142 紅月の村【人狼vs吸血鬼RP】
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― ―
[あと一日だけと懇願され、仕方なく街に留まることにしたサミュエルを、祖父母は豪勢な食事でもって饗した。 明日、会ってほしい人が居るのだと。心配げな顔がふたつも並んでいれば、頷くほかなく。]
[紹介されたひとは、妙齢の女性だった。 紅茶を片手に談笑するだけで、此れまでとは異なり医療行為に及ぶでもなく、無駄に拝み散らすわけでなく。 この女性は、もしかしたら身内に聾者がいるのかもしれないと。 故に、祖父母が頼ったのだろう、と。
警戒が緩んだ時に、目の前が眩んだ。 ]
(27) 2013/08/31(Sat) 06時頃
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立ち上がろうとしたけれど、力が抜けて、膝から床に崩折れる。 霞む視界の向こうで、悲痛な顔をした祖父母が何事か呟くのが見えて――]
「こうするしか他になかったんだ」
[それを理解する間もなく、意識は闇に沈んだ]
(28) 2013/08/31(Sat) 06時頃
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[目を覚ました時には、すっかり夜も更けていた。 身体の痺れはもう無くなっている。
――そうだ、問い詰めねば、]
……… 、
[ぬるり、と。 掌が滑る。]
……?
[ 月明かりに照らされた掌は、真っ赤に染まっていた ]
(29) 2013/08/31(Sat) 06時頃
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[掌だけではない。 鏡面に映る自分の姿は、どこまでも紅く。
足元に、たおれた "ふたり" は 、]
( なん、 で )
[悲鳴と共に、思考がその単語だけで覆い尽くされていく。 鬱陶しいと思うこともあった、けれど、けれど。 ]
(30) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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ば、ァ、ちゃ、
じ、 ちゃ、
[ だいすきな、祖父母だったのに 。 ]
(31) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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『あなたに、月の祝福を』
[赤い"聲"が、音の無い世界に響く]
[それからのことは、よく憶えていない。 ただただ哀しくて、悲しくて、赤子のように泣いていたような気がする。]
(32) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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[サミュエルが"日常"に戻るまでに、半年の期間を要した。 祖父と、祖母の死は、心の奥底に埋められて。
サミュエルの記憶する"半年間"には、隣に笑う"誰か"の存在だけが残った]
[ふるさとへの道をたどる。]
[変質しきれないままで。 魔を、眠らせた、ままで―― ]
(33) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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―バートレット家・室内―
[次に手にとった本は、魔法を題材にした物語だった。 本を読む手は止まらない。ざわついたこころはもう既に凪いでいた。
ベネットが戻ってきたけれど>>0:101、サミュエルの思考はもう、物語の続きに持って行かれていた。 ゆるゆると首を振って、<今度改めて挨拶にいく>と告げる。 一度受けておきながら断ることになった非礼に対する侘びもあわせて。]
[ライジの誘い>>0:105には、す、と読んでいる本の表紙を見せる。 それは、これを読むまでは居る、という意思表示でもあり、自分はこれを読み続けるけれどいいか、という伺いでもある。 此処に座って読書に耽っていると、時折こうして茶に誘ってくれるライジに、毎度やる仕草だ。 最初はいちいち本を置いて手話で告げていた言葉は、いつからか簡略化した。]
(34) 2013/08/31(Sat) 06時半頃
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[視線は未だ紙面へ落としたままで、台所へ戻る背を追う。 ライジからティーカップを受け取り>>19、ぺたりと床に腰を下ろした。
あまり行儀の良い行為ではないけれど、床に座って膝を抱える座り方はサミュエルの癖だ。 本を読む時は、ちょうど膝が支えになるし、眠たくなれば転がればいい。 そこがどこであるかなどには、サミュエルはあまり頓着しなかった]
<ありがとう、 いただきます。>
[とん、と両手で礼を示して、カップを傾ける。 勧められた葡萄は>>23ゆるく首を振って断った。先程桃を食べたばかりだ。 果物のあまさは好きだけれど、あれもこれもというほどあまいものを好むわけでもなかった]
(35) 2013/08/31(Sat) 07時頃
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[それから、どれほど時間が経った頃だろうか。 物語はもう終盤に差し掛かっていた。没頭していたが故に、僅かに。
ちりつく感覚にも、気づかないままで。]
――― !
