは私のモノだ。
爪の欠片さえも残さず喰らおう**]

(29) laetitia 2017/12/06(Wed) 00時半頃

【人】 琴弾き 志乃

――弔いの終わる日>>16>>17――

[食指終わりの最後の日、志乃は集会所に一人佇む。
今日は約束の日、志乃でいられる期限の終わり。

リツ兄の顔が見えると志乃はにこやかに微笑み、振り替える。
髪に花飾りをつけ、死出へのおめかしに身綺麗な死装束

爽やかにも話すリツ兄の声に志乃は小さく頷いて、切れ味の良さに驚く姿に笑みが零れる。

死ぬのは怖くはない。むしろ臨むまでの間には解放される喜びなどもあった。彼岸の憧れは来世への強い期待]

(30) カルガモ 2017/12/06(Wed) 01時頃

【人】 琴弾き 志乃

いいよ、リツ兄。
すっぱりやって、痛くないように。

ああでも、思いのこしは一つだけあるかな

[死に行く者としては気の抜けた緩んだ顔で、でもしっかりと身体はリツ兄を向きその瞬間までは毅然と立ったまま
答えは言わない、仄めかすだけの謎の問いかけ。]

...ふふ、リツ兄。
終わったら、私の懐を確かめるといいよ?

[思わせぶりに話した遺言に、懐に忍ばせた手紙が開封を待つ。
宛先はリツ兄へ
結局言えなかった私の気持ち]

それじゃ。サヨナラ――――――。

(31) カルガモ 2017/12/06(Wed) 01時頃

【人】 琴弾き 志乃

[膝をつき、差し出した首が落ち、手紙を改めたならそこに書かれていたのは"大好きだったよ"の言葉。
"もう少し私に時間があれば、リツ兄の子供を産んでみたかったな"
などと、心残しを入れて最後には"ありがとう またね"で括った志乃の最後のお礼。

落ちた首は読んだ彼の反応を楽しみに、安らかに微笑みながら転がった**]

(32) カルガモ 2017/12/06(Wed) 01時頃

【人】 巫女 ゆり



 嫌うわけ、ない。
 こうしてまた姉さんと話せる日を
 私は、ずっと待ってた。

 姉さんの部屋だって、あの日のまま、ずっと――……


[>>7:+23きっと村を優しく吹き抜ける風は、
神社の一室の障子窓をも揺らすのでしょう。

ふたりが暮らした場所。
ふたりがひとつだった場所。
ふたりが帰るはずだった場所。

少女は優しく姉を抱きしめ、
そうして求めていた温もりを手に入れたのでございました]

(33) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃

【人】 巫女 ゆり



 うん、“次”も。
 私は姉さんの妹に生まれたい。


[やくそく、と。
その幼い指を、姉の小指に絡ませるのでした。

ぽろぽろと流れ落ちる涙は、悲しみからではありません。
死してやっと、姉妹はひとつのなれたのですから。

さやさやと、優しく風が木々を揺らしておりました]

(34) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃

【人】 巫女 ゆり



 だから。行こう。

 また、私たちは生まれ変わって。姉妹になって。
 たくさんたくさん一緒に遊んで。
 一緒に大きくなって。
 きっと喧嘩もして――……

 だけど次は、もっと早く仲直りするの。


[僅かに滲む後悔。
ですが、遅すぎたなどということはありません。
死ははじまりなのですから。
姉妹はまたひとつになれたのですから。

あの日のように、姉の手を引いて
少女は村を駆けだすのです]

(35) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃

【人】 巫女 ゆり



[あたたかい場所へ。ひかり射す場所へ――……*]

 

(36) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時頃

【人】 巫女 ゆり



 そうして、村の人たちは
 みんなみんな死んでしまいました。

 めでたしめでたし。


[幼子に昔話を語る母のように、優しく優しく。
風は櫻子の頭を撫でるのでしょう]


 死は幸福なのよ、櫻子。
 ほら、死した私たちはこんなにも幸せでしょう。
 だから、こんな物語の最後も悲しむ必要はないの。


[慈悲深き笑みを浮かべ、風は優しく櫻子を包むのです]

(37) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時半頃

【人】 巫女 ゆり



 さて、これで物語はおしまい。


[そっと風は櫻子の瞼に手をかざします]


 よい子は寝なくてはいけないわ。
 さあ目を閉じて。


[風がさやさやと歌います。
永遠に目覚めぬ眠りを誘う子守唄を。
櫻子が眠るまで。ずっと、ずっと――……**]

(38) gurik0 2017/12/06(Wed) 11時半頃

【人】 抜荷 錠

>>28滲み出してきた赤錆の味に、うっとりと目を細め、噛み契るほどに力を込める。
 軟骨の抵抗感が、心地良い。]

 ッは、ぁ……。
  兄さ、ん……。

>>29首筋に感じる、唇の柔らかさ。
 深くを求めるように頭を傾げれば、皮膚に犬歯が突き立てられ、肉を頸動脈ごと奪っていった。]

 ─────、ッふ……!

