270 食人村忌譚
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さぁな。
ただあれはあの傷を負っても
自分で何とか生き抜こうとする気概はあった。
時間を掛ければ自分がいる群れが家畜の群れだと
気付けたかも知れないが、な。
[そう言えば彼女に預けた薬の仕分けの期限だ。
もう次のミナカタが生まれる可能性などないのだから
意味は無いが、と独り言ちる*]
ミナカタは、志乃に渡した薬草の仕分けの期限が今日だったと思い出した。
2017/11/28(Tue) 00時頃
僕と変わらない年頃の
彼女なら、もしかしたら――
[嗚呼でも、彼女は駄目だ。
例え人間だったとしても
周囲の疑惑を一身に集めてしまっている。
村人たちなど、もう一押しすれば
彼女を下手人に祭り上げそうではないか]
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[女は恐ろしい。 どうやら儀式以前に、結構な男衆からも 同意は取れた気がした>>94>>101 それだけで下手人の可能性を消してしまいたくなるが 証拠にもならない、それこそ女の様に感情に 任せたことになってしまう]
ゆり様。 ところで下手人かもと言うのに、 神様からお告げみたいなものは無いのか?
[死んでからでないと判らないのは効率が悪すぎる。 生きているうちにお告げは無いのかと尋ねたが、 良い返事はないだろうと予想は付いた]
(110) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[だから返事を待たずに斧を取りにその場を離れた。
帰りに、源蔵に密かに何かを 渡しているような丞さんの姿を見てしまう。 口元に浮かんだ薄い笑みまで>>99
その時に何をしているのかと問えば 良かったかもしれないが。
何か見てはいけないものを見た気がして。
声を掛ける事もなくなるべく足音を立てぬように 櫻子の元へと舞い戻る]
(114) 2017/11/28(Tue) 00時半頃
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ミナカタは、イルマの様子も気になっている。
2017/11/28(Tue) 00時半頃
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[血抜きはまだ途中だっただろうか>>97 どろりと落ちる液体と固体の間の様な 血液を人差し指で摘まむように掬い取ると べろりと舌の上に塗り付けた]
うーん。 子供がいるといないとで、血の味が違うかと 思ったが、判らないな。
[毒見と言う意味ではないが、普段と違う弔い肉だ。 味の違いは確認したいという研究者のようなもの。
血の味が判れば興味を無くしたように、 さて手足を落とそうと四肢を伸ばして 持ってきた斧を勢いよく振り下ろそうとして]
(123) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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そう言えば櫻子ちゃんは綺麗なもんだが。 愛理ちゃんは可哀想な姿だったな。
もしかして解体しようとして。 力が足りなかったのかもなぁ。
[ダンッ!と斧を振り下ろしながら 形になった可能性も零したが。
それを聞く者はいただろうか**]
(124) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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ー 巫女の神託 −
[間が空いたとさえ思えぬ程の間>>150 恐らく本人でなければ詰まった事を気付かせぬ程、 ゆり様は凛としたまま答えをくれた]
なるほど……そこは俺がミナカタであるのに 似たようなもんか。
一緒にしたら神罰が下りそうだけど。
[それで納得して良いものかと、詰め寄る者が いればまた思考したかもしれないが、 他の村人も、俺の薬を疑う者がいないのだから 巫女であるゆり様の行動を疑う必要はないのだろう。
それにそれ以上の追及は、ゆり様が 下手人でない限り、村への綻びと取られても仕方ない。
そのまま口を噤んで、早々に櫻子の解体をするとしよう*]
(161) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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− 江津子さんと −
[どうやら昨夜見回りをしていたらしい 江津子さんも体力を消耗しているようだ>>144]
無理しないでください。 お疲れのようでしたら、薬湯の備えは 幾分か多めに揃えていますから。
遠慮なさらず。
[頼りになりそうな、いや容の言葉を信じれば 彼女は下手人ではないのだから、 身体をそれこそ大事にしてもらわなければと 労りの声を掛け、男と女の意味深な物言い>>145に]
(162) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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やめてくださいよ。 男はいつだって、女に敵わないんですから。
[少しだけ笑ったが、その場に合うものだったか。 不謹慎だと言われれば少しだけ神妙に肩を狭めて 櫻子の為に斧を振るう]
……どうしました?
[途中、俺の言葉に何か引っかかるものがあったのか。 歯切れが良いのか悪いのか。 何か考えている様子>>146>>147を伺いつつ、 肝を薄く切って、つまみ食いの様に口に運ぶ。
そのうち野菜も櫻子の胎に、 子のかわりに野菜が詰め込まれ、 人から肉へと変わっていく]
(169) 2017/11/28(Tue) 21時頃
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冬ごもりの前の熊みたいだ。
[こんなに肉食ってたら、と呟きつつも、 食欲をそそる匂いに野菜の詰まった腹から目を離せない]
(170) 2017/11/28(Tue) 21時半頃
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その熊すら倒した江津子さん……。 男たちはてんで役に立たないみたいだ。
[ゆり様の元から去る時に、背中でゆり様と 江津子さんの話が少しだけ聞こえた。 詳細は判らないが、江津子さんに大事な役目が 与えられたようだ>>159
昨日も徹夜だったのでは?と 心配げに、そして自嘲と共に視線を向ける*]
(171) 2017/11/28(Tue) 21時半頃
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今宵も江津子さんたちは見回りに出るようですね。
……うまく隙をつかなくては。
嗚呼、いっそのこと彼女を先に処分した方がはやいんでしょうか。
[ため息交じりの相談。
ススムはどうやったら容を確実に殺せるだろうと
悩みを二人へと打ち明ける]
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え。 いや、江津子さんから見たら、俺だって 阿保の子でしょ?
