人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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[そして彼の代わりのように、増えた眷属]

……周、

[名を呼ぶ響きは、それ以上の言葉もなく]

ごめんなさい。

[零瑠を留めたあの時に、本当は彼を逃がしたかったのだ]


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/17(Mon) 22時半頃


    ― in the distant past ―

[初対面の少女がまさか同意を示すとは思わなかった。
しかも媚びたものではない、単純に興味だけの声色]

お前も随分面白い。
部下達は私に気に入られようと躍起でいるのが見え見えだが。
お前も退屈だから、更に退屈そうな私を暇潰しに
見に来たのだろう?

その度胸も気に入った。
飽きる迄、城に留まると良い。

[黒衣の少女は仕えると言ったが、部下として迎え入れた
わけでは無かった。
飽きたと言って出て行くなら止める事の無い、
永い永い客人として迎えたのが始まりだった]


ホリー、東の端にある『日本』と言う国があるのを知っているか?

[ホリーが客人から、城にいるのが当たり前になってから
どれだけ経った頃か。
全くの未開の地。
他の鬼達はあまりに離れた地へと食指はなかなか向かぬ様で]

全く我等を知らぬ国は、どんな歓迎をしてくれるだろうな?

[まだ他の力ある鬼が手を出していない地。
始祖と呼ばれる最上位の鬼が眠りに就いたと言う報せもあった]


ふん。
愉しみを探す事を止めた枯れ木は朽ち果てると良い。

その国を最初に落すのは私だ。

[そうして渡った異国は、退屈を暫し忘れさせた。
戦い方を知らぬのに挑み、消えて行く命。
始祖を追い掛けて、この国の戦士に鬼と戦う術を教えた
戦士達との激闘。
そして文化と全て物珍しく高揚させた]


ホリー、まだ死ぬ理由を私は持たぬな。

[左腕を落した戦いの中、命のやり取りに昂揚し嗤いながら
ホリーに告げた言葉をまだ覚えている]


いいの、かな。明にーさん。

円を連れてかないで、帰って来ても。

[迷う。
どの道が円にとって幸せなのか。

だってこんな、吸血鬼とニンゲンの戦いに乗り込まないで、平和に暮らすのが、
僕の考える幸せの中では最良の形だから]


あなたを逃がせなかった。

[>>+8 それだけの理由を告げて、続く言葉はない]


[名を、呼ぶ声がした。
 零瑠だけを呼ぶ声が。

 現状をふと冷静に考えて見れば、そもそも零瑠の一択しかない。]

は。

[応じたのは、まだ視界に真弓の背があった頃。]


[暫く掴んだままの理依の手を右の方向へ放ると、守護隊の一員が悲鳴を上げた。彼の顔を打った腕が地に落ちきる前に、軍服を更なる赤に染め上げた。

駆けながら、主に報告を。]


―――真弓が、あなたに弓を。
反逆の意を示しました。


 ……良いんじゃないかな。

[5年ぶりの我儘。

 リッキィの、やりたいようにやってごらん。

[自分の我儘にも重なっていた。
 自分が手を伸ばさなければ助かっていた人がいたことに、
 それは通じている。]


[指の先までも支配する絶対的な命。
感情も意志も捩じ伏せられる――のは、自分だけなのか。周の様に、拒絶出来ずに居るのは。
同じ命は今も真弓を縛っているはずなのに。
それとも、ホリーを討ったから楔は消えたのか。]

……

[あぁ、どんな表情をされるのか。
 直接見れないのが残念だ。

 此もまた、喜びなのか。
 愉しいと笑うのか。

 主を想えばこそ、何が最善であるのか、迷う。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─  ─

 『菖蒲──』

        『待ちなさい──菖蒲』

[──闇の海を白い腕が泳ぐ。

どこへ逃げてもどれだけ逃げても
腕はどこまでも追い掛けて来る。

息が上がり、走れずに、
桜の、太い幹の影に身を潜め、
息を整える少女の手首に、白い、細い指は絡みつく。

その手はぞっとするほど冷たくて、
掴まれた手首から、凍り付いてゆくような気がした。*]