   ァ、は

[気が狂いそうな鮮烈な痛み。
 けれど浮かべるのは恍惚の笑み。
 兄に喰らわれ、ひとつになれることへの悦び。]

(39) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃

【人】 抜荷 錠


 ………兄、さん……。

>>29僕もだよ、と。
 唇の形で示しながら、差し出された指に喰らいつく。
 幾度も噛みつき、肉をちぎって骨を砕き、ついに手と指を切り離してしまえば、奥歯で念入りに噛み潰し、味わおう。
 一本などといわず、二本、三本と。]

 美味しい、よ、兄さん。
 いままでの、誰よりも……おいしい。

 うん……もっと、食べてよ。
 そして僕にも、もっと、頂戴……。

[剥き出しになった、兄の指の骨を舐めながら、ねだる。]

(40) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃

【人】 抜荷 錠


 ねぇ、兄さん……。
 兄さんだけを食べ続けた、ら……。
 僕の血肉、は……全部、兄さんになる、のかな……?

 僕だけを食べる、兄さん、も……。
 全部、僕……に、なると……いいなぁ。

[そうして、輪廻から外れたまま。
 血肉も魂も、すべて融けあい、ひとつになるまで。

 永劫か、それともいつか朽ちるのか。
 そんなことは、誰も知らない。
 ただずっと、愛する一人だけに喰らわれ、喰らい続けていられさえすれば……それでいい**]

(41) nordwolf 2017/12/06(Wed) 20時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―弔いの終わる日―

[その日の天候はいかようだったか
 澄み渡る晴天であっても、着飾った志乃の姿>>30が、
 ひときわ美しく際立っていたと思う
 櫻子にまとわせた死装束>>3:141の感触を思い出し、
 微笑みとともに、少し離れた場所から様子を見やる

 自分は、勝手に担った見届け人
 “もしも”があっても介入することは叶わないが、
 執行者、リツの近くに佇むことは、憚られた>>4:+0

 交わす言葉を>>18>>31耳に留める
 実用性を伴う磨き抜かれた刃が煌めき、
 確実に求められた役割を遂行し――――>>19

(42) ginlime 2017/12/06(Wed) 20時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

志乃さん

[体が2つに分かれたことを確認し、瞑目する
 これもほんのわずかな間 くるりと2人に背を向ける
 『懐を』とは聞こえていた 
 しようとすれば、その意味を確認する術もあるだろう
 けれど、それは儀式の――――
 約束>>7:19>>7の範囲外のこと]

また、いつかお会いしましょう

[かつてかけられた執行者>>5:15の言葉をなぞらえる
 心が心の臓ではなく、頭に宿るもの>>2:188ならば、
 彼女は今、そこに何を湛えているのだろうか>>32
 そんなことを、ふと思い描きながらも、
 役目を終えた見届け人は振り返ることなく、
 その場を後にしたのだった*]

(43) ginlime 2017/12/06(Wed) 20時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

―それから―

[そして、長い、長い月日が経過した
 生者達が紡ぐだろうこの村の物語は、
 どんな経緯を辿ったのだろうか

 滅亡か、継続か、巡る命は生まれてきたのか
 因習に囚われたありようは、
 いったいいつまで、続いていたのだろうか

 大戦を迎え、終結に至り、高度な成長を国が遂げ、
 文化が変わり、元号が変わり、
 人のありようさえもが、変わっていったのかもしれない

 ただ、死して因習の縛りから解放された江津子は、
 村のあったこの地を、未だに巡り続けていた
 転生を果たすこともなく、天に召されることもなく]

(44) ginlime 2017/12/06(Wed) 20時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

おはようございます

[いつもの場所で立ち止まり、深々と礼をする
 そこは、近代的な家屋か、なにもない更地か、
 はてまたダムに沈んだ水底であっても、
 やるべきことは、変わらない
 昔々のその昔、焼けた家屋>>6:8があった、この場所で

 長い、月日が経過した
 あまりに月日が経ち過ぎていて、
 どうして挨拶をしているのか、自分が誰なのかさえも、
 時々思い出さなければならない時もあった

 当時を生きた者たちは、そのほとんどが、
 みんなみんな死んでしまい>>37
 かつての面影を見いだせる場所は、
 残っているのかも、分からない]

