223 豊葦原の花祭
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
うわぁ。
[行き着いた先で目にした光景に、思わず感嘆の声を上げた。 満開の桜の木ー童女は桜を見たことはないが、きっとあれが桜に違いないーが、空き地を囲うように立っている。 気怠げに屈めていた背筋が、知らぬ間にしゃんとする。 話には聞いていたけれど、なるほどこれは美しい。]
(17) 2015/04/17(Fri) 04時半頃
|
|
あれ?
[しばらくその美しさに見惚れ、ふと、まだ花を咲かせていない巨木があることに気づいた。 大き過ぎて気がつかなかったのだろう。 不思議そうに、その木に歩み寄る。]
あんたは、まだ咲かないの? …っと。
[問いかけながら伸ばしかけた手を、思い留まったように引っ込める。 自分が触れたら、枯れてしまうかもしれない。]**
(18) 2015/04/17(Fri) 04時半頃
|
小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 04時半頃
|
――――………。
[ パチリ。
シャボン玉が潰れたような、そんな音を立てて、
泡沫の夢は 終わる。 ]
(19) 2015/04/17(Fri) 07時頃
|
|
…………。
[瞬きをした。 酷く重たげな様子で一度、二度。 終えれば声を発そうとして 喉が張り付いたように枯れていたことを知る。
不思議なものだ。 何処かまだ朧気な視界の中、 上から降り注ぐ日の光が柔らかいことだけが確かで。
――――…ああ、何だか酷く懐かしいと思ったんだ。]
(20) 2015/04/17(Fri) 07時頃
|
|
[柔らかそうな雲が浮かんでいる。 食べようとしたらきっと溶けてしまうんだろうけど。 その後ろに淀み一つない青が塗られている。 何色にも染まりそうにないくらい澄み切っている。
ふわりと髪の毛が頬を撫でた。 風が吹いんたんだろう。 視界の隅に見えた髪は長い。 成る程。 どうやらぼくは 茶色の髪をしているらしい。
何だか可笑しくなって、右腕を持ち上げようとした。 でも上手く力が入らない。
だから結局眺めるしかできない。 この感覚は知っている。馴染んでいる。
ああ、でも恐らく今日は違うんだ。 何と無く、そんな気がしている。]
(21) 2015/04/17(Fri) 07時半頃
|
|
………、……。
[ほらね。鼻頭が擽られる感覚。 視界に飛び込むのは真っ白な四枚。
ふわふわの翅を閃かせては、気に入ったのか留まる“彼女”にぼくは、口元を緩めて、つい、腰を捩らせてしまって――――ぁ。]
……………。
[行ってしまった。 振り返ることなく、自由に宙へと向かって。
残念だとは思った。 だけどさっきよりは鮮やかに映る視界に、確かな指の感触に。
腹に、力を込めた。
酷く緩慢な仕草で、それでも、両足を地につけて、ぐっと力を入れて、身体を起こしたんだ。]
(22) 2015/04/17(Fri) 07時半頃
|
|
………おはよう。世界。
(23) 2015/04/17(Fri) 07時半頃
|
|
[押し出した声は掠れていた。 でも構わずぼくは上を向く。
まだ芽吹く様子のない大樹を遠目に、その頭上を、 ここから見上げた空は大きくて、眩しくて、…綺麗、で。
でも少しだけ、甘酸っぱい。]**
(24) 2015/04/17(Fri) 07時半頃
|
|
あ、?ぁ、ぁぁあああぁああ………!!!!
……?…? …………?!?!?!?!
[ビクン、と体が跳ねる。どこまでもどこまでも果てしなく落ちる夢を見た、気がした、]
………ゆめ?…じゃない?…やっぱゆめ?
