人狼議事


194 花籠遊里

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[男でありながら愛抱く訳でもない男を相手に。
其れは己の在り方を酷く、酷く揺らす生き方だった。

身に架せられた膨大な金額に囚われて、
花の役割に徹するしか無いのだと脳に無理矢理理解させ。

自分が選んだのは、
辛くない事だと自らに言い聞かせ笑顔で居る事だった。
選ばれる筈もないこの身を、蝶に選ばせる手段でもあった。

嫌悪感を露にする生き物では、選ばれないだろうから。


とうのすけ、おぼろ、かめよし、おうじ。


同じ役割を持つ花たちは、この毎日を、どのような気持ちで過ごしているのだろう。]


[気味が悪いと男色を嫌っていた筈なのに。
同性との快楽に溺れる事を知ってしまった己は、気持ちの悪い存在だろうか。








――聞けるはずもない。*]


【人】 営利政府 トレイル


[耳に入った彼の名>>17と、柔な声色には警戒する気さえ無く。
叮嚀な挨拶と共に飾られた言葉には、しぱりしぱりと大きく睫毛を揺らし瞬き。
隣で自分達を物静かに見詰めている花>>25は一体どんな気持ちで蝶の交りをその漆黒の瞳に捉えているのか、すこうし気になりはしたけれど。]

 …天然たらし、だなァ。

[重ねられた手の感触が温く残る黒衣で、がりがりと頭を掻く。
然し殊の外強い力には、僅少驚きの色を隠せないけれど。

そうして暫く彼等が言葉を交える>>18のを横目に、淡藤の住まう籠へと一瞥くれ。不躾だと知りながらその襖を開いたならば、ぽちゃりぽちゃりと波に揺られる金の魚のみを視界に捉え、無性に寂寥を感じては静かに籠扉を閉める。
苗に足を付けた花が、何処かへやら逃げれるはずは無いと知ってはいるけれど。羽ばたく先に足付け場がなかった時の不安は、どうしようもないと、ただ顔を伏せては襖の木目を指先になぞった]

(42) 2014/09/17(Wed) 21時頃

【人】 営利政府 トレイル

 ……ところで、なんで笑ったんだい。

[軈て蝶の翅音が遠く>>23なれば、ゆうるりそちらへと顔を向け、蝶の背を無機質に見詰める。
「追い掛けたら、」なんて。視界の端に映っていた蝶の微笑み>>18が脳裏に張り付いていたならば、そんな言葉も投げて遣りたくはなったけど。
花がその首を垂らし>>27綺麗に蝶を見送っているのを見れば、その言葉はこくりと腹の底に沈んでしまった。

そうして何とか新しく言葉を生み出そうとして、絞り出した言葉は。
先の自分の「月が好き」との言葉に笑みを浮かべた、その理由を問う物だった]

(43) 2014/09/17(Wed) 21時頃

─閑話・書斎にて─

[──花びらが水たまりにひらひらと舞い落ちては、水面を泳ぐ。
夢と現の狭間。覚醒せぬ思考はゆったりと遥か昔後ろへと遡る。

親の手の代わりに造花の吹雪をこの身に浴びていたのは十と少しの瀬。

生まれて間も無く異端だとこの色を嘆いた親が、唆されるまま少しの銭と引き換えに売り払い閉じ込められたその場所は、華美な装飾で造られた檻の中だった。

朝昼夜問わず、現れては食事を与えるために訪れる“飼い主”
必要以上に口を開くことは許されず、ただ脂ぎった富豪家の指にて媚びることをせがまれる。]


[それに嫌気が差したのはいつ頃か。
女中の同情心を煽って隙を見て脱走を試みた。

愛玩対象であった銀糸を少しばかり切り落とせば、物珍しさから門主も潜り抜けた。

右も左も分からないその場所を彷徨うことほんの少し。
頭上を見下ろす蒼白い月の美しさに唯々見惚れていた、そんな夜。

怒り狂う主人に腕を取られるまでつかの間の自由に焦がれるよう腕を満月へ伸ばしていた。]


[闇を切り裂いたのは怒号。
乱れた髪をほつれることも構わないというように引っ張られた先がこの遊郭。

年ももう二十近く男の愛玩としては歳を取りすぎていた玩具は、適当に売られては咲き乱れる瑞々しい花々を散らし、その代金を全てこの身につけさせた。

莫大な金。金の単価すらマトモに知らなかった青年から花へと変わり行くことも知らずに。

初めて世界にて見咎めた美しく根を下ろす花。
視線が合えば薄い桃色の花弁はそっと綻び、気づけば楼主に頷き──…*]