(45) ginlime 2017/12/06(Wed) 20時半頃

【人】 亡命同盟 エツコ

[その場を離れ、周囲を巡る
 運命の時を迎えたのに、なぜ輪廻の流れを逸脱したのか
 それは江津子自身にも、分からない

 ただ、こうして彷徨っていることを、
 疑問に思うことも、嫌だと感じることも、ほとんどない
 はるか過去の忘れた出来事も、この場にいると蘇るから

 足掻き、悩み、苦しみ、抗い、
 笑い、楽しみ、言葉を交わし、分かち合い

 因習に縛られた穢れた村でしかなしえなかった人々が
 精一杯に、確かに生きた時代に、触れ合えるから]

巡り巡りて 帰りゃんせ――――

[歴史でみれば瞬きするほど短い期間、
 描かれた物語が、まどろみの中から蘇る
 時代遅れの歌を口ずさみながら、微笑みを携えて、
 江津子は今日もこの地を見守る**]

(46) ginlime 2017/12/06(Wed) 21時頃

[生温い風に四つ足は目を覚ます。
本来なら雪解けもまだ先、鼻先を掠めるのは
生木を凍らせる張り詰めた大気。

だが今、四つ足の鼻を湿らせるのは温度を持った風。
命の気配を湛えているくせに、ぼたぼたと零していく。

にぃ、と嗤った四つ足の口は深く裂けて、
赤い舌が鋭い牙を研ぎ直すように舐め拭いた]


 グルルルル……。

[低い唸り声が喉の奥から漏れる。
前後に動く耳は片方しかないが、四方から聴こえる音を
逃すことは無い。

匂いと音を頼りに四つ足は雪に足を沈めながら
慎重に進めていく。

後ろから付いてくる仲間たちも真似ながら進む先に。
遠く遠くに雪に埋もれてある動物が
群れて住まう場所があった。

普段余程腹を空かせない限り、獣は近付かない場所]


[だが離れて動くドングリの様な影が見えて。

四つ足たちは動きを止めた。
そうして風下になるようにゆっくりゆっくり位置を変え、
雪の溜まり場に身を潜め。

茶褐色の毛並みの四つ足が距離を詰める。

どうしてその動物達がここにいるのか。
四つ足には関係なかった。

ただ、腹の膨らんだ柔らかそうな肉の匂いを
運ぶ動物たちに目をぎらつかせ。

道標のように赤い筋を付けた雪の上を、
一拍置いて一気に駆け抜けた]


 ガルルルルッッッ!!

[この動物たちは群れになっても牙はなく、
時として火を噴く道具を使うのは知っていた。
だからまずその群れの首領を狙い、顔を潰す。

たちまち統制を失った動物の群れなど
後は好きに食い殺すだけだ。

これだけあれば暫く群れは生き抜いていくだろう。

早速柔らかで栄養満点な
腹の中身から食らい付いて気付く。

この血も肉も、この動物独特のものか。
何処かで口にした覚えがあった]



[何処でだったか。

牙を深紅に染めた獣は少し悩むような素振りを見せたが、
すぐに邪魔が入らぬうちにと、ガツガツと
食い進める。


何一つ変わっていない。

          獣が家畜を食い殺しては生きる話**]


【人】 発明家 源蔵


―― ―― とまあ

(47) birdman 2017/12/06(Wed) 23時頃

【人】 発明家 源蔵

なんの因果かは知らないが
ながれる輪廻>>2:198のとめるべくもない、
とかくみんな死んだってぇ話だったのさ

……、
嘘なもんかい、昔この村でたしかにあったさ
神社に納まってる
尻切れトンボの帳面をみたこたないってか?

誰もいない四辻で、かえってこいとうたう声は? 
聞いたことないって?

(48) birdman 2017/12/06(Wed) 23時頃

【人】 発明家 源蔵

信心が足りないねえ、
そんな悪たれのところにゃあ鬼がくるよ
苦い薬煎じてかあちゃんに飲ませてもらい……

…… ちがうちがう! 如月さんじゃねえ、
話の中にいたろう、“おに”が!
そうそっちの鬼だよ 地獄の鬼だ――……

……、……

まあねえ、如月さんも鬼かもわからん

(49) birdman 2017/12/06(Wed) 23時頃

【人】 発明家 源蔵



  だってよ お前、
  あるかもしれないじゃないか


  生まれ変わりが

(50) birdman 2017/12/06(Wed) 23時頃

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イスルギ
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鬼丞
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ミナカタ
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突然死 (0人)

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