68 Trick or Treat? ― Battle or Die ―
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― 広場 ―
[戻ったその場所からは、お化けの数が減っているような気がした。 それ故にか、元は人間だった者達の遺体がはっきりと判る]
(ヤニクさんも、死んじゃったんだ……)
[これでもう、幾つ目の死体を目にしただろう。 終わりはまだ、訪れない]
(いつまで、こんな事を続けさせるつもり? まさか、誰か最後の一人になるまでとでも……?)
[そう空へと問いかけた時、何処かで陶器の砕ける音が響いた]
(26) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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[また、誰かが死んだ。 直感的にそう思った――]
(終わらないなら、終わらせるしかない)
[そう、まだ見付けていないのだ。 ゾーイを、そして恐らく路地の男を殺したであろう あのお菓子を貪る骸骨を]
(終われない……)
[せめて、あの骸骨だけでも見つけ出さなければ。 そう思うと、足は自然と音のした方へ向いていた]
(27) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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―広場―
うん、戻ってきたけどあんまり意味はなかったかなあ。 犯人は現場に戻る…となれば楽だったのだけど。
[やれやれ、とため息を吐いたその時。 黒猫が何か聞いたようだ。…猫だからか?]
やれやれ。また僕の不利な場所じゃなければいいんだけど。
[仕方ないので、付いては行くのだが。 どの道サシで勝てる訳はないのだから。]
(28) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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―現在・広場―
[たぶん、その裏通りは、おじちゃんの現在位置から遠く離れていなかったのでしょう。 最初おじちゃんとマーゴさんは、>>5:110最初は比較的近くにいた筈ですから。
狼のようなお化けを蹴り飛ばした瞬間、何かが砕ける音>>25が聴こえました。おじちゃんははっとしてそちらを振り返ります。 まさか…いやな予感が脳裏をよぎりました。何かガラス製品が割れるような音。陶器。それから連想されるのは、広場に来る前に出会ったビスクドール。]
ざっ…けんな!!!!!
[おじちゃんは悔しそうに地面を蹴って、音のしたほうに走り出します。走りすぎないでね? もしかしてその向こうには、もっと悲しい死体があるかもしれないから>>5:55>>5:125>>0。]
(29) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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モニカは、スティーブンが着いてくるを視界の端に入れて、そのまま歩き出す。
2011/10/28(Fri) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 01時半頃
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―裏通り―
[迷路のような一角に、その遺体はありました。 ビスクドールじゃありません。きちんとした、人間です。 日傘をくるくる回していた大人しそうな女の人。近くに、お人形は転がってましたでしょうか。それとももう、消えてしまった?]
『へくちゃ、へくちゃ』
[しゅんとして、女の子が声を発します。それも小さなものでした。おじちゃんは女の子を宥めるようにその首に手をやって、指の腹でごろごろと撫でます。でも表情は険しいままです。]
こーんな美人さんだったのな。名前、覚えてなくて悪かった。
[ためらうことはせずに、おじちゃんはマーゴさんを撫でます。傍にお菓子は落ちていません。誰かが持っていってしまったのでしょう。おそらくはマーゴさんをこんな風にした誰かが。そこに骸骨はいましたか?もう、立ち去った後でしたでしょうか。 いいえ、おじちゃんは見てしまったかもしれません。むさぼるようにお菓子を食らう、骸骨>>25を。]
(30) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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[焼き菓子を飲み下すと、その持ち主には最早一瞥もくれず、骸骨はふらりと踵を返す。そしてそのまま、何処かへと立ち去った。
地面に点々と残る血の跡を辿れば、公園の遊歩道に一人佇む骸骨の姿を見る事ができるだろう。]
(31) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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…ん。
[ふと視線を落とすと、そこには点々と血の跡がありました。 一つは、奥のほうへ。こちらは少し、乾いてきています。 もう一つはまだ新しいようです。