[ふと。
聞こえた、歌にも似た"聲"に、弾かれたように立ち上がる。 ]
(36) 2013/08/31(Sat) 07時頃
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( こえ、が )
[生活音も、環境音も捉えぬ耳だ。 誰かの"聲"は、とても明瞭に響く。 ざわり、と魔が蠢いて――僅か、"サミュエル"が変質したことに、ライジは気づいただろうか。
唐突な行動を手早く手話で侘びて、読みかけの本を片手に台所を出る。
元あった場所に本を戻して表に飛び出した頃には、もう"聲"の出処は解らなくなっていた]
(37) 2013/08/31(Sat) 07時頃
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―― 誰?
[ それは"普段"とは違う、明瞭な発音で投げられた問い。 ]
[違う"親"を持つ"同胞"に、本能のままに口にした疑問だった]
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2013/08/31(Sat) 10時半頃
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[>>34自分の誘いにいつもの仕草で応じるサミュエルに、青年は笑みを浮かべて頷いてみせる。
かつて父が彼に文字の読み書きを教えていた頃も、それからも、彼は時折こうしてこの屋敷に本を読みにくる。 暫く姿を見せていなかったので一体どうしているのだろうと、少し寂しく思っていた。
>>35台所について紅茶のカップを受け取れば、サミュエルは床に座り込む。 その姿も、最初は驚いたものだが今では慣れたものだ。 紅茶を飲むのに本を読み続けるサミュエルを、青年は窘めたりはしない。 彼が本が好きで、大切に扱ってくれる事を知っているからだ。]
…ん。分かった。
[葡萄を断るのには小さく頷いて応じた。 彼が先に桃を食べていた事は知らないが、無理に勧める事もあるまい。]
(38) 2013/08/31(Sat) 11時半頃
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[時折、サミュエルの本の頁が雑音に混じる。 本の世界に没頭する彼の姿を時折視界に納めながら、紅茶のカップを傾け。
静寂の中に揺蕩っている時間は心地いい。 葡萄も半分ほど食べれば取り敢えず満足して。
さて、残りはどうしようかと考えていたところに変化が起きる。]
―サミュエル?
[>>36突然、立ち上がるサミュエルに、青年は驚いたように視線を向ける。
そして]
(39) 2013/08/31(Sat) 12時頃
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―吸血、鬼?
[青年の持つ獣の本能が、目の前にいる青年の身体に起きた僅かな変化を察知する。
動揺で、同族にしか聞こえない声を無意識に飛ばしていた。]
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− 村長の家 浴室 −
[温かな湯が若い肌を伝い落ちる。 湯気が視界を白く霞ませた。]
――…!
[歓迎ムードに上機嫌となって、それと知らずに"歌って"いたらしい。
そこへ同じ領域に誰何の"声"が流れ込んできて、驚かされる。]
(40) 2013/08/31(Sat) 12時頃
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―…っ。
[>>37背筋をぞわりと悪寒のようなものが走る。 人でない身が感知したのは、サミュエルの身の内の魔の蠢く気配。 ‘同族’のものではない、同じく人ならざる存在でありながら宿敵でもある吸血鬼の気配だ。
そうした気配を感じたら注意せよ、と父に何度も言い含められていたものだと直感的に思った。 当時の自分は、漠然とし過ぎていてどんなものか分からない、と言ったが、その時には絶対分かる、と父は複雑そうな顔をしながら言った。]
(41) 2013/08/31(Sat) 12時頃
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は はは!
この村に眷属がいただと?
