124 Acta est fabula.
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[突きつけられた短剣は確かにそこを貫いていた。 上がる断末魔に抱え込んだ足から手が離れる。 と、その足がふらふらと動いて]
――……ブローリン、さん……。
[やがて倒れた。 ゆっくりと身をおこし、呆然と見つめて]
終わった、の……?
[本当に、今度こそ? 疑念は消えない。
シメオンの方を見て、それからブローリンを刺したチールーを*見上げた*]
(26) waterfall 2013/06/08(Sat) 02時頃
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飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。
waterfall 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[ミッシェルが止め、シメオンが気を逸らさせた為に、 短剣は確りと、ブローリンの心臓を貫いていた。 痛みを和らげようともせずに突き出した刃。 握る手に伝わるのは血の温もりと、 断末魔の叫びが震わせた、冷たい空気。]
―――――…
[彼が前のめりに倒れ始めた時、短剣を握る手を離した。 さいごに小さく耳に届いたか細い声。 その死を見届けた後、チールーは目を伏せ、閉じた。]
(27) sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時頃
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[ブローリンが命を失うところを、見ていた。 はは、と乾いた笑いが落ちる。]
フィル、どーなんだよ。 なぁ もう、終わりなんだろ?
[死んだ友人は、答えない。 死体にも、殺したチールーにも、自分をうかがうミッシェルにも、視線は向けられなかった。 はは、と乾いた笑みが落ちた。
血の匂いは、消えない。**]
(28) hishou 2013/06/08(Sat) 02時半頃
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[ミッシェルの視線を受けた時も、目は閉じていた。 此方を見ないシメオンの方にも、やはり顔を向けぬまま。]
終わったか如何かは、未だ、判らない、が ――――…
[一先ずの安堵は、確かにあった――筈だ。 けれど人狼とはいえ、同じ村民だとも意識していたし、 共に厨房に立つだなんてこともした男。 その死に、喜びなんて抱ける訳がない。 哀しい筈、―――そうである筈、なのに。]
………先ずは、彼を弔いに行く。
[笑うことも、泣くことも、できないまま。 無表情を崩せないままの男は、血だまりの中に身を屈めて。 瞳にもう光宿さぬ男の背から短剣を抜いてしまい、 決して小さくも軽くも無いその身体を、担ぎ上げた。**]
(29) sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
sakanoka 2013/06/08(Sat) 02時半頃
翌朝の犠牲者は、なかった。
降り続いていた雨も、すべてが終わったことを示すように、足を弱めていた。
森を抜けることも出来るだろう。
村の未来は、誰も、知らない。
――END
(#0) 2013/06/08(Sat) 02時半頃
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[目を伏せたチールーを、その目が開くまで見ていた。 死んだ友の名を呼ぶシメオンの声が聞こえる。
乾いた笑いも、笑っているようには聞こえなくて]
――……うん。
[弔いに、と言うチールーの言葉に頷いて、身を起こし立ちあがる。 ブローリンの身体を抱き上げるのを見て、それから食われたままのシビルを見下ろした]
シビルさんも、埋めなきゃ。 彼女は、私が運ぶわ。
(30) waterfall 2013/06/09(Sun) 21時半頃
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[赤い身体を持ち上げる。食われてしまった身体は、意外なほど軽くなっていた。
雨がまだ続く中、穴を掘り、二人の身体を埋めて。 それから生き残った二人を見た。
もう終わりなのか、それとも終わりでは無いのか。 どちらにしても――――]
二人とも、今日は暖かくしてゆっくりねむって。風邪、引いてるんでしょ? なにか、温まりそうなもの作るわ。
[努めて笑顔を作った]
(31) waterfall 2013/06/09(Sun) 21時半頃
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あぁ、 …―――頼む。悪い。
ベネットのことも、シビルのことも、 君に負わせてしまう、な。
[ひどく喰らわれた身体は軽くなっているだろうとは言え、 ミッシェルに負担を掛けてしまうのは、とも思い 一度は首を横に振りかけた。 それでも、遅れて運ぶことになるよりは――と、 弔いに出る彼女の気持ちを思い、頷いていた。]
(32) sakanoka 2013/06/09(Sun) 23時頃
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[死者ふたりを埋めたそれぞれの場所に、木枝で墓標を建てた後。 雨で身体を濡らしたまま、ミッシェル>>31に振り向いた。]
ばれてしまったか。 シメオンもまさか、とは思っていたが、 ……実に困ったものだな。
[そう、己が風邪引きであることを認めながら、 こんな時に浮かべるべきだろうという苦笑いの一つも、 上手く作れないまま、彼女の笑顔を暫し見詰めた。]
……俺がやるさ、などと言っても 風邪引きに任せられるか、と言われてしまうか。
あぁ、今日は大人しくして、君の手料理を頂くとするさ。
(33) sakanoka 2013/06/09(Sun) 23時頃
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別に、背負うのくらい気にしないで。 全部、チールーに任せるのもおかしいでしょ?