おじちゃんは迷いました。奥のほうには、まだ誰か亡くなった人がいるかもしれません。 きちんと見届けるべきでしょうか。いいえ、でもまず先に、あの骸骨をやっつけてしまわなければ。
マーゴさんの目がもし見開かれたままなら、そっとその瞳を閉じて。暗い路地の脇、建物に横たわらせました。]
こんなところで悪いな。
[そう言って、ふぅと一息。おじちゃんは今度は、新しい血の跡を辿ります。]
→公園へ
(32) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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―裏通り―
[よろよろと、モニカの後を付いていく。 また遺体が転がっていた。例によって知らない人物だったのだが。]
こりゃ、ヘクター君も危ないんじゃないかねえ。 どう考えても、単体でやりあえる相手じゃない。 …早まるなよ。本当に。
[血の跡に気付いたのは僕よりもモニカの方が先だったかもしれない。 また、モニカの後ろを付いて歩く。
確かこの先は、公園だったかな。]
(33) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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―公園―
[遊歩道に、その骸骨はいました。 赤いジャンパに黒いパンツ。ハットまで被っています。お洒落な上に、なんだか佇む姿が優雅に見えます。骸骨なので表情までは読み取れませんが。]
こんな状況に、なんつーか。余裕だなくそったれ。
[忌々しそうに吐き出して、おじちゃんは先程仲間にした狼の頭を撫でます。黙ったまま棒の先を骸骨に向けます。 低く発する声は、戦いの合図。]
『纏え。』
[狼は他のお化けよりも、素早かったかもしれません。それからおじちゃんは宙でくるりと棒を回し、他のお化けたちを呼び寄せます。 骸骨からはその姿はどう映るでしょうか。杖を振りかぶりお化けを操る老人の、その顔は?]
(34) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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― 公園 ―
[視界のいい遊歩道に、骸骨は一人佇んでいた。
次の獲物を、探さなければ。 渇きは、ますます勢いを増して。
同時に、あの黒いドレスの女への憎悪も、膨らんでいた。見つけ出して、解体してしまいたい。そう、この渇きも、痛みも、全部あいつのせいだ。]
(35) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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→ 裏通り ―
[音のした方へと、黒猫は歩く。 恐らく、>>30>>31は裏通りへと辿り着く前の事]
(足音……)
[>>32と入れ違いになったようだ。 足音の方へ左耳を向けながら。 広場で出逢った黒髪の綺麗な女性が、横たわっている。 行きずりで殺されたまま置き去りにされたのではなく、 誰かが整えたようになっているのを見て]
(マーゴさん……)
[ぎゅ、と拳を握る。 先程足音がした方へと注意を傾ける。 見れば血が点々と落ちている]
(誰かが殺されてるマーゴさんを見付けて、それから立ち去った……?)
(36) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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―公園―
[鞄とバスケットを抱えて、ようやく公園に辿り着いた。 ああやっぱり先に戦ってた。]
おいおい、そいつ相手にサシは無謀じゃないのか…!
[ヘクター君の戦力はよくわからないが、骸骨はどうも戦い慣れている気がする。 …そりゃまあ、応援が来るまで待つタイプだとも思ってはいなかったが。]
支援は出来るが、無茶はするなよ! 僕とこいつは相性が悪い!
[ざわざわという音だけでも、ここから聞こえないだろうか。]
(37) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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[背後で枯れ木のざわめきが聞こえる。 枯れ木の中の人は足が悪いのか、黒猫を追い越す事はない。 それに気付いてからは、幾度か後ろを振り返る]
ニャァ、ウ。 (怪我、もししてるなら無理しないで)
[伝わらない言葉だけれど。 血の後を辿っている内に、別の音も耳に届き始める。 それはヘクターが呼び出すお化け達の立てる音か]
……。
[公園の手前で一度立ち止まり、気をつけて、 というように枯れ木を見た]
(38) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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スティーブンは、へクターの様子を伺い見る。本当に無茶しないか心配。
2011/10/28(Fri) 02時頃
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― 公園 ―
[何かメッセージを発しようとしている枯れ木の代わりに、鳴く]
ミャア!!
