79 This is a MURDER GAME
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全
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[あの瞬間を知っている自分にもまた、気付いてはいなかった。]
(15) 2012/02/09(Thu) 13時半頃
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ノックスは、また一冊、本を手にとった。**
2012/02/09(Thu) 13時半頃
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……嗚呼、これはきっと神様のお声に違いありませんわ。
[祈りを捧げる女は静かに顔を上げる]
慈悲深い、何で慈悲深いのでしょうか、主よ。 死してなお私に加護を下さるのですね。 死してなお私にチャンスを下さるのですね。 嗚呼、ありがとうございます主よ。 今日も糧に感謝致します。
――――Amen**
(16) 2012/02/09(Thu) 14時頃
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==========満員御礼==========
おかげさまで、本日中に全枠埋まりましたので、前述通り、開始は『10日の1時』とさせていただきます。
また、本日中でしたら、事件、恩恵等の追加も承ります(役職との兼ね合いで、追加出来ない場合も御座います)
(#6) 2012/02/09(Thu) 18時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/09(Thu) 20時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2012/02/09(Thu) 20時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2012/02/09(Thu) 20時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2012/02/09(Thu) 20時半頃
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嗚呼……私は幸福ですわ。
[よく切れるナイフを、袖口にしまった]
まだご奉仕が出来るのですね。
[砂を詰めた麻袋を、服の下に忍ばせた]
主よ、貴方様の御心に感謝致します。
[そして静かに祈りを捧げた]
[かつて連続殺人に身を落としその修道服を血に染めた女は静かに、静かに祈りを捧ぐ]
(17) 2012/02/09(Thu) 21時半頃
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さーて、 何処行こうかねェ。
[そこらの通りの店屋の前の、大売り出しの幟を竿ごと引っこ抜き、 ブンっと振り回して肩に担いだ。 鼻歌交じりに商店街を往く。]
(18) 2012/02/09(Thu) 22時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2012/02/09(Thu) 22時半頃
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―病院―
――…ッククク。
[緑色の瞳を見開き、口元に描かれるのは綺麗な弧]
良いね。殺しあえ、っていうのが実にシンプルで判り易い。
[硬質の足音を響かせながら廊下を歩く。 それにしても、どうしてこんな場所に現れてしまったのか。 頭に巻かれていた包帯をするりと取り去る。 もはや傷は残っていないようだ]
どうせなら腕も生えてくりゃ良いのに。 ふん。まあ、屑どもには丁度良いハンデだ。
[腕の包帯も取り去れば、露になるのは肘から先の無い右腕]
(19) 2012/02/09(Thu) 22時半頃
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―時計塔前―
それで、えーと、なんだっけ。 得物は現地調達ってか。
[ようやっと落ち着いてきたらしく、状況を再確認。 しかし緊張感も切迫感もなく、へらへらした表情を晒している]
悪魔っつっても、やらせることは地味なのな。 もっと派手な、サブマシンガンとかロケットランチャーとか。 悪魔のゲームならさ、そういうの配らないわけ?
