142 紅月の村【人狼vs吸血鬼RP】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
『生きて頂戴ね』
(121) Shin 2013/09/05(Thu) 23時頃
|
―― わかってる。
[ゆるりと、青を取り戻すまえに、小さく呟いた*]
|
― とある日・狼達の宴―
[ゴドウィンは悩んでいた。 それは、生まれたばかりの"孫"に、己と同じ兆候があったことに起因する。
ゴドウィンは群れを持たない、一匹狼だった。 ゴドウィンの血筋は群れることをしない。それは露見を招くからでもあり、元より同族と仲良く、といかぬ気質からでもあった。 同じ血を引く仲間たちは、闘争の末に命を落としたものばかり。 生来の長命を無駄にする気性の荒さが、この血筋の特徴だった。
その血筋に在りながら、ゴドウィンは異端であったと言える。 人の妻を娶り、生まれ持った長い生を全うしようとしている。 ――それが、裏目に出た。]
(123) Shin 2013/09/05(Thu) 23時頃
|
|
[人である妻との間に生まれた子は、完全に人間だ。 肉を嫌い、菜食主義の青年に育ち、また人の妻を娶った。
生まれた孫に出た己の血を、少し恨めしく思う。 群れる性質になく、他の狼より長生きで、――このこを託せる仲間を、ゴドウィンは持たないのだ。]
[妻の生まれた村には他の血族が居るが、それがまたゴドウィンを焦らせる。 ――アルフレッドに信を置かぬわけではない、けれど。
彼には彼の、守るべき血族が居るのだ。 それに、孫は、サミュエルは――"人狼"としては、生きられない。]
(124) Shin 2013/09/05(Thu) 23時頃
|
|
『サミュエル』
[声を、幼い孫の背中へ投げる。 絵本に没頭する背中は振り返らない。
人と生きることを疑いもせず、 生命を奪う側に立てもしない、弱い仔狼。
――どうか、振り返ってくれ、この声を聞け、と。
何度、願っただろう。]
(125) Shin 2013/09/05(Thu) 23時頃
|
|
『 サミュエル……、 』
[ けれどあの子は、同族の声すら、親の声すらも聞けぬまま。 振り返ってはくれない。
確かに人狼に生まれた筈であるのに、本能は眠ったままだ、]
[声を聞いて欲しい、お前に理解させるには、其れしか無い。 人と馴れ合えど、いつかは其れを食い殺さねばならない、その理由を。
すべてを語るには、ヒトの声では届かない、]
(126) Shin 2013/09/05(Thu) 23時頃
|
|
[気付かず涙を零した頬を、ちいさな手が拭う。 まあるい目で、不思議そうに、涙の理由も知らぬままに、]
『どうして、人間に生まれてくれなかったのだ、』
[抱きしめた幼子を、遺して朽ちねばならぬ身がもどかしい。 唐突に覚醒してしまったら? 今はまだ、幼く気配も希薄だからこそ守られている、 ――宿敵に出会い、生命の危機に本能を目醒めさせてしまったら。 一体この子は、何を指標に生きればいいのか、]
(127) Shin 2013/09/05(Thu) 23時頃
|
|
< なかないで、 >
[ そのやさしさが、ただ胸を抉った。 そして、ゴドウィンは決意する。
己の生命がいよいよ朽ち果てるその日まで、手を尽くそう。 そうして焔が消える日までに――託すのだ、]
(128) Shin 2013/09/05(Thu) 23時頃
|
|
[たとえ其れが、仇敵にであっても。]
(129) Shin 2013/09/05(Thu) 23時頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る