【人】 営利政府 トレイル


 銀花、…嗚呼。

[眉尻を下げることで、その幼気の残る表情を僅に瑜伽ませる花>>51を見下ろしながら、ひとつ、息を吐く。

其の様に譬喩される風貌を持つのは唯一人。
そうして、自分が昨夜、夕闇に笑く月の下、戯に触れた花も一人。

印象強く残る花頭の淡藤は、矢張り銀と比喩されるのだなと脳の隅で独りごちたならば、寸分の差を置かれて追討された言葉には、驚嘆か、はたまた図星か。吐くはずの息を吸い込み咽を引き攣らせ。]

 気に入っ…!そんなんじゃ、

[思わず身体を前に傾けて、はくはくと唇を開閉し。
ただ意味も無く空気を食したならば、咽喉に詰まった言葉をこくりと飲み込んで。
否定し切れなかったその事実には、ただ気まずそうに視線を庭へと向けた。]

(68) 2014/09/17(Wed) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル


 ――キミこそ、さっきの…ニコラスって人と、
 随分仲睦まじいように見えたけど。

[秋に姿を溶け込ませる風>>56は、赤熱の太陽が当たる頃よりは大分冷たく、肌を冷やし行く。
視界の真中に捉えた花々は、その細い線をゆうらりゆらり、夜に踊らせ。

多種の色が形作るその庭は、真黒な自分にはただ眩しく。思わずに目を細めながら、再度花に問い掛けた。
――その言葉に籠められた水面下の感情は、音色を随分低く、そうして妬ましい様な言の葉の形を作ってしまったけれど。茫然にも似た様子で庭を眺める自分では、気付く筈も無く。]

 花って、蝶と寄り添う合うこと、あるの。

[「一夜」では無く、「永久」に。
唯好奇心から来たその疑問に、花はどう反応を返して来ただろうか]

(69) 2014/09/17(Wed) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル


[――そうして間も無く花が背後に身を隠して来たのを見た>>62ならば、先の言葉も途中で空気に溶けてしまっただろうか。

どうしたの、なんて問う間も無く、視線の先を眺めに眺め。
やがて一匹の蝶>>59がひらりひらり、夜花に揺蕩うのを見付けたことだろう]

(70) 2014/09/17(Wed) 22時半頃

トレイルは、ニコラスに話の続きを促した。

2014/09/17(Wed) 22時半頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 23時頃



‘Tis better to have loved and lost

 than never to have loved at all.

[それは『愛』を知り、そして亡くなった。
 僕を育ててくださった、丁という『花』の言葉でした。]


[蝶が全て集まった。
館のそこかしこで羽ばたく音がいやに響く。そんな中、男も静かに今宵止まる花を値踏みする。

昨晩割れた藤色の鏡。
番いにされた朧月。

この二本は踏みしめられたのか。
はたまた、それとも、違う理由か。
まァそれも良し。それも花の本分だ。
男が知りたいのはその更に、奥。

おうや、おうや。
遊びを始めよう。
今日の夜が耽るのはとても早い。*]


― 地下への道 ―

[さて、早速銀月を曇らせてしまったが上等。

性質の悪い夜蛾は一歩、また一歩と踏み出し、
中庭で櫻の色を愛でる若い蝶目当てに寄り道。
語りかけるなど野暮は起こさぬが、
まるで悦楽先んじるよう、会釈を送った。


さて、彼が今宵、見ていない月は何処に隠れたか。
さて、彼が夢想抱いた花は、誰に購われたか。


聡い青年からしてみれば、想像は余りに容易かろう。
無論、この男の悪質さも、見れば知れる業深さ。]



[しかし、哀しいかな。

 花を伴わぬ蝶に、*地下の門扉は抜けられない。*]
 


[僕は誰に言い聞かせているのでしょう。

 傍にいる『蝶』に?
 傍に来ぬ『蝶』に?

 ………咲くことを拒む『櫻』に?]