生きてる私達が弔わないと、もう、ここには三人しかいないんだもの。
[そう言って運んで、やはり雨に濡れてしまったけど]
風邪引きさんに作られると、まだ健康な私まで風邪に罹っちゃうじゃない。 任せてよ、別に料理は苦手じゃないし。 母さんにだってお墨付きは貰ってたんだから。
[そう言うと、集会場の中に追い立てるように手を振った]
ほら、中に入って。その代わり私が一日遅れで風邪引いたら、看病して貰うんだから。
(34) waterfall 2013/06/09(Sun) 23時半頃
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[何で全部背負おうとするのか、と。 それは以前にもミルフィに言われてしまっていた。 ふと思い出されて、小さく目を伏せた。]
おかしい、か――あぁ、そうなんだろう、な。 莫迦なんだろうとは、判っていた、が。
[三人しかもう居ないのだ、と小さく頷いて。 けれど三人は未だ生きているのだ、と――。 その後、ミッシェルの手を振る仕草に、 慌てるでもなく、けれどぐずぐずするでもなく、 集会所へと足を運んでいった。]
あぁ、三人しか居ないっていうのに、 まだ健康な君にまでうつしてしまってはいけないからな。
それでももし君が倒れたら、必ず。
[看病する、と。また頷いて、屋根の下へと。]
(35) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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[微かにぎこちなく動いた口許は、確かに笑みの形をしていた。 それでも、きちんと笑えているか、笑い方を思い出せているか 自信は未だに持てなかった。
そんな男は、笑うしかできなかった少年のことを思う。 それは風邪のことも確かにあったが、 ――殺されてもいい、なんて言っていたこともある。]
彼女の母御さんも認めた手料理を振る舞って貰えるんだ。 シメオンにも、確り味わって貰いたいものだが。
[彼がフィル以外の名を呼ぶ様は、あれから未だ見ていない。 それでも己に向けぬ傘を、ミッシェルにはちゃんと 向けていた姿は、昨日も確かに見ていた。 そのことを思いながら、零していた。
一度客室で髪を拭い、濡れた服も着替えてから広間へと。 彼女の振る舞う料理の温もりを得てから、 やがて少しだけ早く眠りに就くまでの時間は 何処か、ゆっくりとしたものに感じられた。**]
(36) sakanoka 2013/06/10(Mon) 00時頃
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……さすがに、村を再興するって言うのは無理そうだけどね。
[少し寂しそうに言ってから、集会場に入れば厨房に向かう]
暖炉に火をいれよっか。 雨も降ってるし冷えるから。 二人はそこで温まってて。
[そう言うと厨房に一人向かう。
チールーの見せた笑みはまだ硬かったけれど、表情がないよりは全然良い。 そう思えば、料理を作る腕にも自然とやる気が出る。
鍋に水を張り火をいれる。食材といえばもう余り残ってもいない。根菜のスープに干し肉も入れて、ジンジャーで風味付けたパンケーキの上には蜂蜜を垂らした。 塩漬けの腸詰めを見つけて、塩抜きをしてから軽く焼くと香草を散らす。
温かなお茶と一緒に、広間へと運んだ]
(37) waterfall 2013/06/10(Mon) 00時半頃
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村の再興はもはや出来んとしても。 生き延びてくれたやつらが、何処に行ったって 確りと生きてくれれば、俺は――。
[寂しげにミッシェルが言ったことに、 この時、それだけをぽつりと零していた。 本当なら、こういう時こそ屈託の無い笑みが欲しいのに。 それは未だ出来ぬまま。 そして途切れた言葉の先も、此処では言わぬままだった。]
(38) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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[それから厨房に向かっていった彼女を、 その言葉にまた頷いてから、見送った。 薪をくべ火の入れた暖炉の手前で、 シメオンがきちんと温まっているか確かめながら――、 自分もまた、冷えた身体を火の傍に置いた。