……まぁ、僕の好みじゃないけど。
[ベンチから立ち上がり、ズボンの尻を払って]
僕でも扱えそうな、武器、武器かぁ。なんだろうな。
[ぶつぶつ言いながら商店街のアーケードを歩き出す]
(20) 2012/02/09(Thu) 22時半頃
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シメオンは、しばらくふらふら、アーケードの外れまで歩いて、
2012/02/09(Thu) 23時頃
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[ザック。それが俺の名前だろうか。 ザカリア、ザカリー、アイザック。どれもピンとは来ない。 ファミリィ・ネームに至っては、記憶の底をかすりもしない。
あの女は訛りのない綺麗な発音だった。 俺とは違う。]
(21) 2012/02/09(Thu) 23時頃
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―植木屋―
「花と緑の××屋」ねぇ。まぁ、こんなとこかな。
[中に気配がないか確かめた後、 店先の棚に並ぶ盆栽なんか一瞥したりして、店内へと入って行く]
(22) 2012/02/09(Thu) 23時頃
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[目を開けると、そこは小さな病院だった。壁に寄りかかって座っていた女性が辺りを見回すと、汚れた白に染められた壁が目についた。
黴臭く、埃の積もった床は、息苦しくさせるのに十分な量。口元に手を当てて咳き込むと、喉から出た血の塊が両掌にべったりとつく]
[――僅かに残る記憶は、白い病院。ここではない、もっと広い大病院の個人病室。ここでの入院生活が、女性の唯一の記憶であり、生き方だった。
そして女性は、 幸せに嫉妬し 笑顔に執着し 優しさに絶望し 愛を渇望して
――――死んだ]
また、生きなきゃ駄目なの? せっかく死ねたのに。
[感情の籠らない声に答えるように。小さな病院の窓辺で、黒猫がにゃあ、と悪魔の声をあげた。]
(23) 2012/02/09(Thu) 23時頃
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[女性が振り向くと、愛らしく怪しい体躯を揺らせて、にじり寄って来る。女性を警戒する様子は微塵も見せない。窓の縁を支えにして立ちあがると、黒い悪魔はまだ白いままである女性の手の甲に、額を押し付けた。 途端、悪魔の『意志』が電流のように身体の中を駆け巡る]
ん……なにっ……痛っ、いやあっ!
[人ならぬ力によって圧縮された映像は、人間にとって容量が大きすぎるのだろう。強靭な人間はどうだったかわからないが。 強制的に理解「させられてゆく」事象の多さに、女性は頭を抑えてその場に崩れ落ちた。 一方美しい黒猫は、女性の都合など意に介さず。用が済んだとばかりに、腕をすり抜けて颯爽と廊下の暗闇へと姿を消して行った]
[――――悪魔は、自由に前世の痛みを操作することができるらしい。それ故、死んだ人間の痛みを消してゲームを優位に進めようとする者が殆どだろう。 ――――だが、彼女に寄り添う悪魔はそうはしなかった。痛みは、女性を殺人に駆りたてる為の、材料だった]
(24) 2012/02/09(Thu) 23時頃
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ころ……すの……? そしたら……痛く……なくなる、の?
[しばらくの激痛から解放され、女性は一息ついた。見渡した病室の中には、二つのベッド。
片方はもぬけの殻だったが、もう一つには、人間が寝ていた。 それは男性だったかもしれない、女性だったかもしれない。 若かったかもしれない、歳をとっていたかもしれない。 ただ、女性の脳に働きかけたのは、その安らかな寝顔――]
いやああああああ!
[叫び声をあげて、女性はその顔に殴りかかる。得物は近くにあった点滴を下げておく為の長い金属の棒]
いやあ、やっ、いやあっ!
[何度も、何度も、幸せを浮かべる顔に棒を叩きつける。その過程で棒についていた点滴や、細かい部品などは外れ、完璧な一本の棒と化していた]
どうして、幸せなの! どうして、笑えるの! 私は、こんなに苦しいのに!
[女性の慟哭と共に、その顔は次第に原形を失っていく]
(25) 2012/02/09(Thu) 23時頃
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[その力はもはや、成人男性のそれに近いことを、女性が知覚したか否か。 ――やがて、それがただの赤い肉塊に変った時、女性はようやく慟哭を止めた]
…………これで、もう、笑えない、ね。
[頬についた血を拭い、ふ、と病室に視線を走らせる]
……っ!