(25) 2015/04/17(Fri) 09時半頃
|
|
ひぃ、ふぅ、みぃ、ゆきおちる
[こんこん]
よぉ、いつ、むらのこみち
[こんこん]
(26) 2015/04/17(Fri) 09時半頃
|
|
[両の手で作った狐が、互いを突き合いながら、石段にゆらゆら影を落とす。 手から続くセーラー服の肩が、鳴き声とも笑い声ともつかぬ音にあわせ、時折揺れる]
夢よ、夢よ ずぅと続いておくれ ととさまもかかさまも、待ってはいないだろうから
[こんこん] [大きめらしい黒い革の靴から白い踵を覗かせながら、一段一段、上へ、上へ] [撫ぜるように吹いた風が、狐面の僅かな隙間を通り抜け、春めいた匂いを運ぶものだから]
あは いいところ
[嬉しくなって、右も左も見なくなるのは仕方のないこと] [数分後には小径の中、来た道も行く道もわからなくなって途方にくれるとは未だ知らず]
(27) 2015/04/17(Fri) 09時半頃
|
|
…これ、ちっそ?さんそ?空気……勝手にあるんだ。 水も勝手にある…… 土に、木?くさ?はな?たてもの…?ふしぎな建物…。 地面がボコボコしてる…
ここ、もしかして地球? 地球はコンクリート?っぽい印象があったのだけど… こんなの、データでしか見たことない
[落ちた気がしたのに体のどこも痛くない。設定はスリープになってたはずで、軽く2、3年は寝ようと思ってたのだけど。]
…理解と計測不能だけど、うっかり時空、超えてしまったのかしら。 そんな設定してないんだけどな。
[ぐるりと辺りを見渡してから、もう一度突っ伏した。手当たり次第の土をさわさわと触ってみる。感触もにおいもする。データでもない映像でもない、とてつもない「生」の感覚。]
こんなのが夢オチは嫌だなあ…どうかうっかり体ごとここに来てますように……
[はたからみれば、行き倒れたた人だろう。けれどお構いなしに、もっと土を堪能したくて汚れることも厭わずに寝そべっていた。]**
(28) 2015/04/17(Fri) 10時頃
|
|
[はらり と。 視界を横切った花弁に筆を滑らす手を止めて。 頬を撫ぜる風に窓辺をついと見遣れば、麗らかな日差し。 花々の香りをふうわりと引き立てます]
――嗚呼、 今年もきっと、無事に咲いてくださるでしょうね。
[微かに雨の匂いを帯びる土の匂いに、想うは先までの春雨。 隅々まで水を含んだ地から幾重もの根は養分を吸い上げ、 きっと真に美しき春を咲かせるのだろうと。 その予感だけで、長き雨による杞憂も又一興と思えましょう]
(29) 2015/04/17(Fri) 10時頃
|
|
―ポーラ居住宅―
[土に顔をこすりつけているポーラとはよそに、すでに状況把握した両親は安穏と会話をしていた。 スリープになったはずなのに消えて、戸惑いと焦りがあって駆けつければ、なんてことはない移動と睡眠の設定ミスだった。行き先を一目見て安心してからはいつもの調子だ。]
『あいつ今地球かー。』
『そうねえ。設定間違えただけじゃなくて行き先お任せって、つくづくおばかさんなのかしらね。幸い滞在期間も「短い」だったし一ヶ月以内には戻ってくるんじゃないかしら。』
『地球いいなー、最近行ってないもんな』
『いいリゾート地よね、また大きなお休み取れたら行きましょうね。』**
(30) 2015/04/17(Fri) 10時半頃
|
|
[したためていた手紙の終わりには、丁寧な結びの挨拶を。 机の上に積まれた状袋の束が、また一つ厚みを増しました。 こうして多くの方々と手紙を遣り取りするのが、楽しみの一つ。
ある方はすぐ隣の村に住む妙齢の方。 ある方は幾年か前に迷い込んだ別神様。 ある方は当て所も無く流した文に態々返書を下さった物好き様。
人も少ない、然程発展もしてない、 世界と時間の狭間に浮かぶ小さな島国。 幾ら年に一度多くの客人を招くとはいえど、 島の外の方々と文を交わすのが容易ではないのは事実。
島に住む方々への手紙は、飛脚様へお渡しを。 外に住む方々への手紙は、とある神様へお願いを]
(31) 2015/04/17(Fri) 11時頃
|
|
――本日も、宜しくお願い申し上げます。
[恭しく頭を下げて文を差し出せば、手元から其れがふわり浮く。 上から毎度毎度堅苦しい奴だと笑う声が聞こえました。
声は聞こえど、宙に漂うその姿を見る事は叶わず。 それでも私には、其処に在られる事が分かるのです。
時を司る、聖神(ひじりのかみ)様。 この方は時と世界を自由に行き来する力を持ち。 こうして外に住む方々との文を届けてくださいます。