部屋の暖かさの中に、微かに伝う香ばしさや甘い匂い。 やがてお茶と共に運ばれてきた、パンケーキとスープに 腸詰も添えられているのを見て、小さく瞬いた。]
あぁ、随分と材料も尽きてきていたが――。 その中でこれだけ美味しそうなものを 沢山作って貰えるなんてな。
ありがとう、ミッシェル。 君は良い飾り職だけでなく、良い嫁さんにも、 ――…というのは余計な一言か。
[未だ上手くは作れない笑みと共に。 温かな食事に、手を付け始めた。**]
(39) sakanoka 2013/06/10(Mon) 01時頃
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せめてパンが焼ければ良いんだけど……。 ここには焼けるようなオーブンもないから。
[テーブルの上に料理をそれぞれ配して]
やだチールー、どっちも自信ないってば 飾り職の方は良い師匠見つけないといけないし。
良い奥さんとか、なれるのかなぁ。 新しい土地に行ったら、しばらくはそんなこと考えてられないし、ね。
[椅子に座ると食事に手をつける。笑みの増えてきたチールーを見れば、にこりと微笑む]
(40) waterfall 2013/06/10(Mon) 01時半頃
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[自分がこの後どうなるかは、実のところそれほど心配はしていなかった。 生きたいという気持ちがあるのだから。 心配なのは、二つ。チールーとシメオンのことだ。 自分に生きたいかと問うてきたチールーと、死を選んでしまいそうなシメオンと]
……二人は、どうするの。
[だから、そう聞いた]
(41) waterfall 2013/06/10(Mon) 01時半頃
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ミッシェルは、ねむねむ
waterfall 2013/06/10(Mon) 14時半頃
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[今回の犠牲者も、処刑者も、やっぱり運ぶつもりにはならなかった。 ミッシェルとチールーの様子をしばらく見て、それから追いかける。 傘を二人に差し出すのは無理だったから、今度はまったく手に取ろうとはしなかった]
――生きてるだけ良いんじゃねーの?
[風邪、と聞いて小さく笑う。否定も肯定もしない。 チールーは肯定しているから、口もと歪めて、笑った。]
人のこと言ってばっかりだからだろ。
[二人の会話を聞くともなしに聞く。 追われれば先に集会所の部屋に入り、水を含んだ体を、タオルで乱暴に拭った。]
つかれた。
[ぽつり、と一言が、落ちた。]
(42) hishou 2013/06/10(Mon) 16時半頃
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[それから戻って、暖炉の前にしっかりと。 火にあたりながらも、ぼう、とチールーを見た。 ゆるく向けた視線は合えば、ふいとそらすもの。
ミッシェルが作った食事は、遠慮なくいただく事になる。]
へぇ、まともに作れるもんだなぁ。 意外。
[食べる量はもとより変わらない。 さすがに騒動の最中多少は落ちたが、それ以上減ることはなく。 ミッシェルの問いかけに、不思議そうにして。]
雨が止んだら、何もなけりゃ出てくけど。 海の方に行くかな。
(43) hishou 2013/06/10(Mon) 17時頃
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[答えは軽い。当てなどない。 それでも、もう決まった事のように、告げて、二人を見た。**]
(44) hishou 2013/06/10(Mon) 17時頃
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[男が斃れたその場所に、一匹の仔狼が佇む。 ダークブロンドの毛並みを持つ仔狼は、男の骸が運ばれて行くのをシ《紫》の瞳で見詰めていた]
………………
[しばらくの間、生き残った者達の背をじっと見詰めて居たが、鼻先を別へと動かすと仔狼は壁を擦り抜けて外へと躍り出る。 雨足の弱まったそら。 未だ昏い色をしたそれを見上げて]
オォーーーーーン ────………
[誰かに呼びかけるように遠吠えをした。 生きている時は誰からも返らなかったそれ。 死した後ならば返ってくるだろうか。 それは仔狼にも分からない]
(45) rokoa 2013/06/10(Mon) 18時頃