(100) 2014/02/18(Tue) 00時頃

 ……ホリー様の剣を前に、芽を潰す事が出来ませんでした。

 申し訳ありません。


[随分と言い訳めいている。
 仕方がない。

 真弓に武器を向けた守護隊員しか、殺して居ないのは事実なのだから。]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 空き倉庫 ─

[蝋細工のような白い腕が宙を彷徨う。
縋るように伸ばされた腕は
誰かに取られるよりも早く指先をぴくりと折り曲げ]

 ───…

[薄暗がりに、菫色が開いた。]

(105) 2014/02/18(Tue) 00時頃

真弓が?

[反旗を翻したと零瑠が報せる
続いて止める事が出来なかったと詫びる聲

思えば真弓は感情の操りが上手かった。
常に分厚い氷の上の姿しか見せず、凍えた水の下で
動き続ける感情を隠し続けていた。

あからさまに反抗を見せていた理依。
静かに静かに『機』を狙っていた真弓。
従順に仕え続けた零瑠。

最も、零瑠の心の内も本当は知ってはいないのだろうが]

なかなかに面白いな。

[それぞれの違いが面白い]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[話し声に──ではなく。
一際濃い鬼の気配に起こされて]

 ──なにを、してるの。

[闇夜に輝くような紅を二対、順に見た。

意識が落ちる前に見た黒檀は
艶やかな髪の色であったのか──或いは夢か。

眸を開ければ広がっている現実に
落胆を覚えることも、もうなくなってしまった。]

(112) 2014/02/18(Tue) 00時半頃

アヤワスカは、目を覚ましたのはキャロライナが出て行った後。

2014/02/18(Tue) 00時半頃


[雛がここまで育つとは想定外だが、だからこそ面白い。
だからこそ、まだ。

人間は全滅させるには惜しい。

餌と言う意味だけでなく]

私を愉しませるのに、やはり必要だな。

[その意味を理解出来るとすれば、永い永い時を生きた
鬼だけだろうが]

ホリーと並ぶだけの鬼が横にいないのは残念だな。

……零瑠、お前はどちらの横に並ぶ?
真弓か、私か。好きに選べ。

[寂しいと言う感情は未だ知らず。
ただ、誰も横にいないのも退屈だと。
少しだけ思った。それだけだ]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 
 ここでなにをしているの。

[表情は凪いで、
ついさっきの苦悶さえ嘘のように
静かな声で問いを繰り返す──けれど。

額に滲む汗が、消え去らぬ痛みを物語る。]

(117) 2014/02/18(Tue) 00時半頃

――……、ありがとう。

[僕は相変わらずうまく笑えないままだけど、明にーさんにそう言われて気が軽くなった。]


頑張れると、いいけど。……にーさんの分まで。

[さっきの口ぶりはまるで、誰かの幸せを願うことさえ、誰かの迷惑になるって思ってるみたいだった。

僕がここでうまくやれれば、明にーさんは誰かの幸せを願えるようになるのかな]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[傷を心配する明之進を一瞥し、首を振る。]

 傷の痛みは忘れられる。
 ボクの躯なら、始祖吸血鬼を斃すまで保てばいい。

 いるんだ、すぐそこに──敵が。

[視線は真弓へと向いて]

 邪魔をしないでと言っても無理でしょう?
 お姉ちゃんはまだ、始祖の命令に逆らえない。

[すぐにまた明之進へと戻る。]

 ホリーは死んだ。
 真弓お姉ちゃんが、殺した。

 明ちゃんはもう──自由?