[そこには――笑顔があった。鏡に映る、ひとつの笑顔を消した恍惚に歪む、彼女自身の頬笑みが。 みるみるうちにそれは、恐怖の表情へと変っていき、そして]
――――消えて。
[彼女は自分自身に、棒を振り下ろした。鏡の割れる、透明な音が響く。鏡は人間と違って、一度でその姿を崩した。
破壊された鏡の破片を固く握り締め、手の中で粉々にする。開いた手の内には、星屑のように光る破片、そして錆びた血と、鮮血の夜空が広がっていた]
――痛い、辛い、苦しい。
(26) 2012/02/09(Thu) 23時頃
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――――だから、幸せな人は死んで。
[けほ、とまたひとつ塊を床に吐き出して。 歪んだ笑いを浮かべて、女性は血に濡れた棒を引き摺りながら、ふらふらと病室を後にした。
(27) 2012/02/09(Thu) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2012/02/09(Thu) 23時頃
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― 表通り、古い理髪店 ―
[得物を求めて、通り沿いの幾つかの建物を物色してみた。最初の2件のは、ろくなものがなかった。チャチい折り畳みナイフを、ないよりマシか、とポケットに放り込む。
3件目に入った古い理髪店で、ようやく目的のものが見つかった。鋏と剃刀の入ったシザーホルダ。躊躇なく失敬して、腰に下げた。多少重いが、まあ良いだろう。ついでに、カウンターに転がっていたでかくて重い鉄の文具鋏も、ホルダに放り込む。
鏡を覗き込むと、不健康に骨ばって目ばかりがぎょろりと光る自分の姿。なんて顔してんだよてめえ、と、思わず毒づいた。
外に出た途端、大げさな音を立てて乾燥した冷たい風が吹く。俺はボロいダウンジャケットの襟を合わせ、首を縮めた。]
(28) 2012/02/09(Thu) 23時半頃
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―病院―
…五月蠅えなァ。
[舌打ち交じりに見上げたのは、大きな物音のした天井の方向。 何処かの部屋で拝借した白衣を羽織り、 大きなポケットには針や注射器やメスが収まる。 あとは昇圧剤と降圧剤、麻酔のアンプルが幾つか。 得物としてはやや心許ないが、 いざとなったら素手でも他人を傷めつけてやる心算はあった。
だから、いっそ余裕の表情すら浮かべている]
(29) 2012/02/09(Thu) 23時半頃
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―植木屋・店内―
ふんふーん、ふふふーん。
[下手な鼻歌うたいつつ、店の奥から失敬してきた古いポット――というより茶の保温用の魔法瓶だろう――を戸棚の下に隠すと、ゴム手袋を脱いで小さく息をつく]
あー、怖い怖い。 素人にガソリンの移し替えとかね、難易度高すぎ。 かといってコレ、僕にはそのままじゃ使えないしなぁ。
[踏みつけたのは、タンクからガソリンを抜かれた小型のチェーンソー。 なかなか魅力的な武器ではあるが、自分には少し荷が重い]
でも使える状態でそのままほっとくってのも? なんだかねぇ。
[くすくすと。悪戯をする子供のような態で笑みを零す]
(30) 2012/02/09(Thu) 23時半頃
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─ レストラン ─
[客席に置かれているバスケットから、フォークやナイフを物色してみる。 試しにテーブルに突き立ててみたが、あまり役立ちそうにない。 投げたところで、殺傷力はなさそうだったので、早々に見切りをつけた。
それよりも、カウンター前に設置された鉄板の傍ら、沢山の鉄串に目がいった。 おそらく串焼きに使うのであろうそれを、8本ほど無造作に掴み、店を出る。]
(31) 2012/02/10(Fri) 00時頃
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[とりあえずチェーンソーも適当な場所へ片付けて。 自分でもまだそこそこ扱えそうな、剪定用の鉈を持って店の奥へ。
斜めがけにしたメッセンジャーバッグに、目についた生活用品を適当に放り込む。 中身が半分残ったタバコの箱。殺虫剤のスプレー缶。 年季の入ったジッポは、ひとまずジャケットの胸ポケットへ。 ジッポのオイル缶はタオルに包んでビニールに入れ、バッグの中へ突っ込んだ]
うーん。我ながら貧弱。
[ふへ、と笑いながら、裏口から店の外へ]
(32) 2012/02/10(Fri) 00時頃
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酒屋 ゴドウィンがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(酒屋 ゴドウィンは村を出ました)
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[かつて男の人生は華々しく輝いていた。 元々それなりに器用な性質だった。 あの頃は何をやっても上手くいった。
戦場で成り上り、勝ち得た身分と信頼。 自信はいつしか奢りと怠慢を生んだ。 そしてある日。 仲間のミスと己の見落としにより、地雷が暴発した。 命は助かったが、失ったのは右腕と其れまでの人生全てだった。
…いや、一つだけ。 たった一つだけ、残ったものがあった]
(33) 2012/02/10(Fri) 00時半頃
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"ヒュー、傷の具合はいかが?"