[そして、杖を振り翳す老人の下へと駆けようと。 黒猫は猫の姿に変わり、枯れ木の傍を離れた]
(39) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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…まあ、無理はしないさ。 身を挺して誰かを庇う程、出来た人間じゃないからねえ。
[黒猫は何度か此方を振り返っていた。心配はされているのだろうと推測して。]
なんでこう、どいつもこいつも僕と相性の悪い相手ばかりなんだか。
[重いため息を吐きながらも、いつも通り木の傍へと近付いていく。]
(40) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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[気配に振り向くと、そこには丈の長いローブを纏った、一体のモンスター。 痩せて骨ばった腕に、長い杖を掴んでいる。魔物をしたがえるそのいでたちは、さしずめ魔導師、といったところだろうか。
そして、その顔は――
――空虚。
本来顔があるべき場所には、ただ虚ろな闇が口を開けているのみだった。
骸骨は斧を構えた。ああ、きっとあれも、『お菓子』を持っている。]
(41) 2011/10/28(Fri) 02時頃
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へクターは、モニカさんが何か言っています>>39が、気にしませんでした。
2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[何か後ろがざわざわしています>>37。たぶん、枯れ木のお医者様でしょう。 無視です。無視無視。おじちゃんは倒したばかりのハーピィと広場に倒れていたお化けありったけを集めます。そいつらを携えて、おじちゃんは前方に棒を構えました。骸骨と会うのは初めてですから、この人の戦い方なんてしりません。それなら身を持って――知れ!!]
おうりゃ!
[リーチの長い棒が届くすれすれで、おじちゃんは腕を思い切り横に振ります。]
(42) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[木の傍へと移動していく枯れ木。 お化けを従えた老人。 斧を構えた骸骨]
……。
[猫は周囲に目を配らせる。 ブランコ、ジャングルジム、砂場、植木、その他幾つか。
す、と骸骨に注意を向けながら、ジャングルジムの方へと回る。 隙間だらけの遊具は猫の隠れ蓑にはならないけれど。 斧の大きさを考えれば盾にはなる。 お化け達の中を突撃していく事は、しない]
(43) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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…無視するし。 ううん、少し様子を見るべきなのか?
[棒を扱ってる時に巻き込む危険性があるし。 どうしたものか、と。 橡の木に手を付く一歩前で考える。]
(44) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[空虚は沢山の異形を従えていた。
骸骨は左手の斧は後ろに放り、右手の斧を、胸の前に構える。と、それは大鎌へと形を変え。 先刻使ったものよりも、刃の部分が格段に大きい。
ゆらり、と鎌を空虚に向けた。振りかざした杖の一撃を、刃の峰で防ぐ。鈍い金属音。 それから、周りに群がる異形共へ向けて、横に薙いだ。]
(45) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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[やっぱり。踏み込みが浅い攻撃は、簡単に弾かれてしまいました>>45。 同時におじちゃんの前方を守っていた化けたちが引き裂かれます。後方も、きっと駄目です。斧が放られていますから。 おじちゃんはすっと目を側めます。骸骨の操るのは、刃物の武器が2つ。自由に放られた斧、斧から姿を変えた大鎌。]
鎌、ねぇ。
[ちらりと肩の女の子を見ます。女の子はふるふると首を横に振ります。まだ、もうちょっと。もうちょっとだけ我慢です。 大鎌の軌道を変えられても対応できるよう、振り払われた棒を胸の前に戻しました。今度は、上からのお化けを数体。]
『降りろ!!!!!』
[また、簡単に切り裂かれてしまうでしょうか。おじちゃんは、諦めません。]
(46) 2011/10/28(Fri) 02時半頃
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スティーブンは、モニカもとい黒猫の方を見た。…其処からどう動くんだ?
2011/10/28(Fri) 03時頃
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[お化け達が切り裂かれ、鎌が生成されるのを見る。 死神のような井出達だが、その顔には焦げた跡が残っている。 あれは、ゾーイがつけた傷だ]
(耐久力や回復力があるわけではない……みたいだね)
[長い獲物、狙うならば手か。 異形を薙ぎ払う動作>>45を観察しながら。 いつしか、アッシュグレイの瞳は金に変わっていた。 それだけ、意識が感覚に集中しているのだろう。 目が合わない限り発動しないそれは、 ジャングルジムの影で二つ、妖しく光るのみ]
(47) 2011/10/28(Fri) 03時頃
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[骸骨は、刃物の扱いに慣れているようです。 それに、動きも軽い。 おじちゃんも動きの軽さには自信がありますが、今はちょっと、完全に俺っちのが速えーし!とは言えません。 痛み止めが効いているのはいいですが、副作用があるのか、なんだか身体の動きが鈍く感じるのです。]
(眩暈がないだけ、ましかねぇ...)