[全く憶する事もなく、微笑で返された>>173 菩薩にも見える笑みの前ではどんな罪も赦されるのだろうか。 だが菩薩の微笑は変わらぬまま、口から零れるのは 救世の経ではなく、疑念の種]
嬉しそう……。 何か気になるんですか?
進君とは話すこと少なくなった気がして、 江津子さんが感じることが判らないんですよね。
[彼が慕っていると言うべき大人は石動さんの方だろう。 最初に紹介した女が悪かっただろうかと首を傾げて 突っ込んでみた*]
(174) 2017/11/28(Tue) 22時頃
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ん……というか、江津子さんがなんか
進君の事変に感じてる気がする。
結構警戒してる時の彼女はまずいかもな。
容を狙うか……それとも求心力とか言ってるゆり様と
言う手もあるかもな。
江津子さんが僕を?
特に怪しまれる事をした覚えなんてないのに……
……嗚呼、巫女様なら
放っておいても志乃さんが殺しにゆきますよ。
彼女は家畜から人になろうとしてる。
村人たちからは、奇異な目で見られていたから
僕らの傍にうかつに近づけない方がよさそうですが
人として正しい行いが出来るように
行動を指し示しておきました。
僕が疑われてしまっているなら
大人しくしておいた方が良いのでしょうか
この状況、次は誰がどれを処分しますか
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なるほど。 それは流石に俺じゃそこまで判らないな。
扱い慣れているだけはありますね。
[素直に江津子さんの観察眼>>185に感心した声で 昨日ちらり覗いた愛理の傷を思い出す。 自分では腑に落ちなかった所が すとんと落ちた気がしたが、次の発言>>185>>186で 全て飛んで行った]
(192) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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あの時はお世話に……って、は? 今何て?
[儀式とかそれ以前の問題発言に、 思わず手が止まり、江津子をまじまじと見つめてしまう。 あの時、一夜で紡がれた命。 その存在を今知らされて、思わず手が震えてしまう]
(193) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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えっと、いや……えっと。
[下手人とか儀式とか優先すべきことはあるのに。 頭の中が全く進まない。
自分で言ってなんだが、まさに阿保になった気分だ]
それ……って。
[誰と言わずとも、先代の巫女の元で育った 自分と似た者がいるとしたら一人しかいない]
容、ちゃん?
[恐る恐る尋ねた声に答えは返らなかったかもしれない>>186 それがむしろ答えのようで。
うわー、と唸りつつ、頭を抱えて水でも被ろうと 水場へ向かうだろう*]
(194) 2017/11/28(Tue) 23時頃
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アッハッハッハ。傑作じゃねえか。容が俺の仔だとよ。
何で家畜で生まれたかなぁ。
可哀想になぁ。
俺のせいで家畜に生まれてしまって。
これは俺の罪だなあ。
罪は償わなきゃなぁ。
[狂った嗤いを聞く者はいただろうか]
[この状況で誰を始末するべきか。
正直な処誰もが敵で、弟さえ守られるのならば誰でもいい。]
今はゆりと江津子さんが拠り所になっている節がありますから。
この二人を消してしまえば、とは思います。
しかしゆりの周りには人が多い。
容は、また誰かしらに守られているかもしれないのであまり気が進みません。
――僕は、今宵大人しく見守る事にしましょう。
[狂った笑いは、その時には聞けなかったけれど。
石動の話を聞いて、ススムは自らの手を一度置くことにする]
容が何かしようとしているというのなら
僕は其れに付き合う心算はありません。
|
− 水場 −
[大事なことは、優先すべきことはと 考えても考えても先程の江津子さんの言葉が離れない。
これでは折角の肉も喉を通らないどころか 味も判らない。 冷たい水でも飲もうと足を向けた水場に、 容がいて>>203心臓が飛び出しそうになった。
だが今更回れ右をするのもおかしな話だ]
……容……ちゃん。
[突然呼び捨てにするのも、今迄通りも難しく、 ぎこちない声で呼んだが、 不思議なほど荘厳な気配に包まれた容に。 あれは本当に娘だろうかと錯覚する*]
(213) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
|
/*
今日は吊りはゆりか進君かのどちらに票が集まるかの勝負なのでゆりは除外として。
容さんは護衛ついてそうなんですよね……。
狙うなら江津子さんかなと思うんですが。
|
[水場にいたのは容だけではなく 丞さんの姿もまたあった。
話の途中で意味は分からないが、 振られた拍子に思わず、ああ、と頷いて>>219]
今、適当に頷いたけど何の話だ?
[豆鉄砲を食らったように2人を交互に見つめても 答えはやはりもらえないのだろう。 こんなところは母子そろって似ていると 感じたのだから末期だろう]
(234) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
|
/*
江津子の護衛が付くか否か、が勝負のカギかなと。
護衛外してもらえるなら、容で良いと思います。
無理そうなら江津子さんかな
|
[だが落ち着かない俺だからこそ 何か違和感を感じてしまう。 一気に少女から大人の女性に成長したような。 背伸びしたままのような後ろ姿>>220
去りそうになる背中に揺れる同じ髪。 確かめたくて思わずその腕に手を伸ばす。
捕まえられたら、そのまま引き寄せて。 一度抱きしめられるなら、抱きしめようと]
(241) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
|
|
容……悪い。 なんか、俺変かもな。
[だが抱きしめても、呼び止めても、何を言うべきか判らない。 ただ彷徨う手の行き場を求めて自分の髪を 掻くだけで、見送ってしまうのだろう*]
(245) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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