5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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[興奮したアイリスの声に、ぴくっと身を竦ませ、そちらに振り返って]
わ、ぁ。びっくりした……アイリスちゃん? 絵画…、って、何の話?
[首を傾げて、そう尋ねる]
(123) 2010/03/26(Fri) 00時頃
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歌い手 コリーンは、聖歌隊員 レティーシャに話の続きを促した。
2010/03/26(Fri) 00時頃
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[ 間違いではない、と王子がはっきりと告げる]
そう、でしたか……
[王子の言葉を否定することなく、放心したかのように、ソファにうずくまるレティーシャ。 理由を確かめたくはあったが、その姿に問い詰める事も躊躇われて]
(133) 2010/03/26(Fri) 00時半頃
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ああ、その話だったのね……やっぱり、昨日はあたしの夢を見たんだ。
どんな夢、だったの? なんだか、いい風に見てくれたみたいだけど。
[何となく気恥ずかしくて、ちらりとはにかむような笑みを見せる]
(135) 2010/03/26(Fri) 00時半頃
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そんなこと、ないわよ。 サイラスさんなら…、アイリスちゃんの言うように、ジャグリングを華麗に披露してるような夢でも、見せてくれるんじゃないかしら。
[そう呟いて、身につけていた鏡を、服の上から指で撫でる。 サイラスと言葉を交わしている王子とアイリス以外は、レティーシャの方に注意を払っているようだと、素早く確認して]
……確かめて、みる?
[唇に指を当てて囁くと、サイラスに鏡を差し出した]
(141) 2010/03/26(Fri) 00時半頃
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[抑えた声は届かなかったのか、道化は鏡を受け取ることなく宿を出ていった]
………、……
[誰に渡せばよいか、と密かに周囲をうかがう。 目に止まったのは、赤いフード]
(146) 2010/03/26(Fri) 01時頃
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そっかぁ、やっぱり、歌ってる夢だったんだ……。
[アイリスのたどたどしい言葉に、目を細める。 きっと、夢の中の自分は幸せそうに歌っていたのだろう、と]
……もう、どのくらい、歌ってないんだろ。 歌わない日なんて、なかったのに。
[きらきら、という言葉には、少しだけ顔を赤くして]
歌ってる時に、そう見えたなら。 …一番、それって嬉しいかも。
[へへ、と照れたように笑みを返した]
(150) 2010/03/26(Fri) 01時頃
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[部屋を後にする面々を見送って、そっと赤いフードの青年の元に近づき]
…ヤニクさん、ヤニクさん。
[上着の裾を、くいくいと引っ張った。 弾みで、赤いフードが少し絞まったかも知れない]
あの、これ。 次は、ヤニクさんが持っててくれないかしら?
[ヤニクと話している王子には、見られても構わないだろうと、小声で囁いて鏡を差し出した]
(160) 2010/03/26(Fri) 02時頃
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…あ。やだ、ごめんねっ。
[咳き込むヤニクに、慌てて裾を引く手をぱっと離し]
じゃあ、お願いね。 ピッパさんとザックさんと、アイリスちゃんはもう回ったから、次はそれ以外の人に渡してね。
[大事そうに鏡をしまうヤニクを見て、少し肩の荷が下りたように、小さく息を吐いた**]
(165) 2010/03/26(Fri) 02時頃
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歌い手 コリーンは、さすらい人 ヤニクに、当たり前よう、と答えて、うさんくさいものを見る目でヤニクをじぃぃー。
2010/03/26(Fri) 02時頃
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