ルーカスめ、そんなことは少しも――
…まあ、普通の人間ならば見抜けずとも仕方ないか。
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なん、で…。
[何故、サミュエルからそんな気配がするのだ。 これまで一緒に過ごしてきたが、こんな事はなかったのに。 混乱する自身を宥めるように無意識に右手で左肩を擦る。
>>37手話で詫びながら慌ただしく出ていく昔馴染みの背を追おうとするが、獣の本能はそれを拒む。
―近付いてはいけない。あれは宿敵の気配だ。
でもサミュエルだ。昔馴染みじゃないか。
青年の中にある、人の意識と獣の意識が対立し、思うように動けない。 その結果、その場で立ち止まって彼の後ろ姿を見送らざるを得なくなった青年は黙したまま、苦しげに顔を顰めた。**]
(42) 2013/08/31(Sat) 12時頃
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初めまして、同胞。
わたしの名はマグダレン。
今日、ここへ到着したばかりだ。
こんなところにわたしの"声"に反応する者がいるとは思いがけないことだったよ。
君に会いたい。
夜更けに教会脇の薔薇庭園で待っている。
来てくれたまえ。
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["声"が届くからには、この村には吸血鬼かその下僕がいる。 すでに別の吸血鬼の縄張りとなっているのであれば、面倒なことにもなろう。]
場合によっては――
[小さく微笑んで、手早く身体を拭い、新しいシャツに腕を通す。 来訪時よりはいくらかカジュアルだけれど、上等な仕立てのスーツであることには変わりない。 そして、首筋の牙痕はさりげなく隠されている。]
ともあれ、 会ってからだ。
[身支度を整え、晩餐に備える。]
(43) 2013/08/31(Sat) 12時半頃
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− 村長の家 食堂 −
[その後、家長を囲んでの夕食の席で、"ルーカス"は都での生活について話した。
学問の傍ら、仕事をしていたこと。 手がけていた設計図が上役の目にとまり、事業に加わったこと。 今では共同経営者として活動していることなど。]
だから、月のうち8日かそこらは都に戻らないとならないんだけど、それ以外は、できるだけここで暮らしたいと思ってる。 いいかな?
むろん、そのうち、自分の家をたてるつもりだけど。
(44) 2013/08/31(Sat) 12時半頃
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[晩餐が済んだら「今夜は早く寝る」と部屋に引きこもって、夜中になったら"外出"するつもりだ。
晩餐の途中、時折、上の空になるのは、あの"声"の主を思ってのこと。**]
(45) 2013/08/31(Sat) 12時半頃
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[>>24シメオンの言葉に首を振る]
いや、言い過ぎた。 後ろの立たれるのは慣れていないものでな。
[そこで気付く。そう、ユンは後ろに立たれることに慣れていない。後ろに立とうとする者が居たとして、すぐ察知することが出来るからだ。だがしかしこの男は……]
(いや、考え過ぎか)
[ただ殺気が無かったから、と断ずる。どうも何故かはわからないが、警戒心が強くなってしまっているようだ。本当の強者は必要な時にしか警戒心を出さない。そういった意味でもユンはまだまだ師の足元にも追い付けていない]
(46) 2013/08/31(Sat) 12時半頃
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酒まで用意してくれるとは気が利くな。
[酒で酔うようなことは無かったが、独特な味が好きだった。人間らしさを出すために口にする物の中でも、特に好んでいるものだ。師も良く嗜んでいたというのもある。 シメオンから野菜やその他の物を受け取り、その場を後にする]
(47) 2013/08/31(Sat) 13時頃
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― 村の外れの住処 ―
[打ち落とした鳥と、シメオンの野菜で適当な食事を摂り、そして寝る前に酒に口をつける]
……旨いな。
[感嘆の声が漏れる。 2年ほど前に住んでいた街で、極上と呼ばれる高級酒を飲んだことがあるが、それよりも美味いと感じる。 その街の酒よりも高価なものではないのだろうが、格段に美味い]
(48) 2013/08/31(Sat) 13時頃
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[ほんの少しだけのつもりだったが、結局半分ほど飲んでしまった。師がよく正体を無くすまで飲んでいた気持ちが少し分かった気がした。 そのことが少し嬉しくも思う]
(明日は修練の後に酒を調達しにいくか)
[らしくもなくそのようなことを考えていると、]
!?
[『声』が聴こえた]
(49) 2013/08/31(Sat) 13時頃
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[聴こえてきた声にユンは返す]
吸血鬼だと!?
おい、お前は何者だ?
どこにいる?
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[ユンは聴こえてきた声に声を返したが、その声は届いていないかもしれない。 生まれながらの人狼でありながら、人を喰らわぬ生活をしてきたユンの『人狼』としての力は、酷く弱くなっている。 『声』や『声を聴く力』、それと純粋な『力』も20年前のほうが強かっただろう。
応答が無いのは、ユンの『声』が届かなかったからか、それともユンの『耳』が弱くなりすぎているからか。
ユンは『声』を使わずに苦々しく呟く]
吸血鬼だと……。
**
(50) 2013/08/31(Sat) 13時半頃
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