[時々、アクションのお仕事中にもありました。視界が霞んだまま崖を飛び降りたり。 まぁそんな感じで傷を負うことへの恐怖心は薄いのですが、ただちょっと、身軽な骸骨とスピード勝負が出来るかはわかりません。 せめて、どこか隙がないか。急所となる場所はないか。 おじちゃんは意識をなんとか集中させて、骸骨の一挙一動を見据えました。 その分防御が甘くなっていることにまでは、気付いていません。]
(48) 2011/10/28(Fri) 03時頃
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スティーブンは、ヘクターと骸骨の動きをじっと観察している。**
2011/10/28(Fri) 04時頃
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[何度かの攻防を、続けたでしょうか。 おじちゃんはだいぶ疲弊していました。もう、お化けを呼ぶ力がないくらいに。 戦いの中で、見つけたのは2つ。 骸骨の顔が焼け爛れていたこと。右腕の動きが鈍いこと。 おそらく先の戦いで負った傷でしょう。狙うならここかもしれません。]
(本当は、俺っちがかっこよく倒せたらいいんだけど、さ)
[周囲を見渡しました。まだ、お医者さんもモニカさんもいます。 だから大丈夫でしょう。もし、万が一おじちゃんが倒れてしまっても。]
(49) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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ちみっこよぉ。 ちーと、がんばってくれないか。
[おじちゃんは、女の子の黒髪を優しく撫でて。 その小さな口元に、自分の血を与えました。]
『へくちゃ、』
[小さく、おじちゃんを呼ぶ声は…]
(50) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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『ぱぱ。』
[と。
たしかにおじちゃんには聴こえていて。 おじちゃんは嬉しそうに、微笑みました。]
(51) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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[ぐったりとしたおじちゃんの前に現れたのは、黒い髪の女の子。 優しい瞳でおじちゃんを見つめると、その髪をやっぱり優しく撫でました。 以前喚び出した時より少しだけ大人びて、少しだけ娘さんを追い越してしまっていることに、おじちゃんは気付いているでしょうか? くるり、女の子は踵を返して、大きな鎌を掲げました。 燃えるように赤い瞳が捉えるのは、骸骨の姿。 その、敵に向かって、
悪魔は ふわり 踏み出します。**]
(52) 2011/10/28(Fri) 04時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 08時頃
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[空虚は次から次へと、異形を呼び寄せる。上から降った数体のそれを、大きく振った鎌で薙ぐ。鈍い音と共に、異形は分断され、散った。
そのまま、空虚の前に一歩踏み込み。
鎌は再び、その形を変える。小型の鉈のような形の刃。 虚空の懐に入り込んだ骸骨は、正面から袈裟懸けに切りつけた。
痛みは感じずとも、やはりボロボロの右腕の動きは鈍っていて。多少の傷は与える事ができるだろうが、致命傷を与えるには至らないだろう。]
(53) 2011/10/28(Fri) 12時半頃
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[切りつけて、一旦後ろに下がって様子を窺う。
空虚はじっと動かない。 ――と、そこにこれまで空虚が喚んだものとは少し違う、黒髪の少女が現れた。 ふわりと漂う少女は、骸骨のものと似た大鎌を持ち、真紅の瞳が光る。それは悪魔か、死神か。
骸骨は鉈を再び斧に変え、両手に構えた。 鎌の一撃が飛ぶ前にその懐へ潜るべく、少女へ向かって駆け出す。]
(54) 2011/10/28(Fri) 12時半頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2011/10/28(Fri) 12時半頃
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[散ったお化けの身体が、はらはらと辺りに舞い落ちます。 その肉片の幾つかは、悪魔の口元に落ちたでしょうか。 彼女の口元には、赤い雫がひとつ。 きっとおじちゃんに付けられた傷>>53を、吸い上げた名残でしょう。
悪魔は悠然と微笑んで、駆け出した骸骨>>54の方向にゆっくり手を差し伸べます。 まるで、自分の下に誘うように。
さぁ、本物の化け物は、彼女と骸骨どっち?]
(55) 2011/10/28(Fri) 14時頃
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