只の人間が遣いを神に頼むなど、罰当たりとも言えましょうか。 勿論我が家では聖神様に対するお供えを絶やした事はなく。 それでも。 人も、神も、あやかしも、けものも、 皆が仲睦まじく過ごすこの豊葦原國だからこそ、 こんな関係も、実現してしまうのでしょう]
(32) 2015/04/17(Fri) 11時頃
|
|
[さて。 聖神様をお送りすれば、何をしましょうか。 最近の文には、専ら薄墨桜の事ばかり記してしまいましたから。 もしかすると、今夜訪れる方もいるかもしれません。
あの桜は一見の価値を十分に帯びる。 否、一見どころではない。 だからこそ毎年毎年、いくつ年が巡っても。 こんな辺境の地に、多くのお客様が参られるのでしょうから]
――今夜は、宴ですね。
[呟く声は、言葉とは裏腹に影を帯びて。 その事実を自覚すれば、つい零れるのは苦笑。
いけないと緩く頭を振って思考を追い出せば、 愛用の杖を手に外へ参りましょう]
(33) 2015/04/17(Fri) 11時頃
|
|
[数年前に自由を喪ったこの両脚では、 行ける場所など狭く限りがあろうとも]
(34) 2015/04/17(Fri) 11時頃
|
|
[私は猫である。 名前はもうある。]
(35) 2015/04/17(Fri) 11時頃
|
|
[どこで生まれたかはとんと検討がつかぬ。 気づけば親兄弟ともはぐれ、腹を空かしてもはや一寸たりとて動けぬといったところで、黒縁の瓶底をかけた小汚い男にひょういと拾い上げられた。 細かく生えた無精髭を撫でつつ橡色の眸でまじまじと此方を見詰めてくる。 不躾な生き物だと、胡乱に睨み返していれば、男はくっと一つ笑いを零し。
『気位の高そうな顔立ちだな』
などと、勝手に私の顔を評しては、 やたらといかめしい名前をつけのだ。 何とも己には不似合に思え、にぃにぃと文句を言えど届かぬようで、 その名で呼ばれるたびに居心地が悪くなったものである。]
(36) 2015/04/17(Fri) 11時頃
|
|
[散々と世話を焼いた揚句に不意と旅にでた、 何とも身勝手なその名付けの親を探して、 数日前にこの村を訪れたのだ。**]
(37) 2015/04/17(Fri) 11時頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 11時半頃
|
[かつん、かつん。 響く杖の音以上に不恰好なのは、己の歩く姿でしょうか。 ゆっくり、それはもうゆっくりと、 ぎこちなく、それでも前に。 一歩一歩、足を運びます。
差異はあれど両脚に支障を抱えるならば車椅子にしろと、 身を案じてそう進言してくださる方々もいらっしゃいますが。
踏みしめる度草履越しに感じる地面の感触を、 雨水を含むか否か、日々の天候により異なる土の柔らかさを、 足裏で感じる愉しみをどうか、取り上げないでくださいませ]
……おや。
[村から外れた小径は人の目が届きにくいと思っていたのに。 今日は珍しく人が――いえ、お狐様>>27がお見えのようだ。 見慣れぬ装いに、思い浮かぶは今夜の祭。 この村で過ごせば、このような事態は慣れたものです]
(38) 2015/04/17(Fri) 12時頃
|
|
――もし、そこ行くお狐様。 こんな場所でお一人で、余程何か良いものでも?
[草木を揺らす風に乗せて、一声を。 狐を模したらしき少女の耳に、確りと届きましたでしょうか**]
(39) 2015/04/17(Fri) 12時頃
|
町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 13時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/04/17(Fri) 13時半頃
|
―屋台めぐり―
[何やら仕事が残っていた様子の小鈴と別れ、一人あたりを見て回る紅の少女。 見るもの全てが珍しいようで、片端から覗き込んでは足を止める。 やきそば、いかやき、りんごあめ。 いまだ準備中のそれらの屋台、のれんを見るだけでも心が躍る。]
…?
[きらきらと光る小さな何かが、じゃらりと籠いっぱいに盛られている。 なんだろう、と眺めていると、屋台の主だろう、おじさんがそれを一つ、つまみ上げた。
――外神さまかい?
尋ねられ、一拍おいてから、こくりと一つ頷く。 するとおじさんは、内緒話でもするような按配で、持ってお行きよ、とそのきらきら光るものを少女の手のひらに置いてくれた。]
(40) 2015/04/17(Fri) 14時頃
|
1
2
3
4
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る