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[曇天を見上げていたシ《紫》の瞳を前方へと向けると、徐に仔狼は地を蹴った。 駆け行くのは森の中。 本能が告げる、仔狼が生まれたその場所へ還るべく。 仔狼は音も立てずに地を駆ける**]
(46) rokoa 2013/06/10(Mon) 18時頃
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意外って、何よ。 これでも、ちゃんと食事は作ってたんだから。
[シメオンの言葉にやや口を尖らせて、シメオンの答えを聞けばそっか、と肩を竦める]
だって、二人とも一年経ったらもういない様な気しかしないんだもの。 それで、シメオンは生きてやることは見つかったの?
[そう言って首を傾げた]
(47) waterfall 2013/06/10(Mon) 18時半頃
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[今日は誰の許にも傘は差されなかった。 故にミッシェルの身も冷えてないかと気に掛かったが、 それでも大きな心配に繋がらなかったのはきっと、 彼女の生きる意志を、ちゃんとこの耳で聞いたから。
緩く首を振ったのは、パンなんて無くても 大丈夫、というような気持ちからと――。]
いいや。 途中で諦めなければ、良い師匠だって見つかるし 良い嫁さんにだってなれるだろうさ。
まぁ……道は一つに限られた訳じゃあないし、 先ずは新しい生活に慣れてから、だろうな。
[ミッシェルの微笑みを映す男の瞳は、 その後の彼女の問いに、ぱちりと瞬いていた。]
(48) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時頃
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はは、悪い悪い。
[まったく悪びれもしない様子で、ミッシェルに言い返す。 いないような、なんていうのには肩をすくめて。]
やる事なんてねーよ。 生きてるから生きてるんだろ。
(49) hishou 2013/06/10(Mon) 21時頃
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[チールーは直ぐには何も答えなかった。 ただ、ちらとシメオンの方に目を遣った。
さっき視線が合った時、そして逸らされた時は 肩こそ竦めなかったが、軽く息を吐いて見せてはいた。 つかれた、と言っていた彼が確りと火にあたっていた姿に 幾らかの安堵はあったのだけれど――。]
――そうかい。
[そんな彼の、海の方に行く、というだけ答えと。 そんな答えに対し、首を傾げるミッシェルと。 両方に対し、今は何も感情の滲まない目を向けていた。
一年経ったらもう居ないような――なんて。 そんな言葉を聞いても、なお。]
(50) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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やることを無理に定める必要は無いが――。 それでも、何時まで経ってもやることがない、になったら 死んでいるのと変わらんと思うさ。 若いうちからそうなってしまうなら、それは惜しいな。
[こんな年寄りならともかく、と。 ぽつりとシメオンに零してから、 ここで漸く、チールーは問いに答えた。]
そうだな、俺は。 全てが終わって雨も止んで。 生きていくやつらをちゃんと見送ったら――…
[初めに出そうとしていた言葉は、至って普通のもの。 何時も通りに広い世界を巡って商売を続ける、というような。 けれどそんな「嘘」を吐き掛けた口は一度閉ざされる。 言葉の先を続けたのは、幾らか間を置いてから。]
(51) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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[何の表情も浮かべることなく。 何の色も声に載せることなく。 ――ただ、目だけを閉じながら。]
リッサに逢いに行く。
俺もいく、と。 あいつに、さいごに約束したからな。
(52) sakanoka 2013/06/10(Mon) 21時半頃
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