[昔からの恋人。 仕事にかこつけてぞんざいな扱いをしたこともあったのに、 怪我を聞きつけて真っ先に駆けつけ、毎日健気に見舞いに来てくれた。 自暴自棄になり誰からも見離された男の傍に、唯一居てくれた人。 その、彼女を]
[殴った][蹴った][怒りを晴らす様に]
[2年後、彼女は男の前に姿を現すことは無くなった]
(34) 2012/02/10(Fri) 00時半頃
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[その1年後、男は死んだ。
元恋人を殺害した容疑で取り押さえられ、 自らの罪を認める発言を大声で叫んだ後に暴れ 警察1名に重症、3名に中軽症を負わせ、その場で射殺]
(35) 2012/02/10(Fri) 00時半頃
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─ 表通り ─
[右手には、柄にタオルを巻き付けた出刃包丁。 左手には鉄串の束を持ち、街路樹に背を預けて周辺を見回す。]
「殺し合え」っていうんだから、他に誰かいるのよねー?
[嗚呼、早く、あの感触をもう一度。 まだ二度しか……いや、直接的なものは一度しか味わっていない。 それに、恋人を殺した時に、大きな心残りがある。]
今度こそね……ゴリって、やってみたいわー。
[自宅の台所の包丁では叶わなかったが、この重い包丁ならば、力を込めれば腕の一本くらい切り落とせるだろうか。]
(36) 2012/02/10(Fri) 00時半頃
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― 裏通り、寂れたBar ―
[一本裏通りに入ったところで、ふと目に止まった建物があった。暗赤色の煉瓦に囲まれた、やけに重そうな黒い扉。何の気なしに、扉に触れる。一瞬だけ、何だか懐かしいような、妙な感覚に襲われたが、すぐに消えた。
扉の向こう、暗く細い階段を降りると、もう一つ扉がある。そっと押すと、そこは古びた酒場だった。灯りは点いているが薄暗く、カウンタの内側だけがやけに明るい。 暫く店の中をうろついてから、カウンタの内に入ってみた。特に意味もなく、冷蔵庫や製氷機や戸棚の扉を開けたり閉めたりを繰り返してみる。]
……何やってんだか、俺。
[苦笑いと溜息が同時に漏れた。
ふと、カウンタの奥の方に目をやると、床に何か鈍く光るものが転がっている。近づいてみると、ーそれは4輪の薔薇が刻印された、金属のプレートだった。つやのないそのプレートは、全体が微妙に湾曲している。]
(37) 2012/02/10(Fri) 01時頃
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へえ。良いもん置いてあんじゃねえの。
[プレートはもともと、ある酒瓶にはめ込まれていたものだ。俺はプレートを後ろのポケットにしまい、 本来それが収まっていた筈のボトルを探す。かくしてそれは、酒棚の奥から見つかった。エンブレムを引き剥がされて決まりが悪そうなそのボトルを引き摺り出し、瓶から直接、一口飲む。
ふう、と溜息を一つ。 それから、瓶を掴んだまま、酒場を出て、再び通りへと戻る。重たい扉が閉まる音を背中に聞きながら、誰もいない路地の先へと。**]
(38) 2012/02/10(Fri) 01時頃
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