[中庭彩るは秋の色。
 夕焼けのような橙色。

 秋に咲く櫻。

 自覚してしまう前に、眸を伏せましょう。
 僕はこの廓に咲いた『花』。
 散った『丁』の教えの元に。

 微笑み絶やさず色香を放つ、『花』の一輪であるために。]


【人】 営利政府 トレイル


[先の揚羽とは異なる僅な翅音を羽ばたかせながら、歩み寄る白蝶に、何の色も浮かばぬ瞳を向け。軈て窓枠からその顔がはきりと見えたならば、「彼」とは異なる灰青の蝶頭を見届け。

ぷかり。
自分の顔を煙が覆ったならば、ちいさく驚愕に瞳を染めては見開いて、顔を背けてはけほけほと咳を零したのだったか。
其の後其の白蝶に向ける瞳は穏やかな物では無く。
唯小綺麗に貼り付けた笑みの上、視線は真冬の雪の様に。]

 ――キミが花でないことが、いま酷く悔やまれるよ。

[暗に花であったならば、夜宴の裏その口先から教えを遣ったというのにと。言の葉の裏滲ませた色には、白蝶は気付いただろうか。

そうしてゆうるり黒の花>>80へ向き直る途中、黒服の心配をされたならば。動きを止めては自身を見下ろし、暫く動くことを止め。
パチパチ、またたき二つ。
其のあとに、漸く「何もない」と。飾らぬ言葉を投げ。

視界の隅、窓枠の中。煙を授ける白蝶には呆れの息を吐き。
これ以上は野暮だろうと、フイと視線を完全に花へと向ける。]

(108) 2014/09/18(Thu) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル


 ……?
 先の…ああ、花と蝶は寄り添えるかってやつかい。
 
 それが、どうかしたの。

[瞳の中。秋風が絹糸の様に繊細で綺麗な射干玉の髪を揺らしているだろう、其の中で。
自分も少しだけ肌寒さを感じながら、先の明るい様子とは違い、花頭を地へと向けるそのさまに小首を傾げる。
ゆうらゆうら、花頭の飾りは風に踊り。
長い髪はその表情を覗くことを拒んでいる様で、唯焦燥感のみを感じる]

 ――もしかして、聞いちゃダメなことだったかな。

[ふと。花の先、廊下の向こうに見えた影には眉間を歪めてみたけれど。ちいさく犬歯を魅せたならば、今一度ちいさな花を視界に収め。

「ここ、寒いから、中入ろうか」
なんて。 せめてもの余裕を見せようとした言葉は――宵闇の中、その薄い唇から紡がれた言葉の数々>>103->>106に、堰き止められる。]

(109) 2014/09/18(Thu) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル


 …ゆ、…め。

[まるで何か言い聞かせている様だと、ごちた言葉は自身に届かず。
ただ胸中に刺さる痛みを何として吐き出そうかと、眉を下げては、情けなくも震えを帯びる黒衣の手にて口元を抑え。

――嗚呼、宴の夢に溺れていたのは、蜜に翅を奪われたのは、自分だったのだろうか、

困惑か。憤怒か。はたまた、ただの嘲笑じみた自虐か。
何が愉快いわけでもないのに、ゆうるり弧を描く唇はまるで三日月。
宵闇に混ざり行く自分の姿を見下ろしては、その目元に黒衣を移し。]

 はは…、――うん。……解ってた。

[伏せる瞼に合わせる様に、また自分もひとつ。瞬きを。
三日月の口元とは相対して、眉は情けなく泣いて居たけれど、俯く花にも、自分にも、それはきっと分からない。
ただ虚しさを帯びてきりきり悲鳴を押し堪えるこころを服上から抑えたのなら、秋風を肺に送り込んで。]

(110) 2014/09/18(Thu) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル


 ……夢物語は、いつとハッピーエンドな筈なんだけどなァ…。

[ちいさく紡いだ言葉は、誰に言うでも無く、ただ宵闇に融けた。]

 …ね。夢物語、キミは嫌い?

[そうして震えを抑えた聲は、ちいさな花へと。
花頭より垂れる髪を耳に掛け遣り、その手を掬い上げたならば。
「…ちょっと、今夜、俺とずっと話してようよ。」そんな誘い言葉を花に与えた。]

(111) 2014/09/18(Thu) 01時頃

 
 
[微笑むことなんて、今は出来そうにありませんでした。]
 
 


[早く散ってしまえば良い。
未だ散れぬというのならば、咲いて咲いて咲いて。
毟り取られてしまえば良い。
胸に救う種も何もかも。
痕を残さぬように全て。

全て 全て 夢であれば良かったのに。]**


── 追憶の一片 ──

[それは歳を遡ることいくつの事であったでしょう。

 ある日、新しい花見習いが来ると告げられることも無いままに
 突如この廓にやってきた一輪がありました
 何も知らず、何も判らぬまま
 髪を乱し乱されやってきた花は
 銀月の色を有した、淡藤の一輪でございます。