(125) 2014/02/18(Tue) 01時頃

アヤワスカは、眉を顰めながら、上半身を起こす。掛けられた軍服を腕に抱いて。

2014/02/18(Tue) 01時頃


[記憶の欠片。
『漣桜様と――お父様と、愛した結晶がこの子なの』

 『贄』は『子』になった。
 
 つまり、愛が実った事になる。






 ……いや、この理論は飛躍し過ぎている。

 仲睦まじい『両親』と、それを主と自分に重ねて――例えば、主の私室で過ごした穏やかな時間がずっと続けば――とも、想う。]


[反旗を翻した真弓がどれ程抵抗出来るのだろう。
零瑠に問い掛けた後、呼び掛けは真弓へと]

真弓、よく耐えたな。大したものだ。
褒めてやろう。
だがどうせならもっと抗って貰おうか。

吸血鬼以外、目に収めた命は全て殺せ。
その力で。

[ホリーの血が何処まで抗う力になるのか、知らないが。
今まで明確にしていなかった命令を彼女に告げた]


[浮かんでは留まり消える、紅鬱金の瞳。
 面白いと言うのなら、
 そう望むなら、


 あなたの額に鏑矢を――…]


……なに、が

[何が必要と? 分からず問いを落とし


っ!


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[真弓が刃を隠すのを見なかった。
しかし見たとしても、
主なき刃に何も思うことはない。

真弓から明之進へと渡される刃を感慨もなく見遣り,
顔の半分に強張りを覚え右手で頬を撫でる。

ボロリ──。何かの欠片が剥離する。
白い軍服の上着に落ちたそれは、暗闇では黒に見える黒紅。

それは乾いた血だった。
更に擦れば、顔面を赤く染めた血が
垢のように剥がれ落ちた。

無表情に頬を擦っていた手は、
白い上着に薄汚れた欠片の貯まるのを見て、止まる。

キャロライナの物だろう軍服に汚れが付くのが厭だった。]

(131) 2014/02/18(Tue) 01時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[肯定>>127の返答を得れば、小さな吐息が漏れた。
けれど、続けて叱るように言われれば]


   ───どうして


[真っ直ぐに顔を上げ、尋く。

昔のように無垢な瞳で首を傾げたりはしない。
さりとて叱られる理由も本当にわかっていない風。

その間も変わらぬ人形のような眼差しは、
何より雄弁に、少女の変質を物語る。]

(142) 2014/02/18(Tue) 01時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[差し出された手を取ろうとしない白い手に、
明之進の手が重なる。

冷たい手。
闇夜に白い──母の手のような。

けれど今は、同じほどに己の手も冷たい。

近付く瞳は、偶に見る不吉な紅い月にも似て。
しかし齎されるのは真逆の鎮静。

何を──と、問おうと開きかけた唇が、
真弓の言葉>>130に遮られて閉じた。]

(143) 2014/02/18(Tue) 01時半頃

零瑠。私の横に並ぶ技量があるか。示して見せろ。

[浮かぶ笑みは無慈悲に告げる。
選んだのなら、その覚悟を、能力を見せ付けろと**]


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[理依に託した贈り物は彼に届いただろうか。

真弓の口から出た名を聞いて、
思ったのはそんなこと。]

 見逃していいの?

[早く行けと告げる姉を見上げ、尋く。

なぜゆかぬのかと思われているかもしれない。

絢矢は──。

立ち上がらない──のではない。
立ち上がれないのだ。]

(151) 2014/02/18(Tue) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[上体を起こし、
そのまま立ち上がろうとした際に気付いた。

恐らくは膝。──靭帯が切れている。

激痛を表情に出さないよう堪えるのは骨だった。
噛み締めた唇の内側に鉄錆の味。]

 …──。

[>>147痛みを寄越せと言う明之進に
今度は絢矢が瞼を伏せる。]

(152) 2014/02/18(Tue) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[渡せない。
これは贖いだから。

犯した罪の重さは己で負うべきなのだから。

──だから]

 明ちゃん、ボクを置いてって。
 リッキィを連れて、どこか遠いところに逃げて。

 もう殺さなくても生きてゆけるでしょう。

 辛いだろうけど、
 きっとどこかに理解してくれる人はいる。
 リッキィと二人で、
 人と鬼が、共に手を繋いで生きられる場所を探して。

(153) 2014/02/18(Tue) 02時半頃

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