 僕には彼が、怯えているように見えたのです。
 何も知らぬ世界につれて来られ、困惑しているように見えたのです。

 眸が触れ合った気がしました。
 ですから僕は、安心させるようにと
 彼へ微笑んだ事を覚えています。]



 「大丈夫ですよ。」


[そういって、手をとり。
 小さな身体で彼を庇い立ち。
 『花』には『花』になるための規則があると教育係を買って出ました。

 『花』は美しくなければならないと
 ですから乱暴に扱わないでくださいと
 連れてこられた御方のその手を、無理やりに剥がしたことを覚えています。]



[――額に僅に浮き立った青筋を、黒の花はきっと見ていなかったことと願う。

秋風揺蕩う中庭にて。
気紛れに、偶然に花と共に添っていたならば、その先に見得た「影」に――何の意味が込められてか、下げられたその蝶頭には唯無性に熱を抱え。
彼が――そう、気儘な彼が、何の理由も無く自分へと”挨拶”をする筈が無いことなど、短い間に既に質など視え。
まさか実はとても真面目な性格でした、そんな事さえあり得ない。

ならばならばと思考の障害を取り除き、視えた其の先解った其の意味。
――あれは「挨拶」ではあるけれど、あくまで「挑発」の挨拶だと。]



 〜…本当に、遊び癖が酷いんだ…?

[巷に聴いたかの噂。派手な風貌派手な戯れ。
犬歯を魅せた唇は、軈て吐き捨てるように言葉を形作っては透明の声へ成る。

そうして遊び人の事実を遠回しに識り、頭に浮かべた朧の銀月。空の花籠。
じとりと服を滲ませた雫は、一体どんな意味を持ってか。
ただ月を追う理由を作る為にと――黒の花を誘い上げた。

そうして、夢物語でも、良いと。
夢の中だけでも、其の月を手中に入れられたのなら。其れだけで、自分は満足し得るのだろう。]

 ―――

[せめて月の代わりに自分が翅を差し出したならば。…否、されとてそれも、毒蝶を喜ばせるだけになるだろうか]


[その『花』が、手折られてしまうかもしれないのです。
 きっとそれを、花主さまは許しなどしないでしょう
 昨夜も一人、『花』が姿を消しておりました


 行方など、知れません。


 亀吉さんがそうならぬ為にも、お伝えしなくてはなりませんでした。
 もしもまだ、『夢物語』に終わらせられるのならと。
 余計なお世話を、焼いたのでございます。
 そこに、自戒を含めながら。

 僕自身へと、言い聞かせながら。]




[其の度にあの呪詛が
 『丁』の涙が
 中庭に植えた秋櫻が

 心を締め付けていくようでありました。]
 
 


【人】 営利政府 トレイル


 …良いよ、別に…、…謝らなくて。

[紡がれた負の言葉>>114には、ただ無機質に笑み返し紡ぎ返し。
秋風を肺に誘い先よりかは落ち着いた頭は、ただ星色の蝶と、目前の花の交わりを思い浮かべて。

――夢物語なら良かったと。果たして誰が思うだろうか。

然し花の心中を尋ねる不粋な真似は到底出来ず、漸く上げられた花の表情にはただ三日月を。
わかりやすいのは、どっちだと。そんな文句を綴る事さえ憚られ。]

(118) 2014/09/18(Thu) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル


 …――地下、かなァ。

[問われた場所には、ぼんやり空に咲く月を見上げて囁いた。
その近くにまた銀月が咲き、あの儚い瞳に薄膜が張っていることなどついには知らず。
ただ刹那の銀月を追う心をままに、低く掠れた声色は、何の色も覗かせずに。

「…ちょっと、気になることがあるんだよね」

其れは正しく、”夢物語”の頁に亀裂を入れることにさえなり得るだろうけれど。ただ空の花籠を想い出しなから、庭花を愛でる花には其の本意を伝えぬ様、曖昧に暈しては追及されぬようにと笑みを硬くし。]

 嗚呼、でも。着替えるのが面倒なら、どこでも。

[――申し訳程度に尾鰭を付けた言葉には、印象誘導をかける様に美麗なそこに苦笑を滲ませ謀ってみたり。
そうして何れとも返事を貰えたならば、土に濡れた軍手を除かせ、自分の手に乗ったちいさな手を引き廊へと足先を乗せ、また同じ場所に花の体を引き上げてみせただろうか。]**

(119) 2014/09/18(Thu) 02時半頃

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